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ミュージカル『エリザベート』マニアが辿るシシィの足跡と、その夫フランツ・ヨーゼフについて│ウィーン旅、土産話

連れ合いが、遅ーい夏休み(もはや晩秋)のヨーロッパ巡りから帰って来ました。

各国を回って、最終目的地はオーストリア・ウィーン。
今回のテーマは“青春時代を辿る旅”だそうで、通っていた学校、住んでいた寮の写真がリアルタイムでメッセンジャーに送られてきました。

前逗留地では「○○人の英語は聞き取りにくい…」とボヤいていたのに、ドイツ語圏に入った途端に生き生き。
勝手知ったるウィーンの街、連日早朝から飛び回っていたようです。

もうひとつのテーマは“シシィの足跡を辿る旅”。
四半世紀前、学生時代にたまたま観た『エリザベート』初演がすっかり気に入り、その後の日本初演(雪組)を観て、宝塚にもハマったという、大のエリザベートファンなのです。

まずは、フランツ・ヨーゼフとシシィが挙式したアウグスティーナー教会。
荘厳な雰囲気に、『エリザベート』のワンシーンがオーバーラップします。
img-20171122_7.jpg
興味深かったのは、ハプスブルク家の納骨堂を擁すカプツィーナー教会。
(「ここで写真を撮る気にはなれない」とのことで話だけ)
(ハプスブルクの系図と内部の見取り図をお土産にくれました)

『エリザベート』を観る時、フランツ・ヨーゼフに感情移入してしまう私。
彼の棺は妻シシィと息子ルドルフと共に並べられていると聞き、胸がいっぱいになりました。

家族に縁が薄かったフランツ・ヨーゼフ。
弟マクシミリアンはメキシコ皇帝となったが、彼の地で処刑。
妻シシィは狂信者(ルイジ・ルキーニ)により暗殺され、息子ルドルフは愛人(マリー・フォン・ヴェッツェラ)と心中。
甥フェルディナンドは、第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件で暗殺。

執務室には妻の写真を並べ、旅先の彼女へこまめに手紙を書き送っていたフランツ・ヨーゼフ。
彼が求めたのは、ただひとつ。
ささやかな家庭のぬくもりだけだったのに。
その生涯がどれほど長く苦痛に満ちたものであったか…
死して後、ようやく睦まじく心安らぐ場所を見つけられたかと思うと、ホッとします。

ちなみに、ルドルフの妻ステファニー(『うたかたの恋』に登場)は夫の死後、再婚しているのでここにはいらっしゃらないのですね。

偉大なる女帝マリア・テレジア(マリー・アントワネットの母)の棺は特大サイズ。
最愛の夫フランツ・シュテファンと寄り添って眠っているからだそう。
死して後も続く愛、素敵ですね!

ところで、カプツィーナー教会に収められているのは心臓と内臓を除いた肉体のみで、臓器は別の教会にあるそう。
なぜ??
パーツが揃うと蘇ってしまうと思われていたのかしら?

カプツィーナー教会に眠る人々の詳細については、ハプスブルクマニアな連れ合いからの受け売りです。
ドイツ文学者・江村洋さんの著作『ハプスブルク家』(講談社現代新書)が読みやすく面白いので、ご興味のある方どうぞお手に取ってご覧ください。

ホフブルク宮殿。
img-20171122_8.jpg
シェーンブルン宮殿。
img-20171122_5.jpg
庭園と温室。
img-20171122_4.jpg
シェーンブルン宮殿では「動物園が観たい」との私のリクエストに応えて、その様子を伝えてくれました。
かつての神聖ローマ皇帝(フェルディナント1世や、その息子マクシミリアン2世)らが築いた『クンストカンマー』の流れをくむ、世界最古の『シェーンブルン動物園』。
奇想の画家、アルチンボルド好きとしては心惹かれる施設なのです。
img-20171122_3.jpg
皇帝たちが食事をしたパビリオン近景。
img-20171122_2.jpg
最後に黄昏が迫る中、グロリエッテの小高い丘の上から宮殿の全景を送ってくれました。
一日歩き回ってへとへとだったそうですが、どうしても私にこの景色を見せたくてラストスパートをかけたそう(本人曰く「老体に鞭打って」)。

おまけ。
マリア・テレジアの父、カール6世が作らせたオーストリア国立図書館(プルンクザール)。
本好きの私に“世界一美しい図書館”を見せたいから、と沢山写真や動画を撮って来てくれました。
img-20171122_6.jpg
『エリザベート』が再演される時に色々と思い返して、より深く公演を楽しめそうな旅の記録でした。
次回は休みを合わせて一緒に行きたいですね。

○関連記事はこちら↓
真風フランツがとっても良かった!宙組『エリザベート』

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野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共に30年(ブランクあり)。全組観劇派。美丈夫タイプの生徒さんが好み。谷正純・酒井澄夫・木村信司・大野拓史作品が好き。観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。

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