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月組で『ベルサイユのばら』を演るなら…たまカル?たまドレ?

マリー、あんたは納豆!
ってご存知ですか?
早口で言うと『マリー・アントワネット』に聞こえると、子どもの頃に流行ったフレーズなのです。

ロシア語の『спасибо(スパシーバ)=ありがとう』が『千葉水郷』。
『Здраствуйте(ズドラーストヴィチェ)=こんにちは』が『ズロース一丁』で通じる(らしい)という都市伝説を思い出しますね。
そもそも、お若い方に『ズロース』って通じるのかしら?

ところで、皆さまは宝塚版『ベルサイユのばら』はお好きですか?
私は1989年の雪組(アンドレとオスカル編)が初宝塚だったので格別の思い入れがあります。
メインキャストはカリンチョさん(杜けあき)アンドレとイチロさん(一路真輝)オスカル。
きらびやかな装置、ゴージャスな輪っかのドレス、独特な舞台化粧。
「宝塚って凄い!」子供心にカルチャーショックを受けました。

何より、シメさん(紫苑ゆう)フェルゼンとニナちゃん(仁科有理)アントワネットのインパクトが強すぎて!
どう表現したらいいのか、この二人だけが薄紫色の霧に包まれてるような、もの凄い浮世離れ感があったのです。
表情・身ごなし・発声・台詞回し、とてつもなく濃い異次元の住人感。
彼女たちから発せられる、むせ返るような芳香にすっかり当てられました。

アランを演じていたのは当時入団4年か5年めのトド様(轟悠)。
彫りが深く整ったお顔立ちと、太い声で目立っていました。
当時大人気だったアイドルグループ『光GENJI』の大沢樹生さんそっくりで、女性でこんなにカッコいい人がいるなんてと驚いたことを覚えています。

まさかねー、あれから四半世紀も過ぎてから“珠城りょう”というジェンヌさんのファンになって、トド様と共演される舞台を観に、いそいそ博多まで出かけることになるなんて!
あの頃の自分に教えてあげたい!

さて、今の月組で『ベルサイユのばら』が上演されるとしたら?
珠様(珠城りょう)がオスカルの場合、アンドレはどなたでしょう。
個人的にはまゆぽん(輝月ゆうま)希望。
まさに、カストルとポルックスのような二人だと思いませんか?
たまカル×まゆドレ。
うーん、素敵!観てみたい!
珠様のオスカル、綺麗だろうなぁー。

または、アンドレ編かフェルゼン編の場合。
愛する王妃様に人生を捧げるフェルゼン伯爵もぴったりとは思いますが、ここはやはり『First Photo Book』で扮装されたアンドレでしょう!

オスカルは珠様熱望のからんちゃん(千海華蘭)!
フォトブックの二人、お似合いでしたよね。
インタビューで嬉しそうにはしゃいでた珠様が可愛かったです。
たまドレ×からカル。
実現したら全力で通いますわ。

余談ですが、たまドレって玉子のドレッシングみたいで美味しそうですね。

ところで、ジャンヌ(首飾り事件の黒幕)やシャルロット(ロザリーの異父妹)はいつから宝塚版ベルばらに登場しなくなったのでしょう?
1989年の雪組版ではそれぞれ早乙女幸さんと、早原みゆ紀さんが演じてました。
ジャンヌは花組の梢真奈美さんまでは覚えているのですが、以降は出てるのでしょうか。

本筋にあまり関係のないオスカルの姉たちをゾロゾロ並べるより、彼女らを登板させた方がストーリーに緩急がついて面白いと思うのですが、いかがでしょう?
ロザリー(早乙女わかば)、ジャンヌ(咲希あかね)、シャルロット(海乃美月)。
そして、アランの妹ディアンヌ(晴音アキ)。
デュ・バリー夫人やポリニャック夫人は、さちかちゃん(白雪さち花)やすーちゃん(憧花ゆりの)がいいなぁ。
ル・ルーは紫乃小雪ちゃんが可愛く演じてくれそう。

それぞれの意志があり、人生の形が見える魅力的な女性たち。
彼女らを適切に配することで、宝塚版『ベルサイユのばら』の世界が、より一層面白みを増すと思います。
芝居の月組が誇る芸達者な娘役さんたちが大活躍する、月組版ベルばらが観たいです!

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‎@noctiluca94

ロマンチック・レビューの醍醐味│ロマンス!!

『桜華に舞え』で流した涙が乾いた頃に、レビューの始まり。
私、ロマンチック・レビューというジャンルが大好きでして。
幕開きの、ドレスにつば広帽子のふうちゃん(妃海風)たちの姿にまず感動。
とても優美で綺麗!
ロマンチック・レビュー最高!!

続く総踊り。
ヅカヅカしい(褒め言葉)!!
紫陽花をイメージしたというパステルカラーのグラデーションに大階段まで染められて。
なんて夢々しい光景!
宝塚観たー!という満足感いっぱいのシーンですね。

最も好きな場面は『初恋』。
本を顔に伏せ、木陰でまどろむ青年。
この本は冒頭でふうちゃんが手にしていたものでしょうか?
そこへパラソルを手にし、色とりどりのドレスをまとった少女たちがやってきます。
気配を察して起き上がる青年はみちこさん(北翔海莉)。
少女のひとり、ふうちゃんとの間に恋が芽生えます。

言葉もなく、交わす視線だけで互いに対する気持ちが溢れんばかりに伝わってきます。
無声映画のような、印象派の絵画のような、詩情に満ちたシーン。

やがて、二人に別れの時が訪れます。
ラベンダー色の軍服をまとった将校たちが青年を迎えに来るのです。
青年も軍人だったのでしょうか。
一通の手紙に目を通し、慌てた素振りを見せます。
招集命令のようです。
後ろ髪を引かれながらも、少女のもとを立ち去ろうと背を向ける青年。
しかし…

ジャジャーーーーン!!!
振り返り、一目散に少女に向かって駆ける青年。
後ろからみちこさんに抱き締められたふうちゃんの幸せそうなこと!
美しーーーい!!

分かっていました!そうなるだろうと!この展開は分かっていました!
分かっていてもなお、胸が高鳴るのです。
この甘いときめきこそがロマンチック・レビューの醍醐味でしょう。

ありがとう!ロマンチック・レビュー!
この場面だけで満足です、私。
何度も巻き戻して観てみたいー!
(余談ですが「巻き戻す、って若い子には通じないよ」と言われました…確かに!もうテープの時代ではないですものね)

中詰めは『裸足の伯爵夫人』より“裸足のボレロ”。
みちこさんの相手の可愛い娘役さんはどなたかな?と思ったら琴ちゃん(礼真琴)でした!
(しかし、ダンスは男前)
すると、ベニーさん(紅ゆずる)と組んでる金髪美女は?
カイちゃん(七海ひろき)!?
びっくりなファンサービスでした!

欲を言えば、みちこさんと琴ちゃんが組むのなら二人の歌の競演が聴きたかったですね。
さぞ聴き応えのある掛け合いになったと思います。

力強い『友情』の場面。
みちこさんと星組の仲間たちとの温かな信頼関係が伝わってきました。
男役さんに交ざってバリバリ踊るふうちゃんのチャーミングなこと!

そして、圧巻の『イル・モンド(私の世界)』。
エレガントでクラシカル。
夢の頂点に立つみちふうコンビ。
できるならば覚めないで欲しいですが、短い間ながら素晴らしい夢の世界を見せてくれた二人の最高の門出を、笑顔で見送りたいと思いました。

そして、『アイ・ラブ・レビュー』を次期トップコンビで。
お似合いの二人に温かな拍手が送られます。
できるなら、みちふうからべにあーへの引き継ぎシーンが観たかったですが、それは贅沢というものですね。

エトワールの華鳥礼良さんは華やかな歌声で、とてもお上手。
パレードではさやかさん(美城れん)への拍手が一際大きかったのが印象に残っています。

そういえば、ロックンロールのシーンで女の子の眼鏡を外す琴ちゃん。
女の子は、はるこちゃん(音波みのり)だったかな?
「メガネを外した方が可愛いよ」と言いたげな、男役の色気溢れる仕草が素敵!
可愛いカップル誕生の瞬間を微笑ましく眺めました。
ふうちゃんのミニーマウスみたいな衣装も、ご本人の雰囲気にぴったりで可愛かったなぁ。

男役も娘役も層の厚い星組。
特にショーでは次から次へとスターさんが登場され、どこを観たらいいのか迷うほどですね。
とても贅沢な舞台を堪能しました。
千秋楽まで、皆さまご無事に務められますよう祈っております。

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歌よし、踊りよし、芝居よし!男役、礼真琴が発する色気と凄み│桜華に舞え

今回印象深かったのは、物語のキーマンとなる会津藩の八木永輝と愛奈姫のエピソード。
きほちゃん(真彩希帆)演じる愛奈姫に、密かに想いを寄せていた永輝(礼真琴)。
戊辰戦争で離れ離れになった二人が再会したのは東京。
維新により身を持ち崩した女たちの群れに、愛奈姫を見出した永輝の衝撃。
「あいつなんて会津のお姫様だったんだよ」

藩が失われ、武士としてのアイデンティティも失った永輝にとって、愛奈姫はたったひとつの光だったのでしょう。
その光が泥にまみれ、輝きを失って目の前にいる。
「あたしを買うかい?金がないなら二度と顔を見せるんじゃない」
憎からず思っていた男に、見られたくない姿を見られた女の哀しい台詞です。

荒んだ永輝の心に、歪んだ生きる目的が生まれたのは、この瞬間かもしれません。
「魂は捨ててきました」
身も心も復讐に捧げた男の標的は桐野利秋。
自分から何もかも奪ったものの象徴として桐野が選ばれたのです。
その男の命を奪うことで、自分が失ったものを取り戻せると信じたのでしょうか。

仇討ちのみに命を燃やした男から立ち上る妖気が、愛奈姫に向き合う時だけふっと消えるのですよね。
年相応の青年の顔に戻るのです。
それがまた痛ましくて…
本懐を遂げ、崩れ落ちた姿に、おかしな言い方ですがホッとしました。
目的を果たしたら、彼にはもう何も残らないでしょう。
生き永らえる気もなかったでしょうが、彼自身のためにあの結末で良かったと思います。

歌よし、踊りよし、芝居よし。
娘役でも素晴らしい結果を残してきた琴ちゃん(礼真琴)ですが、やはりこういった骨太で影のある役が抜群です。
鋭い眼光、ルックスもシャープさが増して、男役の色気が出てきた琴ちゃん。
ショーヴランがとても楽しみです。

きほちゃん(真彩希帆)の歌唱力も素晴らしいですね。
愛奈姫の歌に聞き惚れてしまいました。

ラストシーン、寄り添う二人の晴れやかな笑顔に涙が溢れました。

幕末から明治を生きた最後の侍たち。
咲く時期を間違えたボケ桜、そんな花があってもいいじゃありませんか。
城山でひとりまたひとりと斃れた彼らの矜持は、残された者たちの目にどのように映ったでしょう。
最後の日本人同士の戦は終わった、との言葉が心に残りました。

『田原坂』の一節“越すに越されぬ田原坂”や、西郷隆盛のいまわの際の言葉「普さん、ここらでよか」などお馴染みのフレーズもありましたね。

ベニーさん(紅ゆずる)演じる衣波隼太郎の、パルファンや、利秋らに捧げられたヘンデルのオラトリオ[見よ、勇者は帰る]のくだりはひたすら泣けました。
史実でも利秋の遺体からは芳しい香りが立ち上ったそうですね。
隼太郎は齋藤先生の創作だそうですが、虚実取り混ぜ、うまいこと書かれているなぁと感じました。
時代に引き裂かれた男たちの友情。
立場や志は違っても、最後まで互いを思い合う姿に涙してしまいました。

利秋の妻ヒサを演じた綺咲愛里さんのお芝居がとても良かったです。
隼太郎への思いを断ち切り、利秋の妻に徹した彼女。
可愛らしいルックスに反して、芯の強い女性像を打ち出すのが巧いですね。
吹優との対面で「あなた、綺麗な人ね」と言い残した台詞が忘れられません。
利秋と吹優の間に生まれた心の交流を察知した女の勘働き、そんな生々しさが感じられました。

利秋に心酔する少年、太郎役の生徒さんも抜群。
どうしてタカラジェンヌはこんなに子役が上手なんでしょうか?
終演後確認したら、小桜ほのかさんでした。
新人公演で吹優をされたのですね。
有望株の娘役さんが、本公演で少年役を演じられるのは最近のトレンドなのでしょうか?
『るろうに剣心』の彩みちるさんとか。

ところで、愛奈姫の転落っぷりの激しさにはちょっと驚きました。
いやしくも松平の姫君があそこまで一気に身を落とせるものでしょうか?
その後の永輝との関係を描くために必要だったのでしょうが、どんな酷い目に遭いながら東京まで流れてきたのか。
想像すると辛いものがあります。

余談ですが、岩倉具視を見ると「五百円札の人」と思ってしまう私は昭和の女。
みちこさんや紅さんはギリギリ五百円札をご存じの世代でしょうか?って、すみれコードですよね。

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北翔海莉×齋藤吉正コンビに死角なし!│桜華に舞え

齋藤吉正先生のお芝居が大好きな私。
『STUDIO 45』『TOP HAT』、柴田侑宏先生監修の『血と砂』etc.
そして、みちこさん(北翔海莉)トップ就任直前にタッグを組んだ『風の次郎吉-大江戸夜飛翔-』。

北翔海莉×齋藤吉正。
このコンビは相性抜群ですね。
二人の共通点はサービス精神旺盛なところ。
ステージを楽しく盛り上げたい、観客に喜びと満足を与えたい。
こう思わずに舞台に関わる者はいないでしょうが、二人には特に強くその気持ちが感じられるのです。

新作は予備知識ゼロ、まっさらな状態で観たい私。
しかし、今回に限っては少々後悔。
ちゃんと鹿児島弁の予習をしておけば良かった!

登場人物が何を言っているのかわからない。
熟語は拾えるので大意は掴めますが、いかんせんあやふや。
『おい(俺)』『わい(お前)』など、ごく簡単な単語でも耳慣れないと、とっさに一人称なのか二人称なのかわからなくなるのです。
困るのは、語尾が肯定なのか否定なのか定かでないこと。
ここが不明瞭だと、筋を追えなくなってしまいます。

一緒に観た連れ合いも幕間に「ヒアリングできなかった」と申してました。
脳内で同時通訳しつつ、維新や西南戦争の知識を総動員し、内容を補填しまくって観たのでちょっとグッタリ。
こだわりがあるのはわかりますが、少々不親切に感じます。
内容が伝わらなくては本末転倒。
もう少し平易な言葉を用いても良かったのでは?

鹿児島弁に苦戦しましたが、『桜華に舞え』は素晴らしい作品でした。
一本物かと思うほどの密度。
よくあれだけのエピソードを詰め込んだなぁと思います。
何より、みちこさんを始めとする星組子の大熱演。

みちこさん演じる桐野利秋に淡い恋を抱く娘、大谷吹優のふうちゃん(妃海風)。
自分の足でしっかり立つことのできる、聡明で行動力のある女性像が魅力です。
くるくると変わる表情、弾むように生き生きとした動き。

特に博愛社の看護隊に入ってからが良かったですね。
敵味方の区別なく傷病者を救ける。
見返りを求めず、人に手を差し伸べることができる利秋と吹優は似た者同士だったのかもしれません。
互いに対する想いは恋とも呼べないほのかなものでしたが、心の深いところでつながっていたように感じます。

深窓のお姫様ではなく、人と交わる職業婦人。
待つだけでなく、自分から動くことができる。
そんなヒロイン像がよく似合うふうちゃんが好きです。

トップになってから、ますます綺麗になられましたね。
美しい声、全身からこぼれるような愛くるしさ。
充実感に満ち溢れたふうちゃんの姿、楽しんで舞台に立たれている幸せが伝わってきました。
最高に輝いている今、ご卒業を迎えられることに心からのおめでとうを申し上げます。

そして、桐野利秋役のみちこさん。
“春のように優しく、夏のように晴れやかで、秋のように穏やかで、冬のように逞しい”
齋藤先生が書かれた歌詞そのものですね。
みちこさん自身も、今回演じられた桐野利秋という人物も。

みちこさんの舞台姿からはいつも包み込まれるようなおおらかさと温もりを感じます。
何より、観客に全力でぶつかってこられる姿勢が爽快でした。
台詞が聞き取れず理解が追いつかない(これは100%私側の問題です)部分はありましたが、演者の発する“熱”によって感動を呼び覚まされるのも、生の芝居の醍醐味。
みちこさんの気迫と、桐野利秋の情熱がひとつに溶け合い、素晴らしい相乗効果を生み出しました。

「来年の8月に必ず戻る」そう言い残した桐野利秋。
季節は巡り、夏。
利秋の遺品を届けに来た吹優たちの前に一匹の蛍が姿を現します。

“其子らに 捕へられむと 母が魂(たま) 蛍と成りて 夜を来るらし”
窪田空穂の歌にもありますが、故人の魂が蛍となって懐かしい人々のもとを訪れる描写は、しみじみと心にしみるものです。

はかない余韻を残し、消え入るように幕が下りる…
かと思ったら、まさかのキャスト全員集合!
静けさを打ち破るにぎやかさは、物語としては蛇足の感が否めません。
しかし、トップコンビの退団公演としては最高の愛に溢れたシーンですね。
みちこさんの清々しいお顔。
宝塚人生の集大成、桐野利秋として生きた人生に悔いなし!と言わんばかりでした。

齋藤先生、説明過多気味なのが玉にキズですが、大好きですよ!

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『アーサー王伝説』千秋楽おめでとうございます!“アーサー!もう、お前はいないのか!”

『アーサー王伝説』シアター・ドラマシティ公演千秋楽おめでとうございます!

あのアーサーにも、グィネヴィアにも、モーガンにも。
もう会えないのですね…寂しい!!

いつも感じることですが、舞台って千秋楽の幕が下りた瞬間、その世界の全てが掻き消えてしまうのが不思議でなりません。
消える、という表現は不適切ですね。
昇華する、というのが近いかな?
あの素晴らしかった世界が、ふわぁ~っと霧にまぎれて天に登っていくような感覚といいますか。
二度と味わえないあの感動。
それこそが生の演劇の醍醐味なのですが。
あの愛しい人々と再び会えないと思うと、体の中を冷たい風が吹き抜けるような寂寥を覚えます。

思っていた以上に、彼らと、彼らが紡ぐ物語が大好きになっていたようです。
なぜでしょう?時が経てば経つほど、感動が深く胸に落ちていくのです。
素晴らしい作品でしたね。

もう、オスカル様ばりに叫びたい気分です!
「アーサー!もう、お前はいないのか~~~~~!!」って。

とは言え、アーサー・ペンドラゴンは珠城りょうの血肉となり、ガイゲルン男爵の一部として、また出会えるでしょう。
アーサーもロステスもホセもクオンも、みんな珠様の中に息づいていると思うと喪失感が薄れます。

さて、珠ロス・月組ロスに陥りそうな私たちに嬉しいお知らせがありましたね!
『アーサー王伝説』DVD発売の案内です!
待ち遠しいですねー!楽しみ!
TCAオンラインショップ|アーサー王伝説DVD

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検索ランキング『美弥るりか モーガン』『佳城葵 アーサー王』が急上昇!第一位は…

検索ワードを見ると、宝塚ファンの注目が“何に”“誰に”集まっているのかダイレクトに読み取れて面白いですね。

最近の急上昇ワードは『美弥るりか モーガン』と『佳城葵 アーサー王』。
『美弥るりか アーサー王』『アーサー王伝説 ケイ』などの類似した語句も含めると、この二つが断トツです。

次点は『千海華蘭 マーリン』『ランスロット 朝美絢』『グィネヴィア アーサー王』など。

しかし、彼らを抑えて堂々1位を獲得(検索件数2倍以上!)しているのが

『輝月ゆうま メリアグランス』なのです。

まゆぽん(輝月ゆうま)すごい!

メリアグランスで強い存在感を示したまゆぽん。
主人公に敵対する役が力不足ですとお芝居の面白さは半減しますが、まゆぽんは自分が輝きつつ周りも輝かせました。
恵まれた体格を存分に活かしたのは勿論のこと、悪に徹した演技、ダイナミックな歌、力強い立ち回り。
アーサー王やランスロットを手こずらせ、物語を大きく動かした立役者です。

大きなインパクトを残したこの役。
まゆぽんへの注目が一段と高まったことが窺えます。

そう言えば、東宝のキャトルレーヴではメリアグランスがグィネヴィアを羽交い締めにしている写真が売り切れてました。
グィネヴィアのちゃぴちゃん(愛希れいか)が心底嫌そうな顔をしているのがツボです。
この写真のメリアグランスの顔(メイク)めちゃくちゃ怖い!

メリアグランスとランスロットが剣を交えるショットや、アーサー王と円卓の騎士たち、フィナーレの男役群舞も品切れ中でしたね。
アーサーとモーガンのツーショットも無かったです。
次の入荷はいつかなぁ。

三拍子揃った実力、整ったルックス。
若者から老人まで演じられるまゆぽんは月組と歌劇の宝。
『グランドホテル』でのご活躍も楽しみですね。

※まゆぽんメリアグランスについて、過去記事はこちら↓
こんな輝月ゆうまが観たかった!悪の華咲くメリアグランス『アーサー王伝説』

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珠城りょうの素敵だったところ、思いつくまま全部『アーサー王伝説』

『アーサー王伝説』シアター・ドラマシティ公演も残すところわずかですね。
壮大で美しい音楽が耳に甦るたび、アーサー王の世界に心が連れ戻されます。
珠様(珠城りょう)主演の舞台は、私の心にいつも忘れられない置き土産を残してくれます。

ここしばらく、ちょこちょこと舞台の感想を上げてきましたが、書き漏らしたことをまとめます。
珠様の素敵だったところなど思いつくまま、取り留めなく。

* * *

アーサー王は何と言っても、珠様の温かさや包容力が最大限に活かされた役でした。
それが最もよく表れたシーンは、物語終盤。
錯乱したグィネヴィア(愛希れいか)を優しく抱き寄せるアーサー。
壊れ物を扱うように柔らかく妻の頭を撫でる珠様の大きな手。
この時の珠様の表情が素晴らしくて!

二度とまみえることのない、妻との決別の時。
かすかな微笑みを浮かべながら、自分のぬくもりを全て注ぎ込むように優しく優しくグィネヴィアを包み込む珠様。
しんと静まり返った空気の中で、そこだけ不思議に穏やかで温かな光に包まれているようでした。
その一瞬、アーサーの胸に去来したものは何だったのでしょう?
怒りも哀しみも消え、残ったのはただ愛のみだったと思います。

暴れ回っていたグィネヴィアがおとなしくなったのが、ひたすら哀しかったです。
何が間違ってこうなってしまったのか。
出会った時の二人の弾けるような幸せ。
二回目以降の観劇は、無残な結末を知っているだけに、束の間の幸せに浸るアーサーを目にするのが忍びなかったです。

突然、「あーっ!心の臓がーー!」なんて叫んでみたり。
「二人きりになりたいの」なんて可愛らしくグィネヴィアの口真似をしてみたり。
若者らしく溌剌とした珠様、チャーミングでしたね。
ちなみに「頭は夢の中でも耳は地獄耳」と得意げに言う台詞がお気に入りです。

余談ですが、このシーンのフリル付き白シャツにタコ足ベルトにガウン(?)の衣装が好きです。
舞台写真は真っ先に手に入れましたよ。
この表情がきりやん(霧矢大夢)っぽいんですよね。
きりやんって、よくこういう顔してませんか?
きゅっと唇の端をつり上げた悪戯っぽい表情。
こんなところも受け継がれるのかしら?
アーサー王伝説舞台写真 1610472-020

“あなたの寝息が私の子守唄になる”なんて愛しいことを言ったグィネヴィアが、まさかの心変わり。
「そなたは幸せか?」こんな台詞、アーサーに言わせないで欲しいですね。
珠様の苦痛に満ちた表情、辛くなります。

* * *

“切られ与三”ならぬ、“切られタマ”。
斬られ、撃たれ、殴られ、蹴られ。
毎度毎度暴力にさらされる珠様ですが、今回も盛大に斬られてましたね。
出血多量でぶっ倒れてましたが、その後すぐ回復して、いそいそデートにいそしむアーサーは可愛かったなぁ。

光るエクスカリバーはちょっと面白かったです。
ライフセーバーか!って。
そう言えば、火刑シーンのランスロット(朝美絢)がちょっとアナキン風味でしたね。
ちゃぴちゃん(愛希れいか)はレイア姫似合いそうだなー。

楽曲がどれも素晴らしかったですね。
アーサー王の『宿命の歌』はトップスターという地位に対する決意表明のようで、ひときわ心に響きます。
グィネヴィアの『ひとりじゃ眠れない』はめちゃくちゃチャーミング!
歌い踊るちゃぴちゃんの可愛らしいこと!
寝息が子守唄なんて羨ましい!アーサーはイビキをかかないのね…なんてアホなことを考えてました。

連れ合いは『ダンダリの歌』がお気に入りのようで「早く配信されないかなー」と言ってました。
“MON COMBAT(通称ダンダリ)”は“私の葛藤、闘い”と言ったところでしょうか?
迫力ある四重唱でしたね。
私もつい♪ダンダリ ダンダリ♪と口ずさんでしまいます。
鼻歌にするような気楽な内容ではないのですが…

グィネヴィアに化けたモーガンとアーサーの大胆なラブシーン。
息ピッタリのたまちゃぴならではの駅弁リフト、アクロバティックでしたね。
入れ替わったモーガンとはステージをゴロンゴロン。
激しい愛の描写の最中でも、みやさん(美弥るりか)が床に直接触れないようきっちりホールドするジェントルマン珠城。
素敵!

それにしても、わかばちゃん(早乙女わかば)レイアと、くらげちゃん(海乃美月)ヘラヴィーサの小悪魔姉妹は可愛かったー!
華やかな笑顔を封印したクールビューティーわかばちゃん。
無邪気さがまさに小悪魔、レイアよりアクティブなくらげちゃん。
可愛い見た目に反して、より邪悪に感じられたのはヘラヴィーサの方なのですが、どうしてだろう?
喜々としてグィネヴィアを陥れる手伝いをしているように見えたからかな?
本人には悪事を働いている自覚がないことこそ魔性の証なのですが。
まあ、悪魔なので当然なんですけどね。

『グランドホテル』ではフラムシェンでダブルキャストの二人。
それぞれのフラムシェン像が楽しみです。
とりあえず、わかばちゃんバージョンは確保したのでくらげちゃんのを手に入れなくては。

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女神アリアンロッドの造形に違和感を覚えた『アーサー王伝説』

おおむね満足(むしろ大!大満足!)だった『アーサー王伝説』ですが、一点だけ首を傾げた箇所があります。
女神アリアンロッドの描かれ方です。
過剰にクローズアップされた少女性がアーサー王の荘厳な世界観にそぐわず、ちょっと引っかかりを感じました。

赤いミニスカートでの登場には驚きましたね。
魔法少女的と言いますか、呪文を唱えながら先端にハートがついたステッキを振ってそうなイメージ?

神が無垢な子どもの姿を借りて人々に語りかけるのは神話の定石ですので、少女のような造形なのは一向に構わないのです。
しかし、駄々っ子のような甲高い声で「~~だぞ!」とマーリンに詰め寄ってみたり、意味もなく階段から転げ落ちてみたり。
あざとい口調とドジっぷりに妙なロリコン嗜好が透けて見える、と言っては言いすぎでしょうか。
『ケルトの女神』と聞いて浮かぶイメージとはかけ離れたキャラクターには違和感を覚えます。

雰囲気としては『アリスの恋人』で愛風ゆめちゃんが演じた“赤の女王”を彷彿させます。
衣装も似ている、と言うか同じものでしょうか?
赤の女王はあれで良いのです。
アリスの世界の登場人物としては居丈高で残酷な少女性を発揮する、あの浮き方がふさわしかったのですから。

しかしながら、アーサー王の世界のアリアンロッドは悪目立ちに感じられました。
フランス版もこのような造形なのでしょうか?
それとも石田昌也先生の演出なのか?
ドラマシティ終幕後のお楽しみにと、紙媒体やウェブの情報にはまだ手をつけていないのですが、アリアンロッドに関する記述が気になります。
この演出はどのような意図によるものなのか?

重苦しい物語にくつろぎを与えるなら、アーサー王の兄ケイが十分その役割を果たしています。
上質で温かな笑いと確かな芸で客席と舞台の橋渡しをしっかりと務めました。

橋渡しと言えば、もうひとりはマーリン。
アリアンロッドの属する神の世界と、人間の世界の架け橋となります。
神の声を聞き、人々のために動く魔法使い。

人間にはアリアンロッドの姿は見えず、声も聞こえませんので、彼らの二人芝居となりますが、果たしてこれは必要なエピソードだろうかと首をひねるシーンもあり。
筋肉のくだりは、そこだけ妙に卑近な印象でチグハグに感じました。

個人的な好みとしては、アリアンロッドを実体で登場させるなら、もう少し超越者として人智の及ばぬ神々しさを出して欲しかったですね。
たとえば聖と俗または神と人、そして仲立ちをする魔法使いマーリン。
このトライアングルが明確に打ち出されていたら面白かったかな、と思います。

もしくは、いっそアリアンロッドは声だけで登場させた方が神秘性が高まったのではないでしょうか。
冒頭の眠りから目覚めた時と再び眠りにつく間際の変声機にかけたような声で。
天から降ってくる、まさに神の声。
マーリンが延々と一人芝居を続けることになりますが、からんちゃん(千海華蘭)なら問題なく見せてくれるでしょう。

キャストひとりひとりが持ち味を遺憾なく発揮し、尚且つ見事な結束で作り上げられた『アーサー王伝説』。
素晴らしい舞台だけに、アリアンロッドの造形だけが喉に刺さった骨のように気になるのが惜しまれるところです。

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子犬の顔をした狼、愛希れいかの巧すぎて怖いマイムに戦慄『アーサー王伝説』

突然ですが、私、操り人形というものが怖いのです。
特に、大道芸でヴァイオリンを弾いたりするような、わりと大きくてリアルな造形のものが。
命が宿っているような表情が怖いのか。
意思に反して動かされてる(操られてる)ぎこちなさが怖いのか。

芸を見せていない時の、糸の張力を失ってぐんにゃりしている姿、虚ろな目やあり得ない方向にねじれた関節も怖い。
服従し、操られる素振りを見せながらも、腹の中では何を考えているかわからない。
心の底が覗けない感じに恐怖を覚えるのかもしれません。

とは言え、所詮人形は人形です。
『チャイルド・プレイ』ではあるまいし、まさか夜中に動き出すはずもなく。
なんとなく薄気味の悪さを感じながらも、そこまで大仰に怖がるわけではありません。

ところが、居たのです!
夢に見そうな怖ろしさを秘めた生き人形が!
『アーサー王伝説』の舞台上に!

アーサー王(珠城りょう)と、カリメルドの姫グィネヴィア(愛希れいか)の婚礼の祝宴。
アーサーの異父姉モーガン(美弥るりか)が旅芸人の一座に扮し、狂言を披露します。
演者として出演を請われるアーサーとグィネヴィア。

狂言の内容はアーサー本人すら知らない彼自身の生い立ち。
アーサーの父、ウーサー王は部下の美しい妻に懸想し、犯してはならない罪を犯します。
マーリンの魔法で家来に化けて、その妻を奪ったのです。
その家来とはモーガンの父でした。
やがてモーガンの母はアーサーを産み落としますが、絶望した彼女は自ら命を絶ちました。

孤児となったモーガンは孤独と辛酸を嘗めます。
自分の愛も家族も奪った男、ウーサー王の息子こそアーサーであると満座の中で暴露するのです。
幸福の絶頂で信じがたい出生の秘密を明かされ、取り乱す若き王。
モーガンを牢に押し込めろと命ずるアーサーを止めたのはマーリンでした。
モーガンをキャメロットに住まわせなければならないと進言するのです。

まっさらな気持ちで初日に臨みたくて一切の情報をシャットアウトしていた私。
ただし、振付家のパーツ・イシバさんのツイートで、劇中にマイムが導入されることだけは知っていました。
宝塚でマイム?どんな感じだろう?と楽しみに劇場へ向かいました。
一部にちょっこっと取り入れられる程度かな?と思っていたら結構ガッツリで。
何よりその完成度に驚かされました!
一部のみの演出かな?と思っていましたが、ほぼ全編にわたり採用されていましたね。
特に、アーサーの兄ケイを演じたやすちゃん(佳城葵)が素晴らしくて!
↓詳細は別記事にて
劇場中の愛を一身に集めたアーサー王の兄ケイ(佳城葵)

私の中の潜在的な人形への恐怖心を掘り起こしたのは、ちゃぴちゃんでした。
寸劇で、モーガン(とアーサー)の母役を割り当てられた彼女。
モーガンの号令で、人形と化します。
言葉通りのことが舞台で起きたのです。
体は棒と化し、呼吸すら止まったように生気を失うちゃぴちゃん。

目から光が消え失せ、一切の表情を失い、ギクシャクと動き回ります。
硬直した関節、カクンカクン動き、ぶらりと垂れ下がる四肢。
まさに等身大の人形が、見えない糸に操られているようです。

体を重ねた相手が夫ではなかった絶望。
無表情からにじみ出る狂気が確かに感じられました。
声なき叫びを上げ、自らの首を掻き切る仕草を見せ、糸が切れたように崩れ落ちた瞬間、恐怖が頂点に達します。
怖い!
怖すぎる!
でも目をそらせない!
ちゃぴちゃん、あなたは一体何者なの!?
このシーンは彼女の独壇場と言っても過言ではありませんでしたね。
不吉で怖ろしい、しかし不思議な美しさに満ちたシーンでした。

ちゃぴちゃんはラストシーンで見せた狂気も凄まじかったですが、このマイムでは何か振り切れたような気迫を感じました。
衝撃の結末!珠城りょうの愛と、愛希れいかの凄み『アーサー王伝説』

子犬のような愛らしい容姿に惑わされがちですが、彼女の本質はもっとむき出しの獣性にあるのではないかと感じます。
彼女の内部に、表現者として抑えきれない獰猛な何かが巣食っているのではないか。
もっともっとホリゾントいっぱいに自由に踊り、翔び、吠え、叫ぶ彼女が観たい。
いわゆる宝塚の娘役に求められる枠からは外れるかもしれませんが、彼女なら軽々と飛び越えてしまいそうな気さえします。

『GOLDEN JAZZ』のアフリカの場面の鮮烈さは記憶に新しいところですが、肉体そのものが持つ力を存分に発揮できるシーン、赤裸々な彼女を堪能できるシーンを観せてくれないかと思ってしまうのです。

今更ながら、カルメンの「あたいは狼なのさ」という台詞が腑に落ちてきますが、彼女の稀有なところは男を喰い物にするヴァンプを演じても失われない不思議な少女性を持ち合わせていること。
グィネヴィアは二人の男性の間で揺れ動く役。
生々しい台詞や描写もありましたが、えげつなくならなかったのは彼女の清らかさによるところが大きいと思います。
グィネヴィア、素晴らしかったです。

まだまだ未知なる可能性を秘めているちゃぴちゃん。
グルーシンスカヤではどのような姿を見せてくれるでしょうか?
お正月公演が楽しみです。

余談ですが、マイムの場面ではモーガンの父に扮した珠様(珠城りょう)も凄かったですね。
頭を下げ、肩は床と平行に、肘から先はぶらりと垂らし、膝下はハの字。
出番を待つ操り人形のようなポーズでピクリとも動きません。
このポーズ、相当キツイのではないでしょうか?
私だったらぷるぷるしちゃいます。
動くのも難しいですが、微動だにしないのも難しいこと。
短いお稽古期間でここまで仕上げてくるジェンヌさんたち、本当に尊敬します。

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フィナーレだってカッコいい!『アーサー王伝説』

『アーサー王伝説』はね、フィナーレも抜群にカッコいいんですよ!
短いながらも充実した内容で、お芝居+ショーの二本立て作品を観たような満足感!

一抹の不安(モーガンの腹の子)を残しつつも、ひとまずは晴れやかに幕を下ろした『アーサー王伝説』。
鳴り止まない拍手の中、再び幕が上がると、黒いハットに赤いドレスの美女3人が姿を現します。
下手からくらげちゃん(海乃美月)、ちゃぴちゃん(愛希れいか)、わかばちゃん(早乙女わかば)。

初見では本編の衝撃から覚めやらず、頭の切り替えができていなかった私。
可憐に歌い踊る彼女らのテンションについていけず。
特にちゃぴちゃん!
いや、そんなキュートに歌い踊られても!
あなたさっき、もの凄い剣幕で発狂してたよね!?
あれは何だったのー!?って。

まあ、その後さらなる衝撃が待っていたのですが。
小粋なシルバーのハットに、シルバーのスーツの美青年登場。
ん?あれは…
モーガン!?
みやさん(美弥るりか)演じる、アーサー王の腹違いの姉にして魔女のモーガンさんですよ!
お姉ちゃんがー!お兄ちゃんになってるー!!
初めて宝塚をご覧になるお客様は混乱必至ですね。
わずかな時間ですが、みやさんの男役力が爆発したシーンでした。

そして、城塞のセットの上からもうひとりの男が。
珠様(珠城りょう)の登場です!
もう!カッコいい!!
なんなの!?この人!カッコよすぎるんですけど!
スーツ似合いすぎー!
パーン!と張った太腿が特に好きです(ロベスピエールのボディパーカッション最高でした)。
ダイナミックで若々しい珠様のダンスを堪能。
男役さんたちを引き連れて踊る姿も堂に入ってますね。

続くフィナーレDでは、大好きなちゅーちゃん(咲希あかね)、香咲蘭ちゃん登場。
うーん、エレガントですねー。綺麗ですねー。
続けて、まんちゃん(貴千碧)、からんちゃん(千海華蘭)、もっくん(貴澄隼人)が姿を現します。
もうここまで来ると、誰を観たらいいのかわからなくなりますね。
正装のからんちゃんが発する色気に心を奪われます。

そして、たまちゃぴのデュエット。
本編ラストの無残さから、打って変わった晴れやかさ。
成就しなかった愛のもうひとつの結末を見せるような、そんな幸せに満ちたダンス。
珠様のちゃぴちゃんを見つめる瞳の優しさと言ったら!
なんて温かいんでしょう!
プログラムに“包容力の男S”と載せたいくらい。

二人並んでのポーズには、会場中から温かい祝福の拍手が降り注ぎました。
ちゃぴちゃんが下がって、センターに珠様一人で立ってからもう一度さらに大きな拍手が。
トップスターとして堂々ステージの中心に立つ珠様。
エクスカリバーを掲げ、アーサー王として登場された時の喜びも大きかったですが、ここでは“珠城りょう”に対して心からの拍手を送りました。

そして、カーテンコール。
下級生たちから順に姿を現します。
充実感溢れる表情に、彼らがこの舞台で得たものの大きさがうかがい知れます。
ひとりひとりが素晴らしい活躍を見せてくれました。

メリアグランスの城にいた蛇の兵士たち、香咲蘭さん、優ひかるさん、蒼矢朋季さん、朝陽つばささん。
蛇の化身なのか、蛇に取り憑かれた人間なのか。
ぬるぬると蛇に支配された邪悪な動きで、場面に一層の凶々しさをもたらしました。

アーサーたちの子ども時代を演じた、陽海ありささん(ケイ)、夏風季々(アーサー)、妃純凛(メリアグランス)もとても良かったです。
ケイの天真爛漫さ、アーサーの凛々しさ、そしてメリアグランスの油断ならなさ。
この子らが長じて、やすちゃん(佳城葵)、珠様、まゆぽん(輝月ゆうま)になるのねー、と説得力がありました。
それにしても、ジェンヌさんたちの子役演技には毎度驚かされます。
本当にいたいけな子どもに見えるんですもの。
達者な生徒さんが多くて、今後が楽しみです。

温かな拍手の中、次々と上級生が登場。
どの顔も輝いています。
物語では敵対する間柄でも、ここでは皆笑顔を見交わす大好きな瞬間です。
みやさんの客席への投げキッスは強烈でしたねー。
ハートマークが飛ぶのが目に見えるようでしたよ。
直撃を受けられたお客様はご無事だったでしょうか?

ラストは、カンパニーを統べる珠様。
大きな大きな拍手に迎えられる珠様の姿に、なんとも言えない熱い気持ちがこみ上げてきます。
本当になんと言ったらいいのか。
物語も音楽も装置も衣装も、なにより素晴らしいキャストに恵まれた演目で新たな第一歩を踏み出せた、珠様と新生月組の皆さま(もちろん『FALSTAFF』組も!)に心からの感謝を伝えたいです。

『アーサー王伝説』大好き!!

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プロフィール

野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共に30年(ブランクあり)。全組観劇派。美丈夫タイプの生徒さんが好み。谷正純・酒井澄夫・木村信司・大野拓史作品が好き。観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。

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