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オレキザキを探せ!―ロンバルト役以外の輝咲玲央の見どころ│霧深きエルベのほとり

主人公カール(紅ゆずる)のかつての恋人アンゼリカ(音波みのり)の夫、ロンバルトを抜群の包容力で演じてらっしゃる輝咲玲央さん。

ロンバルトとしての登場は、物語が中盤を過ぎた第9場以降。
それまでは別の役で出てらっしゃいます。
プロローグの「ビア祭りの男」に始まり、「こんなところにも?」と思うような場面にも…

各登場シーンを、一世を風靡した『ウォーリーをさがせ!』的にまとめました。
場面ごとに異なる男役の魅力を発揮してらっしゃる玲央さんに、どうぞご注目くださいませ。

オレキザキを探せ!


まずは、高らかに響く「アイン・プロージット!」で幕が切って落とされる『第1場B プロローグ ―ビア祭り―』。
玲央さんは「ビア祭りの男」として上手に登場。

大階段に板付した祭りの男女。
ワインレッド・マスタードイエロー・ボトルグリーンの配色も美しく、これから始まる物語への期待が高まります。

ダークグリーンを基調にしたドイツの古式衣装。
レーダーホーゼンと呼ばれる吊りズボンは本来革製の半ズボンらしいですが、宝塚ですのでブーツインしてそれらしく見せています。
伝統衣装の美しさを殺さず、男役のカッコよさを引き出す。
衣装部さんの技術はいつも素晴らしい!

玲央さんの金髪にジャケットの深緑がよく映って鮮やか。
長い手脚が映える伸びやかなダンスが見どころ。

→オススメポイント
階段上での決めポーズ、片頬を上げてニヤリと微笑まれる表情が…すてきぃ~(マルギット似の女風)

美女を取っ替え引っ替えする玲央さん


続いて、『第2場 ハンブルグの酒場プロースト ―出会い―』。

カール(紅ゆずる)ら水夫たちに続いてドヤドヤなだれ込んでくるビア祭りの男女のひとり。
プロローグと違うのは、上着を脱いだシャツ姿であること、ハットをかぶってらっしゃること。

上手一番奥、カウンター前のテーブルの一番右端の席に着き…
早速飲み始める(笑)
すでに何軒かハシゴしてきた感じ?

長い脚を組み、椅子の背もたれにそっくり返って、豪快にジョッキを傾ける玲央さん。
めちゃくちゃいい飲みっぷり!

喉に放り込むような飲み方に、思わず私も飲みたくなって、幕間についアルコールを手にしてしまいます。
劇団の策略にハマってる!?

合間にプレッツェルをかじってみたり、トビアス(七海ひろき)と会話を交わしたり、ちょこちょこ小芝居が楽しいですね。

奥まったテーブルなので、一階席だと角度によっては見えにくいかな?
二階センターから上手寄りがお勧め!

→オススメポイント
酒場の娘たちとのイチャつき。
カトリーヌ(華鳥礼良)と絡み、いーちゃん(音咲いつき)と絡み、キスシーン(寸止めだけど)まで観られる!
ひそかに玲央×いー推しの私としてはウハウハな展開。

さりげなくエリカ(華鳥)の手を取り、二言三言交わし…
エリカと入れ替えにハイデ(音咲)がやって来て、玲央さんのお膝に乗っかる!

玲央さんがハイデを引き寄せて口づける寸前、ダンスパートナーが現れ、あわや修羅場!?
…と思いきや、何事もなく踊り出すふたり。
祭りの熱に酔って恋をしてるのね~と思いながら眺めています。

玲央さんの色っぽい「手の演技」もお見逃しなく!
指をがっちり絡ませた恋人つなぎ、女性の指をねっとり一本一本弄ぶ仕草…
これぞ熟練の男役芸

それにしてもこのシーン、本当に目が足りない!
マルギットあーちゃん(綺咲愛里)に絡むのが、タクティー君(拓斗れい)と朝水君って凄いですよね。
美しすぎる同期揃い踏み(どこを観ても美しいけど)!

上手では玲央さんが女性を取っ替え引っ替えしてるし、下手では白妙なつさんと遥斗勇帆さんのコンサートだし。
何度観てもすべてに目が行き届かず、いまだに全貌がよく分かりません…

職質(?)される玲央さん


『第5場A ハンブルグ港の埠頭 ―若き日の恋―』。
メリーゴーランドが回り、踊り子や道化が現れる賑やかなシーン。

玲央さんは「市民の男」。
薄茶っぽい地味な色合いの服、目深にかぶったハンチング。

波止場のビットに腰掛けていると、マルギットの写真を持ったお巡りさん(桃堂純・遥斗)に声をかけられます。
「このお嬢さんを見かけなかったか?」「いや、知らないね」
こんな会話が交わされているのでしょうか?
(CSでは「職質」と仰ったような気がしたので、玲央さんが怪しい人の役なのかと思っちゃいました)

薄暗がりでのワンシーン。
回る盆の上でのお芝居なので、ちょっと分かりにくいかも?
目を凝らして、よーくご覧くださいね。

照明が入ると、ぐんと見やすくなります。

回転木馬を押すカール(紅ゆずる)と目が合い、笑顔全開になる玲央さんが可愛い!
ここでは、今公演で卒業される同期のせっきーさん(瀬稀ゆりと)と一瞬コンタクトを取ってるそうですが、人の入れ替わりが激しくて、いまだにどこか分かりません…

下手袖付近で若者たちと戯れる玲央さん。
男の子と女の子と輪になってぐるぐる回り…
手を離して、おっとっと…ってなってるところがまた可愛い!

男の子となにやら親しげに話しながら下手へハケていくまでの一挙一動、目が離せません。

→オススメポイント
ニコニコ可愛い笑顔。

真打ち、ロンバルト登場!


『第9場 湖のレストラン』。
ここは本来の「ロンバルト」役で出てらっしゃいますが、偽カールと偽マルギットに気を取られて、うっかりに見落とさないようお気をつけくださいね。

回り盆のセリの上で、奥様と踊りながら現れるロンバルトさん。
それまでの場面と打って変わって、お顔つきが「紳士」!

演じる役によって表情(外面)がガラリと変わるのは、精神(内面)から変えているからでしょうけど…
役者さんって本当に凄い!と毎回思います。

お洒落なロンバルトさん。
お堅い印象のフォーマルウェアを品良く着崩すのがお好みのよう。

この後のシュラック家の場面同様、タキシードに合わせたウエストコートやポケットチーフに、ラメの入った織り地をチョイス。
エレガントで大人の遊び心あふれるコーディネートに、洗練された人柄が窺えます。
ファッションからひもとく『エルベ』の世界(1)―おしゃれ番長・ロンバルト(輝咲玲央)│霧深きエルベのほとり

ここでもお酒を飲む玲央さん。
「ビア祭りの男」ではビールを豪快に。
「ロンバルト」では食前酒を優雅に。

飲む仕草ひとつとっても、それぞれの役の背景が浮かび上がる。
何役も演じるお芝居は、そんなところを見比べるのも楽しいですね。

余談ですが、ロンバルト夫妻は食前酒の途中で退席されたので、この日の夕飯を食べはぐってしまったのでは?と心配しています。
(食事どころじゃないだろうけど…)

→オススメポイント
これ以降のロンバルト登場シーンすべて。

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野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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