FC2ブログ

思う存分に光り輝け!星組新トップコンビ(礼真琴・舞空瞳)お披露目は星尽くし☆彡│眩耀の谷

星組新トップコンビ(礼真琴・舞空瞳)のお披露目公演、すっっっごいのが来ましたねー!
楽しみすぎて鼻血が出そう!!
宝塚歌劇団│星組 2020年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】<2020年2月~5月・星組『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』>

舞い降りた超新星!星組新トップコンビお披露目は星尽くし☆彡


お芝居の『幻想歌舞録/眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』は、なんと謝珠栄先生の作品!
琴ちゃんのお披露目はどなたが担当されるか、あれこれ想像を巡らせておりましたが、まさか謝先生とは!
完全に盲点でした!
とはいえ、宝塚屈指のダンサー琴ちゃんの船出となれば納得の人選です。

紀元前の中国大陸に西の地からやってきた流浪の民“汶(ブン)族”は、彼らの神“瑠璃瑠(ルリル)”の化身といわれる幻の鹿に導かれ、豊かな自然と土壌を持つ“亜里(アリ)”という地にたどり着いた。そしてその地に「汶(ブン)」という小国を築きあげる。
紀元前800年頃、勢力を拡大する周の国は、汶族の首領・麻蘭(マラン)を征討し、汶を攻略。ここに汶族は周国の統治下に置かれる。その美しい亜里の地に、数々の戦の手柄を持ち麻蘭征伐の勇者と称えられる管武将軍と共に、新しく士大夫となった丹礼真(タンレイシン)が赴く。志し熱く理想にもえる礼真は、敬愛する将軍から汶族の聖地と呼ばれる“眩耀の谷”の探索を命じられる。汶族の残党(麻蘭の手下)が潜んでいるというのが名目上だが、周国王宣王は、谷にある黄金が目的。そんなこととは露知らず礼真は探索に励む。ある日瑠璃色の鹿を見つけ追ううちに、一人の汶族の男と遭遇し、その男に連れられ眩耀の谷を見つけることができる。しかしそこで出会った汶族の舞姫・瞳花(トウカ)とその男により、礼真の運命は思いもかけぬ方向に流されていく。母国を信じる礼真に待ち受ける試練とは、そして希望とは…。
謝珠栄氏が礼真琴と舞空瞳を中心とする新生星組のために書き下ろす、幻想的な歴史ファンタジーにご期待下さい。[公式サイトより抜粋]


紀元前中国大陸が舞台!幻想的な歴史ファンタジー!
面白そう~~!
面白そうすぎて鼻血が出る~~!

『阿弖流為』や『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』が大好きな私にとってはたまらないテーマです!

「眩耀の谷」つまり「まばゆく輝く谷=黄金の谷」ですね。
黄金郷、エルドラード的なモチーフでしょうか?

「丹礼真(琴)」と「姫・花(舞空瞳)」。
トップコンビのネーミングに先生の愛を感じます。

サブタイトル「舞い降りた新星」も愛情たっぷり。
偉大なる星の申し子・紅ゆずるさんの跡を継ぎ、満を持して星組トップスターに就任される琴ちゃんは、まさに超新星
思う存分に光り輝け!という気合を感じます。

ところで公演解説内にみやさん(美弥るりか)とありちゃん(暁千星)が潜んでますね 笑

目下に関心は「瑠璃色の鹿」が『NOBUNAGA』の象的なアレなのか、『一夢庵風流記 前田慶次』の松風的なアレなのか…
宝塚的には瑠璃色の薄物をまとったダンサーさんの出番かな?
だとしたら天飛華音くんがいいな~~(気が早い)

夜空を光照らす星となれ☆彡


中村一徳先生、作・演出のショーも星尽くし!『Show Stars/Ray -星の光線-』。

“光”、“光線”、“熱線”を意味する“Ray”。星組新トップスター・礼真琴の誕生と、新トップコンビ・礼真琴、舞空瞳を中心に新しいスタートを切る星組の“新しい時代への始まり”となるショー作品。舞台上で生き生きと歌い踊る星組生たちの“輝き”、そして“Ray”の言葉にまつわる“礼”、“麗”などをテーマにお届けする、華麗なるシンギング&ダンシング・ショー。[公式サイトより抜粋]


解説の圧が凄い 笑
中村先生、落ち着いてください!と言いたくなりますね~~
でもお気持ちはわかります。
抜群のショースターを筆頭にキラキラ輝く星組子たちのショー。
私も楽しみです!

こちらは琴ちゃんの同期生、花組の柚香光さんが隠れてますね~~

祝!700記事達成☆彡


本エントリーをもって700記事を達成しました!
(未公開分を除くと600程度ですが)

ブログを開設してから2年10ヶ月。
細々ながら続けてこられたのも、いつも新鮮な感動をくださる宝塚歌劇団と、お読みくださる皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94
スポンサーサイト

柚香光の魅力大爆発!道明寺司│『花より男子』個別感想前編(城妃美伶+F4/優波・聖乃・希波)

『花より男子』全体感想に続き、キャストごとの感想を。
とにかく観て欲しい!感じて欲しい!最高にロマンティックな花組を!│花より男子

柚香光の魅力大爆発!道明寺司


道明寺は、れいちゃん(柚香)の無垢な少年性がばっちりハマる役ですね。
悪ぶっていても、恋には一途でピュアな男の子。
カッコよくて、可愛くて、一所懸命な道明寺の一挙一動から目を離せません。

二次元から抜け出たようなルックス、抜群のスタイル。
自身がイメージモデルを務めるJOSEPHの衣装がまたお似合いで…
出てくるたびに変わる衣装、ファッションショーみたいで楽しかった!
どんなにゴージャスな服もサラリと着こなすれいちゃん。
目の保養になりました。

ためらいがちなキス、バックハグ…
ときめきポイントは沢山ありますが、一番は体育倉庫の「目をつぶってろ」ですね!

自分が抵抗すれば、つくしに危険が及ぶ。
大事な女の子には指一本触れさせまいとする覚悟。
喧嘩っ早く、他人を傷つけることなど屁でもなかった道明寺。
誰かのために甘んじて自らを犠牲にしようとする姿に成長を感じられて良かったです。

なにより、好きな女の子を怖がらせたくないという優しさ。
カッコ悪いところを見せたくないという男のやせ我慢。
最高~~!!

(それにしても殴られ方が上手い!大の字にひっくり返るところは必見)

ちょっとおバカなところも可愛くて、母性本能をくすぐります。
れいちゃんの完璧なヴィジュアルから飛び出す道明寺語録がどれも可笑しくて…
「うんどろ」がお気に入りです。

少年と青年の狭間の揺らぎ、不安定な瑞々しさ。
暴発しそうなエネルギーを持て余す思春期の男の子らしさの表現が絶品でした!
れいちゃんの魅力が最大限に活きた道明寺。
男役・柚香光がますます好きになりました。

側にいてくれるだけで前向きになれるヒロイン、城妃美伶


宝塚ではなかなか見られないド根性ヒロイン、牧野つくし。
“庶民”という言葉から最も遠いところにいそうなゴージャス美女のしろきみちゃん(城妃)が、どう演じるのか!?
蓋を開けてみれば、期待半分・不安半分な気持ちを吹き飛ばす、魅力的なつくしちゃんでした!

元気いっぱい、踏まれても踏まれても起き上がる“雑草魂”。
単にガサツな乱暴者にならず、観客の共感を呼ぶ女の子に仕上げたのは、しろきみちゃんが積み上げてきた芸の賜物でしょう。

生命力が強く、側にいてくれるだけで前向きになれそうなヒロイン。
初々しい恋の戸惑い、揺れる心もきちんと見せてくれました。
道明寺と花沢類、ふたりの心をつかむにふさわしい素敵な女の子を全力で演じたしろきみちゃん。

鮮やかな飛び蹴りやグーパンチ、片手側転やハイヒールでの縄跳びには驚きました。
“宝塚の娘役の枠”をちょっぴりはみ出したお役ですが、活き活きとしたしろきみちゃんの姿に、私まで嬉しくなりました!

フィナーレのデュエットダンスは本領発揮。
エレガントな淑女っぷりはさすがです。
つくしちゃん、文句なしの最高のヒロインでした!

百花繚乱!F4メンバー(優波慧/聖乃あすか/希波らいと)


「F4」では、みんなのお兄さん的役回りの美作あきら(優波慧)。
互いの関係を上手く取り持つバランス感覚の良さがゆーなみくんらしさでしょうか?
最後に三条桜子(音くり寿)といちゃつくのが可愛かった~~

謎めいた美少年、花沢類(聖乃あすか)。
無気力だった彼がつくしと出会い、徐々に活力を取り戻していく様子に引き込まれました。
クールな外見と裏腹に、心にもない行動で親友と好きな女の子を取り持つ熱い内面も魅力。
ほのかちゃん(聖乃)は花沢役で、ますますファンが増えたのではないでしょうか?

茶道の家元の御曹司、西門総二郎(希波らいと)。
他のF4メンバーと堂々渡り合う抜群の舞台度胸。
ちゃんと道明寺や花沢と幼馴染みに見えるのが凄い!
(美作はちょっとお兄さん)
危なげなく大抜擢に応えました。
この先が楽しみな生徒さんですね。
お顔が小さく、お背が高くてびっくり!
和装もお似合いで、一粒で二度美味しかったです~~

「不倫だって純愛」だの「21股」だの盛大な背伸びっぷりには笑いましたが、大乱闘シーンは「ザ・青春!」。
全力でぶつかる4人の姿に愛しさがこみ上げました。

○『花より男子』個別感想後編はこちら↓
音くり寿は宝塚の宝です/やっぱり気になる青騎司くん│『花より男子』個別感想後編(高翔/冴月/鞠花/華雅/美里)


↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

○『花より男子』関連記事はこちら↓
音くり寿は宝塚の宝です/やっぱり気になる青騎司くん│『花より男子』個別感想後編(高翔/冴月/鞠花/華雅/美里)

とにかく観て欲しい!感じて欲しい!最高にロマンティックな花組を!│花より男子

とにかく観て欲しい!感じて欲しい!最高にロマンティックな花組を!│花より男子

『花より男子』めちゃくちゃ面白かったです!
原作をまったく知らずに観ましたが、すっかり『花より男子』の虜です!

不器用な恋と友情に、忘れていたときめきが甦る


真っ直ぐで甘酸っぱい恋物語にぐいぐい引き込まれ、あっという間の2時間半。
幕間に友人と「すっごく面白い!」と大盛り上がり。
一幕だけでも満足だったのに、急展開の二幕はさらに面白く、夢中で観ちゃいました。

野口幸作先生の学園物なら間違いない!との期待をさらに上回る出来栄え。
どの生徒さんもキャラクターにぴったり。
テンポよく進む脚本、華やかで巧みな映像技術。

なにより、ストーリーが最高!
不器用な恋と友情。
道明寺とつくしのすれ違いに、「あぁ、じれったい!」と客席でやきもき。
すっかり野口先生の思うツボです。

原作もこんなにロマンティックなんでしょうか?
ふたりきりの遊園地、ハッピーエンドのクリスマス…
胸がキュンとしました!
(観覧車のゴンドラが本当に動いてびっくり!)

忘れていたときめきが甦る素敵な物語
大満足です!

とにかく観て欲しい!感じて欲しい!


スカイ・ステージをチラ見して「面白そう」と興味を惹かれた様子の連れ合い。
「いいよ~いいよ~最高だったよ~」と吹き込み続けたら、とうとう「観に行こうかな」と言い出しました。
以前も私が勧めるままに『蘭陵王』を観に行き、大絶賛でしたので、今回も…と期待しています。

舞台はなまもの。
とにかく観て欲しい!感じて欲しい!
観に行こうか迷ってる方は、ぜひ劇場に足をお運びください

「宝塚でこういうのが観たかった」と思える作品。
とっても幸せな気持ちになれました。
やっぱり宝塚は最高!

れいちゃん率いる花組選抜メンバー、スタッフの皆さま、野口先生。
素晴らしい『宝塚版・花より男子』の世界に連れて行ってくださり、ありがとうございました!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

宝塚のお手紙文化よ、永遠なれ―おすすめの紙・ペン・インク・文具店

自他共に認める文房具好きな私。
お手紙文化が根強い宝塚は一挙両得の趣味です。
img-20190611_1.jpg

お気に入りの紙・文具店など


季節に合ったレターセットや切手を探すのも楽しみのひとつ。
春の桜、初夏の紫陽花…

お気に入りは「MIDORI」の「紙シリーズ」。
色鮮やかで大胆な四季折々の花模様。
上質な和紙で書き心地も抜群。
シーズンごとに出る新柄を心待ちにしています。
ミドリオンラインストア│季節柄「紙シリーズ」

控えめで上品なデザインの「G.C.PRESS」もお勧め。
G.C.PRESS ONLINE SHOP
シンプルな「紙司撰シリーズ」がお気に入り。
良質な用紙、文字の邪魔をしない美しい罫線が特長。
観劇の感想など長い文章を書くときに愛用しています。

東京宝塚劇場からすぐ、数寄屋橋交差点近くに直営店があります。
観劇ついでに便利ですね。
G.C.PRESS 銀座直営店

多くの文具店が軒を連ねる銀座界隈。
私好みの品が揃うのは「伊東屋」、「鳩居堂」、「榛原」。
五十音」は、いつ訪れてもわくわくします。

筆記具について―万年筆、ガラスペン、インク


筆記具は表情豊かな文字が書ける万年筆を。
好きなインクを選べる楽しみもありますね。
私はウォーターマンやシェーファーの万年筆を愛用しています。

お勧めの万年筆専門店は南青山の「Pen Boutique 書斎館 Aoyama」。
充実の品揃え、商品知識豊かなスタッフ。
お気に入りの一本が見つかります。

調整・修理は文京区千石の「川窪万年筆店」。
きめ細かい対応が◎。

ガラスペンもお手紙に最適。
万年筆のように面倒な洗浄が要らないので、色々なインクを楽しみたい方に。
イタリアのフランチェスコ・ルビナート Francesco Rubinato のガラスペンは書き味がよく、姿も美しく、素敵です。

ガラスペンや羽根ペン、シーリングスタンプなどクラシカルな文具がお好きな方に。
吉祥寺の「ジョヴァンニ Giovanni」が最高です。
(買い付けのため長期休業が多いので、営業日をご確認ください)

インクはエルバン HERBIN。
宝塚ファンにお勧めは「ヴィオレパンセ Violette Pensée」
華やかで上品なすみれ色です。

日本の美しい情景をイメージしたパイロットの「色彩雫 iroshizuku」も綺麗。
今の季節は、紫がかった柔らかい青の「紫陽花」、抜けるような青空を思わせる鮮やかな「天色」をよく使います。

宝塚のお手紙文化よ、永遠なれ


ファンも筆まめですが、中の人(生徒さん)もまめ。
折りに触れていただく、さりげなく心のこもったメッセージにお人柄がしのばれます。
ほのぼのした手書き文字のぬくもりは、いかにも宝塚にふさわしい味わいですね。

心をこめてしたためる宝塚のお手紙文化。
末永く続いてほしいものです。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

mohamed HassanによるPixabayからの画像

鎌足(紅ゆずる)と安見児(星蘭ひとみ)―寂しさから始まる愛│鎌足

それぞれの人物に深いドラマがあり、描かれていない部分に想いを馳せるのも楽しい『鎌足』。
こういう広がりのある物語、大好きです。
史実と虚実を巧みに取り混ぜた、芝居を観る醍醐味を感じさせてくれる作品。
面白かった~~~

とりわけ心惹かれたのが、星蘭ひとみさん演じる安見児(やすみこ)
天智天皇(瀬央ゆりあ)の采女で、鎌足(紅ゆずる)の妻・与志古の身代わりに、鎌足へ下賜される女性です。

生田先生の当て書きが光る、安見児


宝塚屈指の美貌を誇る星蘭さん。
舞台のどこにいても目を引く、非の打ち所がない美しさ。

唯一の弱点は「美しすぎる」ことでしょうか。
あまりに整いすぎて、感情が見えにくい。

役者としては不利とも言える完全無欠な美しさ。
独特の硬さがある演技、表情の乏しさも相まって、ときに人形じみて感じられる嫌いがあります。

それを逆手に取って、彼女に安見児を当てたのは生田大和先生の慧眼でしょう。
星蘭さんの個性が安見児という役にピタリとハマり、抜群の効果を上げました

中臣鎌足が詠う「安見児得たり」の真意


「われはもや安見児得たり 皆人の得難(えかて)にすといふ安見児得たり」
まさか、この歌があのような意味で詠まれるとは…

短い歌に繰り返される「安見児得たり」。
天皇直々に賜った美女、誰もが羨む女を手に入れた。
本来ならば、誇らしさと喜びに満ちた歌のはず。

鎌足によって、心の拠りどころ(蘇我入鹿)を奪われた皇極帝。
その差し金で、鎌足もまた、この上なく理不尽なやり口で最愛の人を奪われる。

「鎌足、詠(うた)いなさい!」
誰もが羨む女を与えられ、嬉しいでしょう?
さあ、その喜びを詠うのです!
鎌足を徹底的に追い詰め、痛めつける言葉の刃。
皇極帝の恨みの深さが、まざまざと現れるシーンです。

拒絶は許されない。
与志古は何もかも飲み込み、天智を受け入れた。
目の前で妻をさらわれ、別な女をあてがわれる鎌足。

支配者によって、愛さえも操られる自分は何なのか?
友の命と引き換えに得た“理想の世”のはずが、なぜこうなった?

「安見児得たり」は鎌足の苦しみの発露だったのです。

愛を捨てた女、安見児


「お辛いのですか?」
与志古を失い、嘆き苦しむ鎌足にかけられた安見児の言葉。

冷たさすら感じられない、なんの感情もこもらぬ無機質な声。
思いやりや忖度とは無縁の、無邪気とも思える態度。

「わからぬのか、あなたには!」
思わず声を荒げる鎌足にひるむことなく返される言葉。
「わかりません」
鎌足も驚きますが、観客もぎょっとする瞬間です。

なぜ、こんな心無い言葉を?
そう、彼女には“心”が無かったのです。

「私は采女です。想うことも想われることもすっかり捨てて生きてきました」

固く閉ざされた心。
しかし、芯まで凍りついているわけではない。

「与志古さまが羨ましい」
与志古へ向ける愛のひとひらでも自分に向けて欲しい、と乞う安見児。

「想うことも想われることも」を受ける言葉が「知らず」ではなく、「捨てて」であることにご注目ください。
安見児は愛を知らぬ女ではないのです。
かつては「愛することも愛されることも」知っていた。
采女として生きるために、邪魔になる心を捨てただけなのです。

「武烈紀」からひもとく安見児の心


安見児はなにゆえ、このように感情を閉じ込めて生きてきたのか?
思い浮かぶエピソードがあります。

稀代の暴君とされた、第25代天皇・武烈天皇。
信じがたい悪行の数々は『日本書紀』に詳しく記されています。

「女をして躶形(ひたはだ)にして、平板の上に坐(す)ゑて、馬を牽(ひ)きて前へ就(いた)して遊牝(つるび)せしむ。女の不浄(ほとどころ)を観るときに、沾湿(うる)へる者は殺す。湿はざる者をば没(から)めて官婢(つかさやつこ)とす。此を以て楽(たのしび)とす。」

全裸の女性に性的刺激を与え、反応した者は命を奪い、無反応だった者は官婢(女奴隷)として召し抱えた…ということですね。
許しがたい所業ですが、あえてそこに目的を見出すとすれば“人間らしい心を持った奴隷の排除”。
それをふるい分けるテストだった、ということでしょうか。

もちろん安見児とは状況が異なりますが、生田先生の脳裏に「武烈紀」のモチーフがあったと考えて差し支えないでしょう。

鎌足と安見児―寂しさから始まる愛


「生きるために想うことも想われることも捨てた」と告げる安見児。
それは彼女の心からの叫びです。

「かわいそうな人だ、あなたは…」
鎌足の胸に湧き上がった想いはどのようなものだったのでしょうか?
憐れみ?同情?

愛を失った者と、愛を捨てた者、ふたり寄り添って生きてみようか。
互いに欠けたものを埋め合うような、そんな寂しさから始まる愛もある。

与志古への想いは寸分たりとも変わらないが、いま隣りにいる空っぽな女を温めてやりたい。
鎌足の心にそんな想いが宿ったのかもしれません。

生きるために愛を遠ざけた安見児。
冷え切った彼女の心に再び愛の火を灯した鎌足。

男の弱さ、優しさ、そして懐の深さ。
割り切れない複雑な想いを絶妙に表現した紅さん。

硬質な美貌と、温度を感じない芝居。
愛を閉じ込めた安見児にどんぴしゃハマった星蘭さん。

ふたりのほろ苦くもやるせない愛が深く心にしみいる、今年一番の名場面でした。

心を取り戻した安見児


人間らしい感情も欲望も取り上げられた女性たち。
劇中で采女の結婚は異例のように描かれていますが、安見児は鎌足と出会えて幸せだったと思います。

「その子は私たちの子として育てましょう」
天智帝の子を宿した与志古に、安見児が出した助け舟。

もう形代などではない。
温かな血の通ったひとりの女性がそこにいました。

心を取り戻した安見児の姿に、鎌足と過ごした歳月がどのようなものであったか想像するのは難しいことではありません。

安見児の存在があったからこそ、物語の陰影が増した
星蘭さんが果たした役割は大きいのです。

史実と虚実の巧みな融合、心の機微を繊細に描いた『鎌足』。
素晴らしい作品でした。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

○『鎌足』関連記事はこちら↓
『鎌足』MVPは天寿光希!―「船史恵尺=ルキーニ」説
鎌足遠足(2)―「明日香村」中臣鎌足(紅ゆずる)は、ここで生きて、愛して、星になった
鎌足遠足(1)―中臣鎌足(紅ゆずる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)が作戦会議をした談山神社へ
物語せよと言へ。我、汝の耳を魅する話をせむ│鎌足
生田大和、会心の一作!紅ゆずる率いる星組に新たなる傑作誕生!│鎌足
蘇我入鹿(華形ひかる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)の2つの「なぜ?」―『鎌足』ストーリー予想第3弾
入鹿の妹そっくりさん(綺咲愛里)はどこへ消えた?―「鎌足のあらすじが別物になっちゃったよ事件」
紅ゆずるの中臣鎌足―生田大和は藤原氏1200年の繁栄の礎を築いた男をどう描くか?│鎌足
『鎌足』相関図を作りました―有沙瞳、新たなる挑戦/天寿光希はストーリーテラー?
紅ゆずる×綺咲愛里×瀬央ゆりあの三角関係が観られる!?│鎌足
そう来たかー!!星組振り分け 鎌足&アルジェの男
2019年GW!星組が梅田芸術劇場をジャックする☆彡

現代の「白薔薇の君」明日海りお―各組トップコンビを薔薇にたとえてみました

いつも宝塚にまつわる薔薇情報を教えてくださるw様から「シャルム Charme」という品種を教えていただきました。
みりおさん(明日海りお)退団公演のショー「シャルム!」と同じ名前ですね。

お芝居『A Fairy Tale ―青い薔薇の精―』では、青薔薇の精に扮されるみりおさん。
かつて自然界に存在しなかった青い薔薇の花言葉は「不可能」。
しかし、品種改良により青い薔薇が生まれてからは「夢が叶う」となりました。

宝塚に憧れて入団し、ひとつひとつ夢を叶え、ファンに夢を与え、名実ともにトップ・オブ・トップとしてご活躍のみりおさんにふさわしい花ですね。

現代の「白薔薇の君」明日海りお


もうひとつ、みりおさんにお似合いと思うのは真っ白な薔薇。
何もかも削ぎ落としたような純白が、卒業を間近に控えたみりおさんに重なります。

「白薔薇の君」といえば、永遠の貴公子・春日野八千代先生の代名詞。
みりおさんは現代の白薔薇の君でしょうか。
甘く、優しく、薫り高い“男装の麗人”。

みりおさんが白薔薇なら、他の方は?
各組トップコンビのイメージに合った薔薇を選んでみました。
(左がトップさん、右がトップ娘役さん)

花組


img-20190614_6.jpg
左:明日海りお/パスカリ Pascali
右:華優希/ポンポネッラ Pomponella

ほんのりアイボリーがかったぬくもりのある白、気高いイメージの剣弁高芯咲きのパスカリがみりおさんっぽいかなー?と。

少女漫画から抜け出たように可憐な華ちゃんは、弾むような響きが愛らしいポンポネッラ。
私の大好きな薔薇です。

月組


img-20190614_7.jpg
左:珠城りょう/グラハム・トーマス Graham Thomas
右:美園さくら/フレグラント・アプリコット Fragrant Apricot

明るくおおらかな男役像が魅力の珠様は、ぬくもりのある黄色のグラハム・トーマス。
新たにさくらちゃんを相手役に迎えたことで、さらに包容力が増したように思います。

まだ五分咲きながら大輪の花を予感させるさくらちゃん。
期待を込めて、ほんのり桜色のフレグラント・アプリコット。

雪組


img-20190614_8.jpg
左:望海風斗、右:真彩希帆(名称不明)

だいもんさん(望海)の歌声に包まれる至福のひとときをイメージした紅薔薇。
香り高く、表情豊か、ベルベットのようになめらかな美声。

みなぎる生命力が魅力のきぃちゃん(真彩)は、燃えるようなオレンジ色の薔薇。
彼女の舞台同様、見るだけで元気が湧いてきます。

星組


img-20190614_9.jpg
左:紅ゆずる/クイーン・オブ・神代 Queen of Jindai
右:綺咲愛里/クイーン・エリザベス Queen Elizabeth

絵に描いたような“宝塚の男役”紅さんは、いかにも薔薇らしい薔薇のクイーン・オブ・神代。
ゴージャスできらびやかな花姿は星組全体の印象でもあります。

偶然にも星コンビはQueen並びとなりました。
艶やかな淑女と無垢な少女が同居するあーちゃんは、柔らかで凛としたクイーン・エリザベスのイメージ。

宙組


img-20190614_10.jpg
左:真風涼帆/ブルー・パーフューム Blue Perfum
右:星風まどか(名称不明)

どこかミステリアスで底の知れない魅力の持ち主、真風さんはブルー・パーフューム。
“Perfum”の名前が示す通り、華やかで甘いライチのような香りが特徴です。

愛らしいヴィジュアルに反し、三拍子揃った大人っぽい持ち味のまどかちゃん。
内と外で色の異なる花びらがイメージにぴったり。

花で楽しむ宝塚


「トップコンビと薔薇」いかがでしょうか?
完全に自己満足のテーマですが、生徒さんを思い浮かべながら選ぶのは楽しかったです。

乙女の花園、宝塚。
花とは切っても切れない結びつきがあります。
芸名に「花」にまつわる言葉を使われている方も多いですね。
優希さん、美園さくらさん、綺愛里さん。

これからも折りに触れ、歌劇と花の話題をお届けできればと思います。

なお、名前を載せた薔薇は神代植物公園のバラフェスタ、名前がないのは代々木公園の「バラの園」で写したものです。
名無しの薔薇をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひお教えくださいませ。
(きぃちゃんのは「オリンピック・ファイヤー Olympic Fire」かな?と思うのですが…代々木だけに)

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

○「宝塚と薔薇」関連記事はこちら↓
「スイートハートの思い出」という薔薇がある!
「たまき」が咲いて、まもなく『夢現無双/クルンテープ』東京初日の幕が開く
望海風斗×真彩希帆コンビにぴったり!「希望」という薔薇がある!│神代植物公園 秋のバラフェスタ2018
「たまき」という薔薇がある!
“グランドホテル”という薔薇がある!宝塚ファン視点の神代植物公園 春のバラフェスタ2017

東宝ダジャレデザートの最高傑作誕生「Oh!酸酢いれるん!?」&『白鷺の城/異人たちのルネサンス』衣装展

いつも凝ったネーミングでファンを楽しませてくれる東京宝塚劇場の公演デザート。
しかし、前回の月組公演『夢現無双/クルンテープ 天使の都』で異変が…!

バタフライピーティーゼリーとココナッツミルクプリンにマンゴーロールケーキをトッピングした「クルンロール」。
普通の名前になっちゃった…

「ハンパネーヤ いちじく」や「あの茶 和~るど ―ありがたや げんまいだ―」など数々の傑作で私たちを喜ばせてくれた、あのひらめきはどこへ!?
「駄洒落は“愛と美と夢の宝塚の世界観”にふさわしくない」と方針が変わってしまったのでしょうか?

ダジャレデザート、もう、おまえはいないのか… byオ酢カル

東宝ダジャレデザートの最高傑作誕生!?


がっかりしてたら特大ホームランがきました!!
本日初日を迎えた宙組公演『オーシャンズ11』の公演デザート「Oh!酸酢いれるん!?」
公式サイト│東京宝塚劇場 宙組公演デザートのお知らせ

カルピスゼリーの上に黄桃をのせ、桃はちみつを加えた白桃酢ゼリーをトッピングし、さらに白桃のダイスカットをのせました。
すっきりと爽やかな味わいのデザートをお楽しみください。(税込410円)[公式サイトより抜粋]


これ!これ!こういうのを待ってました!東宝デザートはこうでなくちゃ!
そして美味しそう!

宙組さんは酢+ゼリーが続きますね。
どちらも好きな私には嬉しい限り。
特に「シトラスの果ゼリー-三倍酢-」は過去最高レベルに秀逸なネーミングで、お味も最高でした。
東宝デザート「酢×ゼリー」に外れなし!│宙組『白鷺の城』公演デザート「美人たちも来るねッ酸酢」レビュー
ダジャレ完成度の高さと美味しさは比例する?『天は赤い河のほとり』公演デザート「シトラスの果ゼリー-三倍酢-」

宙組公演『白鷺の城/異人たちのルネサンス』衣装展


宙組さんつながりで、宝塚大劇場の『歌劇の殿堂』衣装展の覚え書きを。
『シトラスの風』より、真風涼帆さんの変わり燕尾。
img-20190614_2.jpg
ボタンひとつにいたるまで繊細な手の込んだ美しさ。
真風さんの男らしい美貌が際立つ素敵なお衣装ですね。
img-20190614_3.jpg
『異人たちのルネサンス』より、レオナルド・ダ・ヴィンチ(真風)の衣装。
落ち着いた青が真風さんにぴったりで好きなお衣装でした。
img-20190614_1.jpg
『白鷺の城』より、幸徳井友景(真風)の衣装。
マネキンの指がちゃんと印を結んでいます。
img-20190614_4.jpg
刀の頭や鍔にも五芒星モチーフが。
細部まで凝った作りに感動しました。
細かいことの積み重ねが宝塚の素晴らしい舞台を支えているのですね。
img-20190614_5.jpg
最後になりましたが、『オーシャンズ11』初日おめでとうございます。
千穐楽までご安全に、充実した公演になりますように。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

宝塚は生涯かけて愛するに値する趣味である―春日野八千代先生ファンを見習って

5月初めからの怒涛の日々が過ぎ、やや燃え尽き気味の私。
しばらく観劇予定がないので、ゆっくり『花より男子』の予習ができます。

今回、役が多いですね~~
ひょっとして出演者全員に名前がついていますか?
下級生ファンには嬉しい計らい。
野口先生の愛情を感じますね。

気になる青騎司くんはヒロイン牧野つくしの弟・進。
役名がつくのは初めてでしょうか?
おめでとうございます!

原作の知識ゼロのため、配役表を見ても頭がこんがらがる一方ですが…
観劇日までにしっかり覚えたいと思います。

私世代の「スーパー高校生物」といえば、一条ゆかりさんの『有閑倶楽部』。
宝塚で舞台化されないかな?と常々思っています。
主演コンビの恋愛が描きにくいのでNGでしょうか?

キャスティングはあれこれ浮かびますが…
主人公・剣菱悠理の母、百合子は万里柚美さんに決まり!
全組見回しても柚美組長以上の適任は見当たりませんね~~

いくつになっても、新しいときめきを与えてくれる宝塚。
今日はそんなお話を…

宝塚ファンの大先輩に出会った話


昨年、ある宝塚ファンの集まりに参加した私。

そこで素敵な方に出会いました。
「初観劇はお母様のお腹のなかで」という筋金入り。
現在はある組のトップさんを応援してらっしゃるそう。

たまたま同じテーブルに着かせていただき、数々の貴重なお話を伺うことができました。

春日野八千代先生のファンでいらしたこと。
劇場窓口で座席表を見ながら席を選んでチケットを買われたこと。
第二次大戦後、GHQに接収された東京宝塚劇場に代わり、帝国劇場で行われた公演に通われたこと。

どのエピソードも興味深く、心に残りました。

なにより驚いたのは、何十年も前の演目について鮮明に覚えてらっしゃること。
観るそばからポロポロ忘れる私とは大違い。

※参考記事↓
【情報求む】モージャー氏撮影、アーニー・パイル劇場(旧東京宝塚劇場)と謎の舞台写真【昭和21年頃】

宝塚ファンはみんな「乙女」の心を持っている


最も印象的だったのは、宝塚についてお話しされるときの表情。
ふんわり輝く、心からの笑顔。
若輩者が申し上げるのも失礼ですが、乙女のような可愛らしさ。
楽しく幸せな気持ちのおすそ分けをいただきました。

好きなものについて語るときの、晴れやかに心浮き立つ気持ち。
私もこんな心を忘れずにいたい。
こんなふうに真っ直ぐに宝塚ファンを続けていきたい。
そう思います。

宝塚歌劇はこんなにも長く、生涯をかけて愛するに値する世界であること。
この事実を改めて知ることができたのは大きな収穫でした。

昨年の宝塚関係で一二を争う素敵な出会い。
素晴らしい時間に感謝いたします。

万が一、この文章があの方のお目に触れるようなことはないかと思いますが…
もしも嬉しい再会がありましたら、ぜひまたお話を伺わせていただきたいものです。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

ぶっ飛びメーターが振り切れた!―『GOD OF STARS-食聖-』人物相関図に高まる期待!

他組の演目だったら「えっ!?(驚愕/困惑)」ってなっちゃいそうな人物相関図ですが、星組だと「楽しみ!」と思えるのは何故!?
公式サイト│星組公演『GOD OF STARS-食聖-』人物相関図

ぶっ飛び度が増せば増すほど高まる期待!


ぶっ飛び度が増せば増すほど、新たな傑作との出会いの予感が高まるのは星組ならでは
宝塚ファンの星組への絶対的な信頼は何なんでしょうね~~

今日から全国的に梅雨入りですが、じめじめした憂鬱なお天気を吹き飛ばす 〽わっくわく~、うっきうき~、ふ~わふ~わ~、どっきどき~ 気分で胸がいっぱいです!

配役発表時にあれこれ考えたことの答えが出ましたので、グループごとにピックアップします。
玲央がレオ!?役名だけで面白い!愛情たっぷり小柳流ネーミング術│食聖

天界


「上海、マカオ、シンガポール等のゴージャスでスタイリッシュな現代のアジアを舞台に華やかに描き上げる、アジアン・クッキング・コメディー」ですよね…?
まさかの天界人登場!
『ANOTHER WORLD』再び!でワクワクしますね~~
(というか、魔界って天界にあるんですか?)

日光菩薩(漣レイラ)・月光菩薩(ひろ香祐)のヴィジュアルが非常~に気になる!
阿修羅さん(如月蓮)的な金ピカコスチューム??
星組屈指のダンサーなお二人。
「踊る菩薩」を期待しちゃいますよね~~

みきちぐさん(美稀千種)も役名「老虎」からして、てっきりこのグループかと思いましたが違いました。

上海


自ら「リー・ドラゴン」を名乗っちゃうリー・ロンロン(礼真琴)、可愛すぎやしませんか?
必殺技の名前を叫びながら包丁をぶん回すリー。
容易に想像できますね。
捲殘雲で見事な槍使いをみせてくれた琴ちゃん。
華麗な包丁さばきにも期待ですね!

レストラン「大金星(ゴールデンスター)」のイメージ・キャラクター、クリスティーヌ・チャンに舞空瞳ちゃん。
リーがクリスティーヌに一目惚れするシーンは『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』のセルフ・オマージュ(ピンクライト+スローモーション+心の声)だったら面白いですね。
次代トップコンビの共演、楽しみ!

女性アイドルグループ「エクリプス」は可愛い子ちゃん揃いですね~~
シンガポールのご当地アイドルグループ「パラダイス・プリンス」の面々との恋模様なんて期待しちゃってもいいんでしょうか?

中国の奥地


林寺」ではなく「林寺」なんですね。
小林一三先生に敬意を表して、でしょうか?

ストーリーとの絡みはさっぱり分からず。
記憶喪失になったホン・シンシン(紅ゆずる)が転がり込んで修行するとか…?

シンガポール


シンガポール組は情報過多で混乱しますね!

ホンとキティ・ラウ(夢妃杏瑠)を結ぶピンクの点線が気になりますね~~
二人の間にロマンスが芽生えるのでしょうか?

大金星グループCEOのエリック・ヤン(華形ひかる)と、料理評論家のマダム・ヤン(紫りら)と、パラダイス・プリンスのマネージャーのタン・ヤン(有沙瞳)は血縁関係があるのかな?
食聖コンテストでホンの不利になる判定を下すよう、エリックが妻に指示するとか?

マダム・ヤンは『料理の鉄人』の審査員として活躍された岸朝子さんを彷彿させますね。
りらちゃんの「おいしゅうございます」が聞いてみたい~~

アイリーン(綺咲愛里)の両親は揃って行方知れずなのですね…
小柳先生のことですから、ラストシーンでは二人が現れて(ホンに連れてきて欲しい!)大団円~~!になるに違いないと思ってます!

華麗なる一族・チョウ一家


最もテンションが上がったのがチョウ一家の相関図!
大方の予想通り、みっきーさん(天寿光希)と、はるこさん(音波みのり)がアイリーンの父母でした。
美しい親子ですね!

玲央さん(輝咲玲央)と音寧ちゃん(紫月音寧)の同期コンビが夫婦!
美しい夫婦ですね!

さらに、その息子がせおっち(瀬央ゆりあ)とか…
神様、仏様、小柳様~~
玲央×音寧夫妻の子どもがせおっちなのは妙に説得力があります。
顔圧が同じレベルと言いますか…
濃いめの美男美女ファミリーですね。

で、レオ(輝咲)が「アイリーンの叔父」ということは、みっきーさんかはるこさんの弟(義弟)ってことですよね?
玲央さんの「兄さん!or姉さん!」が聞きたい~~

ところで、ミッキー(天寿)とレオが兄弟なのか、エレノア(音波)とミシェル(紫月)が姉妹なのか、はたまたエレノアとレオが姉弟なのか、ミッキーとミシェルが兄妹なのか、気になります。
(はるこ玲央だったら鼻血出そう)
img-20190607_1.jpg
まだ始まってもいないのに、いまからこんなに楽しくってどうしましょう!?
今年も熱い夏になりそうです!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

○関連記事はこちら↓
玲央がレオ!?役名だけで面白い!愛情たっぷり小柳流ネーミング術│食聖
輝咲玲央さん、おめでとうございます!紅ゆずるさんディナーショー『Berry Berry BENY!!』出演決定
星組はいつも「わくわく」をくれる!新作はアジアン・クッキング・コメディー&ゴージャス・レビューの二本立て!

『鎌足』MVPは天寿光希!―「船史恵尺=ルキーニ」説

私がドハマリする演目は大抵、幕開き早々に印象的な言葉が置かれます。
『BADDY』ならば、王子(暁千星)の「ぼくは退屈で眠られないんだ」。
『退屈』を打ち破れ!「眠られないんだ」が意味するもの―覚醒する暁千星│BADDY

そして、『鎌足』。
船史恵尺(ふなのふびとえさか:天寿光希)の「過去はこんなにも力強い」。
この言葉が刺激となり、物語への集中が一挙に高まりました。
全編を通して琴線に触れる台詞が多かった『鎌足』。
とても私好みの作品です。

「船史恵尺=ルキーニ」説


僧旻(一樹千尋)と共にストーリーテラーを司る恵尺。
作品世界を俯瞰し、ときに物語の中に入り込み、登場人物たちを妖しく導く男

開幕前に「みっきーさん(天寿)は語り部/ストーリーテラーとして重要な役割を果たすのではないか?」との予想を立てました。
これは大当たり。
また、キャッチコピーの「歴史は、作られる。」に絡めた恵尺の働きもほぼ見込み通りでした。
『鎌足』相関図を作りました―有沙瞳、新たなる挑戦/天寿光希はストーリーテラー?

恵尺とよく似た役割の登場人物に、『エリザベート』のルイジ・ルキーニがいます。
舞台と客席をつなぐ架け橋として、作品世界から一歩踏み出し、観客に語りかけるメタ的存在。
選ばれし者、月城ルキーニ│エリザベート

作品の語り手でありながら、ときに、登場人物たちの運命を大きく変える行動に出る彼ら。
ルキーニはエリザベートの命を奪う。
恵尺は蘇我蝦夷(輝咲玲央)を見殺しにし、中臣鎌足(紅ゆずる)に死を示唆する。
しかし、決して直接手は下さない。
それは彼の領分ではないからです。

「主の命より書物が大事」とばかり、火に巻かれる蝦夷をそっちのけで『国記(くにつふみ)』を持ち出した恵尺。
蝦夷は覚悟の自死ですから、ここで救いの手を差し伸べては歴史が変わってしまう。
あくまでも「傍観者」の立場を崩さない恵尺。

聖徳太子と蘇我馬子が編纂したとされる歴史書『国記』。
しかし、現在には残されていません。
『国記』はどこへ行ったのか?何が書かれていたのか?
真実を知るのは恵尺だけ。

『国記』の一部は恵尺が編んだ歴史書に残されたかもしれない。
または残されなかったかもしれない。

「あなたも消されたくはないでしょう?」
誰かのさじ加減ひとつで、生きたことも愛したことも、存在すら消されてしまう。
“書かれた歴史”の曖昧さ、危うさが垣間見える場面です。

「過去はこんなにも力強い」が意味するもの


権力を手にした者が、自らに都合の良いように歴史を操作する。
勝者によって残された歴史が、現在、私たちが知る「歴史」である。

「歴史とは何か?」の問いかけ。
単なる歴史ロマンにとどまらず、重層的なメッセージが込められた意欲作として、面白く拝見しました。

「歴史」に喜びや悲しみ、希望や絶望は必要ない。
人間らしい愛や志が描かれれば、それは「物語」である。
僧旻が語った中臣鎌足の物語をバサリと切り捨てる恵尺。

物語世界の住人でありながら、物語を否定する矛盾。

煉獄で毎夜裁判に臨むルキーニのように、時の流れの外にある異空間を永遠にさまよいながら歴史を編み続ける恵尺。
彼は何者なのか?
彼が誰かを何かを愛したことはあったのか?

恵尺が愛したのは人々の営みが形作る「歴史」。
いま生きて、愛して、何事かを成したこともすべて過ぎてしまえば、ひとしく「過去」。

歴史を紡ぐ者の手によって濾過され、残ったものが「過去=歴史」なのです。
いわば「結果の連なり=歴史」と言ってよいでしょう。
「結果」を得るには、原因や過程がなければ始まらない。

つまり、歴史を愛することは、その奥に隠された人々の営みを愛することに他ならない。
とすれば、やはり恵尺は人間そのものを愛しているのでしょう。
「過去はこんなにも力強い」のは、不純物が取り除かれた“志”や“希望”の結晶だからかもしれません。

『鎌足』MVPは天寿光希


鎌足と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)の邂逅を「出会ってはならない二人が出会ってしまった」と評した僧旻。
「出会うべき二人が出会った」と高らかに宣言する恵尺。

二人が出会えば、歴史が大きく動く。
書き残すべき“何か”が起こる。

恵尺の興奮と昂ぶりが、まざまざと伝わる瞳の輝き。
偏執狂的に甲高く、隠しきれない狂気をにじませる声色。
どこか現実感に欠ける、するするなめらかな身のこなし。

底知れない力で観客をぐいぐいと作品世界に引っ張り込んだ恵尺。
みっきーさんのおかげで『鎌足』を何倍も面白く楽しむことができました。
天寿光希を本作品のMVPとさせていただきます!
素晴らしいお芝居をありがとうございました!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

○『鎌足』関連記事はこちら↓
鎌足遠足(2)―「明日香村」中臣鎌足(紅ゆずる)は、ここで生きて、愛して、星になった
鎌足遠足(1)―中臣鎌足(紅ゆずる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)が作戦会議をした談山神社へ
物語せよと言へ。我、汝の耳を魅する話をせむ│鎌足
生田大和、会心の一作!紅ゆずる率いる星組に新たなる傑作誕生!│鎌足
蘇我入鹿(華形ひかる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)の2つの「なぜ?」―『鎌足』ストーリー予想第3弾
入鹿の妹そっくりさん(綺咲愛里)はどこへ消えた?―「鎌足のあらすじが別物になっちゃったよ事件」
紅ゆずるの中臣鎌足―生田大和は藤原氏1200年の繁栄の礎を築いた男をどう描くか?│鎌足
『鎌足』相関図を作りました―有沙瞳、新たなる挑戦/天寿光希はストーリーテラー?
紅ゆずる×綺咲愛里×瀬央ゆりあの三角関係が観られる!?│鎌足
そう来たかー!!星組振り分け 鎌足&アルジェの男
2019年GW!星組が梅田芸術劇場をジャックする☆彡

プロフィール

noctiluca(ノクチルカ)

Author:noctiluca(ノクチルカ)
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
◇更新情報はこちら◇
Twitter‎@noctiluca94

ブログ内検索とタグクラウド

最新記事

カレンダー

05 | 2019/06 | 07
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

カウンター

宝塚歌劇団人気ブログランキング

にほんブログ村ランキング

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
8位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
演劇
2位
アクセスランキングを見る>>

ブロとも申請フォーム

noctilucaにメッセージを送る

お名前:
あなたのメールアドレス:
件名:
本文:

QRコード

QR

**