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今しか書けない!?BADDY妄想―月よりの使者“バッディ(珠城りょう)”は地球の救世主となるのか?

『BADDY-悪党は月からやって来る-』上演発表直後の記事(去年の7月6日付)を下書きフォルダから発掘しました。
MY初日を間近に控え、予備知識ゼロの今しか公開するチャンスはない!…というわけでUPします。
既にご覧になった皆さまにとっては的外れにも程がある内容でしょうが、ご笑覧くだされば幸いです。

舞台は地球首都・TAKARAZUKA-CITY。世界統一され、戦争も犯罪も全ての悪が鎮圧されたピースフルプラネット“地球”に、月から放浪の大悪党バッディが乗り込んでくる。バッディは超クールでエレガントなヘビースモーカー。しかし地球は全大陸禁煙。束縛を嫌うバッディは手下たちを率い、つまらない世の中を面白くするためにあらゆる悪事を働くことにする。[公式サイトより一部抜粋]


第一印象は…面白そう!

なんでしょう?この理屈抜きにわくわくする感じ。
B級SF好きの血が騒ぎます。

しかし、よくよく解説に目を通してみると…
頭の奥をチクッと刺激する異物感。

『戦争も犯罪も全ての悪が鎮圧されたピースフルプラネット“地球”』

これは何?

SF=Science Fiction(空想科学)またはSpace Fantasy(宇宙幻想)。
個人的に、SFとは現実社会への風刺と捉えています。

『全ての悪が鎮圧されたピースフルプラネット』というワードに秘められた、ぞっとするような皮肉。
そんな世界って、あり得るのでしょうか?
窮屈な相互監視社会、全体主義的な管理社会を想起させませんか?

水清ければ魚棲まず。
“理想都市・TAKARAZUKA-CITY”とは、ユートピア世界に見せかけた反ユートピア世界なのではないでしょうか?

ユーモアのオブラートに包まれた『BADDY-悪党は月からやって来る-』 。
実は、かなり過激な思想を孕んだ内容なのでは?

逆説的なアンチ・ユートピア(=ディストピア[dystopia])地球首都・TAKARAZUKA-CITY。
『つまらない世の中を面白くするためにあらゆる悪事を働く』BADDY。

一切の悪が消滅した世界のアンチテーゼとして存在する大悪党BADDYは、すなわち“地球の救世主”となるのではないか?

…という予測を立てていますが、実際のところはどうなってることやら?

ところで『TAKARAZUKA-CITY』を『宝塚歌劇団』に置き換えてみると、また違った見方ができますね。
表向き、常時100%の稼働率を誇る歌劇団。
商業演劇としては異様とも思える数字です。
果たして、これは健全なことなのか?
どこかで誰かに無理を強いていないのか?

“理想都市・TAKARAZUKA-CITY”ならぬ“理想劇団・TAKARAZUKA-REVUE-COMPANY”なのだとしたら?
現在の宝塚歌劇が抱える疲弊・倦怠を打ち破るメッセージが込められた作品として『BADDY』が世に放たれたのだとしたら…
なんて、うがちすぎでしょうか?

* * *

副題の『ショー・テント・タカラヅカ』も気になりますね。
ほのかに漂うアングラ臭。
唐十郎らのテント芝居を想起させます。

上田久美子先生はショー作家志望で入団されたそうですね。
演出家デビューは珠様(珠城りょう)初主演の『月雲の皇子』。
何が嬉しいって、珠様とご縁の深い上田先生が、このカラリと明るい見た目の奥底にちらちらと淫靡なブラックホールが覗くようなSFを、珠様率いる月組に託してくださったこと!

* * *

ヴィジュアルはどのようなものか?
当初、草野旦先生の『エコーズ(絵光図)』的なものを想像していました。
(室町あかねさんとモサクさん[平みち]の『カマキリ』のシーンの全身タイツ)
しかし、解説には“超クールでエレガントなヘビースモーカー”とあります。

思いきりクラシカルに、禁酒法時代のギャングのような“ソフト帽×スーツ×葉巻”か。
はたまた、グレイタイプの宇宙人の定番コスチューム“銀ラメの全身タイツ×電子タバコ”か。

ふたりの珠様が頭の中でせめぎ合っておりましたが…
誘惑に負けてうっかりスチール写真を見たら、まさかの高倉健様や渡哲也様系のワイルドダンディー!
むちゃくちゃカッコいい!!
(↓興奮のままに書いた記事はこちら)
BADDYさーん!!3週間ぶりの珠様が想像を超えるカッコよさ!│カンパニー

正直、海老をだっこするからんちゃん(千海華蘭)と、むじんくんなまゆぽん(輝月ゆうま)が目に入った瞬間、諸々の妄想がガラガラと音を立てて崩れ去りました。
やれ、相互監視社会だ、全体主義的管理社会だ、ディストピアだ…って。
もしかしたら(もしかしなくても)失笑ものなのでは?
MY初日後に、この記事を読んだら恥ずかしくて穴に入りたくなるかもしれません。

何はともあれ私の貧相な想像力、凝り固まった固定観念を木っ端微塵に打ち砕いてくれるようなショー!
『BADDY』に期待するのは、これのみです!

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野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。

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