FC2ブログ

エリザベート!カンパニー!BADDY!宝塚のアミューズメントパーク「歌劇の殿堂」に行って来た!

大劇場観劇のお楽しみのひとつは、なんといっても『歌劇の殿堂』。
歌劇の歴史を学んだり、企画展を楽しんだり、遠征の際は必ず立ち寄る大好きな場所です。

今回の企画展はこちら。

●第14回企画展「エリザベート展」
■会場:宝塚大劇場内 宝塚歌劇の殿堂3F(企画展ゾーン)
■日程:2018年8月24日(金)~12月14日(金) 月、宙、雪組公演期間中
宝塚歌劇の殿堂では、2018年8月24日より第14回企画展「エリザベート展」を開催いたします。本展では、1996年の初演から好評を博し、再演を重ね、名実ともに宝塚歌劇を代表する人気ミュージカル『エリザベート』の魅力を貴重な舞台写真や映像、衣装などとともにご紹介し、その軌跡を振り返ります。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。[公式サイトより抜粋]


入り口では10人のトート閣下が出迎えてくださいます。
モノクロのアップ画像と公演年が入った縦長の垂れ幕。

20年以上の歴史が詰まった展示は見応え充分。
小池修一郎先生による各組公演の解説がとても良かったです。
それぞれの組、それぞれのトップスターへの温かいコメント。
エリザベート初心者の私にとっては勉強になることがいっぱい。
じっくり拝見しました。

当たり前ですが、同じ脚本・音楽であっても演者が違えば、決して同じ作品にはならないのですよね。
舞台はなまもの、一期一会の出会いを大切に、各公演を観たいと改めて思います。

映像コーナーでは、歴代のトート閣下(珠城りょう除く)の歌い継ぎによるダイジェストが観られます。
私のNo.1トートは初代の一路真輝さんですが、春野寿美礼さんも素敵ですね。
連れ合い曰く、春野トートはファンの間でも人気が高いとか。
それを聞いて、ますます生で観たかったと思いました。

興味深かったのは、初演時、宝塚版に改変する上での苦労話。
小池先生とウィーン側のスタッフの間で禅問答のようなやり取りが繰り広げられたとか。
また、小池先生から一路さんに「できるだけ男役らしい格好で来るように」とご指示があったそう。
その言葉にピン!ときて、めいっぱいお洒落して出かけられたという一路さん。
当時の緊張感、手探りでの日本初演の空気が生々しく伝わってきました。

* * *

併設の『現在の宝塚歌劇ゾーン』では、前回の月組公演『カンパニー/BADDY』の衣装や小道具、舞台写真などが展示されています。
スペースの都合により、恒例の背負い羽根体験はありませんが、代わりにタバコシャンシャンを持って記念撮影ができます。
img-20180825_14.jpg
煙がしっかりモクモクしていることに感動!
壊れやすいそうで、開いて扇形にすることはできませんが、バッドな気分を味わえて楽しいですよ。
お時間ございましたら是非どうぞ。

小道具展示も見どころいっぱい。
バッディ(珠城りょう)登場シーンの宇宙服のヘルメット。
バッドボーイズが「ちょきちょきペタペタ」した偽造パスポート。
女王様(憧花ゆりの)の肖像入り紙幣。
ポッキー(月城かなと)の爆破スイッチ。
スイートハート(美弥るりか)のマシンガン。

バッディとスイートハートのタバコ。
例の貰い火シーンを思い出して、ドキッとしちゃいました。

ところで公演中からずっと気になっていたのですが、バッディのリゾートウェアって厚着すぎやしませんか?
足元ブーツだし。
アロハシャツ+短パン+ビーチサンダル+浮き輪の珠様が観たかったなぁ。

ちなみに、「い~ま~帰ったよ~~ん」の折り詰めはありませんでした!残念ー!

○エリザベート関連記事はこちら↓
珠城りょう×愛希れいか、魂を分け合ったトートとシシィ│エリザベート
月組に、いい風が吹いている│エリザベート
久々の聖地巡礼!宝塚大劇場月組『エリザベート』公演メニューレビュー
「父なるトート、母なるトート」圧倒的な力強さと包容力を併せ持つ珠城トート│エリザベート
どこのミュージアムですか!?―「死と乙女」珠ちゃぴエリザベート画像解禁
翔ぶがいい、カモメよ―愛希れいかの卒業
ミュージカル『エリザベート』マニアが辿るシシィの足跡と、その夫フランツ・ヨーゼフについて│ウィーン旅、土産話
自分史上最高のトート役者は誰?25年来のエリザベートファンと考えた
北翔海莉トートが観たい【エリザベート妄想キャスティング】
まぁ様のイメージが覆ったパッショネイトなトート!宙組『エリザベート』
真風フランツがとっても良かった!宙組『エリザベート』
初めてのエリザベート生舞台&ルキーニアドリブ
エリザベートデビューします!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

スポンサーサイト



珠城りょう×愛希れいか、魂を分け合ったトートとシシィ│エリザベート

数えるほどしか宝塚版『エリザベート』を観たことのない私ですが、回数を重ねるごとに、奥深い迷路に足を踏み入れたような思いが深まります。

知れば知るほど「解らない」。
「トート(Tod)」って何?

言葉通りならば「死」ですね。
「死」の概念の具象化・擬人化は定番の手法ですので理解できます。
問題はその先です。

「死」は誰にでも平等に訪れるもの。
人間の事情にはお構いなし、粛々とその命の灯を消し去るもの。

ところが、舞台上のトートは一歩踏み込んで、人間に「恋」をし、「愛」を抱いてしまう。
なぜ?

初演雪組の映像を観たときは、舞台を覆う緊迫感に、ただただ圧倒され。
初観劇となった2016年宙組では、「生の『エリザベート』を観ている」という興奮で物語を噛み砕くところまで至らず。
今回ようやく腰を据えて、この迷宮を攻略する足がかりを掴むことができたのです。

* * *

仮死状態に陥った少女シシィ(エリザベート)の命を永らえさせたトート。
本来、平等であるはずの「死」が、人間の寿命に手心を加える。

どうして、トートはあのままシシィを連れ去らなかったのか。
彼女の命の煌きが、あまりにまばゆかったから?
「死」が「生」に魅入られるなんてことがあるのでしょうか。

「ただの少女のはずなのに」
トート自身が述懐する通り、いままで無慈悲に命を取り上げてきた「人間」のひとりに過ぎないシシィに、なぜ心を奪われたのか。

そもそも、「死神」に「心」や「感情」はあるのか?
「恋」や「愛」や「情」の源となる「心」が。

トートが「死」の擬人化であることは理解していましたが、あまりに「人間臭い」トートに違和感を拭えなかったのです。
万物の「命」と「死」を司るべき「死(トート)」が、たったひとりの人間の女にかかずらってる。

絶対的な支配者である「死」の存在が矮小化されたような。
あえて卑俗な言い方をすれば、「黄泉の帝王ともあろう者が女の尻を追っかけ回してる」という感じがするのですね。

私自身『エリザベート』という作品を観始めてから日が浅く、思い入れが少ない分、好き勝手言えるのですが。

もちろん、実際に観た『エリザベート』の舞台の出来とは、まったく別の次元の話です。
トートとシシィの恋愛関係に重きをおいた宝塚版の設定についての考えです。

* * *

エリザベートマニアの連れ合いに訊いてみました。
「トートってなんなの?」「なんなの?ってなんなの?」という問答の末。

・長く欧州を支配したハプスブルク帝国の象徴がエリザベートであること。
・ハプスブルクを終焉へ導く時代の空気、それがトートの姿を借りて表されていること。

ざっとこんな風に教えてくれました。
この構造は、すっと腑に落ちます。

舞台は先入観なしで観たいので、極力情報から目と耳を遠ざけている私。
そのため小池修一郎先生がどのような思惑で宝塚版のトートを描かれたのかは知りません。

いままでの『エリザベート』の観たままの印象は以下の通りです。

初演雪組は「死」の大いなる翼でシシィを包み込み、黄泉の国へ連れ去るトート。
トートとシシィの間には一定の距離を感じました。
あくまでも「異質」な者同士という関係が透けて見える。
それが舞台に鋭く張り詰めた空気をもたらし、結果、作品全体の完成度を高めていたように思います。

2016年の宙組は、人間に近い感情の動きを強く感じるトート。
熱く激しい愛でシシィを求め、彼女を巡ってフランツ・ヨーゼフと争う『最終答弁』のシーンは見応え充分。
宝塚的スタンダードな三角関係のドラマを観る面白さがありました。

* * *

では、今回の月組公演のトートは?
これは前述の2作品とはまったく異なるトート。
愛希れいか演じるシシィと非常に「近い」トートという印象を受けました。

物質的な距離ではなく、「似ている」感じ。
双子のように、もともとひとつだったものが分かれてしまったような。
シシィが綱渡りに失敗して木から落ちたとき、はずみで飛び出してしまった彼女の魂の一部みたいなトート。

イマジナリー・フレンドというのでしょうか?
彼女の心が生み出した「何か」が珠城りょうのトートであるように思えたのです。

シシィが辛いとき、苦しいとき、そっと現れ、手を差し伸べてくれる。
生きることがあまりに難しいとき、彼女の心が砕け散らないように、支えてくれる存在。
シシィの心の自己防衛機能とも言えるかもしれません。

救いであり、ここではないどこかへ連れて行ってくれる。
彼女の心が自由の空へ羽ばたくとき、翼となるのが珠城トートなのではないか?

もちろん、トートはトートとしてしっかり存在しており、彼の感情、思惑で動いてはいるのですが。
シシィの姿を通して見る方が、より明瞭に像を結ぶトート。
より密接にシシィの心に沿ったトート=珠城トート、と感じました。

今回の公演のメインヴィジュアルである、鏡越しに触れ合うトートとシシィは、まさにこのふたりの関係がよく表されています。
半身、分身、鏡像、同志、盟友、運命共同体…
さまざまな言葉が浮かびます。

珠ちゃぴコンビ演じるトートとシシィの関係は、恋人同士を越えた「魂の伴侶」または「ベター・ハーフ」という表現がふさわしいのかもしれません。
一度は分裂した魂の片割れ同士が再び一つになる。
純白の世界に昇天していくふたりの姿は限りない安らぎに満ちているように思えました。

演者が違えば、仕上がりもまったく違ったものになる。
再演を繰り返してきた作品ならではの面白さですね。

○エリザベート関連記事はこちら↓
月組に、いい風が吹いている│エリザベート
久々の聖地巡礼!宝塚大劇場月組『エリザベート』公演メニューレビュー
「父なるトート、母なるトート」圧倒的な力強さと包容力を併せ持つ珠城トート│エリザベート
どこのミュージアムですか!?―「死と乙女」珠ちゃぴエリザベート画像解禁
翔ぶがいい、カモメよ―愛希れいかの卒業
ミュージカル『エリザベート』マニアが辿るシシィの足跡と、その夫フランツ・ヨーゼフについて│ウィーン旅、土産話
自分史上最高のトート役者は誰?25年来のエリザベートファンと考えた
北翔海莉トートが観たい【エリザベート妄想キャスティング】
まぁ様のイメージが覆ったパッショネイトなトート!宙組『エリザベート』
真風フランツがとっても良かった!宙組『エリザベート』
初めてのエリザベート生舞台&ルキーニアドリブ
エリザベートデビューします!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

月組に、いい風が吹いている│エリザベート

月組『エリザベート』開幕からまもなく一週間。

いつもならせっせと感想を書き綴っているところですが、なぜかそんな気が起きません。
頭がいっぱい、胸もいっぱい。
さまざまな感情や考えが浮かんでは消え、まったく気持ちの整理がつきません。

有り体に言えば、すっかり圧倒されてしまったのですね。
今の月組が生み出す『エリザベート』の世界に。

MY初日に感じたのは、とても堅実で高品質な舞台であったこと。
月組は誰か一人が突出するのでなく、全員でひとつの世界を固めてくる印象が強いですが、今回とくに顕著。
『エリザベート』という作品の、純粋に筋書きの面白さ、楽曲の良さが際立って感じられ、深い満足を覚えました。

一言で言えば「揃ってる」。
月組の生徒さんって個々に見れば一人一人違う色をまとってらっしゃるんですけど、トーンが揃っていて、結果として作品全体を同じ色に染め上げることができるんですね。

今回のトーンはダークグレイッシュ。
ペールなヴィンディッシュ嬢や少年ルドルフ、ヴィヴィッドなマダム・ヴォルフがアクセントを添えます。
一枚の絵画を観るような充実感。

そう、充実しているのです。
月組生が発する強い力が風となって舞台から客席へ吹き抜けるような。
その風を、私は確かに感じました。

いま、月組にはとてもいい風が吹いています。
熱く、瑞々しく、満ち足りた、いい風が。
もしも『エリザベート』という作品がこの風を生み出したのだとしたら、今このタイミングで、この作品を月組に与えた巡り合わせに感謝します。

* * *

初回は2階中央、2回めは1階前列。
まずは全体をしっかり把握し、次に生徒さんの息遣いを間近に感じる。
私にとって理想的な観劇パターンでした。

実は『エリザベート』とはご縁が薄く、ほとんど観たことがなかった私。
初演から2009年の月組まではヅカ離れしていた時期と重なり、2014年花組は観ておらず、初めて観たのが2016年の宙組バージョン。
映像は初演雪組を一回観たきり。
今回の月組で、ようやく全貌を把握できた気がします。

かたや、連れ合いは大の『エリザベート』ファン。
ウィーンでたまたま観た初演を気に入り、その後、日本の宝塚で上演されると知って、初演雪組から観てきたツワモノ。
もともとハプスブルクマニアで、学生時代にジャーマンメタルバンドをやっていたこともあり、まさにドストライクだったみたい。
ストーリーでも音楽でも分からないことがあれば何でも答えてくれる、ありがたい存在です。

そんな連れ合いの感想は「月組のチームワークは素晴らしい」「組の総合力が高い」とのこと。
ほぼ同じ感触を得ていたようで嬉しく思いました。

ちなみに、珠トートのルックスは歴代でもかなり好みだそう。
フィナーレで銀橋から目線をいただき、「あのクールな眼差しがいい」と喜んでおりました。

私も始めのうちこそ「短髪がいい」なんて言ってましたが、実際の珠様(珠城りょう)のカッコいいこと!
ブルー・グリーンやバイオレットの混じったミステリアスなロングヘア。
トートの感情に合わせ、生き物みたいに揺れ動くんです。
それがとっても美しくて、すっかり魅了されました。
はい、ちょろいファンです。

そういえば、過去の記事で「歴代9名のトップスターが演じたトート。記念すべき10人めは誰?」なんて書いていたのですが…
まさか、珠様が10人めになられるとは!
大好きな方が、宝塚の財産ともいえる作品の主演を務める姿を、この目で観られるなんて。
この夢のような巡り合わせにも感謝です。

○エリザベート関連記事はこちら↓
久々の聖地巡礼!宝塚大劇場月組『エリザベート』公演メニューレビュー
「父なるトート、母なるトート」圧倒的な力強さと包容力を併せ持つ珠城トート│エリザベート
どこのミュージアムですか!?―「死と乙女」珠ちゃぴエリザベート画像解禁
翔ぶがいい、カモメよ―愛希れいかの卒業
ミュージカル『エリザベート』マニアが辿るシシィの足跡と、その夫フランツ・ヨーゼフについて│ウィーン旅、土産話
自分史上最高のトート役者は誰?25年来のエリザベートファンと考えた
北翔海莉トートが観たい【エリザベート妄想キャスティング】
まぁ様のイメージが覆ったパッショネイトなトート!宙組『エリザベート』
真風フランツがとっても良かった!宙組『エリザベート』
初めてのエリザベート生舞台&ルキーニアドリブ
エリザベートデビューします!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

500記事達成!礼真琴&BADDY強し!アクセスランキングTOP10

2016年のレビュー記念日に始めて、ほぼ丸2年の当ブログ。
ついに500記事を達成しました。

飽きっぽく、日記の類は続いた試しのない私ですが、ここまで来れたのもひとえに大好きな宝塚のおかげ。
なにより、貴重なお時間を割いて読んでくださる皆さまのおかげと深く感謝しております。
いつも本当にありがとうございます。

* * *

500とはいえ、そのうちの100は下書き状態なので、実際は400本ほどでしょうか?
400記事中、アクセスランキングトップ5は以下のとおりです。

No.1 いい仕事してますねぇ!鉄壁の二番手、礼真琴について│ANOTHER WORLD
No.2 “項羽と虞美人”を思わせる“鳳月杏と仙名彩世”│金色の砂漠
No.3 「人生は美しい」稀代のつっころばし、紅ゆずるが紡ぐ優しい世界│ANOTHER WORLD
No.4 星風まどかさんについて、組の名刺代わりのショー『シトラスの風』について
No.5 美女たちの競艶、仙名彩世筆頭のエイト・シャルマン│博多座 Santé!!

花組2、星組2、宙組1という結果。
1年前にも同じテーマの記事を上げていますが、上位にかなり変動がありますね。

比較的新しい、今年4~7月にかけての星組公演関連記事がぶっちぎりのトップとは驚きです。
礼真琴人気恐るべし!
2本ランクインの花組トップ娘役の仙名彩世さんも強いですね。
お二人とも歌・踊り・芝居の三拍子揃った実力派。
人気も納得です。

ちなみに、10位までに範囲を広げると月組が3本入ります。
カテゴリやタグにいたっては月組が独占。
1. 観劇記録│月組
2. ほぼ珠日記
3. #アーサー王伝説
月組ファンとしては嬉しい限りです。

* * *

「人気ページランキング」の他に「移動先ランキング」という項目もあります。
これがなかなか興味深い結果となりました。

No.1 阿弖流為(礼真琴)×坂上田村麻呂(瀬央ゆりあ)、役に生きたふたりの男│阿弖流為
No.2 パンセクシュアルなバッディ(珠城りょう)×性別越境者なスイートハート(美弥るりか)が登場する意義とは│BADDY
No.3 いい仕事してますねぇ!鉄壁の二番手、礼真琴について│ANOTHER WORLD
No.4 YATTYのいないBADDYなんて気の抜けたビールでしょ!輝月ゆうまの宇宙人力│BADDY
No.5 「あなた」でも「おまえ」でもなく、恋人を「きみ」呼びするスイートハートに心ときめく│BADDY

なんと、礼真琴さんを取り上げた記事がアクセス&移動先ランキングを連覇!
さらにアクセス1位の記事が、移動先の3位にも。

礼真琴、強し!

そして、月組生の魅力を最大限に引き出し、大好評を博した芝居仕立てのショー『BADDY』関連記事から3本ランクイン。

BADDY、強し!

個人ブログですので元々の内容に偏りがありますが、それでもこれほど綺麗に結果が出るのは面白いですね。

* * *

次なる目標は600本!
細く、長く、楽しく、続けていければ…と思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

久々の聖地巡礼!宝塚大劇場月組『エリザベート』公演メニューレビュー

月組の『エリザベート』を観に、本拠地宝塚大劇場へ行ってまいりました。
初日の金曜日は台風の接近でハラハラしましたが、翌土曜日は爽やかな夏の空。
img-20180825_1.jpg
大劇場を訪れるのは前回の月組公演『カンパニー/BADDY』以来、半年ぶり。
伊丹空港がすっかり綺麗になっていて驚きました。
到着フロアのソファがミナペルホネン!
イエローのタンバリン柄がとっても可愛い!
可愛すぎて座るの忘れた…
今週末また行くので、座り心地を確かめてきます。

阪急宝塚駅。
夢の世界の入り口です。
img-20180825_2.jpg
何度訪れても、胸弾む街。
流れる空気も心なしか甘く優しく感じられます。
これから大好きな舞台を観に行く、という高揚感がそう思わせるのでしょうか?
img-20180825_4.jpg
嬉しくて毎回撮ってしまう100周年の像。
娘役さんのドレスの裾の流れるようなラインが好き。
img-20180825_10.jpg
工事現場の目隠しまでが美しい。
壁の向こうでは新しい宝塚ホテルを建設中。
2020年の完成が楽しみですね。
img-20180825_3.jpg
フェリエで公演ランチを頂きました。
オードブルは「サーモンのセルクル 柿のミルフィーユと鴨サラダ添え」。
“サーモンとポテトサラダでオーストリアの国旗をイメージしました。エリザベートが食していたとされる鴨肉をサラダ仕立てにし、柿のミルフィーユのピンチョスを添えました。[公式サイトより抜粋]”
ねっとりしたサーモンにバジルソースのアクセント。
干し柿の濃厚な甘みに、かすかな秋の訪れを感じました。
男役さんの黒燕尾柄のプレートが観劇気分を盛り上げますね。
img-20180825_7.jpg
メインは「仔牛肉のグラーシュ風 コンソメとパプリカ風味」。
“エリザベートが好んでコンソメを飲んでいたという言い伝えがあり、ウィーンで有名な煮込み料理グラーシュをコンソメとパプリカで仕上げました。”
よく煮込まれたお肉がほろりと柔らかく、食べごたえがありました。
お肉の下に添えられたザワークラウトの酸味が利いて美味しかったです。
img-20180825_8.jpg
デザートは「オレンジのババロア」。
“エリザベートの故郷であるバイエルンにちなみ、フランス語で「バイエルンの」という言葉の意味を持つババロアを、エリザベートがダイエットの為に食べていたとされるオレンジを用いてデザートにしました。最後にティアラ(プラスチック製)を飾り、華やかに仕上げました。”
オレンジピールのほろ苦さがお気に入り。
さっぱり口当たりの良いデザートでした。
img-20180825_9.jpg
公演の感想を話しながら、ゆっくりデザートを楽しんでいたらBGMが突然『鳳凰伝』の「血だー!血だー!」に…
なんともシュールなレストランです。

殿堂を見学してから、大好きな『たからづか牛乳』のお店へ。
ソフトクリームとヨーグルトに蜂蜜を添えた「ヨーグルトサンデー」。
ミルクの味が濃いソフトクリームに、とろりとしたヨーグルトがベストマッチ。
さらりとした口溶けで、暑い日にぴったりのおやつでした。
img-20180825_5.jpg
定番の「ざらめヨーグルト」も。
連れ合いは「懐かしい味、昔ながらのヨーグルト」と喜んでいました。
img-20180825_6.jpg
単なる食い倒れ日記になってしまいましたね。
『エリザベート』は珠トートがカッコよく、月組のアンサンブルが素晴らしく、最高の舞台でした。
まだまだ胸も頭もいっぱいで整理しきれません。
落ち着いたら公演の感想もまとめます。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

凱旋門/Gato Bonito!!個別感想│望海/朝美/朝月/永久輝/綾/陽向

<凱旋門>

深く胸にしみとおる物語。
虚しく救いがないストーリーの中で、わずかな光はハイネ(朝美絢)ユリア(彩みちる)の若いカップル。
そして、ゴッホを愛する青年ローゼンフェルト(永久輝せあ)
極限状態に置かれても、愛や美を守ろうとする人間の善なる一面が垣間見られ、心に残った。

仄暗い舞台、儚いシャンソンに乗せ、終始ゆったりしたペースでの進行だったが、シュナイダー(奏乃はると)の登場あたりから急速に物語が動き出し、ぐいぐい引き込まれた。

アール・ヌーヴォー調の装置の美しさは出色。
幕開き、街灯がぽっと灯る演出もいい。
暗闇を照らす炎の色は無条件に心が安らぐ。
灯火管制により、その明かりが消えるラストシーン。
パリの街が暗黒に沈むさまがやるせない。

芝居とショーのコンビネーションが良かった。
同じ雪組の『星逢一夜/La Esmeralda』を思い出す。

望海風斗は色の濃い、ニヒルな影のある男がよく似合う。

ギャルソンの陽向春輝がハンサムで目を引いた。

公演デザート「回旋桃(かいせんもも)~パララ バナナ バニラ♪~」。
『雨の凱旋門』が流れるたび、頭の中で〽パララ バナナ バニラ〽が鳴り響いて閉口した。
よく思いついたね…こんなネーミング。

<Gato Bonito!!~ガート・ボニート、美しい猫のような男~>

「アビシニアン」「男役群舞」「クンパルシータのデュエットダンス」が良かった。
ディズニーシーのアトラクション『BIG BAND BEAT』を思わせる「ネコふんじゃった」が可愛い。

同じ藤井大介先生の『Apasionado!!』と構造が似た作品だ。

そろそろ、望海風斗率いる雪組の“正統派黒燕尾”が観てみたい。

朝月希和の活躍が嬉しい。
ゴールドベルク夫人の、しっとりした艷やかさ。
ショーでみせる明るく健やかな色気。
つい目で追ってしまう。

雪組異動後、さらに華やかさに磨きがかかった朝美絢
娘役に囲まれ、豹柄スーツで踊るシーンは独壇場。
この輝きのまま真っ直ぐ突き進んで欲しい。

随所で目立つ綾凰華

不思議な陰性の色気が光る永久輝せあ

レースのパンタロンスーツをまとった男役5人が望海に絡むシーン。
地毛のショートカットのまま、カーヴィーなボディラインをあらわにしたスタイルは背徳の味。
男のようで男でなく、女のようで女でなく。
黒塗りに光る汗がセンシュアルな美に拍車をかける。
新鮮な演出だった。

○凱旋門/Gato Bonito!!関連記事はこちら↓
轟悠のラヴィックについて。彼の選択は正しかったのか?│凱旋門
笑っちゃうくらい心地いい!望海風斗の美声に酔う│凱旋門
愚かしさゆえに君を愛す-可愛いファム・ファタール、ジョアン(真彩希帆)について│凱旋門

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

轟悠のラヴィックについて。彼の選択は正しかったのか?│凱旋門

医師であり、命を救うべき立場であるラヴィック(轟悠)。
メスで人の命を奪うことはなかったが、別なところで故意にふたりの命を奪った。
仇敵、シュナイダー(奏乃はると)を。

そして、愛するジョアン(真彩希帆)を。

シュナイダーに対する動機は明確で、ただ復讐のため。
しかし、ラヴィックがなにゆえジョアンの命を絶ったかは、はっきり説明することはできない。
愛する女が撃たれ、死の床にいる。
助かる見込みは到底無い。

ジョアンは負の感情に耐えられる女ではなかった。
痛いのも、苦しいのも、寂しいのも、怖いのも嫌い。
彼女の苦しみを取り除くため、無我夢中で手に取った一本の注射器。

ジョアンの腕に薬剤を流し込んだとき、彼は何も考えていなかったに違いない。
ただ、彼女に無用な苦しみを与えたくない。
「苦しまずに逝きたい」という彼女の最後の望みを叶えてやりたい。

男にそのような選択を強いるジョアンはやはり身勝手で酷い女かもしれない。
しかし、彼女はいつもどおり自分の気持ちを素直に口にしただけなのだ。

ラヴィックは後悔しただろうか?
それとも、あれで良かったと納得しただろうか?
答えは出ないだろうし、出るはずもない。

ラヴィックがその生涯を終えるまで、ジョアンの存在は決して彼の心から消えることはないだろう。
彼がジョアンの面影をまぶたに浮かべ、その命のろうそくの最後の火を吹き消したことを思い続ける限り、ジョアンはラヴィックと共にある。
ジョアンはラヴィックとひとつになったのだ。

愛する人に自らの手で永遠の安らぎを与える。
医者として、人として、正しいのか、正しくないのか?
しかし、それ以外、彼に何が出来ただろう?

迫り来る死、苦痛にもがき、のたうつ恋人。
命が尽きるまで、ただ側にいて手を握り、「愛している」と言葉をかけるのか?
…それとも?
生殺与奪の力は自分の手にある。
恋人の願いは確かに聞いた。

「おまえならどうする?」という問いを突きつけられた気がした。

誓いの凱旋門の前を、虚脱したかのようにさまよい歩くラヴィック。
しかし、なにがしかの明るさが滲み出るように思えたのは、彼の中に棲みついたジョアンのぬくもりゆえだろうか?

○凱旋門/Gato Bonito!!関連記事はこちら↓
笑っちゃうくらい心地いい!望海風斗の美声に酔う│凱旋門
愚かしさゆえに君を愛す-可愛いファム・ファタール、ジョアン(真彩希帆)について│凱旋門

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

愛する男(伊佐次)を失った卯之助とおしまの行く末は?│長崎しぐれ坂

ちゃぴちゃん(愛希れいか)出演作、掘り起こし感想の続き。
ずいぶん長い間寝かせていたので、改めて読み返すと当時はこんな風に感じていたのか、と新鮮な気持ち。
昨年5月の博多座公演『長崎しぐれ坂』のDVDを観た感想です。

* * *

改めて映像で観ると面白いですねー。
もちろん劇場で観た時も面白かったですが、初博多座+月組+珠様(珠城りょう)のトリプルコンボで浮かれ過ぎ、物語に集中してたかというと怪しい…

基本的に舞台の感想と大差ないですが、じっくり腰を据えてストーリーを追っていくと、気づかなかったことが見えてきて、じわじわ面白さが沁みてきました。

私、この作品かなり好きかもしれません。
むしろ『好きな演目ランキング』上位に入るかも。

物語を覆うやるせなさ、登場人物たちが抱える閉塞感。
言い様のない幕引きの虚しさ。
こう書くと陰鬱なイメージですが、不思議と後味は悪くないのですよね。
すべて浄化されるというか…

一から十まですべて説明し尽くされる芝居は好みではありません。
さまざまな解釈の余地を残す幕切れ、その余韻が『長崎しぐれ坂』にはありました。
そんなところが、この作品を好きな理由のひとつなのかもしれません。

* * *

とりあえず思いつくままに。

まず、伊佐治(轟悠)と卯之助(珠城りょう)が同い年の設定で、おしま(愛希れいか)が4歳下の設定でしたが、これは卯之助が最年少の方がしっくりきたかな?と。
卯之助の人物像からして、年上のお姉さんに憧れる少年像がハマるように感じたので。
とはいえ、子どもの頃は女の子の方がませているので、年齢より大人びた伊佐次とおしまに対して憧憬を抱く卯之助の図も悪くないのですが。

卯之助という男について、もう一度考えてみましょう。
思いきり穿った見方をすれば、こいつはとんでもない男です。

底の見えない男、矛盾だらけの男、卯之助。
行動原理がいまいちつかめない。
伊佐次に対する行動は、友情なのか愛情なのか、献身なのか憐憫なのか。

「こうあるはず」のタガを外して自由に考えてみると、とどのつまりは「伊佐次を死なせたくない」「自分の手の内に収めたい」。
そんな男じゃないことは百も承知ですが、卯之助の行動に整合性を求めると、どうしたってそこへ行き着くのです。

幼い頃の憧れだった男が、地に落ち、泥にまみれている。
伊佐次を救う道が断たれたならば、せめて自分の手で縄をかけたい。
しかし、卯之助が選んだ手段は…

相手を閉じ込めて離さない愛。
危うい境界をさまよう卯之助の心と、裏腹の結末。
これまでの珠城りょうの男役像に無い役で、新たな魅力を開花させました。

* * *

伊佐次を演じたトド様(轟)。
頭抜けて鮮やかな所作が目を引きます。
パッと裾をまくる、懐手をする、洋物芝居には無い動きの鋭さはさすが。
「色悪」という言葉がぴったりの男盛りの色気がこぼれんばかり。
これは女たちが放っておかないでしょう。

トド様本来の無頼の味が活きましたが、もうひとつ江戸を揺るがす大悪党っぷりが伝わる演出が欲しかったですね。
殺しや盗みを重ね、長崎まで流れ着いた男。
捕まれば死罪を免れない、崖っぷちな男。
伊佐次が抱えるヒリヒリした切迫感が、物語を彩るエッセンスとなるのです。

手下や李花(憧花ゆりの)を殴るだけじゃ、自分より弱い立場の者にしか手を上げられないちんけな男になってしまいます。
殴った後に抱いて慰めるようなクズっぷりもまた、伊佐次という男の凋落ぶりを示しているのかもしれませんが。

「女を殴る」そんな最低な男に成り下がった伊佐次。
そこには幼い頃、男としての生き方を教えてくれた伊佐次の面影はありません。
そんな男であっても救いたい卯之助。
かつての輝き、優しい思い出。
伊佐次を見殺しにすることは、卯之助自身の過去をも殺すことなのです。

伊佐次、おしま、卯之助。
彼らは誰ひとりとして前を向いていません。
ただ過去の中に光を求め、今に背を向けている。
息詰まるような関係です。

夏の終わりの生暖かい湿り気を含んだ重苦しい空気。
単調でもの悲しい『精霊流し』の「ドーイ、ドーイ」の声。
ゆるゆると、やるせない哀しみが胸に満ちる物語でした。

それぞれ違った形で伊佐次を愛した卯之助とおしま。
シーソーのように危ういバランスで運命は変わり、嵐の海に浮かぶ小舟のように翻弄されるふたり。
残された彼らがその後どのような人生を歩んだのか。
ふたりをつなぐかすがいであった伊佐次を失った彼らは二度と相まみえることはなかったように思えるのです。

○関連記事はこちら↓
月組ファンにまたまた朗報!8月31日はカルーセル輪舞曲記念日!?
-浄化する愛-ピエタを思わせるラストシーン、卯之助(珠城りょう)について│長崎しぐれ坂
-閉じ込める愛-卯之助(珠城りょう)について│長崎しぐれ坂
たった一言で世界が変わる、またしても愛希れいかに魅了された『長崎しぐれ坂』
【肉系男役×骨系娘役】たまちゃぴの相性の良さを再確認した│長崎しぐれ坂
博多座デビューしました!まだ覚めない夢の中│長崎しぐれ坂
お待ちかねの月組画像2点公開!長崎しぐれ坂&瑠璃色の刻
博多座『長崎しぐれ坂』上演決定&美弥さんおめでとう!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

笑っちゃうくらい心地いい!望海風斗の美声に酔う│凱旋門

巧いです。
だいもんさん(望海風斗)の歌、「巧い」以外の言葉が見つかりません。

心地よさに脳がリラックスし、思わず笑いがこぼれるほど巧い。
技術はもちろんのこと、とにかく声がいいんですね。
幾度となく聴いているはずなのに、毎回改めて「いい声だなぁ」と新鮮な感動を覚えるのです。

なにより素晴らしいのは、雪組トップコンビはふたり揃って巧いこと。

真彩希帆ちゃんはとにかく声が美しい。
南国の花のようにあっけらかんと明るく、強く、逞しい舞台姿。
その印象に反して、声は小さな銀の鈴の音を思わせる涼やかさ。
まさに天使の歌声。
どこまでも清らかに透き通る美声。
しかし、決してか細くはありません。

圧倒的な力強さを持つだいもんさんとのデュエットでも一歩も引くことはありません。
声と声のぶつかり合い。
喧嘩しているわけではなく、見事に溶け合い、厚みと深みを伴ったなめらかな襞となって客席を柔らかく包み込む。
そんな印象です。

「よくぞ、このふたりを組ませてくれました」
近年稀に見る大成功のカップリングだと思います。
って毎公演ごとに書いてますね、私。
役者の命は“声”―美声の“希望”コンビ誕生に快哉を叫ぶ│ひかりふる路
何度だって書きたいくらい、そう思うのですから仕方ないですね。

* * *

ショーでの客席降りなどは席種により不平等が生じますが、歌声だけは劇場のどこにも平等に分配される。
最前列のSS席でも最後列の立ち見席でも等しく享受できるタカラジェンヌの魅力。
歌こそ、だいきほコンビ最大の武器なのです。

ショーの終盤『サバンナ』。
真っ白な衣装のだいもんさんが大階段にひとり立ち、歌う。
しんと静まり返る劇場いっぱいに響き渡るアカペラ。
祈りにも似た歌に固唾を呑み、ただ、身を委ねる心地よさ。
素晴らしいシーンでした。

きーちゃん(真彩)について。
これは前回の記事にも書きましたが、彼女の声あってこそのジョアンですね。

『ひかりふる路』のマリー=アンヌ役でも感じたのですが、彼女の声質は上田久美子作品のヒロインにぴったりなのではないかと。
どんな声かというと、「か細く、ひっそりと、聴く者の脳髄に染み透るような声。周囲の喧騒から浮かび上がる、ある種の異質を感じさせるような密やかな声」。
※詳しくはこちら↓
上田久美子作品、ミューズたちの“声”―イリナという女│神々の土地

『凱旋門』観劇後、連れ合いに「真彩希帆ちゃんの声が良かった」と話しましたら、やはり「ヒロインの声は真彩希帆ちゃんが好き」と申しておりました。
「あと花組の…」「仙名彩世ちゃんでしょ?」とかぶせる私。

最も多くの台詞、最も多くの歌を割り当てられるトップコンビ。
彼らの声の美しさは、観劇後の満足度に大きく影響します。
これからも素晴らしい声で観客を魅了し続けて欲しいものです。

○凱旋門/Gato Bonito!!関連記事はこちら↓
愚かしさゆえに君を愛す-可愛いファム・ファタール、ジョアン(真彩希帆)について│凱旋門

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

愛希れいか率いる、可愛くってセクシーな月娘の魅力満載『S4妖艶』│カルーセル輪舞曲

まもなく月組トップ娘役ちゃぴちゃん(愛希れいか)の卒業公演が初日を迎えますね。
開幕までに、公開しそびれていた彼女の出演作の感想を上げていきたいと思います。
しばし、お付き合いくださいませ。

* * *

気づけば全てのシーンが大好きになっていた『カルーセル輪舞曲』。
観れば観るほど味わい深くて、観終わったばかりなのにまたすぐ観たくなる中毒性のあるショーですね。

そんな『カルーセル輪舞曲』ですが、MY初日に観た瞬間「これ好き!」と思ったのが、ちゃぴちゃん率いる娘役さんメインの『S4妖艶(アメリカ ニューヨーク)』。

前場面『船出(太平洋)』の銀橋で、「白馬の王子」珠様(珠城りょう)が水先案内人のみつるさん(華形ひかる)に「次はどこへ行くのか、意地悪しないで教えてよー」とじゃれつく姿はべらぼうに可愛かったですね!!
上級生男役に甘える珠様って尋常じゃない可愛さがあります。
みつるさんが大型犬にのしかかられてるみたい。

で、たどり着いたのが「レディマンハッタンS」のちゃぴちゃんを筆頭に、月組が誇る美女が勢揃いするクラブ。
コケティッシュに歌い踊るちゃぴちゃん、いいですねー!!
すーさん(憧花ゆりの)、なつこさん(夏月都)、くれあちゃん(玲実くれあ)、さちかちゃん(白雪さち花)。
月組の娘役さんはみんな大人っぽくてカッコいい持ち味の方が多いので、こういうシーンはぴったり!

そして、月組が誇るカッコいい系美女といえば、この人!
ちゅーちゃん(咲希あかね)!
見事なダンスで男役さんを乗りこなしていますね!

月娘の「かかあ天下」っぷり、好きです!
男役さんも尻に敷かれてると思わせて、決めるところはバシッと決める!

月組の良さってこういうところかなぁ?と思います。
強い娘役さんと対等に、むしろ更に逞しく包み込む男役さんの「器量」。
男女の力が拮抗し、互いが互いを支え、引き立て合うところに月組の舞台の良さがあるように思います。

大好きなからんちゃん(千海華蘭)は「ブラックホース」の歌手。
これは嬉しい!
本公演でも博多座でも、ひたすらからんちゃんに注目してました。
なんとも言えない洒脱な歌声。
ダンスも良し。
肩の使い方や視線の投げ方、目が離せません。

『Dance Romanesque』のフィナーレ、同じく当時のトップまりもちゃん(蒼乃夕妃)中心の娘役だけのナンバー『未来の記憶』で最下級生で入っていたちゃぴちゃん。
あのときの愛くるしい笑顔はそのままに、安心して一場面を任せられる堂々たる娘役トップとして花開かれましたね。
まもなく世代交代。
次へ、そしてまた次へと月娘の財産を受け継いでいって欲しいものです。

わかばちゃん(早乙女わかば)の「フロリダー!」の叫びも可愛い。
フラッパースタイルが本当によくお似合い。
わかばちゃんのデイジー(華麗なるギャツビー)を観てみたかったなぁ。
珠城りょう×早乙女わかばで『華麗なるギャツビー』が観たい!

このシーンになると、いつも月組版『シカゴ(Chicago)』が観たくなります。
ロキシー・ハート→ちゃぴちゃん。
ヴェルマ・ケリー→美園さくらちゃん。
ママ・モートン→白雪さち花ちゃん。
次期トップ娘役となるさくらちゃんとちゃぴちゃんが舞台でがっぷり組む機会がなかったのは残念。
せめて妄想劇場で…
もし、また「娘役主演公演」があるならば、娘役さんの芸も魅力も存分に発揮できるこういう演目が観たいですね。

○カルーセル輪舞曲関連記事はこちら↓
珠からんに挟み撃ち+殺し文句は「愛しとーよ」│カルーセル輪舞曲
珠様に「君が欲しい」と囁かれてたなんて│カルーセル輪舞曲
宝塚に関わる全ての人の温かさを知る│『カルーセル輪舞曲』2階席観劇記(3)
珠城りょうの雄叫び「オウッ!」に悩殺されるカルーセル輪舞曲
若々しく明るく、クラシカルで重厚│多面性が魅力の『カルーセル輪舞曲』取り急ぎ感想(2)
早く来い来いMY初日│“たぎる男S”珠城りょうに会いたい!
夢、遥かに。翼を授かった珠城りょう│カルーセル輪舞曲
イメージトレーニングが必要だ!大階段の0番に立つ珠様
珠城りょうが白馬の王子様!!
ゴールデントリオ誕生の予感!?『グランドホテル/カルーセル輪舞曲』制作発表会

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

プロフィール

noctiluca(ノクチルカ)

Author:noctiluca(ノクチルカ)
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
◇更新情報はこちら◇
Twitter‎@noctiluca94

ブログ内検索とタグクラウド

最新記事

カレンダー

07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

カウンター

宝塚歌劇団人気ブログランキング

にほんブログ村ランキング

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
14位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
演劇
1位
アクセスランキングを見る>>

ブロとも申請フォーム

noctilucaにメッセージを送る

お名前:
あなたのメールアドレス:
件名:
本文:

QRコード

QR

**