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“山岸尚美”として生きた朝月希和+キャスト別感想(高翔みず希/帆純まひろ/珀斗星来/青騎司)│マスカレード・ホテル

宝塚版『マスカレード・ホテル』の話をしていて「瀬戸かずやの新田浩介」と言おうとして「新田かずや」と言ってしまった私。
違和感なさすぎて、しばらく間違いに気づきませんでした。
「新田あきら」もしっくりきますね。

『マスカレード・ホテル』原作が半分ほど読み進みました。
お芝居では端折られた部分も細かく描写され、ますます面白いですね。

あの人物にはこんな背景があったのか。
あのエピソードはこんなに掘り下げられていたのか。
舞台の記憶と重ね合わせ、二倍にも三倍にも楽しんでいます。

“山岸尚美”として生きた朝月希和


朝月希和さん演じる、ホテル・コルテシア東京のフロントクラーク、山岸尚美。
潜入捜査のためホテルに送り込まれた警視庁捜査一課の刑事、新田浩介(瀬戸かずや)とバディを組むうち、次第に彼と心を通わせていく役どころ。

仕事に誇りを持ち、常にお客様へ最上のサービスを提供しようと努める彼女。
たとえ、それが理不尽な要求であったとしても…

「お客様がルール」と主張する彼女に反発を覚える新田。
しかし、山岸の仕事ぶりを間近に見るうち、徐々にホテリエという仕事への理解を深めていく新田。

彼女のモチベーションはどこから湧いてくるのか?
山岸の言葉で強く印象に残ったのがこちら。
「受験のとき、ここに泊まり、ホテリエを志した」

いい台詞だな、と思いました。
脚本ではたった一行かもしれません。
しかし、この台詞には山岸尚美のすべてが詰まっているのです。

大学受験を控えた彼女がコルテシア東京に宿泊し、プレシャスな体験を得た。
ここで働きたいと憧れ、夢を叶えて、いまここに居る。
ひとことで彼女の人生が浮かび上がる言葉。

ひらめちゃん(朝月)が山岸尚美として生き、心からの言葉で語ったからこそ、私の心に彼女の想いが届いたのです。

原作では過去のエピソードが詳細に描かれ、ひらめちゃんのお芝居とオーバーラップして目頭が熱くなりました。
宝塚版には無い、藤木総支配人(汝鳥伶)との交流も味わい深いものがあります。

キャスト別感想(高翔みず希/帆純まひろ/珀斗星来/青騎司)


アリバイやトリックに関する複雑な説明も、小説ならすぐに読み返せますが、舞台はそういきません。
脳みそをフル回転させ、言葉を取り込んでは咀嚼し、理解しないと置いていかれます。
膨大な説明台詞もするする伝わり、迷子にならずにすんだのは花組の皆さんと汝鳥伶さんのおかげ。

いつもの宝塚観劇とはちょっと違う、心地よい疲労感と満足感を味あわせてくださったキャスト。
特に印象に残った方を中心に。

・栗原健治(高翔みず希)
そこらへんを歩いてるおじさんが舞台に紛れ込んだのかと思っちゃいました。
というくらい「あー、いるいる、こういう人」感あふれる、さおたさん(高翔)。
人生につまづきっぱなしの男の悲哀、やりきれなさを感じさせて秀逸でした。
ほろ苦さの奥にかすかなぬくもりが残る後味が、物語にさらなる奥行きを与えました。
いい役者さんです。

・杉下キャプテン(帆純まひろ)
ベルスタッフの責任者、杉下に扮したホッティー(帆純)。
姿の良さ、佇まいの美しさが際立ちました。
ゲストに「サービスを受けた」と感じさせない、さりげなく、流れるようなエスコート。
コルテシア東京を満たす空気のように自然でした。

フィナーレの男役群舞では一転、ギラついた男の色香を振りまいて美しかったです。

・龍崎(珀斗星来)
「(月組の白雪)さち花さんがいる!?」って思っちゃいました。 笑
谷正純さんの茶目っ気でしょうか?
宝塚ファンには嬉しいサプライズでした!

この学年にして「女装の男」に見えるのは凄いですね。
『蘭陵王』の頃から、どっしり安定したお芝居に注目しています。
どこにいてもパッと目を引く華があるのが何より。

・吉永(青騎司)
花組観劇のお楽しみ、青騎司くん。
相変わらず男前でした。
男役群舞はひときわ鋭い眼光で目立ちます。
私の周りでもファン急増中の青騎くん、これからますます楽しみです。

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礼!麗!令!…霊!?さまざまな“Ray”に期待が高まる『Ray -星の光線-』

新生星組お披露目ショー『Ray -星の光線-』が、ついにヴェールを脱ぎました!
中村一徳先生による、作品の見どころや出演者へのメッセージは公式サイトをご覧ください。

宝塚歌劇団│星組公演『Ray -星の光線-』演出家 中村一徳が語る 公開!

礼!麗!令!…霊!?さまざまな“Ray”に期待が高まる『Ray -星の光線-』


ショーの構成は“Ray”のタイトルのとおり、光や輝きがテーマだそう。
気になるのは“Ray”の音の響きから連想した場面。
礼、麗、令、そして「霊」。

霊???

一瞬、ゴーストバスターズなタカラジェンヌが頭をよぎりましたが…
「運命を予言する“霊夢(れいむ)”」や「神秘的で幸せをもたらすとも言われる“霊鳥”」がテーマとのこと。
素敵なイメージが広がります!

「霊夢」は運命を予言された二人(礼真琴・舞空瞳)の出会い。
白い衣装でのタンゴ。
爽やかさと大人っぽさ。
相反するイメージが両立するのが琴なこコンビらしいですね。

「霊鳥」はオリエンタルから古代ギリシャの世界へ。
東京オリンピックを意識した場面とのこと。

先日、プレお披露目された柚香光さんの『DANCE OLYMPIA』もオリンピックがテーマ。
同時にトップスターに就任する同期ふたりが同じテーマで踊るなんて…
嬉しい巡り合わせに胸が熱くなります!

この場面では「競い合い、高め合って勝利を目指す姿をダンスで表現」するそう。
星組一丸のパワフルなシーンが見られそうで、わくわくします!

フィナーレの黒燕尾は「クラシックの曲をかっこよくアレンジした楽曲」。
先週のキャストボイスで、あかちゃん(綺城ひか理)が「お洒落な黒燕尾」と仰ってたアレですね。
どんな仕上がりになるのでしょう?
とっても楽しみです!

中村先生から出演者へのメッセージ


琴ちゃん(礼)について「どこが一番の魅力かというのは、非常に難しい。すべてにおいて魅了される」。
わーかーるーよーーー♪
心の中のピットキンが歌い出しちゃうくらい完全同意!

ひっとん(舞空)は「礼と組むことによって、さらに魅力的になる」。
ピットキン再び。

愛ちゃん(愛月ひかる)は「表現力に圧倒」。
ピットキン。
愛ちゃんが中心になる「霊歌」はゴスペルが発展してジャズになる場面、とのこと。
星組生渾身のコーラスに期待!

せおっち(瀬央ゆりあ)は「純粋で誠実な印象」。
ピットキン。
(その奥に燃える情念も魅力ですよね)
せおっちは「金星がテーマ」の場面を受け持つそう。
若手男役さんたちを率いる感じでしょうか?

幸運の星を継げ!


中村先生が星組の大劇場公演を担当されるのは2002年の『LUCKY STAR!』ぶりだそう。
先代トップスター紅ゆずるさんの初舞台公演以来ということですね。

18年の時を経て、紅さんから星組を受け継いだ琴ちゃんのお披露目を中村先生が手がけられる。
これまた嬉しい巡り合わせですね。
偶然とは思いますが、これこそ霊的な力が働いているのでは?と思っちゃいます。

祝!800記事達成!&閲覧数100万突破!


本エントリーで800記事を達成しました!
そして、いつの間にか総閲覧数が100万を超えていました!

サボりサボりながら続けてこられたのも、大好きな宝塚歌劇団と、いつもお読みくださる皆さまのおかげです。
心より感謝いたします。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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愛すべき男、能勢金治郎(飛龍つかさ)―二次元(小説)を三次元(演劇)化する面白さ│マスカレード・ホテル

まだ心が「ホテル・コルテシア東京」にステイしたままな私。
いい作品でしたね。
ひとことで言うなら、上質な舞台。
東野圭吾ファンの友人にも観てもらいたい!と思う作品でした。

まるで当て書き?原作『マスカレード・ホテル』


ミステリの舞台化って結構難しいと思うんですけど(アリバイだのトリックだの説明台詞が多くなりがちだし)、上手くまとめてあり、なおかつ宝塚らしい華やかさもあって…

想像以上の出来栄えでした!

もっと深く知りたくなって、帰り道に本屋さんへ。
瀬戸かずやさんの表紙は残り一冊でした。
危なかった~~

東野作品を読むのは何年ぶりでしょう?
前職の上司が東野ファンでよくお借りしていたのですが、転職して以来すっかり遠ざかっていました。
餞別に戴いた『容疑者Xの献身』が最後かな?

懐かしい思い出に浸りながら、ひもといた『マスカレード・ホテル』。
ページをめくった瞬間、日本青年館の空気が甦ります。

冴月瑠那さん演じる久我は「整った顔」。
和海しょうさんの稲垣は「低いが、よく響く声」。
細かい描写のひとつひとつが当て書きのよう。

エピソードの取捨選択が巧みで、ベテラン谷正純先生の手練れを感じます。
原作そのままの台詞も多く、あきらさん(瀬戸)やひらめちゃん(朝月希和)のお芝居で再生されるのが楽しいですね。

愛すべき男、能勢金治郎(飛龍つかさ)


意外だったのが能勢金治郎(飛龍つかさ)。
あの人物が、ああ変わるのか!という新鮮な驚き。
飛龍くんの個性に合わせたアレンジがいいですね。

話している内容はほぼ同じなのに、台詞の緩急、それに伴うアクションでまったく別人に生まれ変わる。
二次元(小説)が三次元(演劇)化される面白さを感じました。

飛龍くんの暑苦可愛さ!

あの憎めなさは異常です。
暑苦しい…うるさい…邪魔くさい…
なのに、愛おしくってたまらなくなる。
ブンブンしっぽを振るワンコみたいな品川署の刑事が登場するたびに沸く客席。

絶妙なタイミングでの「もう来てます!!!」には大爆笑。
しばしショーストップするほどでした。

彼もまた、山岸尚美(朝月)同様、新田浩介(瀬戸)のバディなのですね。
こちらは正真正銘の相棒ながら、新田からは疎まれがち。
しかし、持ち前のへこたれなさと仕事に対する真摯さで、わだかまりを乗り越え、新田との間に確かなパートナーシップを結ぶのです。

パッカーーーン!と屈託のない笑顔。
独特のファッションセンス。
立て板に水のごとく繰り出される早台詞。

ただでさえ説明台詞が多い『マスカレード・ホテル』。
他キャストよりも更に早口でまくしたてるような剣幕ながら、言葉ひとつひとつが正確に伝わるのはさすが。

ラストのちゃっかりぶりには大笑いしました!
「お義兄さん」の破壊力!

歌上手な飛龍くん、本編では歌が聴けなくて残念…と思ったら、フィナーレの歌手で存分に美声を響かせてくれました。
お芝居の三枚目ぶりから一転、キリッと華やかな花男への変身も鮮やか。
歌えて踊れて、お芝居も◎
いい男役さんですね。
これからますます注目していきたいと思います!

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最高のバディ!男役・瀬戸かずや×娘役・朝月希和コンビに拍手喝采!│マスカレード・ホテル
谷正純×瀬戸かずやに歓喜!!!│マスカレード・ホテル

最高のバディ!男役・瀬戸かずや×娘役・朝月希和コンビに拍手喝采!│マスカレード・ホテル

『マスカレード・ホテル』千穐楽おめでとうございました!
ミステリとして面白く、宝塚として美しい。
期待を遥かに上回る素晴らしい作品でした。

ミステリとして面白く、宝塚として美しい


幕開き、瀬戸かずやさんが現れた瞬間「ポスターの人だー!」って興奮しちゃいました。
何十年宝塚観てるのよ、って感じですが 笑
毎回新鮮な感動があるんですよね。
本当にカッコよかったです、あきらさん(瀬戸)。

この作品の良さって、アリバイ崩しやトリック破りなどミステリを読み解く面白さとは別に、「宝塚を観る」満足感を存分に味わえるところにありますね。

シックなアール・デコスタイルの装置、華やかな衣装、登場人物の心を伝える音楽。
目に楽しく、耳に心地よく、するするっとミステリの世界に入り込むことができました。

なかでも一幕最後の“仮面舞踏会”は「宝塚ならでは」の綺羅びやかさ。
ホテルはさながら仮面舞踏会。
素顔を仮面に隠し、束の間の非日常を夢見る人々が集う“マスカレード・ホテル”。

犯人はどこだ?目的はなんだ?標的は誰だ?
仮面の群れに翻弄され、謎の迷宮をさまよう刑事・新田浩介(瀬戸)。
彼の心象風景と幻想の舞踏会をオーバラップさせる演出が見事でした。

最高のバディ!男役・瀬戸かずや×娘役・朝月希和コンビに拍手喝采!


最大の満足は「人間がきちんと描かれている」こと。

反発しあっていた新田と山岸(朝月希和)が、互いに助け合い、認め合い、成長してゆく。
刑事として、ホテリエとして。
そして、ひとりの人間として。

新田と山岸はあくまで対等。
宝塚では描かれることの少ない「男役と娘役のバディもの」が新鮮です。

立場も性格も違うふたり。
唯一の共通点は、自らの仕事への誇り

刑事として、ホテリエとして。
ふたりがぶつかり合うのも、互いの本分を全うしようとする真摯な思いゆえ。

相手に自分と同じ矜持を嗅ぎ取ったからこそ、ふたりは惹かれ合ったのでしょう。

新田がさりげなく放つ「あなたが言うなら間違いない」という台詞がとても好きです。
“私はあなたの仕事を信じます”
深い信頼がこもる言葉。
仕事を持つ人間として、これほどの喜びはありません。

ちょっと斜に構えた、しかし、心根は熱い刑事をサラリと自然に息づかせた瀬戸かずや。
生真面目な優等生の殻の奥に、熱い理想を燃やすホテリエに命を吹き込んだ朝月希和。

共に男役・娘役キャリア十分のふたりがタッグを組む。
信頼と尊敬に裏打ちされた新しいバディもの誕生に拍手喝采!
ラストシーンは宝塚らしい甘さにときめきました。

あきらさん、ひらめちゃん(朝月)、花組の皆さま、谷正純先生、素晴らしい舞台をありがとうございました!
大満足です!

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無邪気な笑顔でプロテイン補給する礼真琴???―眩耀の谷 稽古場キャストボイス

「無邪気な笑顔でゆで卵を食べている礼真琴」って何ですか?
想像するだけで可愛いんですけど!

情報源は天寿光希さんの稽古場キャストボイス。
ファンの需要を完璧に心得てらっしゃるみっきーさん(天寿)、さすがです!

宝塚歌劇団│星組公演『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』稽古場 キャストボイス 更新!

ツーと言えばカーな新トップコンビ


3回目の今日は愛ちゃん(愛月ひかる)とみっきーさんが登場。
毎度おなじみ「新トップコンビと星組メンバーにQuestion!」は「新トップコンビの稽古場での様子は?」。

愛ちゃんのコメントは「初々しさもありながら、長年連れ添った夫婦のように息ぴったり」。
あー、わかる、わかるー。
ツーと言えばカーですよね、琴ひと。

少年少女のような瑞々しさと裏腹のガッツリ!バディ感が魅力のふたり。
愛ちゃんよく捉えてらっしゃいます。

無邪気な笑顔でプロテイン補給する礼真琴???


『歌劇』も『GRAPH』も読まなくなって久しい私。
みっきーさんの文章に触れるのが初めてなのですが…

「毎日無邪気な笑顔でゆで卵を食べている琴&キュートで小動物のような「なこっchan」はいつもsmileだよ(^0^)」

あのクールな美貌からは想像もつかない可愛らしさ!
ところどころに散りばめられた「chan」「smile」がいい味出してます。

で、気になるのが「無邪気な笑顔でゆで卵を食べている琴」。

プロテイン補給ですか??

お芝居もショーも踊りまくりな予感しかしない二本立て(謝先生×ブライアント先生)。
いっぱい食べて、しっかり体を作ってくださいね~~
(元大関・霧島関が肉体改造のために毎日生卵を20個食べてたエピソードを思い出しちゃいました)

知性が煌めく男役、綺城ひか理


先週(1月16日)更新は、あかちゃん(綺城ひか理)とくらっち(有沙瞳)。

あかちゃんは語彙が豊かで、オリジナリティあふれる濃密な文章を書かれますね。
知的な印象は舞台から受けるイメージそのもの。
特に心惹かれたのは「沢山の刺激をいただく毎日ですが、いただくばかりではなく、私自身も刺激の一部となり」の部分。

「新トップコンビを漢字一文字で表すなら?」の答えは「『躍』。躍動、活躍、飛躍など、見ているこちらの心まで躍らせてくださいます」。
自分の言葉でお話しされる方、という感じ。

「お洒落な黒燕尾」も気になります。
星組は『ESTRELLAS~星たち~』から3作連続で黒燕尾でしょうか?
「情熱大陸」も「風林火山」も素晴らしかったので、こちらも楽しみですね~~

『眩耀の谷』は幻想的で力強い作品?


くらっちの「幻想的で、生きる喜び、エネルギーの輝きに満ちた、新しい星組にピッタリの作品」、みっきーさんの「幻想的な世界観と力強い言葉の数々」。
いずれも「幻想的」「エネルギーに満ちた」「力強い」がキーワードのようです。

「ハートに突き刺さって離れない力強い言葉(天寿光希談)」に期待が高まります。
すっごーく私好みな匂いがして、わくわく!

来週(30日)と再来週(2月6日)にも更新がありますよね?
皆さまからどんなコメントが飛び出すか楽しみです!

てなわけで、私も筋トレのお供にゆで卵を食べまーす!
(ちょろいファン)

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宝塚歌劇の魅力ってなんだろう?―「男役」と「娘役」が輝くとき

「ここが好きだよ!エルハポン」の記事に非公開コメントをくださったR様へ
温かいお言葉をありがとうございます。
R様も『エルハポン』がお気に入りとのこと、ご共感いただき、とても嬉しいです。
仰る通り“埋もれてしまいそうな歴史の一コマ”にスポットを当て、今の宙組の布陣にぴったりの物語に仕立て上げる。
宝塚の座付き作家ならではの作品が観られて幸せです。
またのお越しをお待ちしております!

宝塚歌劇の魅力ってなんだろう?


以前、「宝塚の男役の魅力」について書きました。
宝塚「男役」の魅力ってなんだろう?【case1.珠城りょう】

今回は「宝塚歌劇の魅力」について考えてみました。

1.全員女性で構成されている
それぞれ男役芸・娘役芸という特殊技巧を凝らし、生身の男女とは異なる人間模様を描く。

2.演目のバリエーションが豊か
ストレートプレイ(に近いもの)、コスチュームプレイ、和物、ショー、レビュー、様々な舞台が楽しめる。

3.適度に新陳代謝される
数年単位で主演者が交替するので新鮮味が保たれる。

「男役芸」「娘役芸」とは


宝塚歌劇の魅力は「女性が演じる男役」と「女性が演じる娘役」。
これに尽きるでしょう。
どちらが欠けても成り立ちません。

本来の性と異なる性を演じる男役。
女性が演じる男役に対してなお、女性らしくある娘役。

無いものを一から作り上げる男役芸。
有るものを更に磨き、深める娘役芸。
どちらも宝塚ならではの「芸」です。

彼女らの目指すところは、生身の男性・女性そのものではありません。
それぞれの性の欠点や短所を取り除き、美点や長所を強調した存在。
理想化されたジェンダー、いわゆる“男らしさ”“女らしさ”を突き詰めるのが男役・娘役なのです。

友人曰く、男役・娘役は「食品サンプル」。
その心は「本物より美味しそう」。
言い得て妙ですね。

男役と娘役が輝くとき


しかし、芝居となると完全無欠の男と女同士ではドラマになりません。
わがまま、身勝手、意志薄弱…
ネガティブ要素こそ、人間臭さの源。

不完全な人間同士ゆえの愛や友情が物語を生み出すのです。

つまるところ、男役も娘役も演じるのは「人間」。
魅力的な男役・娘役=魅力的な人間役なのです。
本質的な人間の魅力に性差はありません。

俗に「男役10年」と言いますが、娘役だって完成には10年を要します。

タカラジェンヌとして最も輝く20代後半から30代の始め。
精神的にも肉体的にも、そして性的にも成熟していく時期と重なります。
それを超えたとき、男役・娘役としていっそう深みを増すのかもしれません。

しっとりと虹色に輝く螺鈿、漆の底にかすかな煌めきを沈殿させた蒔絵。
唯一無二の美を醸し出すタカラジェンヌは、男役・娘役の区別なく心惹かれます。

宝塚歌劇の魅力、4つ目は?


先ほどは宝塚歌劇の魅力をキリよく3つ挙げましたが、4つ目を選ぶならこれ。

4.座付き作家による当て書き

生徒の持ち味を十二分に心得た座付き作家が紡ぐフルオーダーの新作を毎月のように楽しめる。
こんなに贅沢なことはありません。

直近では、稲葉太地先生の『DANCE OLYMPIA』と大野拓史先生の『El Japón -イスパニアのサムライ-』。
いずれも組の特色とスターの魅力が活きる佳作でした。

つまり、宝塚の魅力とは「男役と娘役と作品の魅力の三位一体」なのです。
って、当たり前すぎて何を今更…ですね。

もちろん、原作物や輸入ミュージカルを巧みにタカラヅカナイズした作品も大好きです。
というわけで、次の観劇予定は東野圭吾原作の『マスカレード・ホテル』。

ミステリの舞台化ってわくわくしますよね。
大事な台詞を聞き逃すと謎解きの面白さが半減しますので、前夜はぐっすり眠って集中力をキープして臨みたいと思います。
楽しみ!

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ここが好きだよ!エルハポン―大野拓史、ロマンの結実│El Japón

すっかり『El Japón -イスパニアのサムライ-』がお気に入りの私。
わーっと話が広がって、ガーッと(半ば強引に?)めでたし!めでたし!
誰も泣かず傷つかず、恋の花もひとつふたつ咲き…

肩肘張らずに観られる娯楽作品はいいですね!
きらびやかなショー『アクアヴィーテ!!』とのコンビネーションも◎
(酒場のシーンで「生命の水」って台詞もありましたね)
(一幕と二幕をつなぐ遊び心、好きです)
(『BADDY』の「月が綺麗なんてとんでもない」とか)

「楽しかったね」と言い合いながら劇場を後にできる。
お正月から、そんな作品に出会えて嬉しいです。

お芝居と旅する心


お芝居を観る楽しみって何でしょう?
私にとっては、旅に出たり、本を読んだりするのと一緒。
お芝居を通して、新しい世界を知り、新しい自分に出会うことなのです。

大野拓史先生は、学校で習う歴史を、別な側面から描いてくださるから好き。
慶長遣欧使節や伊達政宗、支倉常長…
「知識」として知っていた彼ら。

しかし、蒲田治道という人物を主人公に据えることにより、物語はグンと自由度を増し、活き活きと血の通った「芝居」として生まれ変わるのです。

恥ずかしながら、この作品で初めて蒲田治道の存在を知った私。
大野先生のインタビューにありますが、和賀の反乱で亡くなったとされる治道。
しかし、前後の状況から「生き延びていた可能性を創りだす余地がある」と考えられたそう。

宝塚歌劇団│宝塚ミュージカル・ロマン 『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』の見どころ<前編>

スペイン南部の町コリア・デル・リオに「サムライの末裔」を自認する「ハポン(日本)」姓の人々がいる。
なぜ遠い異国の地に日本の侍の伝説が残ったのか…。
[公式サイトより抜粋]

この不思議なエピソードが、作家のイマジネーションを大いに刺激したことは想像に難くありません。
なぜ、ハポン姓を名乗る人々が現れたのか?
もしも、生き残った治道がハポンの祖だったとしたら?

バルトロメ・ハポンって誰?


「バルトロメ・ハポンとして生きろ」
物語の最終章でアレハンドロ(芹香斗亜)が治道に告げます。

蒲田治道→バルトロメ・ハポン。
忘れられない過去を負った治道が同じ境遇にあったカタリナ(星風まどか)と出会い、文字通り「生まれ変わる」。
そう来たかーーー!!!という感じですね。

ところでバルトロメって誰?の疑問にはカタリナが答えます。
「亡くなった夫の名前よ」

ふーん、そうなんだーと、深く考えずにいた私。
帰宅後、なにげなく物語の舞台となったコリア・デル・リオを調べたら、驚きの記述が!
Wikipedia│コリア・デル・リオ

1647年の町の徴兵記録にはバルトロメ・ハポンの名があり、コリア・デル・リオにおけるハポン姓の現れはじめと見られるが、同時に彼は36歳とも書かれている。徴兵記録において年齢のかさ上げは常態化していたとされるが、記録に従えば使節団の日本出発以前に生まれていたことになる。


バルトロメ・ハポンがいた!?

ちなみに、町の教会の洗礼台帳に残る最古のハポン姓の人物の記録は1667年のものだそう。
慶長遣欧使節がコリア・デル・リオを訪れたのは1614年。
日本への帰路についたのは1617年。
計算が合わないですね。

ただし、「1604年から1665年までの洗礼記録は失われており、この間の手掛かりはない」とのこと。
失われた60年に何があったのか?
想像の翼を広げる余地はあります。

たとえば、1647年のバルトロメは“治道バルトロメJr.”だった可能性もある…かも?
(アレクサンドル・デュマやヨハン・シュトラウス的な同名父子だったと仮定)
歴史の空白を巧みに「治道=ハポンの祖」につなげたのが上手いですね!

大野拓史、ロマンの結実


二回目の観劇では「バルトロメ・ハポンとして生きろ」で、遥か昔、遠く離れた異国の地に根づいた慶長遣欧使節の人々の息遣いが身近に感じられ、わぁーっ!と鳥肌が立ちました。

過去と現在、現実と物語が一気に溶け合う感覚。
これぞ物語!
これぞフィクション!

どうやって治道を動かそうか?
アレハンドロやエリアス、ドン・フェルディナンドはどう絡める?
脚本を執筆中の先生の胸の内を想像すると、私までわくわくします。

歴史の空隙を埋め、物語に作り変えるのは夢や憧れ、そして想像力です。
それらを媒体にノンフィクションからフィクションに生まれ変わった「ハポン」の物語。
スペインと日本を結ぶ壮大な大野ロマンが時空を超えて結実したのです。
やっぱり大野先生の作品が好きだなぁとしみじみ感じた『エルハポン』でした。

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真風涼帆は大野拓史のミューズか?+個人評(和希そら/瑠風輝/星風まどか)│El Japón
わーかーるーよー!藤井大介先生の「真風涼帆評」に完全同意│アクアヴィーテ!!

さらば、明日海りお―求道者が描いた夢

長い間ヅカ離れしていた私。
久しぶりに観てみたいと思い立ち、劇場に足を運んだのが2011年月組の『アルジェの男』。
それが、みりおさん(明日海りお)との出会いでした。
第一印象は「なんて綺麗な男役さん」。

さらば、明日海りお


ポスターに載っていた4人のうち、霧矢大夢さん、蒼乃夕妃さん、龍真咲さんは既に卒業。
そして最後のひとり、みりおさんも花園を去りました。
まさか、みりおさんを見送る日が来ようとは…
そのときは想像すらしていませんでした。

「ちょっとだけ」のつもりが、あっという間に宝塚沼にどっぷり。
あの日の観劇がなければ今の私はありません。
再び宝塚に導いてくれたヅカ神様と月組の皆さまに感謝です!

明日海りお―求道者が描いた夢


月組にいらした頃は可愛らしいイメージが強かったみりおさん。
少年っぽい役がよくハマり、ときには娘役も。

月組時代で一番好きなのは『春の雪』。
あのときのみりおさんだからこその松枝清顕。
私の中では、いまだに清顕のイメージは鮮烈です。

まさおさん(龍)とのダブルトップを経て、花組に異動され、ガラリと印象が変わりました。
ひとことで言えば「研ぎ澄まされた」。

明日海りおという人間の何を知るわけでもありませんが、舞台姿から多くを感じ取ることはできます。

しなやかで優しいヴィジュアルに反し、厳しくストイックな印象が強いみりおさん。
宝塚の筆頭組を背負って立つ責任、男役としてタカラジェンヌとして、より高みを目指す義務。
私の目に映るみりおさんは、トップスターとして、ひとりの生徒として、道を究める求道者でした。

頂点は『CASANOVA』のジャコモ・カサノヴァだったように思います。
凄いばかりに匂い立つ男役の色香。
娘役に向ける艷やかな視線。
どこを切り取っても完璧に決まった表情、ポーズ。

何ひとつ無駄のない、絵に描いたような男役。
それはまさしく、宝塚ファンが求める“夢”そのものです。

もうタカラジェンヌ明日海りおはいない


卒業公演の『A Fairy Tale-青い薔薇の精-/シャルム!』。
これは「明日海りおVS花組」の構図に見えました。

他の組子から切り離された存在。
異世界の住人のように感じられたのです。

このときのみりおさんから受けた印象は、神々しい、孤独、孤高、無性…
何ものも寄せつけない気高さをまとった彼女の美しさは、もはやこの世のものとも思えませんでした。

長い間、もがき、のたうち、目に見えない何かと闘うように、私の目に映っていたみりおさん。
しかし、卒業公演では半ば“タカラヅカ”を解脱しているようにも見えたのです。

軽やかなエリュや、一段高みから舞台を見下ろし、楽しんでいるように見えたショーでの姿。
迷いも苦しみも脱ぎ捨て、解放された心。
残りわずかな“宝塚の明日海りお”を惜しみつつ、愛おしむような…

東京宝塚劇場での大千穐楽。
私は梅田芸術劇場で星組の『ロックオペラ モーツァルト』を観ていました。
帰りの新幹線の電光掲示板で「宝塚歌劇団花組トップスター明日海りおさん卒業」の速報が流れたのを見たとき、不思議な非現実感に包まれました。

あぁ、もうタカラジェンヌ明日海りおはいないんだ、と。
シャボン玉が弾けたような虚しさの中で、ひとつの時代の幕が下りたことを感じました。

ひと区切り、そして…


昨年は星組で『アルジェの男』が再演されました。
みりおさん卒業直前に思い出深い作品が再び上演される。
偶然とはいえ、不思議な巡り合わせです。

8年の歳月を経て、改めて観る『アルジェの男』。
さまざまな想いが駆け巡り、私の中の宝塚に対する気持ちに、ひとつの区切りがつきました。
これからまた、心新たに宝塚と向き合っていこうと思います。

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君こそヒーロー!アレハンドロ(芹香斗亜)はいい男☆彡│El Japón

キキちゃん(芹香斗亜)の魅力大爆発のアレハンドロ。
『エルハポン』でキキちゃんがますます好きになりました。

キキちゃんの愛すべき男役っぷりが際立って、本っ当ーにカッコいい!
見た目もカッコいい(おヒゲがセクシー)けど、中身はもっとカッコいい!!

大野拓史先生は男役さんをカッコよく魅せるのが本当にお上手。
最高にカッコいいキキちゃんを引き出してくださり、ありがとうございます!

○『エルハポン』感想・前編はこちら↓
真風涼帆は大野拓史のミューズか?+個人評(和希そら/瑠風輝/星風まどか)│El Japón

芹香斗亜はいい男!


『El Japón -イスパニアのサムライ-』は主人公の蒲田治道(真風涼帆)がカッコいいのはもちろん、登場人物それぞれにドラマがあり、物語として面白いのがお気に入りのポイント。
フィクションならではの面白さと言いますか。

特にキキちゃん演じるアレハンドロがいい味を出しています。
昼日中からブラブラ、というか夕方近くにようやく目覚める無精者&胡散臭い風来坊。
しかし、その正体は…!?

最後はぜーんぶキキちゃんが持ってっちゃう、めちゃくちゃ美味しい役!

ラストシーンは突然の水戸黄門化に驚き!
治道のピンチに、若草色のマントを翻し、颯爽と現れるアレハンドロ!
カッコいいーーー!!!

君こそヒーロー☆彡☆彡

って言いたくなっちゃいますね!
(MASK☆Jを思い出します)
痛快な勧善懲悪っぷりに拍手喝采!

キキちゃんの軽やかさ、なんとも言えない愛嬌が最高に活きたアレハンドロ。
その裏には、友や、密かに心を寄せる女性への熱い想いがあふれている。

ひとことで言えば、いい男!

「作家の信頼×役者・芹香斗亜」が生み出した新キャラクター・アレハンドロ


男役のキャリアあってこそ成り立つ難しい役ですが、キキちゃんの持ち味と相まって、魅力的に仕上がりました。
どうしてこんなに自然体に面白いのでしょう?

観劇後に公式サイトの大野先生のインタビューを見直したら、謎が解けました。
宝塚歌劇団│宝塚ミュージカル・ロマン 『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』の見どころ<後編>

芹香には、台本で描かれたままを演じるというよりは、彼女自身が見せたいと思う形で演じてもらいたいですね。そのために挑戦したいことがあれば、最大限、尊重するつもりです。常にもう一段階膨らませようとする努力を怠らない彼女ですから、“芹香が演じるアレハンドロ”をつくりあげてくれると期待しています。今回はスター・芹香斗亜として、どのようにセルフプロデュースをしてくれるのか、注目したいと思います。 [公式サイトより抜粋] 


すごいですね!!
「挑戦したいことがあれば、最大限、尊重するつもり」だなんて。
こんなふうに役作りを自由に任されるなんて役者冥利ではありませんか?

「作家の信頼×役者・芹香斗亜」が生み出した新キャラクター・アレハンドロ。
どこまで台本か、どこまでキキちゃんオリジナルか分からないところが面白い!
(観客の爆笑をさらった“キキちゃん”は、どなたの発案!?)

風に吹かれるように飄々と生きるアレハンドロはキキちゃんそのものだったのですね。
はる(天彩峰里)との、ほのかなロマンスの芽生えには思わずニヤニヤしちゃいました。
いいカップルです!

物語の一番大切な台詞「バルトロメ・ハポンとして生きろ」もキキちゃんに託されました。
かなり強引な展開でしたが、アレハンドロに言われると何もかも上手くいっちゃうような気がしますね。

異国の地で妻と友を得た治道。
真風くんとキキちゃんのバディ感がそのまま治道とアレハンドロの関係にも投影されているようで、いっそう心温まるエンディングとなりました。

トップスターと二番手の力が拮抗する今の宙組、見応え抜群です!

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真風涼帆は大野拓史のミューズか?+個人評(和希そら/瑠風輝/星風まどか)│El Japón

『El Japón -イスパニアのサムライ-』大好き!
めちゃくちゃ私好みのストーリーで楽しい!
何回観ても面白いし、観るたびに新しい発見があり、味わいが深まります。

真風涼帆は大野拓史のミューズか?


メインキャストそれぞれに良いお役がついて、これぞ当て書き!
私の考える宝塚第一の魅力は「座付き作者による当て書き&新作主義」。
なので、『エルハポン』みたいなバリバリの当て書き新作が来ると無条件にテンションが上がるのです。

「宙組×大野拓史」といえば、一昨年の『白鷺の城』が記憶に新しいところ。
真風涼帆の魅力をギュギュギュっと絞りきった濃縮還元100%真風涼帆でした。

ちなみにテーマソング「狂おしい夢」は、宝塚の芝居歌で一二を争う大好きな曲。
真風くん独特の引きずるようなリズムと、夢幻性のある曲調のコンビネーションが生み出す色気。
妙な中毒性があります。

寡黙で屈強な剣士・蒲田治道は真風涼帆の男役像にドンピシャ。
黙ってそこに立っているだけで匂い立つ男らしさに惚れ惚れ~~

大野先生が紡ぐ「男のロマン」「男たるもの」が大好きな私。
その哲学に合致するパフォーマーのひとり、真風涼帆。

婚礼前夜に夫を亡くし、彼が遺した宿屋を女手ひとつで切り盛りするカタリナ(星風まどか)。
自らの意志に反し、愛する人を見殺しにした治道。
虚ろな心を抱え、同じように、ただ生きながらえてきた男と女が出会う。

宿屋の危機に直面し、治道に剣術を教えてほしいと乞うカタリナ。
「あなたは死に場所を探していた」「私もだ」
しかし、夢想願流は守るべきもののために振るう剣である。

カタリナに喪服を脱ぐよう告げる治道。
“自分を縛りつける過去を脱ぎ捨て、もう一度自分の人生を生きろ”のメッセージ。
カタリナに剣を教えることは治道自身の「救い」でもありました。
次第に、再び立ち上がる心を取り戻していくふたり。

互いに忘れられない相手がいながら、惹かれ合う治道とカタリナ。

カタリナにダンスを教わるシーンの治道の「照れ」は悶絶もの。
無骨な男が思わずこぼす、なんとも控えめな恋慕の情がたまりません~~
もうっ!大野先生ったらーーー!って言いたくなっちゃいます。
それを絶妙なさじ加減で表した真風くんも凄い!

真風涼帆というミューズを得た大野拓史が描く『El Japón -イスパニアのサムライ-』。
胸のすく爽快な冒険活劇でした。

和希そら/瑠風輝/星風まどか


和希そらさんの藤九郎、瑠風輝さんの西九郎も、人物がしっかり書き込まれて魅力的。

藤九郎は彼だけでひとつの物語が成り立つほどドラマのあるお役。
葛藤を乗り越え成長する藤九郎を繊細に描いたそらちゃん。
彼女のお芝居にはいつも心惹かれるものがあります。
いい役者さんです。

西九郎もいいお役。
もえこちゃん(瑠風)はあまり“男役々々”しない自然体なお芝居が巧いですね。
治道や藤九郎を導く度量の大きさをサラリと演じて気持ちよかったです。

治道の登場によって、暗いトンネルを抜けたカタリナ。
自分の頭で考え、自分の足で立ち、自分の手で最善を選び取る、敏い女性。
大野先生の描くヒロインはいつも“女も惚れる女”を体現して嬉しいですね。

※好きすぎて収まりきらなくなったアレハンドロ(芹香斗亜)については次回!

好きな台詞


大野先生の台詞に痺れがちな私。
今回のお気に入りは支倉常長(寿つかさ)の「我々の旅は失敗だったと思うか?しかし、我々は始めの一歩を踏み出したのだ」的なアレ。
シビれる~~

まだ見ぬ世界への憧れ。
私を惹きつけてやまない大野作品のテーマはこれです。
なので、『Bandito』や『NOBUNAGA』のラストシーンも大好き。

2020年観劇初めに『エルハポン』。
幸先のいいスタートになりました!
今年も沢山の傑作に出会えますように!

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プロフィール

野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
◇更新情報はこちら◇
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