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YATTYのいないBADDYなんて気の抜けたビールでしょ!輝月ゆうまの宇宙人力│BADDY

ヅカファンの心を独り占め(?)している宇宙人まゆぽん(輝月ゆうま)。

MY初日前を迎えるまでは予習しない主義の私ですが、スチール写真解禁日のTwitterの盛り上がりっぷりに我慢できず、公式サイトを見てのけぞりました。

白い肌、青い髪、尖った耳。
激しく存在を主張する触覚。
♪ラララむじんくん~ ラララむじんくん~
これ、いいの??

衝撃の第一波が去って頭に浮かんだのは「これは上田久美子先生から観客への“宣言”なのだ」。

Don't Think. Feel!

バッディがピースフルプラネットの住人の価値観に揺さぶりをかけたように、『BADDY』という作品が観客の心をかき乱す。
さあ、見て!感じて!楽しんで!
そんなメッセージを受け取ったのです。

* * *

異質なルックスでも、変わらずハンサムなのがまゆぽんの凄いところ。
むしろ整った造形が際立ち、不思議な美すら感じます。

このヴィジュアルは、まゆぽんの技術力あってこそ。
テクニックが伴わなければ単なるイロモノですが、決してそうはならない。
卓越した演技力で、確かな存在感を示します。

指先を小刻みに揺らしながら「ピルピルピル…」「ヤムヤムヤム…」日替わりで飛び出す宇宙語。
ドブネズミ色のスーツを着こなし、きっちり45度のお辞儀をする出向銀行員(自称ヤッティ)。
妙に地球じみた仕草が笑いを誘う。
『メン・イン・ブラック』にいたなー、こういうキャラクター。

まゆぽんの魅力のひとつは舞台での居方が絶品であること。
“芝居の月組”でも群を抜いています。

決して悪目立ちせず、きちんと与えられた役割を全うする。
しかし、目を引く。
「まゆぽんはどこ?いま何してる?」
ついついヤッティの姿を追ってしまう方は多いのではないでしょうか。

特異なルックスだから目を奪われるのではない。
生まれたときから宇宙人だったかのような、ごく自然な佇まい。
これが素晴らしいんですね。

そして、泣く子も黙る歌唱力!
第7場『ビッグシアターバンク式典舞踏会』。
黒燕尾バッディがひたすらカッコよくて、何度観ても飽きない大好きなシーン。

音楽がまた素敵なのです。
ドラマティックで、どこかもの悲しげな退廃をまとった歌声に乗せて踊る人々。

「歌っているのは誰?」
なんと、ヤッティではありませんか!
目から入ってくる情報と、耳から入ってくる情報のギャップが大きすぎて、うろたえる私。

まゆぽんの高く透き通った歌声が、場面を盛り上げます。
甘く切なく、崩壊を予感させる危うい香り、とても好きです。

荻田浩一先生の『タランテラ!』の『Rio De La Plata(ラ・プラタ河)』を思い出しました。
ハマコさん(未来優希)の歌い上げが素晴らしい名シーンですが、これも斉藤恒芳先生が手がけられたのですね。
どうりで好きなはずだわ。

* * *

まゆぽんを個別認識したのはいつだったか。
『ロミオとジュリエット』の大公か。
『春の雪』の松枝侯爵か。
いずれも学年不相応の貫禄と、芸達者ぶりに驚かされました。

そして、上田久美子先生のデビュー作『月雲の皇子』。
博徳役での客あしらいの上手さには舌を巻きました。
巧みに観客の心をつかみ、笑わせ、舞台と客席の空気をひとつにする。

シリアスな場面では、大先輩のハッチさん(夏美よう)と堂々渡り合う。
「この生徒さんは何者?」と思いましたね。

物語から逸脱することなく、きっちり役として生きた上で、客席を沸かせる。
このスタンスは当時から変わっていません。
得難い役者です。

想像してみてください。
もしも『BADDY』のステージにヤッティがいなかったら?
なんだか精彩を欠くように思いませんか?

“YATTY”のいない“BADDY”なんて「気の抜けたビール」か「さび抜きの寿司」のように味気ない。

輝月ゆうま渾身の宇宙人姿、千秋楽までしっかり目と耳と心に焼き付けたいと思います!

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野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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