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2018年上半期観劇ランキング│作品賞は宙組と月組、そして2冠獲得は○組!

台風が去り、また暑さが戻ってきましたね。
明日からお休みの方も多いかと思います。
くれぐれもお体に気をつけてお過ごしくださいませ。

さて、遅ればせながら上半期の宝塚観劇データをまとめました。
対象は上期(1~6月)に東宝で初日を迎えた作品まで。

観劇率はこのような結果に。

花組9.67% 月組45.16% 雪組6.45% 星組29.03% 宙組9.67%[2018年7月23日時点]

月組がダントツ、星組が激しい追い上げを見せ、花宙が拮抗しています。

ちなみに、昨年1年間の結果は、花組20.83% 月組58.33% 雪組0% 星組12.5% 宙組8.33%[2017年12月14日時点]
去年よりはバラつきが減ったかな?

<作品賞>

●不滅の棘(宙組)
限りある命の中で、どのように生き、どのように愛するか。
不死というファンタジーを通して、有限の生命の輝きを描いた物語。
優れた芝居を観る喜びを味わえた。
※関連記事↓
“永遠の命”がもたらすものとは?ふたつの不死の物語“ポーの一族VS不滅の棘”│不滅の棘感想

●ドクトル・ジバゴ(星組)
引き締まった緊張感が隅々まで支配する一幕。
「近来稀に見る面白さ、一体どんな結末を迎えるのか」と期待に胸をふくらませたが…
一幕で最高潮に達したボルテージを維持しきれなかった感のある二幕が惜しい。

ハイライトであるはずの、ユーリとラーラが愛を確かめ合うシーンで集中力が途切れた。
舞台のど真ん中で存在を主張するベッドがその後の展開を先回りしてしまい、気持ちが萎えた。
続く、陳腐なセリフの応酬にとどめを刺される。
もう少し繊細に描けなかったのか。

生徒の熱演、音楽、装置、照明、他が良いだけに非常にもったいない。
二幕での失速は残念だが、それを補ってあまりある一幕の完成度の高さによって作品賞。

●BADDY(月組)
緻密な構成、一貫した世界観、生徒の個性が最大限に引き出された当て書き。
芝居×ショーのハイブリッドとして楽しめた。
※関連記事→ #BADDY

●ANOTHER WORLD(星組)
登場人物の殆どが「死人」という特異なシチュエーション。
「あの世」を描きながらも、その本質は「死」の対極である「生」の尊さを高らかに歌い上げた舞台。
ちっぽけで、不完全、それでも愛すべき「人間」を描いて秀逸。
※関連記事→ #ANOTHER WORLD

<主演賞>

●愛月ひかる(宙組)
『不滅の棘』エロールにより。
※関連記事↓
見よ!愛月ひかるの圧倒的「主役力」│不滅の棘

●紅ゆずる(星組)
『ANOTHER WORLD』康次郎により。
※関連記事↓
「人生は美しい」稀代のつっころばし、紅ゆずるが紡ぐ優しい世界│ANOTHER WORLD

<助演賞>

●和希そら(宙組)
『WEST SIDE STORY』アニータにより。
キビキビ小気味よいダンス、パワフルな歌声。
成熟したおとなの女の豊かさや哀しみが深く感じられる役作り。
アニータの存在によって若者たちの対立の構造が、より際立った。
※関連記事↓
“Somewhere”は何処に?―真風涼帆・星風まどか・和希そら評│WEST SIDE STORY

●天寿光希(星組)
『ドクトル・ジバゴ』コマロフスキーにより。
えげつない、絞め殺したくなるような下衆を好演。
終盤に見せた改悛の情が、もう少し分かりやすい脚本であればなお良かった。

●紫りら(星組)
『ドクトル・ジバゴ』オリガにより。
ヒロインの同僚のお針子、その裏の顔は冷徹な革命の闘士。
鞭打つような切れ味鋭い口跡が絶品。
桁違いの巧さを感じた。

●美弥るりか(月組)
『BADDY』スイートハートにより。
とびきり美しい男であり、女でもあるが、そのどちらでもない。
フェアリータイプのルックスに反して、芸風は骨太な男らしさが滲み出る美弥ならではのキャラクター。
唯一無二の男役像を活かした当て書きが素晴らしい。
※関連記事↓
パンセクシュアルなバッディ(珠城りょう)×性別越境者なスイートハート(美弥るりか)が登場する意義とは│BADDY
「あなた」でも「おまえ」でもなく、恋人を「きみ」呼びするスイートハートに心ときめく│BADDY

●鳳月杏(花組)
『あかねさす紫の花(Aパターン)』中大兄皇子により。
額田女王を巡る二人の貴公子、大海人皇子と中大兄皇子。
二人の魅力が拮抗していないと面白さが半減するが、実の弟の妻を力づくで奪う非道な兄を色気たっぷり魅力的に演じ、与えられた役割を十二分に果たした。
※関連記事↓
珠玉の台詞が光る『あかねさす紫の花』-中大兄皇子(鳳月杏)編:「こんなに私は震えている」の説得力

<脚本・演出賞>

●木村信司
『不滅の棘』により。

●原田諒
『ドクトル・ジバゴ』により。

●谷正純
『ANOTHER WORLD』により。
限りなき愛の賛歌、谷正純先生の大傑作誕生!│ANOTHER WORLD

<場面賞>

●ドクトル・ジバゴ(星組)
全幕。

●BADDY(月組)
S7『ビッグシアターバンク式典舞踏会』からS10『ピースフル・パラダイス』まで。

●Santé!!(花組)
第21場『リシュブール(ヨード)』。
※関連記事↓
美女たちの競艶、仙名彩世筆頭のエイト・シャルマン│博多座『Santé!!』

* * *

下半期も面白そうな作品が目白押し。
これからの観劇予定は、雪組『凱旋門/Gato Bonito!!』月組『エリザベート』星組『Thunderbolt Fantasy/Killer Rouge 星秀☆煌紅』etc.
バラエティに富んだラインナップで楽しみ!

それでは皆さま、よい休日をお過ごしくださいませ。

○関連記事はこちら↓
数字は正直!?2017年年間観劇ランキング│3位星組、2位花組、そして1位は…
年間観劇率ランキング2016│同率2位は雪組・宙組、そして1位は…

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コメント

No title

noctilucaさん、こんにちは。

やっぱり月組は強いですね!
そして、星組の追い上げもすごい!
「Another world」はライブビューイングでしか観れていないんですが、
スクリーン越しでも紅さんの魅力が伝わってきました!

私の中で一番印象深い作品はやっぱり「BADDY」ですね!
月組のメンバー各々の魅力が爆発していて
特に極悪非道のたま様バッディはいま思い出してもウットリします。。。笑
短髪の鬘もかっこいいし、
舞踏会のシンプルなオールバックも最高でしたね!
個人的には登場シーンが大好きです!!

最近全然劇場行けてないので、下半期はもうちょっと生観劇したいなー。

Re: No title

黒猫さん、こんにちは。
毎日暑いですねー。

全組観劇派とはいえ、やはり月に偏りがちですね。
そして、後半から星の勢いが凄かったです 笑
数字は正直です。

「BADDY」も「ANOTHER WORLD」も当て書き感が強いのが面白さの理由かな?と思います。
両方共トップさんや組子たちの魅力が最大限に引き出されてましたよね。

バッディの登場シーンは私も大好きです!
宇宙服がバカーン!と割れて出てくるのがカッコよくて!
舞踏会のオールバックも最高でした。

黒猫さんの「演目に合わせたお着物シリーズ」いつも楽しみにしています。
下半期もぜひご披露くださいね。
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プロフィール

noctiluca(ノクチルカ)

Author:noctiluca(ノクチルカ)
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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