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輝月ゆうま、ここにあり!―愛すべき男ピットキン│ON THE TOWN

『ON THE TOWN』は国際フォーラムにオーケストラピットを用意しての生演奏。
軽やかに心浮き立つバーンスタインと一体になる幸福。
海軍帽をかぶった甲斐正人先生がタクトを振ってらっしゃるところから、もう楽しい!

珠様(珠城りょう)と、さくらちゃん(美園さくら)の新トップコンビお披露目となった本公演。
皆さま、舞台のあるところに素敵なメッセージが隠れていたのはお気づきでしょうか?
って、実は私もある方からのコメントで教えていただいたのですが。
(M様、ありがとうございました!)

第2~4場「ニューヨークの大通り」でゲイビー(珠城)たちがマネキンの美女と戯れるシーンがありますよね?
ショーウィンドウの看板にご注目!
下手から「PEARL COMPANY」「MOON PALACE Co.」「CHERRY Co.」なのです。

珠・月・さくら!!

版権の都合上、アダプテーションは認められなかったそうですが、装置は治外法権だったのかな?
新生月組の門出を祝ってくださるスタッフの方々の温かなお心が嬉しいですね。

輝月ゆうま、ここにあり!


まゆぽん(輝月)に関しては感想を書く気が失せますね。
素晴らしすぎるんですもん。
彼女の豊かな芸は私の拙い言葉では追いつきません。

しいて言うなら、ありがとう!!

まゆぽんが舞台にいてくれることが喜びです。
本当にそれだけ。

ピットキンに関しては、輝月ゆうまの存在が見えませんでした。
完全に「ピットキン・ブリッジワーク」という一人の人物として、そこに居るのですね。

宝塚の男役さんが演じているという感じがまったくせず、ただ、ピットキンという愛すべき男性がそこにいる。
そんな印象でした。

奔放な婚約者(蓮つかさ)に振り回されっぱなしの、生真面目が服を着たような紳士。
恋人が間男しようが、約束を反故にされようが、待ちぼうけを食わされようが、ひたすら「〽分ーかーるーよーーー」。

物分りが良いんだか、病的に忍耐強いのか。
コミカルでちょっぴりもの悲しい輝月ピットキン。

眉一筋動かさず発する、無駄にいい声の「〽分ーかーるーよーーー」。
真面目に演ずれば演ずるほど可笑しくて。
しまいには、まゆぽんが姿を現すだけで客席から笑いが起こるほど。

しゃちこばって突っ立ってるだけで、なんとも言えない可笑しみを醸し出す。
どこかぎこちない(サンダーバード人形っぽい?)動きが四角四面なピットキンを“らしく”見せるのでしょうか?

ピットキンの導きで人類学者を志したクレア(蓮)。
一人の女性の人生に道筋をつけ、羽ばたかせる。
ピットキンのヴィジュアルも相まって、ヒギンズ教授を思い出しました。
(色々だいぶ違うけど)

真骨頂は「ペロペロキャンディの歌」。
観客の心を根こそぎかっさらう歌唱。
「輝月ゆうま、ここにあり!」を見せつけました。
ブラボー!

そして、まさかのルーシー(叶羽時)とのロマンス。
これは嬉しいですね~~
お姫様抱っこで退場する二人の後ろ姿に心からの拍手を送りました。

カッコいいまゆぽん、よりどりみどり


限られた人数での小劇場公演。
ピットキン役以外でも到るところでまゆぽんの姿を見つけることができます。

まずは幕開きの「大紐育の男」。
パッと目を引く華と色気。
芸はもちろん、ヴィジュアルも優れたスターさんです。

そして、「海軍士官」。
雑踏の中、ゲイビーとすれ違いざまにタイの乱れを正し、敬礼して去る。
この間、一切セリフ無し。
なのに雄弁。

シワひとつ無いまばゆい士官服の背中に、ゲイビーとの立場の差を明確に示し、思わずうなりました。
一瞬にその人物の人生を浮かび上がらせるテクニック、お見事!

フィナーレD『タイムズスクエア・バレエ(男役群舞)』。
ティーティー様をあんなふうに抱ける男役さんはまゆぽんだけですよね~~
むせ返るような濃密な色気にやられました~~

デュエットダンスの影ソロは反則!
姿が見えないと、声そのものの美しさが際立ちます。
劇場を温かな愛で染め上げる歌声。
幸せに満ち足りた気持ちになりました。

「書く気が失せる」と言いながら長々書きましたね。
観れば観るほど魅力的なまゆぽん。
〽好ーきーだーよーーー!

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強く、逞しく、美しく―カンパニーを牽引する娘役たち(白雪さち花/叶羽時)│ON THE TOWN

優しいぬくもりと一抹の寂しさを残し、幕を下ろした『ON THE TOWN』。
ふとした瞬間、バーンスタインのご機嫌なメロディが耳に甦ります。

そして、増え続ける“まゆぽん(輝月ゆうま)語録”。
『雨に唄えば』の「バッカみた~~い」「にゃい!」に続き、新たに「分ーかーるーよー」が追加されました。

幕開き第一声。
朗々たるソロを披露した、つっちー(颯希有翔)。
深く良く響く声。
「これは面白い作品になるに違いない」との期待を呼び起こす力がありました。

予感は的中!
月組らしい芝居力が爆発する素晴らしい舞台。

「芝居力」とは何か?
一言で言えば「実存感」でしょうか。
「こんな人いるよね」と思わせる人間臭さと言いますか。

月組は下級生に至るまで、そういう演技が本当に巧い。
特に印象に残った生徒さんを中心にピックアップします。

カンパニーを引っ張る力


「今回のMVPは?」と問われたら、間違いなく「白雪さち花」と答えるでしょう。

白雪さち花は最高!!!

なんて魅惑的な女性を演じるんでしょう!
歌・踊り・お芝居・表情のひとつひとつがとっても豊かで見飽きない!

あけっぴろげで、欲望に忠実で、行動力抜群。
ヒルディ(白雪)の自分に真っ正直なところが大好き!
自分の人生を自分の手足でガシガシ切り拓いていく逞しさを感じます。

一番好きなのはチップ(暁千星)を乗せてニューヨークの街を疾走する「家においでよ(Come Up To My Place)」。
痛快です!
飛ぶように過ぎていく街並み。
急停車!急発進!遊園地のアトラクションのような荒っぽいドライブを、わずかの装置と映像とマイムのみで再現する。
素晴らしい技術です。

ありちゃん(暁)のずっこけ方がまた巧いんですよね。
ちょっとした動きに、身体能力の高さ、観察眼の鋭さを窺わせます。

さち花ヒルディの良さは、悪びれないところ。
ホコリだらけのフライパンは最っ高でした!!
(声を出して笑ってしまった)
(というか、なんでソファの下からフライパンが出てくるの?)

賑やかさだけではありません。
チップの乗船時間が迫り、サブウェイで束の間の愛を惜しむ「またいつか(Some Other Time)」。
それまでの気丈さは影を潜め、どこか聖女を思わせるような深い慈しみを現します。

強引な部分が目につきがちな彼女ですが、言い換えれば、面倒見の良さ、情の深さが魅力の姉御肌。

それは同居人ルーシー(叶羽時)の存在からも明らか。
女性の価値は、その友人との関係性により推し量れるところがあります。

たとえば、『雨に唄えば』のリナ・ラモント(輝月ゆうま)とゼルダ・サンダース(叶羽)。
嬉しいことも悲しいことも分かち合える女友達。
恋に破れたって友達のなぐさめがあれば、また立ち上がることができる。

ルーシーを持て余しつつも、決して邪険にはしないヒルディの友情が彼女の人柄を物語るのです。

ともだちーーー!!!


「友達になりたい女の子」を演らせたら天下一品の時ちゃん。
『雨唄』に続く好演を見せました。

どこにでもいそうな、地に足の着いた女の子。
コツコツ真面目に生きて、身の丈に合った幸せをつかむ。

ピットキン(輝月)とのエピソードは嬉しかったですね~~
お姫様抱っこで退場するふたりに、思わず拍手を送ってしまいました。

ヒルディとルーシー、フロッシー(妃純凛)とその友人(花時舞香)が良い対比になっていたのも面白いところ。

「間」の達人、佳城葵


忘れちゃいけないウーパーマン。
ヒルディの上司として絶妙な味を見せたやすちゃん(佳城)。
とぼけた味わいで客席をほのぼのした笑いに包みます。

彼女の芝居の「間」は国宝級。
呼吸ひとつで観客の心を操ることができる。
恐るべきテクニックです。

強く、逞しく、美しく


振り切った芝居でアルコール依存の声楽教師を怪演した、なつこさん(夏月都)。
美貌を封印し、正義感あふれる元気なおばあちゃんを活き活き演じた、くれあさん(玲実くれあ)。
歌に踊りに八面六臂の活躍をみせた、はーちゃん(晴音アキ)、せんりちゃん(麗泉里)。
溢れんばかりのコケットで舞台を彩った、かれんちゃん(結愛かれん)。

女性たち(娘役)が、その力強さでカンパニー全体を引っ張る立役者となったことは間違いありません。

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月組ファンお待ちかね、『ON THE TOWN』全キャストが明らかになりました!
月組 東京国際フォーラム ホールC公演『ON THE TOWN』その他の配役決定

大都会ニューヨークに3つの恋の花が咲く『ON THE TOWN』。
主人公ゲイビー(珠城りょう)と、そのお相手アイヴィ・スミス(美園さくら)は発表済。
目下の関心は何と言っても、チップ(暁千星)とオジー(風間柚乃)の恋人役を、どなたが射止めるか?

「チップはタクシー運転手のヒルディに迫られ、オジーは人類学者のクレアと出会う」

・ヒルディ・エスターハージー【タクシー運転手】→白雪さち花
さち花お姉さまに迫られるありちゃん(暁)。
たじたじでしょうねー。
想像するだけで可愛い!

* * *

・クレア・デ・ルーン【人類学者】→蓮つかさ

れんこんちゃん(蓮)???

何かの間違いと思い、リロードしましたが表示は変わらず。
れんこんちゃんが娘役!?
しかも、トリプルヒロインのひとり!?

昨日(11月21日)の読売新聞夕刊の連載『タカラヅカ新たなる100年へ』で、おだちん(風間)がオジー役について「お調子者で女性が大好きな、『ワイルド担当』」と話してらしたのです。

昨夜は「へー、楽しみ!」としか思いませんでしたが…
お相手がれんこんちゃんとなると受け止め方が違ってきますね。

「女性が大好き」「ワイルド担当」なおだちん!
いろいろ楽しみになってきました!

* * *

頭の整理が追いつかないまま配役表を見直すと、さらなる爆弾が!

・ピットキン【クレアの婚約者】→輝月ゆうま

まゆぽん(輝月)がれんこんちゃんのフィアンシー!?

混乱しすぎて脳みそがショートしそう!
『雨に唄えば』で、デクスター監督(♂)とリナ(♀)を演じたふたり。
今度は男女逆転ですね。
とはいえ、美男美女な二人には違いありません。
こちらも楽しみ!

* * *

少人数公演のため、上級生のお兄さま方が八面六臂のご活躍!

ゆりちゃん(紫門ゆりや)も、からんちゃん(千海華蘭)も共に3役。
芸達者な二人の変幻自在ぶりを観るのも楽しみ!

歌唱力に優れた娘役、はーちゃん(晴音アキ)とせんりちゃん(麗泉里)に「歌手」が当てられたのも嬉しい。
たっぷり美声を響かせていただきたいものです。

それにしても、ポスター画像を見るかぎり「明るく爽やかな若者たちの恋物語」のイメージだったのに…
「すっきり爽やかカルピスと思って飲んだら、実はこってり甘~い特濃練乳だった」みたいな気分です。

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サクラサク!月組次期トップ娘役に美園さくらさん&新演目『ON THE TOWN』上演決定!

さくらちゃん(美園さくら)、次期トップ娘役決定おめでとうございます。
前後の状況から十中八九、彼女だろうとは思ってましたが…
公式に発表され、ようやく安堵いたしました。

華やかで押し出しが良く、歌唱力抜群のさくらちゃん。
今はまだ咲き初めたばかりの蕾ですが、これから珠様(珠城りょう)と二人三脚、月組の仲間たちと素晴らしい舞台を作り上げてくださると期待しています。
そして、ゆくゆくは満開の花をみせてくださることを楽しみに…

* * *

同時に、新年の演目が発表されました。
ブロードウェイ・ミュージカル『ON THE TOWN』。
なんと!『雨に唄えば』に続き、珠様は、またまたジーン・ケリーのお役です。
こんなことってあるの!?

「胸ときめき心躍るミュージカル・コメディー」
新しい年の幕開けにふさわしい明るい演目ですね!

実は、そろそろ悶え苦しむ珠様が観たいなぁ、なんて思っていた私。
まあ、お披露目から苦悩するのもアレですよね。
新トップお披露目(アーサー王伝説)では思いきり悶えてらっしゃいましたが…

そして、珠様ファン狂喜乱舞の「海軍水兵」の四文字。

これはテッパンですね!
セーラールックの珠様!
純白の布に包まれた、はちきれそうな胸板…腹回り…腰回り…太もも…

もうひとつ嬉しい情報は「仲間のチップ、オジー」。
「チップはタクシー運転手のヒルディに迫られ、オジーは人類学者のクレアと出会い、大都会に恋の花が咲く」。
3組のカップルが誕生するのですね。
娘役さんの活躍の場が沢山あるのは嬉しいですね。

チップとオジーはどなたが演じられるのでしょう?
珠様と愉快な仲間たち、という感じでいいですね!
個人的な希望はありますが、配役が出るまでは胸の内で楽しむことにします。

まずは、たまちゃぴ集大成の『エリザベート』。
こちらを堪能したいと思います!

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野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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