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面白い芝居が観たい!―『霧深きエルベのほとり』を観て

菊田一夫先生が宝塚歌劇のために書き下ろされた『霧深きエルベのほとり』。
昭和以来、長く途絶えていた古い作品を、なぜ平成も終わろうとする今、再び世に問う必要があったのか?

その答えは舞台の上にありました。
優れた作品は時代を問わず、観る者の心を打つ。
「愛」の本質は不変であることを『霧深きエルベのほとり』は、私たちに教えてくれるのです。

意識の変化―「宝塚なら何でもいい」から「面白い芝居が観たい」へ


個人的な話ですが、昨年あたりから私が宝塚に求めるものに変化が現れました。
「宝塚なら何でもいい」から「面白い芝居が観たい」に変わってきたのです。

きっかけは昨年の『不滅の棘』。
さらに『ANOTHER WORLD』『蘭陵王』と続きます。

共通するテーマは「生と愛の讃歌」。
不完全な人間が泣きつつ笑いつつ、懸命に生き、愛を交わす物語。

3時間足らずの絵空事に、感情を揺さぶられ、登場人物たちが愛おしくてたまらなくなる。
「芝居って面白い」「こんな舞台をもっと観たい」
そんな思いを強くしました。

そして、『霧深きエルベのほとり』の登場により「面白い芝居が観たい」という欲求は決定的なものになったのです。

「面白い芝居」とは何か?


芝居の魅力は「限られた時間で“凝縮された人生のエッセンス”を味わえること」と考えます。
生身の人間が舞台の上で、他の誰かの人生を生きる。

幕が下りた後、心に何かしら輝くものが残る。
それは、明日への活力であったり、生きる希望であったり。
そんな芝居が好きです。

それを叶えるのは、脚本の力、言葉の力。

ここ最近の作品であれば上記の三作品に加え、『グランドホテル』『鳳凰伝』『凱旋門』『阿弖流為』などがその条件を満たします。

とどめを刺すのが『霧深きエルベのほとり』。

研ぎ澄まされた台詞の数々。
ひとつひとつの言葉の奥が深く、それぞれについて考え出すと、後から後から思いがあふれて止まらなくなる。
そんな作品です。

どうせ時間とお金と労力を費やして観るのであれば、面白い芝居が観たい。
その思いを揺るぎないものにしたのが、星組の『霧深きエルベのほとり』だったのです。

* * *

書きたい感想がありすぎて、どこから手を付けていいのか分かりませんので、とりあえず外堀から埋めてみました。
これから回を重ねるごとにより深化していく舞台を追いつつ、新しい発見を積み重ねていくのが楽しみです。

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Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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