FC2ブログ

おやつが月からやって来た!│カンパニー/BADDY公演メニュー

ハーッハッハッハ!
待たせたな!
月組東京公演とっくに始まってるぜ!
BADDYー♪ BADDYー♪
ヤツらがムラからやって来た!

初日おめでとうございます!
楽しい楽しい1ヶ月の始まりです!

公演メニューも発表されました!
東京宝塚劇場 月組公演デザートのお知らせ

東京宝塚劇場内の喫茶・ラウンジ「Café de Repos」におきまして、月組公演『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』公演中、期間限定の特別デザートとなります、「頬張ってぃ -おやつは次々やってくる-」 410円(税込み)をご用意いたしております。[公式サイトより抜粋]

そうきたかー!
今回も冴えてる!
『月』と『次(々)』をかけてるのがさすがです!
『オグラアンコ ホテル』『ダルタニ杏仁 ~たべたいよう~』に続き、月組デザートのネーミングは秀逸。

ちなみに、私が考えていたのは『甘党は月からやって来る』。
Twitterでつぶやいたら、「『オヤツは月からやって来る』かも」とリプライいただきました。
『おやつ』当たってる!すごい!

デザート名から内容の想像がつきませんが、お味も凝ってます。

チョコレートプリンに、スパイス(カルダモン)をふり、 白いコーヒーゼリー、ホイップクリームをのせ、カカオをトッピング。ハートのチョコレートを添えて…SWEETなHEARTのチョコレートが乗った、ちょっと大人のGOODなデザートを頬張ってください。

チョコレートプリンと白いコーヒーゼリー+ホイップクリームで黒と白、悪と善を表している?
ぐるぐる混ぜて食べるのかな?

SWEETHEARTのチョコレート。

ちょっと大人のGOODなデザートを頬張って。

こんな仕掛けもファンには嬉しいですね。

そして、カルダモン。
なにげにスパイシーの美園さくらちゃんが隠れてる!?

“白いコーヒーゼリー”ってなんでしょうね?
気になります。
今週末、確認してきます!

公演ドリンクはこちら。
東京宝塚劇場 月組公演『カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-』特別メニュー 公演オリジナルカクテル「黒鳥」、公演オリジナルノンアルコールドリンク「パワー・ウイング」の販売について

オリジナルカクテルは大劇場ではカルピスベースの『白鳥』でしたが、東宝は『黒鳥』ですね。
『パワー・ウイング』は大劇場と同じものかな?
ノンアルコールの公演ドリンクを飲んだことがなく、あやふやでごめんなさい。

○公演オリジナルカクテル「黒鳥」
公演に登場する「白鳥の湖」に因み、ウォッカをベースにブルーベリー黒酢を合わせ、コーラで仕上げた黒いカクテルをご用意しました。(税込800円)
○公演オリジナルノンアルコールドリンク「パワー・ウイング」
公演に登場する「パワー・ウイング」をイメージして、マンゴーシロップとレモンジンジャーシロップを合わせ、ソーダで割ったノンアルコールドリンクをご用意しました。 (税込800円)[公式サイトより抜粋]

『パワーウィング』もさっぱりして美味しそうですね。
アルコールの有無を選べたらいいのになぁ。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

スポンサーサイト



心の栄養―『論語』再読

最近、『論語』を読み直しています。

普段、何気なく使ってる「温故知新」「不惑」「過ぎたるは及ばざるがごとし」「一を聞いて十を知る」。
これすべて『論語』に由来する言葉や言い回し。

遠くの友達が訪ねて来るときは「友、遠方より来たる」とか言ってみたりして。
ここまで頭と口に馴染んでいる『論語』。
もう一度ちゃんと読んでみようかな?と手に取ったら、面白いこと、面白いこと。

学生時代の漢文の授業では文法や訳に精一杯で、肝心の内容はきちんと頭に入っていたとは言い難いのですが、おとなになって読み返すと腑に落ちることが沢山。

人生の指針、自己啓発、また人間関係やビジネスにも役立つ言葉が詰まっているのですね。

世の中の様々な動きを見るにつけ、それと符合する孔子の言葉が浮かぶのが面白いところ。
たとえば、日々ニュースを賑わす不祥事の数々。
発覚した時点で適切に対応すれば速やかに収束するものを、発覚を免れようと隠蔽に走り、更に状況を悪化させる。

これらの問題はさしずめ『君子喩於義、小人喩於利(君子は義にさとり、小人は利にさとる)』でしょう。
“優れた人は物事の道理をわきまえて行動するが、道徳心に欠ける人間は損得だけで行動するものである”
と言った意味でしょうか。

目先の利益に目がくらみ、問題をごまかそうとすれば、かえって高くつく結果になる。
君子は一時的には損になろうとも、選ぶべき正しい道を進むものである。

他にも、『過ちて改めざる、是れを過ちと謂う』『学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆うし』など、頷ける言葉がいっぱい。

部下の育成に試行錯誤する連れ合いにも薦めたところ、熱心に読んでいます。
以前は「当たり前のことしか書いていない」と申しておりましたが、やはり社会人目線で読むと、学生時代とは異なる収穫があるようです。
今では何かというと、会話の中に孔子の言葉を引用している私たち。

ちなみに私が好きなフレーズは『君子はこれを己に求む』と『賢を見ては斉しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる』ですね。
常に謙虚でありたいものです。

それにしても、紀元前に生きた孔子の言葉が2500年後の現在も立派に通用するのは驚きです。
真理は普遍的なもの。
『論語』を手に取るたび実感します。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

春爛漫!上野の桜と浅草散歩+もはやアートな食品サンプル

東京は今日が満開でしょうか?
咲き始めると、あっという間ですね。

先々週末、染井吉野にはまだ早かったですが、ぽかぽか陽気に誘われて街歩きに出ました。
万世橋から浅草へ抜け、隅田川で川下り。
浜離宮で船を降り、銀座までぶらぶら。
桜の季節には特にお薦めのコースです。

上野公園では枝垂れ桜が見頃でした。
img-20180320_7.jpg
観光客も大勢。
桜に心浮き立つのは万国共通のようです。
img-20180320_8.jpg
染井吉野よりピンクが濃い大寒桜(オオカンザクラ)。
img-20180320_13.jpg
マンホールの蓋まで桜模様。
img-20180320_9.jpg
上野駅前を抜けて、浅草通りを真っ直ぐ。
途中、かっぱ橋道具街に寄り道。

目的は大好きな食品サンプルの専門店。
なかでも『まいづる』のファンな私。
いつ訪れても、ため息が出ます。
(店内撮影OK)
img-20180320_10.jpg
スマホケースもよりどりみどり。
img-20180320_11.jpg
卵のぷるんとした質感に一目惚れし、納豆ご飯+卵(↑下段右から二番目)のキーホルダーバージョンを手に入れましたが、本物らしすぎてギョッとされちゃうんですよね。
二度見どころか三度見されることもしばしば…

喫茶店のショーケースでおなじみのコレ。
もはやアート。
MoMAに展示したい。
img-20180320_12.jpg
ようやく浅草に到着。
img-20180320_14.jpg
水上バス乗り場に行ったら、タッチの差で15:05の浜離宮行き最終便が出たばかり。
途中で寄り道しすぎたみたい。
予定変更、浅草で遊んで帰りました。

明後日いよいよ月組東京公演が初日を迎えますね。
遠征しておいでになる皆さま。
朝イチでスカイツリーの『宝塚歌劇 in TOKYO SKYTREE』を訪れ、隅田川の川下りを楽しみ、浜離宮からお散歩がてら銀ブラ。
〆に東宝の15:30公演を観る、なんて週末プランはいかがでしょうか?

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

失われたポエジー、“小池流”最大公約数のための『ポーの一族』

小池先生の悲願だった『ポーの一族』舞台化。
明日海りおという稀有な役者を得て、ついに実現しました。

原作の持つ透き通るような美しさを、どのように表現するのか。
私の、そしておそらく多くのポーファンの、最大の関心事だったと思います。

個々の役者の評価はさておき、全体の印象は「ストーリーとしては過不足なし」。
ドン・マーシャルやマルグリット・ヘッセンらのストーリーテラーを上手く配し、ポーを知らない観客にも分かりやすい運びとなっていました。

明日海りおや柚香光を始め、キャラクターの再現性はばっちり。
舞台の絵面も美しい。
“ポーの一族ダイジェスト”としては十分。
チケット代に見合う舞台でした。

しかし、分かりやすさに重点を置いたことで失われたものもあります。
まず第一に、原作の持つ香気が消え失せ、やや大味な仕上がりとなったこと。

オープニングはキャスト総動員のダンスナンバー。
一幕最後は再び舞台に全員集合、主演が銀橋で見得を切る。
ラブシーンはバルコニーの上、廻り盆で360度ばっちり見せる。

直近の小池作品『All for One』や『眠らない男・ナポレオン―愛と栄光の涯に―』とのデジャブ。
極めつけは客席に迫り来るゴンドラ。
小池先生お馴染みの演出テンプレートに『ポー』の筋書きをポンと当てはめた印象です。

残念ながら、このダイナミックな作劇は『ポー』にはそぐわないものでした。

『ポーの一族』に感じる儚い透明感や甘い叙情性。
宝塚の大舞台で描き出すには難しい感覚かもしれません。
2,500人収容の大劇場のスケールに負けない大スペクタクルに「仕上げなければならない」ジレンマを感じました。

壮大で躍動感に満ちた『All for One』や『眠らない男』は面白かった。
しかし、その手法がポーに相応しいものであったかは疑問が残ります。
ワイルドな骨付き肉の塊も、繊細な白身魚のひとひらも、同じソースで仕上げて良いものでしょうか?

* * *

第二に、騒々しさや余白の無さが気になりました。
散漫な印象の降霊術のシーン。
8人のエドガーの影。

大勢の組子に役をつける必要があるのは承知ですが、ここはカットして、アート家でのメリーベルのエピソードをしっかり描くべきだったと思います。
宝塚版では一瞬で流された、オズワルドやユーシスとの関係。
エドガーとメリーベルの出生の秘密。

人間だった頃の光が強ければ、バンパネラとなってからの闇が深まります。

舞台からの情報のみでは、メリーベルがむやみにフラフラしている具合の悪そうな女の子にしか見えないのが残念でした。
本来の彼女は、活発で明るく、淡い恋の喜びも別れの虚しさも知る少女なのですから。

アランにプロポーズされたメリーベルが声を上げて泣いたのには驚きました。
エドガーからポーの血を受け、共に永遠の時を生きる彼女を形作るものは“諦観”であり、その彼女が「声を上げて泣いた」のは感情過多に映りました。

諸々の制約に縛られずにいたら。
もっと小さな劇場での興行であったなら。
無意味と知りつつ、考えてしまいます。

* * *

漫画界の金字塔『ポーの一族』。
観客には熱狂的なファンもいれば、原作をまったく知らない方もいます。
その温度差をどう縮めるのか?

「最大公約数の満足」を追求した結果が今回の舞台だとすれば、これは「成功」であると言えます。
70名を超える生徒と舞台機構をフルに使い、東西3ヶ月間×1公演2,000~2,500人の観客に一定の満足を与える。
容易なことではありませんが、宝塚版『ポーの一族』はクリアしました。
むしろ、一部の演出に対する違和感を除いては、これ以上は望めないほどの出来栄えと言って良いでしょう。

しかしながら、最大公約数の満足と引き換えに、原作の持つポエジーが失われたのが残念、というのが私の総評です。

○『ポーの一族』関連記事はこちら
「エドガーがいる」―私の心のエドガーと明日海エドガーがひとつになった│ポーの一族
【公演ドリンクレビュー】花組『ポーの一族』オリジナルカクテル/バラの花園☆☆☆☆☆
この世ならざる“美”を極めた明日海エドガー│ポーの一族
“永遠の命”がもたらすものとは?ふたつの不死の物語“ポーの一族VS不滅の棘”│不滅の棘感想
ニュース続きの三連休/飛鳥裕さんご卒業/ポーの一族配役発表
『ポーの一族』満を持して舞台化!みりおエドガーに高まる期待

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

ポーの一族/ハンナのお花屋さん│日比谷シャンテ 宝塚歌劇 花組ステージ衣装コレクション

ポーの一族/ハンナのお花屋さん —Hanna's Florist—│日比谷シャンテ 宝塚歌劇 花組ステージ衣装コレクション。

ポーの一族
img-20181011_7.jpg
img-20181011_3.jpg
img-20181011_4.jpg
img-20181011_5.jpg
img-20181011_6.jpg

ハンナのお花屋さん —Hanna's Florist—
img-20181011_8.jpg
img-20181011_1.jpg
img-20181011_13.jpg
img-20181011_14.jpg
img-20181011_2.jpg
↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitter(ブログ更新情報)↓
‎@noctiluca94

「エドガーがいる」―私の心のエドガーと明日海エドガーがひとつになった│ポーの一族

「あ、エドガーがいる」

メリーベルが消え、シーラも男爵も消滅し、ただひとり残されたエドガー。
音もなくアランの部屋の窓辺に立つ明日海エドガーを見た瞬間、そう感じました。
「エドガーがいる」と。

物語も、はや終盤。
私の中のエドガー像と、現実の明日海りおのエドガーがようやく重なり合い、ひとつになったのです。
それは不思議な、胸がきゅっと締め付けられるような感覚でした。

『ポーの一族』を知ったのは30年近く前のこと。
始めはふわふわ淡いタッチで、過去と現在を行き来しながら、やがて濃く色づき、くっきりと輪郭を表すバンパネラの物語。
宝塚版では原作の『ポーの村』『グレンスミスの日記』『ポーの一族』『メリーベルと銀のばら』のエピソードがメインとなります。

木々の梢から降り注ぐ光。
頬を撫でる優しいそよ風。
水車を回す川のせせらぎ。
沈丁花の澄んだ香り。

柔らかく透き通った描線が紡ぎ出す、印象派の絵画のような明るさに満ちた世界。
モノクロームなのに、確かに光のきらめきや風の匂いを感じるのです。
この表現は衝撃でした。

光のみならず、影の深さも印象的。
白と黒の巧みな配分で、生と不死のコントラストを視覚に訴えます。

大胆に分割された画面に散りばめられるモノローグ。
言葉のひとつひとつが詩であり、その連なりは音楽のよう。

子どもの頃は素通りしていた部分も、おとなになって読み返すとしみじみ味わい深い。
読み手の年齢なりに様々な受け止め方ができる物語です。

思い入れのある作品だけに、舞台化を知った時は鼓動が高鳴りました。
平常心で観られるのか、一抹の不安もよぎります。

「漫画には漫画の、演劇には演劇の表現がある」ことは百も承知。
“模範解答”を基準にした“答え合わせ”の気持ちで観ることだけはすまい。
舞台に心を預けよう、そう決めて席についたのです。

しかし、カチカチに固まった私の心はオープニングで吹き飛びました。
肉体を得たエドガーたちが生きて、動いて、歌って、踊っている。
儚い淡彩画が濃密な油彩画となって現れたような、なんとも不思議な感覚です。

みりおさん(明日海)の頭上を一閃するちなつさん(鳳月杏)の脚!長っ!!
ぐずぐずした物思いは、ちなつレッグのひと蹴りで木っ端微塵。
以降は宝塚版ポーの世界に没入することができたのでした。
ありがとう、ちなつさん。

そして、冒頭のシーン。
傷つき混乱したアランの前にエドガーが姿を現します。
原作そのままに、ふわりとカーテンを揺らす風。

この時、ひやりとした空気が本当に私の頬をかすめましたが、そういう演出だったのでしょうか?
通路際の席だったので偶然かな?
タイミングの良さに、ぞくりとしました。

「きみもおいでよ ひとりではさびしすぎる」

不死はひとりで抱えるには重すぎる。
“創るものもなく 生みだすものもなく うつる次の世代にたくす遺産もなく”
果てしない時が、ただ傍らを流れ去るのを見つめるだけ。

愛する者に不死を与えるのがどれほど残酷か、分かっていながらも止められない。
心も凍ってしまえばいっそ楽なのに、感情は人間だったときのまま。
ひとりは寂しい、ひとりでは生きられない。
だから、寂しさを分かち合える相手を求めずにいられない。

底知れない不死の苦しみ、寂しさ、虚しさの結晶。
それが「きみもおいでよ ひとりではさびしすぎる」なのです。

成人を迎える前に永遠の命を与えられた少年。
みりおエドガーは、まさにその不確かさを内包していました。

実在しないはずのエドガーに実体が与えられた。
みりおエドガーと花組のポーの一族を、この目で観られたことは幸せでした。

○『ポーの一族』関連記事はこちら
【公演ドリンクレビュー】花組『ポーの一族』オリジナルカクテル/バラの花園☆☆☆☆☆
この世ならざる“美”を極めた明日海エドガー│ポーの一族
“永遠の命”がもたらすものとは?ふたつの不死の物語“ポーの一族VS不滅の棘”│不滅の棘感想
ニュース続きの三連休/飛鳥裕さんご卒業/ポーの一族配役発表
『ポーの一族』満を持して舞台化!みりおエドガーに高まる期待

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

三月大歌舞伎初日を観て来ました│夜の部:於染久松色読販/神田祭/滝の白糸

年下の友人に「歌舞伎を観て来た」と話したら「高尚な趣味ですね」と返されました。
「そんなことない、気安い娯楽よ」と言いかけた私。
続く言葉で腑に落ちました。
「台詞とか難しくないですか?」と。

武家社会などを扱った時代物は難しい台詞も多いですが、江戸時代の庶民の日常を扱う世話物や、近年新たに書かれた新作歌舞伎ならぐっと親しみやすく、現代劇を観る感覚で楽しめます。

しかし、歌舞伎のハードルは決して高いものではありません。
『三月大歌舞伎』の『滝の白糸』は、「難しい」「とっつきにくい」といった歌舞伎に対するマイナスイメージを払拭するのに最適な演目と言えます。

* * *

泉鏡花原作(『義血侠血』)、坂東玉三郎演出『滝の白糸』。

明治初期。越中高岡から石動(いするぎ)に向かう馬車に乗った水芸一座の太夫滝の白糸は、文明開化の誉れ高い馬車が人力車に追い抜かれたので馬丁に文句を言います。すると、馬丁の村越欣弥という青年は白糸を抱いて馬に跨り、人力車を颯爽と追い抜いてみせるのでした。欣弥のことが忘れられない白糸は、金沢の卯辰橋(うたつばし)で再会を果たすと、法律を学びたいという欣弥の話を聞き、学費の仕送りを申し出ます。3年後、白糸は欣弥への仕送りのために太夫元で借りたお金を南京寅吉らに強奪され錯乱してしまい…。
滝の白糸を5度にわたり演じた坂東玉三郎が演出を勤める、歌舞伎座での上演は昭和56(1981)年以来となる泉鏡花の名作にご期待ください。[歌舞伎総合公式サイト:歌舞伎美人より抜粋]


玉三郎と鏡花は縁が深く、『天守物語』や『外科室』の映画化を自ら手がけています。
『外科室』の撮影場所となった小石川植物園を訪れると、つつじの花影の向こうから主演の吉永小百合がふと姿を見せるような、そんな幻想に囚われます。

滝の白糸を演じるのは今回初主演となる中村壱太郎。
彼女が愛する村越欣弥は尾上松也。

恋人のため殺人を犯した滝の白糸。
しかし、彼女は捕まりません。
その罪を、自分の金を奪った南京寅吉らにかぶせるのです。

殺人、そして冤罪。
サスペンス・ドラマを観ているようにハラハラドキドキ。

圧巻は、終盤に繰り広げられる法廷シーンの心理戦!
滝の白糸の援助により判事となった欣弥。
証人台に立つ滝の白糸こと、水島友(とも)。

判事席の片隅。
西日に照らされ、浮かび上がる欣弥の顔。
自らを裁く人々の群れに、愛しい人の姿を認め、思わずよろめく滝の白糸。
「具合が悪いなら椅子を用意させる」との裁判長の申し出に「光がまぶしくて…」と答える彼女。
この演出は見事でした。

愛する人のため、法廷を欺こうとする女。
いとしい男の前で、自らを偽り続けることができるのか?

傾きかけた陽の光。
温かなオレンジ色が、足元から崩折れそうな滝の白糸の絶望をしらじらと照らし出し、ひどく寂しい空間を作り上げていました。

愛と罪のはざまで揺れる心を、背中で語る壱太郎。
法廷シーンで観客に見せるのは後ろ姿のみ。
最もよく感情を表す視線と表情を封じられ、声色と背中だけで演じなくてはならない。
それにより、観客は滝の白糸と同じ視界を共有することができるのです。
すなわち欣弥の座る裁判員席。
自然と私たちの心はヒロインに同調します。

自分のために罪を犯した女を裁く、松也の張り詰めた声。
松也はやはり“舞台”の人ですね。
劇場の屋根にカーンと当たって跳ね返るような力強さ。
ハリのある豊かで明晰な声。
口跡も抜群で聞いていて気持ちいいです。

しかし、法廷では苦しげに絞り出される声に変わります。
愛と正義の板挟みの煩悶が、腹の底から火を噴き、喉元を焼き焦がすよう。

仄暗い舞台に対峙する滝の白糸と欣弥。
それを俯瞰する私。
世界にたった三人だけ取り残されたような錯覚を覚えます。

結末は「これぞ、悲劇」。

緊迫した台詞の応酬。
幕切れのカタルシス。
芝居好きな方に是非観ていただきたい作品です。

* * *

ざっとこのような感想を友人に話したところ、興味を持ってくれたようです。
「そういえば、ワンピースとかもやってますもんね」と。
そうそう!そうなの!
歌舞伎って案外、間口が広いの。
ゴージャスで古典的な“ザ・歌舞伎”演目も良いけど、ビギナーには親しみやすさも大切。
『滝の白糸』は歌舞伎デビューにも最適な作品としてお薦めしたいですね。

他、素晴らしかった方々。
滝の白糸の一番弟子、桔梗を演じる中村米吉。
桔梗が口を開いた瞬間「歌舞伎はいつの間に女性が舞台に上がるようになったの?」と錯覚してしまうほど、自然な美しい声で驚きました。

そう言えば、『日本振袖始』の稲田姫でも「可愛いなぁー」と思ったのでした。
これから米吉さんの出演作をこまめにチェックしたいと思います。
あまりの可愛さに、すっかりファンになってしまいました。

○歌舞伎関連記事はこちら。
猿若祭二月大歌舞伎:昼の部『四千両小判梅葉/扇獅子』を観て来ました!
十二月大歌舞伎:第三部『二人椀久/京鹿子娘五人道成寺』を観て来ました!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

月組『カンパニー』非公式公演ドリンク!?サッポロビール“月のキレイな夜に”

月組ファンのTwitterを賑わせているお酒。
サッポロビールの『月のキレイな夜に』。
img-20180316_1.jpg
月組ファンの心を捉えたのは、単に『月』がモチーフだからではありません。
公演中の『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』で、主人公の青柳誠二(珠城りょう)が、想いを寄せる高崎美波(愛希れいか)に告げるのです。

「今夜は月が綺麗ですね」

あなたと眺める月は冴え冴えとして一層美しく感じられる。
不器用で控えめな青柳の、精一杯の愛の言葉です。

『月のキレイな夜に』の発売日は今年の1月16日。
2月9日に初日を迎えた『カンパニー』に合わせたようなタイミングではありませんか!?
(単なる偶然でしょうが、こう思った方が楽しいですね)

“フルーティーな香りと余韻を楽しむBelgian White Style. コリアンダーシードやオレンジピールを使用したベルジャンホワイトスタイルに、フレーバーホップを一部使用することで、フルーティーな香りとやわらかい口当たり、心地良い余韻を実現しました。[パッケージより抜粋]”

早速頂いてみました。
アロマを楽しむため、冷やし過ぎずに。
透き通った淡いレモン色がグラスを満たします。
月組カラーですね!

きめ細かい泡、まろやかで優しい甘み。
思ったよりアロマは強くありません。
個人的にはもっとスパイシーでもいいかな?

「今夜は月が綺麗ですね」
グラスを片手にひととき、ロマンティックな気分に浸るのも悪くありません。

○公式サイトはこちら
サッポロビール│月のキレイな夜に
※ファミリーマートまたはサークルK・サンクス限定販売です。

余談ですが、私の好みはコクがあり、しっかり濃い味わいのビール。
柑橘系のフルーティーな香りを求めるならば、コエドブルワリーの『伽羅』や、ヤッホーブルーイングの『よなよなエール』がお薦めです。

これから暖かくなってくると、ますますビールが美味しくなります。
お付き合いの席が増える春、適量を守って楽しい時間を過ごしましょうね。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

軽井沢のセンセ、旅に出る。

浅見光彦シリーズで知られる推理作家の内田康夫氏が亡くなりました。

信濃のコロンボ、岡部警部、そして浅見光彦。
先生の筆から生まれた愛すべきキャラクターたちが紡ぐ世界。
読みやすく平易な文章、緻密なミステリ。
デビュー作『死者の木霊』の完成度の高さは衝撃でした。

自分がいつの間にか光彦さんの年齢を追い越したとき、なんとも言えない感慨を覚えたものです。
TVドラマシリーズで光彦役を演じた俳優の榎木孝明さん。
生みの親である先生をして「光彦がいる」と言わしめた彼がやがて、光彦の兄、陽一郎役で出演されたときも。

光彦さんは永遠の33歳ですが、物語は時の流れと共に、違った形で読者に寄り添ってくれる。
同じように感じている方は大勢いらっしゃると思います。
それだけ、ファンを惹きつけてやまない息の長いシリーズを書き続けられた先生。

数年前、軽井沢の『浅見光彦倶楽部(現在は浅見光彦記念館)』と、クラブハウス別館として建てられたティーサロン『軽井沢の芽衣』を訪れたのは懐かしい思い出です。
記念館には献花台が設けられるそうです。
日程など詳しくはこちらから。
浅見光彦記念館

ひとつの時代が終わった寂しさを感じますが、先生の作品は末永く愛され続けます。
多くの喜びを世に送り出してくださり、ありがとうございました。

軽井沢のセンセは旅に出られた。
きっと日本のどこかで、次なる一作の取材をしてらっしゃるのでしょう。
どうぞ、良い旅を!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

【公演ドリンクレビュー】月組『All for One』 ベルフォンテーヌ/Soleil(太陽)☆☆☆☆☆

新しい公演が始まるたび、様々な工夫で私たちを楽しませてくれる宝塚歌劇。
演目にちなんだオリジナルメニューもそのひとつ。

観劇気分を盛り上げるアルコールやソフトドリンク(大劇場/東宝)。
作品のイメージに沿ったお食事(大劇場)。
愛すべきダジャレデザート(東宝)。

演劇は五感のうちの視覚や聴覚で味わう芸術ですが、オリジナルメニューを口にして味覚や嗅覚を刺激すれば一層強く心に残ります。

トップコンビの出身地の食材や、作品の舞台の郷土料理を取り入れたメニュー。
登場人物たちが口にしたかも知れないものを共有することで、作品への理解が深まるのは嬉しいものです。

昨年夏の月組公演『All for One』の公演ドリンク・オリジナルカクテルも、見て楽しく、飲んで美味しいラインナップでした。

○公演ドリンク│ブティーノ ベルフォンテーヌ(白ワイン)
img-20170928_3.jpg

ベルフォンテーヌは、I.G.Pコート・ド・ガスコーニュに認定されております。I.G.Pとは、フランスワインの品質基準となる「格付け」でI.G.P(地理的表示保護ワイン)に認定されているワインです。このカテゴリーは、2012年に地理的表示保護ワインと言う名称になりましたが、それ以前ではヴァン・ド・ペイとして広く知られておりました。今日ではフランス全体の約34%がこのカテゴリーに認定されており、生産地域の指定・ブドウ品種の指定・生産量・最低アルコール度数などをクリアーして、専門委員会での認定を受けなければなりません。(税込800円)[公式サイトより抜粋]

軽やかな酸味のある、すっきりした辛口。
さらりと水のような口当りで飲みやすかったです。

○公演オリジナルカクテル│Soleil(太陽)
img-20170928_4.jpg

ベルフォンテーヌ(白ワイン)をベースに、パッションフルーツのシロップを加え、ソーダで仕上げました。(税込800円)[公式サイトより抜粋]

ベルフォンテーヌのキリリとした味わいはそのままに、パッションフルーツの華やかな香りと爽やかな酸味が加わりました。
心地良いソーダの刺激が、まだ暑さの残る初秋の公演にぴったり。

#公演メニュー タグを作りました。
我ながらニッチですねー。
次にこのタグを使うのは『カンパニー/BADDY』東京公演かな?
どんな公演メニューが登場するか楽しみですね!

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

プロフィール

野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
◇更新情報はこちら◇
Twitter‎@noctiluca94

ブログ内検索とタグクラウド

最新記事

カレンダー

02 | 2018/03 | 04
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カウンター

宝塚歌劇団人気ブログランキング

にほんブログ村ランキング

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
5位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
演劇
2位
アクセスランキングを見る>>

ブロとも申請フォーム

noctilucaにメッセージを送る

お名前:
あなたのメールアドレス:
件名:
本文:

QRコード

QR

**