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植田景子、表現者の気骨│青い薔薇の精

実のところ、植田景子先生の作風に苦手意識のあった私。
蛇足が多いというか、自作への思い入れの強さゆえの説明過多というか。

その印象を覆したのが『ハンナのお花屋さん —Hanna's Florist—』。
過剰な情報の枝葉を取り除いたときに表れる「物語の芯」に心を揺さぶられたのです。

そして、今回の『A Fairy Tale —青い薔薇の精—』で植田景子作品への抵抗感が完全に払拭されました。

植田景子先生―表現者の気骨


『ハンナのお花屋さん』と『青い薔薇の精』に共通するテーマは、平和への願い。

美しく豊かな未来を子どもたちへ。
争いのない愛に満ちた世界を次世代へ。

ややもすれば説教臭く、押しつけがましい理想主義です。
しかし、宝塚ならではの「大人のおとぎ話」を通して伝えられる熱いメッセージに、景子先生の表現者としての気骨を見たのです。

『青い薔薇の精』もツッコミどころは多々あれど、それを上回る感動がありました。

公演解説に「大人の為のほろ苦く温かなオリジナル・ミュージカル」とありますが、たしかに齢(よわい)を重ねたからこそ響く作品なのかもしれません。
かといって、観る人を選ぶわけではなく、家族みんなで安心して楽しめるミュージカルでもあり。
美しく、心温まる、素敵な物語でした。

景子先生の作品では、これが一番好きです。

奇しくも二作とも、みりおさん(明日海りお)主演作。
景子先生はみりおさんと相性がいいのかもしれません。

ふたりのタッグがもう観られないのは残念ですが…
素晴らしい世界を生み出してくださり、ありがとうございました!

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○『A Fairy Tale —青い薔薇の精—』関連記事はこちら↓
アンドロギュヌスな男役、明日海りお―究極の男役は性を超越するのか│青い薔薇の精
明日海りおはフェアリーか?―「青い薔薇の精」と「美少年(ヴェニスに死す)」│A Fairy Tale
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宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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