FC2ブログ

“鋼鉄の天使”千海華蘭から目が離せない│All for One

ロベール=千海華蘭、最高じゃないですか?

ダルタニアン率いる銃士隊=正義、ベルナルド率いる護衛隊=悪、の図式で成り立つ『All for One』。
黒尽くめのお衣装にダークなメイクと、思いきり分かりやすくヒールに徹する護衛隊三羽烏(五人衆)。

れいこベルナルド(月城かなと)の左右に、からんロベール(千海)、まゆぽんクロード(輝月ゆうま)とか…
なにこれ?私へのサービス?って思いましたね、はい。

もともと、からんちゃん大好きな私ですが、今回さらにアツいです!
冷たーくて、悪ーい顔した“黒からん”が滅法カッコよくて、目が離せません!

まず、ヴィジュアルが最高ですよね!
スチール写真を観て「フォーーーッ!!!」ってなった(詳細はこちら)んですが…

実物もめちゃくちゃカッコよかった!

あの冷たい色気の源はどこでしょう?
歌、踊り、共に極めて高いレベルで目を引くからんちゃんですが、特に好きなのはお芝居。

どの役も素敵ですが、『Bandito』のマイケル、『舞音』のレイモン、『アーサー王伝説』のマーリンなど、物語世界を俯瞰で観ているような、傍観者的役割で最も彼女の魅力が活きるように思います。
役柄に関わらず、一点どこか冷徹なところ、全てを見透かすような視線は、彼女自身の役者としての客観性に通じるものがあるように思うのですが…

今回の役の最大の特徴は、なんといってもあの髪色。

なぜ、紫??

近未来物やファンタジー作品であれば、カラフルな髪色の人物が居ても違和感はありませんが、『All for One』は一般的な時代物ですよね?
やや漫画チックな内容ではありますが、ヴィジュアルに関しては飛び抜けて奇抜な方はいらっしゃいません。

その中でひとり、非現実的な紫色。
かと言って、悪目立ちしているのではありません。
クールでミステリアス。
ロベールというキャラクター独特の浮遊感を醸し出すのに一役買っています。

世界観に合わないとなれば演出家からNGが出るでしょう。
髪の毛が紫色の人物、同性に心惹かれる人物、さりげなく存在するキャラクターに“小池三銃士”ワールドの思いがけない懐の広さを知るのです。
…なんて穿ち過ぎでしょうか?

ともあれ、プロローグでさりげなく銃士隊に交じってる金髪ロングのからんちゃんも捨て難いですね。

さて、ここからは個人的なロベール注目ポイントです。

・注目ポイントその1→初登場シーン(酒場)
ポルトスが投げた酒樽を振り向きざまにキャッチ!
すかさず投げ返す!
酒樽って掴みにくくないですか?
毎回危なげなく受け止めているのが地味に凄い。

ポルトス(暁千星)と組み合って、ぴょこぴょことシーソーみたいな動きをするところ。
完全に宙に浮いてるロベールが可愛い!

めちゃくちゃ強いのかな?と思いつつ、実はそれほどではなく、羽交い締めにされて酒場の女の子のパンチを食らったり、接近戦になると案外弱いのもツボ。

何と言っても可愛いのは、ポルトスに後ろ首掴まれて、頭ごっつんこされるロベクロ!
スローモーションシーンではポルトスにゆ~っくり殴られるロベール。
結構やられたい放題ですね…

帰り道、クロードの肩を借りてひょこひょこ歩く姿がこれまた可愛い!

余談ですが、この後、ジャンとポールに報酬を渡すベルナルドを目撃するダルタニアンのシーン。
ロベールに誰何され、とっさに自分のマントを広げてルイーズを隠す、珠様(珠城りょう)のガニ股っぷりが最高に可愛い!

・注目ポイントその2→「ごめん」品評会、からの銃士隊解散宣言のギャップ
毎回、袖でダルタニアンの「ごめん」品評会を繰り広げているらしい護衛隊の面々。
あんな黒尽くめのコワモテな連中(主に、まゆぽんとれいこさん)が、壁ドン→キス→「ごめん」にキャピキャピしてるかと思うと…
直後におっかない顔して、下手花道に勢揃いする彼らを見ると、その落差に笑いがこみ上げてきちゃいます。

・注目ポイントその3→マリア・テレサ歓迎の宴、からの大立ち回り
このシーンはダルタニアン×ロベールの斬り合いが多く観られるので、個人的に大喜びです。
銃士隊一の遣い手のダルタニアンに立ち向かえるということは、護衛隊ではそれなりの腕と見込まれてるということかしら?
ここでも機敏な動きが目を引きますね。
立ち回りなのに、剣舞かと思わせる華麗さです。

ベルナルドが二刀流に使ったレイピアを、放って寄越すダルタニアン。
拾い上げて、客席に背を向けて鞘に収める姿がまたピシッと決まってカッコいいんですよね…

・注目ポイントその4→クロードとの凸凹コンビ
もはや私があれこれ言うまでもないですよね…
マスク・バルのシーンでもベルナルドのお尻にくっついて、ちょこまか小芝居してるのがべらぼうに可愛い!
ロベクロコンビ、最高です!

* * *

ところで、マザランが失脚して護衛隊が解散後、隊員たちはどうしたのでしょうか?
みんな銃士隊に転職→プロローグの銃士隊勢揃い、だったら面白いですね。
(ロベールは銃士隊の服務規程により毛染めをやめた、的な)

『All for One』関連記事はこちら

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

スポンサーサイト

目が足りないってこういう事!?All for Oneのおかげで動体視力が良くなった(気がする)話

歌劇ファンの皆さまがよく仰る「目が足りない」という言葉の意味。
『All for One』で身をもって知りました。

アクションシーンが素晴らしく緻密で、観ても観ても観きれない!
あっちでもこっちでもそっちでもどっちでも愛しい月組生がちゃかちゃか演ってるんだから、そりゃ目が足りなくなるワケです。

圧巻は、ダルタニアンとルイーズが出会うパリの酒場と、クライマックスの王宮での大乱闘。
敵に斬りかかられ、返す刃で振り向きざまに背後の敵を薙ぎ払う。
右から襲う敵をかわしつつ、左の敵を仕留める。
目まぐるしく入れ代わり立ち代わる銃士隊、護衛隊、市民たち。

閃光のように鋭いレイピア。
一歩間違えば大事故を引き起こしかねないこれらのシーン。
恐らく、綿密の上に綿密を重ね、全員がきっちりカウントで動いているからこその完成度なのでしょう。
それを考えると息苦しくなるほどの場面ですが、実際のステージはアクション映画と見まごうばかりのスピード感と力強さで迫力満点!

このシーンは2階席から全体を見下ろすのがいいですね。

『グランドホテル』はムラも東京もすべて1階席で、どうしても2階からの景色を確かめたくて当日券で2階席を確保。
まったく違う光景が広がり、観られて良かったと心底思ったものです。(『グランドホテル 2階席』観劇記はこちら)。

今回は面白いことに1階席、2階席、1階席、2階席…と交互に続き。
おかげさまでピンポイントも全体も、どちらも思う存分堪能できました。

緻密な計算の上で成り立つ擬闘シーン。
ただでさえ難しい動きの連続なのに、華麗にマントをさばきながら剣を操り、流れるような美しさで魅せます。
単に荒々しいばかりでは“宝塚らしくない”。
激しい中にも各々のキャストの見せ場があり、全体として完成された構図を見せる。
恐らく、どの瞬間を切り取ってもバランスが取れるよう、計算され尽くしているのでしょう。

「あっちも観たい、こっちも観たい」とキョロキョロしたおかげで、動体視力が鍛えられた気がします。

ついでに、もうひとつ。
ベルナルドさんの“本当の英雄”パートでは、片目で銀橋のれいこさん(月城かなと)、もう片方の目でひとりづつはけていく護衛隊士を観るという離れ業を会得しました。
(だって、どなたも素敵なんですもの。目を離すなんて出来ませんわ)

なんだか目のコリがほぐれた気がします。
楽しくて目の健康にも良い、『All for One』って素晴らしい演目ですね!

『All for One』関連記事はこちら

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

キーワードは5つの“快”!大スペクタクル月組版三銃士、面白さの秘密│All for One

何度観ても面白いですね!

小池先生渾身の大作“月組版三銃士All for One”!

登場人物の心情を細やかに読み解く系の物語ではありません。
ダルタニアンとルイ(ルイーズ)による典型的な“ボーイ・ミーツ・ガール”。
プラス、それにまつわる単純なドタバタコメディ。

他愛もないと言えば他愛もない話ではありますが、誰もが知る『三銃士』の物語を換骨奪胎し、煌めくような大スペクタクルに仕立て上げたのは、ひとえに小池修一郎の手腕。
そして、その要求に十二分に応えてみせた月組生の技量でしょう。

コメディで沸かせ、アクションでワクワクさせ、ロマンスでときめかせる。
この絶妙な配分。

“動”の後には“静”、“静”に続くのは“動”。
緩急自在の場面転換で、観客のハートをヒートアップさせたり、クールダウンさせたり。
ジェットコースターみたい!

ドキドキ!ハラハラ!そして、みんなが幸せになる大団円!
これだけでも十分満足なのに、さらに最高のフィナーレがつくんですよ!

素晴らしいっっ!!!

とにかく、物語の動かし方がスピーディー&パワフル!
廻り盆・大小のセリ・銀橋・花道。
宝塚専用劇場が誇る数多の舞台機構を駆使して生み出される綺羅びやかな景色は、まさしく大エンターテイメント!

一瞬の中弛みもなく、飽きさせず!
楽しい!カッコいい!面白い!
ノンストレス、ノンストップの小池マジックに乗って一気にゴールまで運ばれる『All for One』の面白さの秘密。
それは…

愉快!痛快!爽快!明快!豪快!

この5つの“快”に尽きると思います。
“快”とは『心地よさ、胸のすくような感覚』を指しますが、月組三銃士の舞台から受ける感動は文字通り、これ。

気持ちよかったです!!

最高!!

『All for One』関連記事はこちら

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

長くヅカ離れしてた方と『All for One』観劇!お気に入りはアラミス様ですって!

連れ合いが遅い夏休みで一週間ばかり不在なのを良いことに、珍しく夜更かしを楽しんだ私。
ところが、普段は23時には床に就くので、日付が変わるまで起きていたら翌朝のしんどいこと…
昨日は久々に会った友人に寝ぼけた顔を見せてしまいました(もともと寝ぼけた顔ですが)。
慣れないことはするものではありませんね。
明日は『All for One』昼公演なので、ちゃんと眠って、しっかり楽しんでまいります。

私の昼休みと就寝前(現地時間の早朝と夕方)のタイミングを狙って、ちょいちょいメッセージを寄越す連れ合い。
「今日はどこへ行った、何を食べた」という他愛もないやり取りですが…
「上野動物園のパンダの赤ちゃんの名前がヅカっぽい」と伝えたら「シャンシャン?」と、まさかの大正解!
“宝塚っぽくて、音が重複する名前”を考えたら、これが浮かんだそう。

そんな話はさておき…
先日、知人を東京宝塚劇場にお連れしてまいりました。
以前はよくご覧になっていたとのことで、“宝塚の今”を感じていただくのに『All for One』は最適かな?と。

開演前のお喋りで、小池先生ファンでらっしゃることが判明。
お誘いして良かったぁー!
華やかな舞台、スピーディな展開、親しみやすい楽曲、はっきりしたキャラクター造形と“ザ・小池修一郎”な『All for One』。
これはヅカ神様のお導きかしら?

公演中はお隣で楽しんでくださってる様子が伝わってきて、私までいつも以上にワクワク!
「本当に楽しかった!観て良かった」と喜んでいただけました。
嬉しーーーい!!

幕が下りてから「気になる生徒さんはいらっしゃいましたか?」と伺ったら「アラミス君」と。

恐るべし、世紀の色男!!!

「美弥るりかさんと仰って、星組から異動してらした方で…」と、さりげなく営業する私。

終演後もお話が尽きず、近々ヅカランチのお約束をしました。
楽しみ!

そうそう、ちゃぴちゃん(愛希れいか)を可愛くて、歌が上手と褒めてらっしゃいました。
「YOU!月組ファンになっちゃいなよ!」と言いたい私。

ちなみに、『鳳凰伝』ポスターの前で「右のお姫様がルイです」と申し上げたら、にわかには信じられないご様子でした。
ちゃぴちゃんは七変化なのです。

素敵な舞台と、楽しいお喋り。
心地よい時間を過ごすことができ、大満足な一日でした。

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

愛(希れいか)あればこそ、小池三銃士+宝塚“キスの流儀”│All for One

昨日(9月20日)付の読売新聞夕刊に、月組トップ娘役ちゃぴちゃん(愛希れいか)のインタビュー記事が掲載されました。

ただいま出演中の舞台『All for One』や、舞台の必需品について。
ルイ(ルイーズ)のキャラクター作りに関しては、入団3年目に男役から娘役に転向した彼女自身の経験を重ね合わせて語られます。

見た目や演じ方(発声や歩き方など)の違い。
心の持ちようの違い。
その葛藤が「私は何者なの?」というルイ(ルイーズ)の在り方とリンクした、とのこと。

最後は“歩んできた道のりを凝縮したような役に巡り合え、頑張ってきて良かったとしみじみ感じました。”と締めくくられます。
まさにこの通りで、ルイ(ルイーズ)はちゃぴちゃんならではの役。
手塚治虫の『リボンの騎士』にインスパイアされた『小池版三銃士』の誕生に、ちゃぴちゃんという稀有な役者の存在は必然だったと言えます。

珠様(珠城りょう)を始め、作家の望む世界を構築するのに必要な役者が今の月組に揃っていたことは勿論ですが、最重要キーである“ルイ(ルイーズ)役者”がいなければ、小池三銃士はまた違ったストーリーを辿らざるを得なかったように思います。

例えば、ルイ13世の妃アンヌ・ドートリッシュとバッキンガム公爵の恋と首飾り事件を絡めた、リシュリュー枢機卿との確執という従来の三銃士の物語。
この場合、ダルタニアンの恋の相手は王妃の下着係コンスタンスとなります。
(こちらも魅力的な物語ですが)

ルイ双子説を採るとすれば定番の鉄仮面伝説でしょうか?
これは近年、雪組が上演済み(仮面の男)で新鮮味に欠けますね。

もしも、ルイが男女の双子だとしたら?

しかし、誰がルイ(ルイーズ)の二役を演じられる?

そうだ、愛希が居る!


小池先生の頭に、男女の双子という構想が先にあったのか?
それとも、愛希れいかという役者ありきだったのか?

いずれにせよ、ちゃぴちゃんが作家の想像力を掻き立て、多大なインスピレーションを与える役者であることは間違いないでしょう。
わくわくするような大スペクタクル“小池版三銃士 All for One”の誕生です。

(余談ですが『リボンの騎士』のサファイア姫のモデルは宝塚OGの淡島千景さんだそうで、まさに卵が先か鶏が先かの様相を呈しておりますね)
(ちなみに『歌劇』のAll for One座談会は未読です。完全に的外れだったらごめんなさい)

* * *

さて、この連載記事には毎回『舞台の必需品』のコーナーがあります。
ちゃぴちゃんの必需品はリップグロス。

お稽古中、小池先生がキスの回数をカウントしていたほどキスシーンが多いという『All for One』。
キスシーンも見どころのひとつとして、リップメイクに気を使っているそう。

“珠城さんが「キスしたい」と思えるような、そして、ご覧になる方にも「魅力的」と思っていただけるような唇を目指して”

ここ、思わず二度読みしちゃいました。

“ダルタニアン”ではなく“珠城さん”。
役であるダルタニアン×ルイ(ルイーズ)でなく、中の人である珠城りょう×愛希れいか、の表し方に目を引かれたのです。

取材時は『ダルタニアンが「キスしたい」と思えるような』と語られたが、字数の関係で『珠城さんが』と略されたのか。
この差し替えは意味が大いに変わってしまいますので、それは無いと考えたいですね。
字数は十分余裕がありましたし。
すると、これはちゃぴちゃんの口から『珠城さんが』と語られたのか?

団員全員が未婚女性である宝塚歌劇におけるラブシーン。
演じ手である生徒さんの心理は興味深いものがありますが、思いがけず、その一端が垣間見られました。

案外さらりと言葉になさってるのが印象的ですね。
あくまでも役者同士、芝居の流れの中の一動作として、格別なわだかまりは無いのかもしれません。
(役への取り組み方、個人差にもよると思いますが)

また、娘役さんの可愛らしく彩られた唇を目にした男役さんの反応(心理状態)も気になりますね。
「キスしたい」という欲求が湧き上がるものなのでしょうか?
あるとすれば、舞台上の役としてなのか、男役としてなのか、人間の本能としてなのか。
その思考のプロセスも気になるところです。

さて、身も蓋もない言い方をすれば、舞台で実際に唇を触れ合ったらお互いの口紅が崩れて大変なことになりますね。
特に今回の壁ドンキスのように激しいシチュエーションだと事故率が高まります。
行為以前の寸止め。
それが宝塚の美学かな?と考えます。

ふたりの間に愛情が芽生え、自然の成り行きとして唇に、肉体に触れたいという思う気持ちの高ぶり。
実際に唇を触れ合わせることなく、いかに美しい“型”に収めるか。
視線で、表情で、指先で、体全体で、相手を求める心をどのように表現するか。

役者の工夫により、観客の心になにがしかの感動(ときめき?)を与えることが目的であり、これこそが宝塚における“キスの流儀”であると思うのです。

より良い場面作りのため、相手役の気持ちを奮い立たせるため、魅力的な唇を演出するのは娘役さんの心意気なのかもしれませんね。

※2017年9月20日(水)読売新聞夕刊『タカラヅカ新たなる100年へ 第30回愛希れいか 胸のときめきを信じて』参照

○関連記事はこちら↓
花咲くカトレア、仙名彩世│読売新聞掲載記事より
タイムリー!読売新聞夕刊に実咲凜音さんの記事

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

世紀の壁男、ベルナルド=美しき変人、月城かなと│All for One

れいこさん(月城かなと)演じるベルナルド。
いい意味で予想を裏切られました。
もっとバリバリの悪役かと思っていたのです。

モンパンシェ公爵夫人のコマちゃん(沙央くらま)が原作のミレディーにあたる役で、ベルナルドはその手下。
事あるごとにダルタニアンたちを陥れよう(時には命を狙おう)と立ち回るのだろうと。

ところが、大外れ!

めっちゃ可愛いじゃないですか!ベルナルド!!

ニコリともせず、黒マントを翻す。
スカシっぷりとトボけた言動のギャップが可笑しくて可笑しくて。

「壁、壁、壁」「ダルタニアン、ダルタニアン、ダルタニアン」って。
台詞のほとんどは「壁」か「ダルタニアン(または「あの男」「あんな男」)」。

ルイ(愛希れいか)を巡って必死に恋の鞘当てを演ずるも、当のダルタニアン(珠城りょう)は全く意に介してない風なのもツボ。

彼の持ち歌『本当の英雄(ヒーロー)』に至っては“太陽と土の匂いがする”“人気と名声を手にしていながら少しも気負わず迷いもない”。
極めつけが“曇りない瞳”って…

褒めまくりじゃーん!!

なんなの?この人…変な人…あぁ、でも美しい…面白い…
(小池先生の思う壺)

階段に隠れてルイとマリア・テレサ(海乃美月)の会話を盗み聞きする間の小芝居もエスカレートしてましたね。
「筋肉…筋肉…」みたいな。
れいこベルナルドの可笑しみって、この脳内ダダ漏れ感にあるのかな?とも思います。
言い換えれば、素直で分かりやすい。

無自覚な変人っぷりが最高にハマってる!

美しい人が大真面目に演れば演るほど、客席の笑いを誘う。
れいこさんの新たな一面を引き出した小池先生の当て書きに賞賛を送ります。

クライマックスの銃士隊×護衛隊の大立ち回りでは『るろうに剣心』の四乃森蒼紫を彷彿させる二刀流で客席を沸かせました。

カッコいい!
…のに、ダルタニアンに瞬殺されちゃうのがベルナルドクオリティ。

しかし、粋な計らいに客席は大いに沸きました。
こんな遊び心を発揮できるのも座付き作者ならでは。

とどめの一撃「今わかった!お前が俺の壁だっ!」には劇場中から惜しみない拍手と笑いが降り注ぎました。
しっかりと“月組の月城かなと”を印象づけましたね。

雪組から異動されて初めての本公演ですが、ずーっと前から月組にいらしたような溶け込みっぷり!
嬉しいですね!

端正な美貌に、実のあるお芝居。
なにより和物がお好きであり、経験も十分であることが、とっても嬉しい!
滑り出しは上々。
これから月組で大きく羽ばたいていかれますよう、期待しております。

『All for One』関連記事はこちら

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

珠ダルタニアンの好きな台詞Best3「俺はここだよ」「ごめん」…そして1位は?│All for One

『All for One』楽しいですねー!
公演前半は繁忙期と重なり、なかなか観られず。
東京でようやくMY初日を迎えられたのですが…

最高ですね!!
すっごく面白いです!
サブタイトルの『浪漫活劇(アクション・ロマネスク)』。
看板に偽りなし!

次々繰り出される笑いとアクション!
ワクワク!ドキドキ!ハラハラ!
ジェットコースターみたいな爽快感!
そして、嬉しい嬉しいハッピーエンド!
本当に愉快痛快ミュージカルで、幕が下りても温かく幸せな気持ちでいっぱい!

珠様(珠城りょう)就任以来の月組は重苦しい演目が続きましたので、たまにはこんなふうに難しいことを考えずに楽しめる作品もいいものですね。

本題に入ります。
過去作品の珠様の台詞で好きなのは「私が強いたのです(月雲の皇子)」「やあ(Bandito)」「うん、頼むよ(グランドホテル)」のように短いものが多いです。

芝居の台詞として好きなものは他にありますが、珠様の声帯を通過して出た言葉としてはこれ。
愛、自己犠牲、ためらい、色気。
長々語ることはなくとも、なによりも雄弁。
かすかに湿り気を帯びたような、そこに含まれる無限のニュアンスが好きなのです。

さて、ダルタニアンの台詞で好きなもの。

3位は仮面舞踏会の「俺はここだよ」。
「安心して、俺はいつでも君の側にいるよ」
窮地に陥ったルイへ、言外にそんな想いが感じられて好きなのです。

アラミスの礼拝堂を訪れた際の「俺だ」もいいですね。
衝立の向こうの友へ。
姿は見えなくても声を聞けばわかる。
そんな気安さが魅力で、これも好き。

2位は壁ドン→キスからの「ごめん」。
恋の萌芽を思わせる戸惑いと高揚を滲ませて、巧みです。

堂々の1位は…

「俺では不足か?」

これでしょう!!

純情と勢いと不安がないまぜになった問いかけ。
微妙に奥手で朴訥。
なのに、脇目も振らず強引。
アーサー王のグィネヴィアに対する気持ちに通じるものがありますね。
これは宛書きなのか?
男性演出家の目には珠様の男役像がこんなふうに映るのかな?とちょっと興味深いですね。

番外編。
台詞ではないですが、もうひとつ。

「うおおぉぉぉぉーーーーっっしゃ!!!」

ルイの秘密を知った時の歓喜の雄叫びを、裏1位に推します!

恋の悦びに溢れた、猛々しくも瑞々しい咆哮。
若い男性の性急さ、爆発的な激情が奔流となってダルタニアンの体内を駆け巡り、溢れ出る本能のままに吠える。
今までにない“珠城りょうの男役像”を観た気がします。

この言い方が妥当かわかりませんが、なんだか可愛いのですよね。
珠様お得意の母性本能くすぐる系の新バージョンかもしれません。

○『All for One』関連記事はこちら↓
ダルタニ杏仁&Soleil~たべてみたよう・のんでみたよう~│All for One
ようやく珠ちゃぴでハッピーエンド!(長かった…)│All for One
満足度無限大∞!月組に新たなる傑作誕生!│All for One
千海華蘭・輝月ゆうま・月城かなと…護衛隊は顔採用なのか?│All for One

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

ダルタニ杏仁&Soleil~たべてみたよう・のんでみたよう~│All for One

東京公演恒例ダジャレデザート『ダルタニ杏仁 ~たべたいよう~』を頂きました。
img-20170910_24.jpg
これね、過去最高の仕上がりだと思います!
今までで一番好き!

公演デザートってネーミングの辻褄合わせに「ちょっとこれは冒険では?」と思うような食材が使われることもあったりしますが…
『ダルタニ杏仁』は見た目も美しく、お味も良かったですよ。
さっぱりしてるので三つくらい食べられちゃいそう…

つるりと滑らかな杏仁豆腐に、爽やかなレモンゼリー、アクセントに甘酸っぱいアプリコット。

珠ちゃぴのように相性抜群!

(これが言いたかっただけ!)

公演オリジナルカクテル『Soleil(太陽)』は、すっきり軽い口当たり。
ほんのり酸っぱく、香り高いパッションフルーツのシロップがいい仕事してます。
(シロップが月組カラーなのも嬉しい)

飲み食いの話ばかりでごめんなさい!
もうね、あまりに今公演が楽しすぎて、なんでも記録に残しておきたい気分なのですよね。
生まれて初めて『Le CINQ』まで買っちゃいました。
写真も沢山載ってて楽しいですねー!
これからゆっくり読みまーす!

○『All for One』関連記事はこちら↓
ようやく珠ちゃぴでハッピーエンド!(長かった…)│All for One
満足度無限大∞!月組に新たなる傑作誕生!│All for One
千海華蘭・輝月ゆうま・月城かなと…護衛隊は顔採用なのか?│All for One

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

ようやく珠ちゃぴでハッピーエンド!(長かった…)│All for One

これがヅカファン人生最後の観劇でもいい!と思えるくらい素晴らしかった『All for One』。

男役芸炸裂のオープニングで観客のハートを鷲掴み、息もつかせぬ展開で一気に終盤まで持っていく。
耳馴染みの良い楽曲、華麗な衣装、豪華な装置、立体的な場面転換。
何よりストーリーが引っかかりなく、するする入ってくる。
大舞台での芝居見物の醍醐味を存分に味あわせてくれました。

男役はカッコよく、娘役は可憐に。
誰かが命を落とすこともなく、四方丸く収まり、全員の笑顔で幕を下ろす。
生徒さんのキャラクターも存分に活かされ、ご贔屓やお目当ての組子を追うのに目が足りないほど。
“宝塚歌劇における名作の条件”をすべて満たしているように思います。

普段は1作品につき1~2回しか劇場に足を運ばない連れ合いですら「何回観ても楽しめる演目だ」と申しております。
とにかくストーリーが面白いらしいのです(ちなみに『スカーレット・ピンパーネル』ファン)。

連れ合い曰く「珠ちゃん(珠城りょう)は、3人も殺して処刑されたり、奥さんが間男した挙句に発狂したり、強盗に間違われて撃たれたり。そんな役ばかりだったけど、今回はハッピーエンドで良かった」。

確かに。
不憫過ぎる…
まあ、珠様は破滅型主人公がよく似合うのですけどね。
いつになったら幸せな結末を迎えられるのか?と思った矢先の『All for One』!!

今までの空白を埋めるかのように、アツアツ(死語?)な珠ちゃぴ!
珠様とちゃぴちゃん(愛希れいか)の間に障害ゼロ!(ストーリー上にはありますが)

珠ダルタニアンが「好きだー!好きだー!!」と吠えれば、ちゃぴルイが「今すぐ会いたくてたまらなーい!!」と叫ぶ。
互いに何ひとつわだかまりなく、ダルタニアンが力いっぱい投げた球を、ルイが真っ直ぐに打ち返す!
なんて爽快なんでしょう!!

長かった!
ここまで来るのに長かった!!
それにしても、おしまちゃんとルイという両極な役を、それぞれ実在感抜群に演じられるちゃぴちゃんの力が怖ろしい。

○『All for One』関連記事はこちら↓
満足度無限大∞!月組に新たなる傑作誕生!│All for One
千海華蘭・輝月ゆうま・月城かなと…護衛隊は顔採用なのか?│All for One

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

満足度無限大∞!月組に新たなる傑作誕生!│All for One

タイトルそのままですが…
『All for One』に完全に満足してしまい、すっかり抜け殻な私。

楽しかった!
面白かった!
素晴らしかった!
ドキドキして、ワクワクして、笑って、笑って、ジーンとした!

こんな言葉しか浮かばず、もどかしい!

いっときも目が離せない展開。
魅力的な組子たちが所狭しと暴れ回って、目が足りない!

感動を言葉にするのは難しいものですね。
月組版三銃士が放つ輝くような空気は、目で観て、耳で聴いて、心で触れなければ到底味わえるものではありません。

今はただ胸がいっぱいで…
おかしな言い方ですが、たった一回で完全に満たされてしまったようで、いつもなら必ず感じる「何度でも観たい!次の観劇日が待ち切れない!」という気持ちが起こらないのですよね。

実際はこれから何回も観ますし、その日が心待ちであることは変わりないのですが。
切羽詰まった欲望は抑えられ、不思議に穏やかな気持ちでいます。
なぜでしょう?

上手く言えませんが…
あまりに清々しい幕引きに、スコンと憑き物が落ちた感じでしょうか?

愚直なまでに一途な男、珠城りょうのダルタニアン。
抱き締めたくなるほど可憐な、愛希れいかのルイ。

懸命にたったひとつの愛を貫こうとするふたり。
作り話の登場人物であることを忘れ、心の底から応援したいという気持ちにさせます。

私を含めた観客は、若く瑞々しいふたりの恋が成就するよう心から願い、そっと見守る“誰か”として舞台に息づいていたように思います。
役者と客席の垣根が消えるような感覚。

彼らの幸せを喜び、満ち足りた気持ちで劇場を後にすることができる。
『All for One』から得られる深い満足の源は、ここにあるのかもしれません。
素晴らしい演目でした。

○『All for One』関連記事はこちら↓
千海華蘭・輝月ゆうま・月城かなと…護衛隊は顔採用なのか?│All for One

↓ブログランキングに参加しています↓
よろしければ応援クリックお願いします

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

↓Twitterやってます↓
更新情報メイン(たまにつぶやき)

‎@noctiluca94

プロフィール

noctiluca(ノクチルカ)

Author:noctiluca(ノクチルカ)
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
◇更新情報はこちら◇
Twitter‎@noctiluca94

ブログ内検索とタグクラウド

最新記事

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カウンター

宝塚歌劇団人気ブログランキング

にほんブログ村ランキング

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
24位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
演劇
1位
アクセスランキングを見る>>

ブロとも申請フォーム

noctilucaにメッセージを送る

お名前:
あなたのメールアドレス:
件名:
本文:

QRコード

QR

**