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「宝塚が楽しい」と思えなくなったら│私的・宝塚ファンの心得Part3

前回の記事で、「Aを褒めるのにBを下げるのは最低最悪な手口である」と書きました。

もちろん私だって舞台の良し悪しについて、あれこれ言うことはあります。
あくまで、気心知れた友だちとのおしゃべりの延長、オフライン限定ですが。

しかし、それを劇場内外などの公の場で口にしたり、ブログやSNSで世界に発信するのとは別問題。
自分の発言を、誰もが見聞きできる場所では言葉を選ぶ必要があります。
宝塚ファンが決して「してはならないこと」│私的・宝塚ファンの心得Part2

発言には責任を持って


注意すべきはブログやSNSでの発言。
一度ネットに上げた言葉は取り消せません。
手元から削除したつもりでも、第三者によってコピーされたデータやスクショは半永久的にネットの海を漂います。

「何か言われたら消せばいい」「匿名だから大丈夫」は通用しません。

さんざん言い古されたことではありますが…
ネットは気軽に外界とつながれる素晴らしいツールですが、使い方を誤れば身を滅ぼす諸刃の剣と知るべきです。

しかし、過剰に他人の顔色をうかがって、自分の意見を押し殺すのはナンセンス。
あなたは何を言ってもいいのです。
誰も個人の自由な発言を妨げることはできませんし、してはならないのです。

ただし、世の中は一色ではありません。
反対意見も当然あります。
その場合、ろくな反論もせずに元発言を消して「無かったことにする」のは、あまりに無責任。

「批評」とは文字通り、物事の「良し悪し」を論ずること。
発言者にとっての「良し」が他者の「良し」とは限りません。
逆もまたしかり。

確固たる意志のもとに発言したならば、反論には聞く耳を持つ義務があります。
ちょいと突かれたくらいで慌てて取り下げるようでは、元発言、ひいては“発言者たるあなた”の信頼が失われます。

「自由」には「責任」と「義務」が伴うことを忘れてはなりません。

「称賛の皮をかぶった罵倒」の害悪


「行き過ぎた批判」「根も葉もない悪質な噂のバラマキ」といったストレートな悪意。
それ以上に厄介なのが、称賛の皮をかぶった罵倒。

褒めているようで、棘がある。
擁護するようでいて、攻撃している。
心配するふりをして、引きずり下ろす。
虚しい行為です。

「…らしい」「…だそう」「…と言われている」「…と聞いた」
“あくまで伝聞”という形を取る陰湿なケースも。
(…は、たいがいマイナスな内容)

責任逃れの言い訳を盾に、じわじわと悪意を垂れ流し、望む方向に誘導する。
卑しい手口です。

怖ろしいのは、発信者が“自称ファン”である場合。
「良かれ」と思ってやっているなら、それは「ファン」でもなんでもありません。
単なる「害悪」です。

自分の毒におかされないように


ファン(Fan)の語源は「Fanatic」。
“熱狂”の向けどころを誤ってはいけません。
それは単なる“妄執”です。

宝塚は楽しみ、愛でるもの。
なのに「なんだか楽しくない」と感じるようなら、少し距離を置いたほうがいいでしょう。
罵倒や嘲笑に喜びを見出しているなら、話は別ですが…
私的・宝塚ファンの心得=清く正しく美しく、朗らかに

宝塚に限らず、趣味とは心をくすませるものではなく、輝かせるもの。
深く愛すればこそ、時には物申したくなることもあるかもしれません。
しかし、口を開く前に、送信ボタンを押す前に、一呼吸置いて、その言葉が本当に適切かどうか、考えてみてください。

なにより怖ろしいのは、あなた自身が放った言葉の毒に、自ら染められてしまうこと。
悪意の毒は知らず知らず、人の心を蝕みます。

気づいたときには、もう遅い。
曇った瞳と歪んだ心を通してしか対象(宝塚)を観られなくなる。

一時の激情と引き換えに失うものは大きいのです。
それは「純粋に宝塚を楽しむ心」。

深く関わるほどに、見たくなかった一面が見えてしまうこともあります。
しかし、そちらにばかり意識が向いて、本来の楽しみ方ができなくなるのは、あまりにもったいない。
(見て見ぬ振りをしろと言うのではありません)

初めて宝塚を観たときの気持ちを思い出してください。
ときめき、憧れ、感動…
宝塚を楽しむ気持ち、愛する心を、自ら手放してしまうなんて寂しくありませんか?
いっときの感情に流されて、自分自身を損なうことがありませんように。

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コメント

No title

おっしゃるとおりと思います

「なんて素敵なの!」
押し寄せる美に甘く溺れつつ、同時に直向きな一途なものに激しく心を動かされる
これを幸せと言わず何と言う!
もっと観たい!もっと知りたい!

知れば知るほど楽しくなるはずだったのに?
いつのまにか、たいそう辛口の「評論家」になってしまって「きゃー綺麗!」「なんかわかんないけどとにかく大好き!」という、幸せなファンの立場を自ら手放してしまう方もいらっしゃるようですね
ファンには体系立てた知識もクオリティを判断する公平な目も論理的な思考も無くたって問題無し!
もしプロの評論家が「ちょっと音が外れちゃっても、そこがまた可愛い」と言ったら、恐らく仕事がなくなるでしょう
でもファンなら「本当に同感!」の声が集まるのでは?
なんて幸せで素敵な世界!
出会えてよかった宝塚!

少しずれてしまうかもしれませんが、こちらを読んで大槻ケンヂの「サブカルで食う」の中にあった「プロのお客さんになってはいけない」という一文を思い出しました
何故メインカルチャーの最たる宝塚とサブカル?なんですけど(笑)

さて読み返したら!の多いこと!
やたらと力が入ってしまうのは何故でしょうか(笑)お恥ずかしいことです
おやすみなさい

Re: No title

>濃緑の格子縞さま

こんばんは!
濃緑の格子縞さまのご意見に全面同意です!

「きゃー綺麗!」「なんかわかんないけどとにかく大好き!」
この気持ちが一番大切ですよね。
長く観るうちに自然と目が肥えてきますが、それは宝塚の良いところをいち早く、より多く見つけるための目であって欲しいと思います。

もちろん、甘いだけのファンになってはいけませんが…
ときに優しく、ときに厳しく、宝塚にとっての良きファンでありたいものです。

大槻ケンヂ、懐かしい!
筋肉少女帯ですね!
学生時代の友だちが大ファンでした。
「プロのお客さんになってはいけない」
いい言葉ですね。
ファンの指針です。

私もいつも「!」が多くなってしまうんです 笑
今これを書きながらも、いくつか「。」に書き換えたところです。

一気に寒さが増してきました。
お風邪召されませんようご自愛くださいね。
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プロフィール

野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
◇更新情報はこちら◇
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