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『アーサー王伝説』成功要因のひとつは美弥るりかのモーガンに有り!

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HAPPY HALLOWEEN!
昨日、青山通りで仮装してらっしゃる方と大勢すれ違いましたよ。
ハロウィン一色に彩られた街を歩くのはワクワクしますねー。
明日からはクリスマス一色のディスプレイになるのかな?それも楽しみ!
一昨年は月組でハロウィンイベントをされてましたよね。
珠様(珠城りょう)の茄子、衝撃(笑撃?)だったなぁ。

さて、ハロウィンなので魔女モーガンの話を。
もともとハロウィンは古代ケルトの収穫祭や悪霊祓いの行事が起源とされますので、あながちアーサー王の物語と無関係ではないかも?

* * *

『アーサー王伝説』の成功要因にキャスティングの妙が挙げられます。
特に、アーサー王の異父姉にして魔女、物語のダークサイドに大きく関わるモーガン役にみやさん(美弥るりか)を宛てたことが重要です。

配役発表時は正直「みやさんがモーガン(女役)?なぜ?」と思ったのですが、ポスター画像を見て手のひら返し。
「これはいいかも!!」
美人にダークなメイクを施すと、ただならぬ迫力が生まれますね。
この黒幕感と言ったら!
まっすぐこちらを見つめる珠様、子犬のように愛らしいちゃぴちゃん(愛希れいか)、密かにちゃぴグィネヴィアに視線を向けるあーさ(朝美絢)に、謎めいた微笑を浮かべるみやさんとの対比。
三角関係+魔女!
ポスターだけであれこれ想像が膨らみ、俄然観劇意欲が高まったことを覚えています。

幕が上がり、モーガンが現れた瞬間に舞台の成功を確信しました。
異父弟アーサー・ペンドラゴンへの復讐だけが生き甲斐の女。
目的の為に手段を選ばず、憎きアーサーから全てを奪おうと画策する女。
この禍々しさ毒々しさをストレートに打ち出せるのは、やはりパワーのある男役さんならではです。
アーサーをねじ伏せるだけの力を放つモーガンのおかげで、物語の厚みがグンと増しました。

折れそうにしなやかな体から響く低音も効果的。
自らの分身レイア(早乙女わかば)とヘラヴィーサ(海乃美月)を従え、アーサーを取り巻く人々の心の隙間に入り込むモーガン。
恋に恋する初心な乙女グィネヴィア、功名心と歪んだ愛に執着するメリアグランス(輝月ゆうま)。
ふたりを操り、アーサーを苦しめます。

最大の復讐は、グィネヴィアになりすましてアーサーと情を交したことでしょうか。
婚礼前夜のグィネヴィアに扮し、弟を誘惑するモーガン。
これは、マーリンの魔法で自分の父に化けたウーサー王が、母を犯したことに対する報復ですね。
その結果、アーサーが産まれ、絶望した母は自ら命を絶ち、孤児となったモーガンは辛酸を嘗めます。
自分の愛も家族も奪った男、今は亡きウーサー王の代わりにモーガンの恨みを一身に浴びるアーサー。

愛する夫(妻)だと疑いもせず、体を重ねた相手が別人だった時のおぞましさ、むごたらしさ。
ましてや、相手が血の繋がった姉だったとしたら?
アーサーに、より深い絶望を植え付ける手段として自らの身を投げ出したことに、なりふり構わぬモーガンの憎しみの深さが窺えます。

アーサーとグィネヴィアに化けたモーガンが愛し合うシーンは、『アーサー王伝説』のハイライトのひとつ。
「今宵のそなたは一層美しく見える」
心底愛おしそうにグィネヴィアを見つめるアーサー。
包み込むような優しさから一転、愛ゆえの性急さで激しくグィネヴィアを求めます。

このアーサーの愛の表現がとても素敵なんですよね。
愛しくて愛しくて堪らない風情で、グィネヴィアとひとつになれた喜びがほとばしるよう。
しかし、喜びが深いほど真実を知ったときの絶望が深く心を苛みます。

自分の腕の中の女が愛する妻でなく、腹違いの姉だった時の衝撃。
さらに、子が宿ったと告げられる恐怖。
天に昇る心地から、地獄の苦しみへと真っ逆さま。
モーガンの思惑通りに事が運びます。

モーガンの差し金で、アーサー・グィネヴィア・ランスロットの三角関係が生まれ、破綻を招きます。
これ以上ないほどの苦しみをアーサーに与えたモーガンですが、復讐は済んだのでしょうか?
いいえ、まだ終わっていないのです。

モーガンの体内にはアーサーの子(後のモルドレッド)が育っています。
やがて、アーサーの命を奪うことになる息子。
宝塚版ではだいぶストーリーが書き換えられていますので、今後の展開の予測はつきませんが、一抹の不安を秘めたラストに「続編を観てみたい」と思わせられました。

モーガンは酷い女ですが憎みきれないのは、ひとりの女の悲哀が感じられるからでしょう。
悪意の底に秘めた哀しみや孤独が、モーガンを単なる悪役に留めないのです。
誰よりも愛を求め、孤独を癒やされたいと願っていたのは彼女だったのかもしれません。
モーガンが救われる日は来るのでしょうか?

* * *

パンチのきいたヴィジュアルも見どころ。
妖しい美貌を生み出すダークなメイクに、凝った衣装。
特に印象深かったのは、メリアグランスを誘惑するシーンなどに見られる、サバトを司る悪魔バフォメットを思わせる拵え。
山羊の角を模したヘアスタイルに、黒い羽根が生えたコスチューム。
趣向を凝らした衣装が多い『アーサー王伝説』ですが、モーガンは格別。
見た目から楽しませてくれます。

主演作『瑠璃色の刻』も控え、ますます充実のみやさん。
女役を経ての男役、新たに得られるものも多いことでしょう。
まずはお正月公演『グランドホテル』のオットー役でお目にかかれることを楽しみにしています!

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キャトルレーヴの組柄スタンプ捺し比べ(紙質との相性・裏抜けなど)

先日発売されたキャトルレーヴの「組柄スタンプ」。
手帳に観劇スケジュールを書き込む時に使ったら楽しいだろうなぁと思い、購入しました。

各組のマークのスタンプが一本のペン型になっています。
TCAオンラインショップ 組柄スタンプ

形としては昔懐かしの「ロケット鉛筆」を想像していただければ一番近いと思います。
使いたいマーク部分を軽くひねると印面が露出しますので、そのままポン!
簡単に組マークのスタンプが捺されます。

印影のサイズは花月雪星は全て5mm四方。
宙のみ4mm×8mm。
土星の輪のような部分が幅をとるので、どうしても横長になってしまうようです。

発色や滲み具合、インクの裏移りや裏抜けが気になり、捺し比べてみました。
試した用紙は、一般的な手帳用紙とデッサン用の薄手の紙の二種です。

↓トモエリバー 手帳用紙(表)
t_omote.jpg

↓トモエリバー 手帳用紙(裏)
t_ura.jpg

↓月光荘画材店 スケッチブック 『ウス』(表)
g_omote.jpg

↓月光荘画材店 スケッチブック 『ウス』(裏)
g_ura.jpg

いかがでしょう?
小さいながらもそれぞれの組マークがくっきり浮かび上がります。
私の捺し方がまずくてボケてますが、実際は雪の結晶や星の輝き部分がもう少しシャープです。

濃い目の色は若干裏抜けがありますね。
たまたま薄手の用紙ばかりに捺したせいかな?と思い、他の紙でも試してみましたが、どれも多少の抜けはあるようです。
モレスキンペーパーやLIFEのノーブルノートに捺した場合も、トモエリバーと同等の抜け具合でした。
オフィシャルのスケジュール帳との相性はいいのかな?

ポストカードなどのアート紙やコート紙ですと裏抜けの心配はありませんが、乾くのに少々時間がかかるかもしれません。
気になる方はご注意くださいね。

ちなみに、トモエリバーは糸井重里さんが発行されている『ほぼ日手帳』にも使われている用紙です。
ヅカファンにもご愛用の方が大勢いらっしゃるのではないかと思い、ピックアップしました。

気になる点としては、やはり専科マークがないこと。
専科公演の時はどうしたら良いのでしょう?
ダイヤモンドマークも欲しいですよね?

一本あたり何回捺印可能かも気になりますね。
どこかの文具メーカーのOEM製品とすれば補充インクを使えるのですが。
または、このスタンプを定番として継続販売していただくか。

スタンプの取り外しには少しコツを要します。
引っかかりのツメがありますので、噛み合うように開け閉めしてくださいね。
きちんと閉まってないとインクが乾いて使い物にならなくなってしまいますので。

というわけで、コンパクトで持ち運びしやすく、一本あれば何かと便利。
ヅカライフをよりカラフルに彩る楽しい商品としてオススメです。

以上、文房具マニアのヅカグッズレビューでした。
2017年1月のスケジュール欄には月マークをいっぱい捺せるといいなぁ。

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いやあぁぁーー!!カッコよすぎるー!アーサー王伝説舞台写真発売!

『アーサー王伝説』シアター・ドラマシティ公演、初日おめでとうございます!
パーツ・イシバさんの情報によると、マイムのシーンが増えたそうですね。
あの素晴らしい舞台がさらに進化したなんて!
大阪へ飛んでいきたい気分です!

ところで、文京シビック公演分の舞台写真、販売開始しましたね。
月組文京シビックホール公演「アーサー王伝説」舞台写真

もう、こんな小さなサンプル画像を見ただけで、いやあぁぁーー!!ですよ!
なにこれカッコいい!珠様(珠城りょう)カッコいい!!
息が止まりそうなほどカッコいい!

とりあえず、1610472-017~26までは全買いですね!
選ぼうかと思ったんですが、選べません!
だってどれも素敵なんですものー!
どのショットもキマってますねー!
サムネイルの粗い画像でもこんなにカッコいいなんて、どんだけでしょう!

個人的には(よく見えないけど)18のロブスターと22のヤマアラシが好き。
24のヤマアラシのポージングもカッコいい!
あぁ!でも、最高にセクシーなのは25番のハット+シルバースーツですね!

と言いつつ、一番好きな衣装はシャツに軽い上着を引っ掛けたリラックススタイルなのですよね(20)。
頼もしい体格が際立って素敵。
ちなみに『激情』も、軍服の上衣を脱いだ黒シャツ姿にうっとりしてました。

たまちゃぴ・たまからん・たまぽんの二人写りも欲しいなぁ。
ちゃぴちゃん(愛希れいか)を後ろからそっと抱きしめる珠様…最高です!
円卓の騎士たちとの集合写真や、フィナーレの男役群舞も外せませんね。

サムネイルだけでこんなにキャーキャーはしゃげるなんておめでたいですね、私。
珠様に関してはミジンコ、いえ、アメーバ並みに単細胞です!
明日はお出かけなのですが、予定変更してキャトルレーヴに向かいたーい!

ところで、赤い甲冑姿の珠様の冠(トゲトゲしたの)が、数学者の秋山仁先生のバンダナちっくに見えるのは私だけでしょうか?

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博多座『長崎しぐれ坂』上演決定&美弥さんおめでとう!

まだ『アーサー王伝説』大阪公演の初日も明けていないというのに、早くも来年5月の公演ラインナップが出ましたね。
自動的に私の来年のGWスケジュールも確定しました。
九州を旅してきます。
鬼が笑っちゃいますねー。

たまちゃぴチームは博多座で『長崎しぐれ坂』と『カルーセル輪舞曲』。
お芝居は初演同様、専科の轟悠さんにご出演いただけるとのこと。
ちゃぴちゃん(愛希れいか)は『風と共に去りぬ』で共演されてますが、珠様(珠城りょう)は初めてですよね?

大先輩の胸をお借りできる貴重なチャンス。
公演ごとにますます色気と包容力を増している珠様、男役の中の男役トド様(轟悠)の薫陶を受け、また新たな引き出しが増えることでしょう。
より多くのものを吸収し、さらにスケールの大きな男役さんになられることを期待します。

なにより大好きな和物で今からわくわくです!
江戸末期の長崎が舞台なんて博多座にぴったりの演目ですね。
珠様のいなせな青天姿、カッコいいでしょうねー。

個人的には博多座デビューなので、そちらも楽しみです。
食べ物も美味しいですし、舞台外の観光やグルメも満喫してきたいと思います!
水族館(マリンワールド海の中道)にも行ってみたいなぁ。

そして、シアター・ドラマシティと赤坂ACTでは、みやさん(美弥るりか)主演の『瑠璃色の刻』が上演決定しました!
おめでとうございます!!
タイトルの『瑠璃色』はもちろん『るりか』にかけてますよね?

時代背景としてはフランス革命前後ですね。
みやさんのコスチュームもの、楽しみです!
謎多き伯爵になりすまし、時代の寵児となった男の数奇な運命…面白そう!

それにしても、不老不死+魔術師+錬金術師+予言者+山師って!
なんと怪しい!いえ、みやさんなので“妖しい”ですね!
『ルパン三世』でだいもんさん(望海風斗)が演じたカリオストロ伯爵的なキャラクターを思い浮かべてしまいました。
それとも『1789』のアルトワ伯?
いえいえ、そのどちらでもない新たな側面を見せてくださることでしょう。
原田先生の作品なのでヴィジュアルの美しさも堪能できそうです。

かたやチョンマゲに着流し、かたやロココ調コスチューム。
ギャップがすごいですね。
長崎チームと瑠璃色チームがお稽古場で顔を合わせたら面白いことになりそうです。
どちらもこなせるジェンヌさんたち、本当に達者!

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七海ひろきが『おにいさま』なら、珠城りょうは『アニキ』ですよね?

星組のカイちゃん(七海ひろき)は、娘役さんたちに『ひろきおにいさま』と呼ばれているのですね。
甘くて、カイちゃんにぴったりな響きですね、おにいさまって。
一体どなたがそう呼び始めたのでしょう?
とても素敵です。

カイちゃんファンの友人からこの話を聞き、頭に浮かんだのは「珠様(珠城りょう)なら『兄貴』かな?」でした。
珠城アニキ?りょうアニキ?

クールでジェントルなイメージのカイちゃんは女の子に囲まれるのが似合いますね(カイちゃんも女性ですが)。
『ひろきおにいさま』と呼ばれ、可愛らしい娘役さんたちをさりげなくエスコートしていそうな。

対して、珠様は男の子と一緒にわさわさしてるのが似合う気がします(全員女性ですが)。
『アニキ!アニキ!』と慕われ、逞しい男役さんたちをぞろぞろ引き連れていそうな。

『ベルサイユのばら』に当てはめるなら、カイちゃんはジェローデル、珠様はアランもしくはアンドレ、みたいな。
この違いは一体なんでしょう?

私の珠様に対するイメージの偏りは恐らく『Bandito -義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』の影響が大きいと思います。
己の意思に反して山賊の親玉に祭り上げられてしまった男、ジュリアーノ。
むさ苦しい野郎共に囲まれる珠様。
超絶アニキ感漂ってましたねー。
プログラムの中表紙は違った意味でのアニキ感に溢れてましたが。

本人は必要以上にもてはやされることに戸惑ってる様子も珠様らしかったなぁ。
あーさ(朝美絢)、まゆぽん(輝月ゆうま)、もっくん(貴澄隼人)、きえちゃん(星輝つばさ)らの山賊仲間に慕われ。
ヒロさん(一樹千尋)演じるランペドゥーザ公爵や、とし君(宇月颯)演じるマフィアのヴィトー、からんちゃん(千海華蘭)演じるジャーナリスト(マイケル・スターン)ら、周囲の男たちまで味方につけて。
“男が惚れる男”が、めっぽうハマるのが珠様の魅力ですね。

『Bandito』で珠様の男臭さが炸裂したのは、あーさ演じるピショッタとの和解シーンでしょう。
故郷シチリアを捨て、新天地アメリカに活を求めたジュリアーノ。
ものも言わず、ピショッタを乱暴に抱き寄せ、雑に投げ捨てる。
一瞬の抱擁に、長い歳月を共に過ごした仲間への万感の思いが込められていました。
この無骨な男らしさこそ、大野先生が珠様に求めた“粗野な美丈夫”像にピタリと重なるように思います。

最新作の『アーサー王伝説』も清々しいマッチョっぷり。
不倫を犯した娘グィネヴィアを手に掛け、自分も後を追おうとしたレオデグランス公をぶん殴るシーン。
思わず、というか口より先に手が出た感じ。
感情がまず肉体に表れるのが劇画的というかなんというか。
体重の乗ったいいパンチでした。

『ロミオとジュリエット』新人公演でも既にアニキの片鱗が見られますね。
登場シーンから若さゆえの暴走とは無縁そうな落ち着いた雰囲気を醸してました。
マーキューシオとティボルトの間に立って「まあまあ」と諌めてそうな感じ。
とはいえ、ジュリエットの前ではそんな分別ある若者の仮面をかなぐり捨て、年相応の激しさを垣間見せるのですが。
そのギャップがたまりません!

オフステージの珠様は綺麗なお姉さん、面倒見のよい頼れる先輩といったイメージなのですが。
舞台での頼もしさ、包容力は本当に素晴らしい!
ロミオでアニキ、ジュリアーノでもアニキ、アーサーでもアニキ。
なんて、ヤワラちゃん(柔道の谷亮子さん)みたいなフレーズが浮かびました。

ちなみに、ひろきおにいさまと聞いて『おにいさまへ…』という漫画を思い出しましたよ。
『ベルサイユのばら』でお馴染みの池田理代子さんの手による女の園を舞台にした物語。
少女期の限られた時間にしか味わえない青春の甘さ、やるせなさ、哀しみが透き通った筆致で描かれます。
40年以上昔の古い作品ですがオススメ。
今は文庫版で読めるようです。

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MVPは誰?芸達者過ぎる月組子たち『アーサー王伝説』

『神キャスト』という言葉を最近知りました。
これ以上を望めないくらい最高のキャスト、といった意味合いでしょうか?
ならば、この『アーサー王伝説』こそ、その冠を戴くに相応しいのではないかと思います。

適材適所とはまさにこの事!
どの生徒さんも、持ち味を活かして大活躍!
意外にも今回、専科さんのご出演が無かったのですよね。
36名全員組子!

* * *

普段の公演なら、グィネヴィアの父にしてカリメルドの領主レオデグランス公で専科さんのお力添えをいだたくことになりそうですが、これは副組長に就任なさったまゆみさん(綾月せり)。
やはり、グィネヴィアのちゃぴちゃん(愛希れいか)と接してきた時間の長さが物を言ったのか、温かみのあるいいお父さん像でした。

娘の裏切りを知り、思わず頬を打つシーン。
正気を失った娘に、娘婿がかける情けに黙って頭を下げるシーン。
男親のやるせなさが出ていましたね。
領主としては、まゆみさんの堅実さが活きました。

* * *

円卓の騎士、ガウェイン(紫門ゆりや)、ウリエン(貴千碧)。
穏健派のガウェインと武闘派(?)のウリエンのコンビは、いいバランスです。
彼らに共通するのは、アーサー王への忠心。
形は違えど、どちらも主君への想いは同じです。
二人のキャラクターの差が顕著だったのは、アーサー王の妻グィネヴィアと同輩の騎士ランスロット(朝美絢)の不倫を知った時でしょうか。
義憤にかられるウリエンと、ランスロットを諌めようと画策するガウェイン。

魔女モーガンの偽手紙におびき出されたランスロットを、体を張って止めようとしたガウェイン。
このシーンは男の友情が感じられて良かったですね。
エレガントなイメージのゆりちゃん(紫門ゆりや)ですが、男気ある役も素敵です。
結局、ランスロットはガウェインを振り切って愛する女性のもとに走ってしまうのですが。

ランスロットとグィネヴィアが去り、やり場のない感情を爆発させたアーサー王がガウェインに詰め寄ります。
「おかしいだろう!笑え!」と。
微動だにしないガウェイン。
アーサー王のやるせなさがこもった強い視線と、一歩も引かないガウェインの視線がぶつかりあった瞬間、ガツン!と音がしたように錯覚しました。
絡み合った目線はそのままに、静かに跪きアーサー王へ剣を捧げるガウェイン。
愛と慈悲と寛容を身をもって示した若き王へ敬意を払い、真に王として認めたのでしょう。
ウリエンを始めとする騎士たち、城に仕える人々も従います。
その場の空気を大きく動かすキーポイントとなるガウェインの振る舞い、見逃せないシーンです。

パーシヴァルのジョー君(輝城みつる)は浅黒い肌に眼帯、精悍なヴィジュアルがカッコよかったですね。
婚礼の祝宴では、美声を堪能できます。

* * *

こちらの三人は別記事にて。

ドルイド僧(魔術師)で、アーサー王の助言者マーリン(千海華蘭)。
千海華蘭のマーリンがいなければ始まらない!

愛と名誉をアーサー王に奪われ、彼に敵対するメリアグランス(輝月ゆうま)。
待ってました!こんな輝月ゆうまが観たかった!悪の華咲くメリアグランス『アーサー王伝説』

アーサー王の物語に優しい温もりを与えた、アーサーの兄ケイ(佳城葵)。
劇場中の愛を一身に集めたアーサー王の兄ケイ(佳城葵)

* * *

この公演は本当に全てのキャストが役に生きていて素晴らしかったです。
芸達者がひしめく月組の充実っぷりがよく表れた公演でした。
月組、バンザーイ!!
そんなわけで、MVPはキャスト36名全員に授与したいと思います!

ところで、騎士の中にファイナルファンタジーみたいな子がいますよね?
ゲームはあまりやらないので、あくまでもイメージなのですが…なんというかCGっぽい美しさ。
あーさに次ぐ激しめの金髪で、えらく小顔で背が高い。
新斗希矢君?と思ったのですが合ってるかなぁ?

他のキャストについては、また次回。

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こんな輝月ゆうまが観たかった!悪の華咲くメリアグランス『アーサー王伝説』

千海華蘭演じる魔術師マーリンをアーサー王号という船を導く舵とするなら、ストーリーのボトムをしっかり締めるアンカー(錨)を務めるのは、彼らに敵対するメリアグランスのまゆぽん(輝月ゆうま)です。

待ってました!という感じですね。
掛け値なしの悪を演じるまゆぽんを観たかった!
メリアグランスはいわゆる儲け役。
彼が悪どければ悪どく立ち回るほど、主演のアーサー王の真っ直ぐさが引き立ちます。
水を得た魚のように生き生きと力強く舞台を駆けるまゆぽん。
素晴らしい存在感でした。

騎士の名誉“エクスカリバー”も、愛する女もアーサー王に奪われたメリアグランス。
鬱屈した心の隙間を魔女モーガンに狙われます。
復讐を果たすため、悪魔に魂を売り渡すのです。

後半の思い切ったヴィジュアルは見ものです。
片目は悪魔との契約の対価として差し出したのでしょうか?
人外の存在と化したことが明白で、アーサー王の真っ当な人間臭さとの対比が際立ちました。

アーサーはメリアグランスにエクスカリバーを預け、自分を騎士に叙するよう依頼します。
この場面、私はドキドキしました。
騎士任命の儀式は、跪いた相手の肩に剣を載せて行います。
これは非常に無防備な状態です。
メリアグランスがその気になれば、いつでもアーサー王の首を刎ねることも可能なのですから。

敵対する相手を騎士として尊重し、信頼して命を委ねる。
アーサー王の資質がよく表されたシーンです。
この寛容さに感銘を受けたグィネヴィアはアーサーに想いを寄せることになります。

が、この時こそメリアグランスの中に潜む歪みが火を吹いたのだと言えるかもしれません。
正しすぎる男、自分が得るべきはずだった名誉を奪った男、アーサー。
眩しい存在に対して抱く、ある種の劣等感がメリアグランスの心を一層蝕んだように思います。
さらに、周囲の人間たちによって憎むべきアーサー王への忠誠を求められた瞬間、彼のダークサイドが本格的に顔を覗かせたのでしょう。

単なる悪者ではなく、悪なりの事情が感じ取れる悪役だからこそ、魅力的に映るのです。
みやさん(美弥るりか)演じる魔女モーガンにしろ、メリアグランスにしろ、そのあたりがしっかり描かれているので、より味わい深く感じられます。

『アーサー王伝説』最大の立役者はまゆぽんかもしれません。
たったひとり、ど真ん中に立ってステージの空気をしっかり動かせる頼もしい役者です。

アーサー王との対決でも、体格のいい珠様と拮抗するパワーを出せるのはまゆぽんだからこそ。
迫力満点、ダイナミックな立ち回りを見せてくれました。
モーガンとの背面リフト(?)も力強く美しかったです。

歌唱力もピカイチ!
ハイトーンがパワフルに伸びて気持ちいい!
どこのコンサート会場に来たかと思いましたよー。

珠様とも相性抜群、これからさらに月組の中で重要な位置を占めるだろうまゆぽん。
まゆぽんで観たい役、歌って欲しい曲がたくさんあります。
今後のまゆぽんの益々のご活躍を祈ります。

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劇場中の愛を一身に集めたアーサー王の兄ケイ(佳城葵)

『アーサー王伝説』が東京千秋楽を迎え、はや数日。
いまだ幸せな余韻に浸っています。
いい舞台だったなぁー。

印象深かったキャストについて。
前回は魔術師マーリンを演じたからんちゃん(千海華蘭)を取り上げましたが、今回は負けず劣らず大活躍した、やすちゃん(佳城葵)をピックアップ!

アーサー王の腹違いの兄、愛すべき酔っぱらいケイ。
なんてチャーミング!なんて芸達者!
ともすれば重くなりがちなストーリーの調子を、あえて外す。
その絶妙さ。
嫌味なくできるのがやすちゃんの巧さですね。
てらいのない明るさで、舞台に軽やかな風を吹かせてくれました。
物語の緊張が高まる終盤になるにつれ、ケイが登場すると客席の空気がホッと緩むのがわかりました。

不思議なことに、プログラムには役としてのお写真が載っていないのですよね。
絶対皆さん「ケイ役のあの人は誰!?」ってページをめくると思うんですが…
年功序列の関係でしょうが、もっと積極的に売り出していって欲しいなぁ。

特筆すべきは、なんといってもあのマイム!
“が~まるちょば”もビックリの持ち上がらない鞄!
マーリンの仕業でなかなか前に進めない…という一人芝居を見事に演じきりました!

お芝居しつつ、鞄を操るコミカルな動き。
細かい手技に注目しましたが、本当に魔法を見ているような指の運動!
グッと重さが増したり、羽根のように軽くなったり、鞄に引き戻されたり。
重力が目に見えるようでした。

やすちゃんに注目したのは『月雲の皇子』のティコから。
お芝居がとっても上手な子だなぁと、そこから気になる存在ではあったのですが、まさかこんなに達者な人だとは!
ようやく鞄が動き、上手に去っていく際には、会場中から惜しみない拍手が送られました。
劇場内の全ての人がケイの虜になったんじゃないかなぁ?

アーサー王(珠城りょう)とグィネヴィア(愛希れいか)の婚礼シーン、風船を操る姿にも惹きつけられました。
何気ない動きのひとつひとつが素晴らしく、風船が生きているような錯覚を覚えました。
短時間でよくここまでマイムを自分のものにされたなぁと改めてジェンヌさんの凄さを実感します。

物語のラスト、アーサーが王として目覚めた瞬間。
アリアンロッドにより時が止められた間に、嬉しいサプライズが起こりました。
マーリンがケイに語りかけます。
「もう道化のふりはしなくてもよいのだ」と。
ケイは答えます。
「ひとつの城に王は二人要らない。これからはアーサーの補佐として」と。
なんと、ケイのおどけっぷりはすべてお芝居だったのです!
弟のため、ピエロに徹した賢い兄の愛。
これにはやられました!!

妻の愛は失ったけれど、アーサーは兄や臣下、そして魔法使いたちの愛に包まれているじゃありませんか!
あなたはもう決して孤独なんかじゃないと、もう一度温かいもので心が満たされました。
この物語の中で一番好きなシーンかもしれません。

ケイの少年時代を演じた陽海ありさちゃんも可愛かったですね。
ちびアーサー役の夏風季々ちゃんも小さいながらもキリッと凛々しく、健闘していました。

成人した二人の絡みも微笑ましかったです。
子どもの頃と同じ長槍を振り回すケイ。
メリアグランスに挑みかかるケイに、思わず「兄さん!」と呼びかける珠様。
ちょっとしたお芝居ですが、それだけで兄弟の結びつきの確かさが感じられました。

『アーサー王伝説』という素晴らしいストーリーに、優しい温もりと愛のエッセンスを与えてくれたケイ。
やすちゃん、ありがとう。
あなたのことがますます好きになってしまいましたよ。
マーリン!ケイにも早く可愛いお嫁さんを紹介してあげてねー!

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月のデカワンコ=珠城りょうデザイン監修グッズ

トップさんのデザイン監修グッズって、きっかりお披露目公演初日に発売されるんですね。
先日フライングしてキャトルレーヴを覗いたら当然置いておらず、すごすご退散したのですが、文京シビックの物販コーナーで無事手に入れられました。
嬉しい!
月組トップスター 珠城りょう デザイン監修グッズ

珠様のお好きな言葉「Believe」をテーマに、「信じ、信じられる存在になりたい」という想いが込められているそう。
お人柄が窺える素敵なメッセージですね。

モチーフは「大型犬」と「カモフラージュ柄」。
ご自身を動物に例えると大型犬っぽいから、という理由。
わかります!珠様めっちゃ大型犬タイプですよね!
賢くて穏やかで人懐こいワンコ、イメージぴったりです!
まゆぽん(輝月ゆうま)も大型犬っぽいですよね。

話は変わりますが、ユニバーサル・スタジオの『ペット』という映画をご存じでしょうか?
飼い主が居ない間のペットたちが何をしているか!?を描いたアニメーションなのですが、なんだか月組っぽいんです。

ちょっと配役してみました。
主人公のマックス(小型犬なのですが)=珠様。
飼い主ケイティと仲良く暮らしていたマックス。
ところが、大型犬デューク(まゆぽん)がやって来て、一緒に飼われることになります。
自分の居場所が奪われるのではないかと恐れるマックス。
当初反発し合う二匹ですが、ひょんなことから巻き込まれた騒動の中で次第に友情を深めていきます。
子ども向けと侮るなかれ、心温まる素敵なストーリーですよ。

近所に住むポメラニアンのギジェットはちゃぴちゃん(愛希れいか)、お姉さま猫のクロエはさちかちゃん(白雪さち花)、インコのスイートピーはやすちゃん(佳城葵)がいいなぁ。

彼らに敵対する「元ペット団」の長、スノーボールはからんちゃん(千海華蘭)かな?
真っ白でふわふわの可愛いうさぎちゃんなのに、めちゃくちゃアグレッシブなのです。
マックスとデュークの飼い主ケイティはわかばちゃん(早乙女わかば)で。
↓公式サイトはこちら(動画が開きます。ボリュームにご注意を)
THE SECRET LIFE OF PETS 『ペット』

閑話休題。
グッズの話に戻ります。

で、その大型犬モチーフなのですが、おすわりしている後ろ姿のシルエットが可愛いんですよー!
私、背中を丸めてうなだれる珠様がめっちゃツボなのですが(ドン・ホセとか)、ご主人様の帰りをじっと待ってる感じが珠様感たっぷりでお気に入りです。
フードボウルに「RYO」と書いてあるのも芸が細かい。

普段あまりキャラクターグッズを持ちませんので、歌劇の公式グッズを買うのも初めてですが、こんなに楽しいものなのですね。
文具など実用品を中心に選びましたが、他にも気になるものがいっぱい!

ちなみにメモパッドの裏面は、『激情』の軍服姿のドン・ホセ、『Apasionade!!』の第9場「熱視線C」から「血と砂」のマタドール姿のフアン、そして『Forever Love!!』パレードのピンク衣装の3パターン。
どれも素敵なチョイスで、たまりません!
キャトルレーヴさん、よくわかってらっしゃいます!
使うのが勿体無い!
しかし、使わなかったらもっと勿体無い!

早速活用しますよ!買い物メモとかに。
でも、珠様に「秋刀魚、納豆、大根」とか書くのは無理!!
しばらくは眺めてうっとりします。
ほんの数百円でこんなに幸せを感じられるなんておめでたいですねー、私。

次はいよいよカレンダー発売ですね!
あと1ヶ月が待ち遠しい!

こちらも気になってます。
TCAオンラインショップ 組柄スタンプ
本日10月21日(金)発売開始、組マークのスタンプです。
手帳やカレンダーなどに観劇予定を書き込む際、重宝しそうです。
専科マークが無いのが残念ですが。

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千海華蘭のマーリンがいなければ始まらない!『アーサー王伝説』

珠様(珠城りょう)と新生月組のお披露目公演『アーサー王伝説』。
東京はあっという間に千秋楽を迎え、早くも大阪を待つばかり。

観終わってからも日を追うごとに感動が深まっています。
不思議な余韻の中で、もしかして私は歌劇史に残る傑作が生まれる瞬間を目撃したのではないかと感じています。
物語・音楽・演出・キャスト、全てが充実した素晴らしいステージでした。

それにしても、文京シビックが6日間、シアター・ドラマシティが13日間。
20日にも満たない公演期間だなんて…
短すぎませんか!?

ご覧になった方にはきっと賛同を得られると思うんですが、このクオリティの舞台がたったそれっきりだなんて!
もったいなーーーい!!!
もっと多くの方に観ていただきたいと切実に思います。

そもそも、人件費・会場費・衣装・装置その他もろもろ…
20日足らずでペイできるものなのでしょうか?
1日2回公演で、ざっくり40回弱としても。
興行の世界のことはよくわかりませんが、採算の話を抜きにしても東京で土日が1回ずつというのはあまりに少ないと感じます。

と、ボヤキは置いといて。
大好きなからんちゃん(千海華蘭)の話。
今回の役は、アーサー王に寄り添う魔術師マーリン。
マーリンがいなければアーサーは生まれていなかった、非常に因縁深い人物です。

幕開き、マーリンの台詞から物語が動き出しますが、そこでまずビックリ!
「きりやん!?」って。
台詞回しが驚くほど、先々代月組トップのきりやん(霧矢大夢)を彷彿させたのです。
そう感じたのは冒頭の台詞のみですが、ドキドキしちゃいました。

本当にからんちゃんは「この人でなくては!」と思わせる役者さんですね。
『アーサー王伝説』は、からんマーリン無しでは成り立たなかったと言っても過言ではないでしょう。
剛柔自在の演技で、ストーリーテラーとして物語を引っ張るからんちゃん。
時に厳しく、時に温かく、アーサーを見守ります。

珠様とからんちゃんって、役の上で近しい関係にあることが多いですよね。
サルヴァトーレとマイケル。
ロルテスとオルガンティノ。
何くれとなく世話を焼いたり、命を救けてくれたり。
今回のアーサーとマーリンもそんな関係です。
そもそもアーサーの出生の秘密にマーリンが深く関わっているわけですし。

そんな両人の関係性がよく表れていると思うシーン。
ひとつは、カリメルドへの出陣前夜。
同行を志願するマーリン。
「ドルイド僧は連れていけない」と拒むアーサーに「ただの拝み屋ではありません。私もあなたの忠実な臣下です」と告げる。
自分の魔術で戦況を有利に運ぶことができる、だから連れて行けと。

もうひとつは、グィネヴィアの心が決定的に離れたことを悟ったアーサー。
「マーリン!!」と、激しく吠えます。
なぜ、そこでマーリン?

モーガンは人心を操りますが、マーリンは決してその力は使いません。
助言はしますが、アーサーに不幸をもたらすかもしれないグィネヴィアに対しても、彼女に惹かれるアーサー自身の心を操ることはしませんでした。
忸怩たる思いを抱えつつも、アーサーが自らの力で成長するのを促すのが“助言者”たる所以でしょうか。

絶望的な状況に追い込まれ、我を忘れて魔術師の名を叫ぶアーサー。
ひょっとして知らず知らず、マーリンと顔も知らぬ父を重ねるところがあったのかもしれません。
穿ち過ぎでしょうか?
ピンチの際、無意識に父性に救けを求めたのは考えられないことではありません。

しかし、マーリンはあくまでもアーサーに手に差し伸べることはしません。
一国の王として、一人の男として、アーサーが自力で立ち上がるのを見守るのです。
結局はそれが祖国に平和をもたらす最短の道だと知っていたのでしょう。
マーリンの方が一枚上手なようです。

アーサーの腹違いの兄ケイ(佳城葵)とはグッドコンビ。
シリアスな物語のところどころで軽やかな笑いのエッセンスを振りまきます。
お堅い一方でなく、いたずら好きな魔法使いというチャーミングな一面もしっくりハマるのは、からんちゃんならでは。

ドラマシティでご覧になる皆さま、まもなく初日ですね。
どうぞ存分に楽しんでらしてくださいね。
ジェンヌさんが客席通路でお芝居されたり歌ったりされることも多いので、乞うご期待です!

ちなみに、マーリンを呼ぶ珠様の絶叫がね、ちょっとかすれてとってもセクシーなんですよ。
アーサーの窮地だというのに、そんなとこでドキドキしててごめんなさい!という感じですが。
珠城ファンの皆さま、ちょっと注目して聴いてみてくださいね。

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野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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