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“男役芸”の結晶を永久保存!各組「ダンディお兄さま」写真集が欲しい!

今日が仕事始めだった皆さま、お疲れさまでした!
9連休中、毎日元気に食べまくり飲みまくり遊びまくり、すっかりゆるみきった私。
社会復帰できるか不安でしたが、なんとかなりました。

イルミネーション目的で訪れた某遊園地で絶叫マシーンにチャレンジし、頭をすっきりさせたのが良かったのかも?
近年まれに見る激しい年明けでした 笑

それにしても連休後の5日勤務はこたえますね…
しかし、これを乗り越えれば3連休!
観劇初めは花組『DANCE OLYMPIA』と宙組『El Japón/アクアヴィーテ!!』。
2月に入ったら即!星組遠征!

体調に気をつけて、2020年も楽しくヅカりたいと思います!

各組「ダンディお兄さま」写真集が欲しい!


先日友人と「全組の上級生男役写真集欲しいよね」って話してたんです。

外見も中身も磨き抜かれた男役の中の男役。
歌に踊りにお芝居に、確かなパフォーマンスで舞台を引き締め、各組のなくてはならない存在であるお兄さま方。

それぞれの“男役道”を突き進む彼女らの魅力がギュッと詰まった一冊。
手に取ってみたくありませんか?

早速、各組の90期から94期までの上級生男役さんをピックアップしました。
※()内は期、敬称略、『ファーストフォトブック』『FOCUS ON』を出された方は除く

花組…冴月瑠那(90)、航琉ひびき(93)、舞月なぎさ(94)、和海しょう(94)、羽立光来(94)

月組…紫門ゆりや(91)、千海華蘭(92)

雪組…透真かずき(91)、真那春人(92)、久城あす(94)、煌羽レオ(94)

星組…天寿光希(91)、大輝真琴(91)、輝咲玲央(92)、漣レイラ(94)

宙組…凛城きら(92)、松風輝(92)、美月悠(94)、星月梨旺(94)、春瀬央季(94)

総勢20名。
男役10年を超え、独自の輝きを放つ、そうそうたるお兄さま方がズラリ。
なんとなく各組のカラーが浮かんでくる並びですね。

男役10年超えの魅力炸裂!こんな記事が読みたい!


「演じてみたい役」の扮装ポートは盛り上がりますね!
各自の個性が光る私服ポートも観たい!

組を越えた同期対談も読み応えあり。
91期は4名、92期は5名、94期はなんと9名の大所帯!
キャリアを積んだ男役さんならではの深いお話が飛び出しそうで期待大です!
(90期と93期はおひとりずつなのでOGさんと?)

下級生男役とのコラボ企画も楽しそう!
定番の「100の質問」も外せませんね!

一番読みたいのはロングインタビュー。
唯一無二の男役像で魅せてくださる皆さま。
舞台人としての想い、宝塚への想い。
彼女らの頭の中身を覗いてみたいです。

それぞれの美学が光る黒燕尾やスーツの着こなしも面白そう。
リーゼントへのこだわりも興味深いですね。

そういえば、随分昔の『歌劇』の「えと文」にハッチさん(夏美よう)のリーゼント講座が載っていました。
「美しいリーゼントは後頭部がアジの開きに見える」そうで…
「???」となったことを覚えています。
なんとなく分からないではないですが(流線型ってこと?)。
よりによって鯵の開き! 笑

大人の男役さんならではのアイテム「ヒゲ」にも注目!
歴代ヒゲコレクションもやりましょう!

最終ページはドーン!と見開きで黒燕尾集合写真!
想像してみてください。
バリッと黒燕尾を着こなし、思い思いの表情とポーズでキメ倒すお兄さま方を!
壮観でしょうね~~

20名×?ページ。
もはや写真集というより百科事典並みの厚さになりそうですが…

いかに自分の魅力を引き出し、カッコよく舞台に立ち、ファンを魅了するか。
無形文化財に指定したい練り上げられた“男役芸”の結晶を永久保存した「お兄さま写真集」。
劇団さん、いかがでしょうか?

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2019年「マイベスト宝塚」作品賞 TOP4/心に残る芝居/注目の生徒さん

2019年も残すところ数時間。
今年も充実のヅカ活を送ることができ、感謝感謝です!

『I AM FROM AUSTRIA』でヅカ納めをし、年末恒例の温泉旅行で一年の疲れを流してきました。
ぼーっと温泉に浸かりながら考えるのは、もちろん2019年の「マイベスト宝塚」。
大豊作だった今年、考え甲斐がありました~~

上半期・下半期はこちら。
今年も大当たり続出!2019年上半期観劇ランキング│作品賞は雪組と星組、観劇率7割超えは○組!
大豊作の2019年宝塚観劇率ランキング│下半期 作品賞は○組!主演賞・助演賞はあの人!

2019年「マイベスト宝塚」作品賞 TOP4


2018年のMY BESTは『ANOTHER WORLD』『蘭陵王』。
強いメッセージ性が印象深い2作品でした。

2019年のMY BESTはこちらの4作品。
●20世紀号に乗って(雪組)
●鎌足−夢のまほろば、大和し美し−(星組)
●Éclair Brillant(星組)
●ロックオペラ モーツァルト(星組)

選考理由は以下の通り。
『20世紀号』と『ロクモ』はハイレベルなパフォーマンス。
『鎌足』はストーリーの面白さと、深いメッセージ性。
『Éclair Brillant』は総合的な完成度の高さ。

登場人物の台詞や心情が一際心に残った芝居


●霧深きエルベのほとり(星組)
●壬生義士伝(雪組)

『エルベ』は、カール・シュナイダー(紅ゆずる)が心にもない愛想尽かしをした辛い胸の内を、酒場の女ヴェロニカ(英真なおき)に打ち明けるシーン。

『壬生義士伝』は、ボロボロになった吉村貫一郎(望海風斗)が切腹の間際、家族の名を呼びながら銭を数えるシーン。

「男役の」という枕詞をつけるまでもなく、「人間として」素晴らしい芝居を見せてくれたふたり。
切なく、身を切られる想いを共有させられ、深く印象に残っています。

お気に入りのショー


●ESTRELLAS ~星たち~(星組)

帰り道には主題歌を口ずさみながら帰れる…そんなキャッチーなテーマソングが好き。
むやみに男役を女装させず、「男役はカッコよく、娘役は美しく」を貫くオーソドックスなスタイルが私好み。

「いいな!」と思った生徒さん


●柚香光(花組)
『花より男子』道明寺司により。
柚香光の魅力大爆発!道明寺司│『花より男子』個別感想前編(城妃美伶+F4/優波・聖乃・希波)

●星蘭ひとみ(星組)
『鎌足』安見児により。
鎌足(紅ゆずる)と安見児(星蘭ひとみ)―寂しさから始まる愛│鎌足

2019年まとめ


2019年のヅカ活ハイライトは、ある生徒さんに誕生日を祝っていただけたこと。
大好きな方からの「おめでとう」は何より嬉しいプレゼント。
最高の一年のスタートでした!

2020年は花組『DANCE OLYMPIA』で観劇初め。
新年第一作目、柚香光さんと華優希さんの新トップコンビお披露目、そして永久輝せあさんの花組デビュー。
幾重にも喜びが重なるおめでたい公演に立ち会え、嬉しさもひとしおです。

来年は一本物の大作が多いですね。
ショー好きとしてはちょっと寂しいですが…
確定分だけでも『アクアヴィーテ!!』『Ray』『WELCOME TO TAKARAZUKA』『シルクロード』の4作。
個人的には生田大和先生のショーデビューとなる『シルクロード』に期待が高まります。
ショーの当たり年だった今年に続き、新たなる傑作の登場を心待ちにしています!

今年も多くの方にご訪問いただき、誠にありがとうございました。
大好きな宝塚をきっかけに交流の輪が広がり、とても幸せです。
どうぞよいお年をお迎えください。

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大豊作の2019年宝塚観劇率ランキング│下半期 作品賞は○組!主演賞・助演賞はあの人!

月組『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』でヅカ納めをしたので、2019年の観劇データをまとめました。
(本公演は雪組『ファントム』以外すべて観劇・別箱は演目によりけり)
このテーマで記事を書くのも、はや4回目。
今年もよく観て、よく笑って、よく泣きました。
宝塚、最高!!
今年も大当たり続出!2019年上半期観劇ランキング│作品賞は雪組と星組、観劇率7割超えは○組!

2019年 年間観劇率No.1は何組?


img-20191122_1.jpg
花組6.38%月組12.76%雪組4.25%星組74.46%宙組2.12%[2019年12月30日時点]

ぶっちぎりトップは全体の4分の3を占めた星組。
宙組が少ないのは、東京本公演が『オーシャンズ11』のみだったため。

というわけで2019年下半期のレヴューを。
対象は下期(7~12月)に東宝で初日を迎えた作品まで。

作品賞


●Éclair Brillant エクレール・ブリアン(星組)
一分の隙もない構成、宝塚に求めるものがすべて詰まった美の結晶。
宝塚のエレガンス、ここに極まれり―美の洪水、宝石箱のようなレビュー│Éclair Brillant

●ロックオペラ モーツァルト(星組)
すべての感情を「歌」で表現する。
ミュージカル本来の意味を再確認した『ロクモ』。
星組選抜メンバーが一丸となった素晴らしいパフォーマンスに魅了されました。
『ロクモ』 関連記事はこちら

主演賞


●望海風斗(雪組)
『壬生義士伝』吉村貫一郎により。
格別印象深かったのは大野屋敷での切腹のシーン。
歌唱力の評価が高い望海さんですが、自然な佇まいのお芝居も好き。
今にも息絶えようとする貫一郎の鬼気迫る演技に引き込まれました。

ひとり、またひとり、愛しい家族の名を呼びながら銭を数える貫一郎。
極限状態に置かれた男として、夫として、父親として、命の最後の一滴までも振り絞るような愛。
男役・娘役の壁を超えた、「人間」がそこにいました。

涙で視界が滲み、記憶もおぼろげですが…
最期の瞬間は、切っ先を上に向け、部屋の隅に立て掛けた刀に、体を預けるようにして腹を貫いたのでしょうか?
自ら腹を切る力も残っていなかったのか、と。

こんな凄まじさを宝塚で味わえるとは思いませんでした。
久々に劇場の空気がギュッと凝縮し、透明になった自分が物語世界と一体化する感覚を味わえたこと。
今年の「名場面賞」No.1です!

●礼真琴(星組)
『ロックオペラ モーツァルト』ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトにより。
優れた舞台人とは「神の声を聞き、その肉体を駆使して芸を披露するシャーマンに近しい存在」との思いを強くしました。
舞台の神様に愛されし者、礼真琴│ロックオペラモーツァルト

助演賞


●光月るう(月組)
『I AM FROM AUSTRIA』エルフィー・シュラットにより。
美園さくら、満開になる!+キャスト個別感想(光月/鳳月/風間/夏月/輝月/暁)│I AM FROM AUSTRIA

●凪七瑠海(専科)
『ロックオペラ モーツァルト』アントニオ・サリエリにより。
この曲を聴け!Part1 凪七瑠海―劇場をライブハウスに変える男、サリエリ│ロックオペラモーツァルト

●水美舞斗(花組)
『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』ニック・ロックウッドにより。
ニック(水美舞斗)とフローレンス(城妃美伶)のスピンオフが観たい!│青い薔薇の精

●和希そら(宙組)
『オーシャンズ11』ライナス・コールドウェルにより。
少年よ、高く跳べ!―ライナス(和希そら)の「個」の魅力│オーシャンズ11

脚本・演出賞


●酒井澄夫
『Éclair Brillant』により。

2020年への希望


2018年からの観劇率の推移を見ると…
▲花組 12.5%→6.38%
▲月組 35.41%→12.76%
▲雪組 6.25%→4.25%
△星組 33.33%→74.46%
▲宙組 12.5%→2.12%
花組と雪組はコンスタントに観た気がするのに数字が減ってるのは星組の増加による相対的なものですね。

星組が爆発的に増えた要因は年初の『霧深きエルベのほとり』にドハマリしたこと。
脚本の力・台詞の力に開眼した作品。
何回観ても、初めて観るような新鮮な感動を味わえる佳作でした。

ちなみに、『エルベ』で一公演あたりの観劇回数最高記録を更新したのが今年のハイライト。

過去最高に通った某公演の軽~く倍を突破したのは我ながら驚きました。
恐るべし、菊田一夫。
恐るべし、上田久美子。
恐るべし、紅ゆずる。

2020年も座付きの新作を打ち出しつつ、どんどん過去の名作の掘り起こしを進めていただけたら嬉しいなぁと思います。

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宝塚雪組『20世紀号に乗って』、本間憲一さん(振付)が「スタッフ賞」受賞!│第27回読売演劇大賞 中間選考会

「酢」じゃなかったで酢ね…
ヅカファン100人中99人が「おもさげながん酢」と予想していた雪組公演デザート名。

正解は「みーるっく れもんでしょ!」。
まさかのレヴュータイトル(Music Revolution!)からのダジャレでした!

宝塚歌劇団│東京宝塚劇場 雪組公演デザートのお知らせ

○みーるっく れもんでしょ!(税込410円)
ミルクプリンに、レモンピューレとホイップクリームを重ね、さらにレモンケーキ、ゼリーin瀬戸内レモンソースで甘酸っぱいデザートに仕上げました。
夏にさっぱり!爽やかなミルクとレモンのハーモニーをお楽しみください。[公式サイトより抜粋]


ゼリー&柑橘好きとしては「ゼリーin瀬戸内レモンソース」に惹かれます~~
なんなら、これがメインでもいい!

『20世紀号に乗って』本間憲一さん(振付)が、第27回読売演劇大賞中間選考会「スタッフ賞」受賞!


先日の『FNS うたの夏まつり』で大反響を集めた雪組さんに、さらに嬉しいニュースが舞い込みました!

本日発表の『第27回読売演劇大賞 中間選考会』。
2019年上半期(1~6月)の作品賞、男優賞、女優賞、演出家賞、スタッフ賞のベスト5が決まりました。

雪組シアターオーブ公演『20世紀号に乗って』の振付により、本間憲一さんがスタッフ賞を受賞されました。
評は「タップダンスが上品で華やか」。

明るくハッピーなミュージカルをいっそう盛り上げる軽快なタップ。
幕開きから一気に作品世界に引き込まれました。
素晴らしかったです!

本間さん、雪組選抜メンバーの皆さま、誠におめでとうございます!

『20世紀号に乗って』関連記事はこちら

宝塚OG(霧矢大夢・柚希礼音)の活躍


生徒さんのお名前はありませんでしたが、女優賞の候補に星組OG柚希礼音さん(『唐版 風の又三郎』により)。
また、作品賞に月組OG霧矢大夢さんご出演の『ピピン』が選ばれました。

卒業生の皆さまのご活躍、喜ばしい限りです。

○関連記事はこちら↓
快挙!第25回読売演劇大賞中間選考会に【礼真琴】の名前が!

下半期の目標は「もっと演劇を楽しむ」!


最近宝塚にかかりきりで、外部の舞台を観る機会が減ってしまいました。
今回の受賞作にも観たかった作品がいっぱい。

見逃して後悔したのは、認知症をテーマにした『Le Père 父』。
作品賞、男優賞(橋爪功)、女優賞(若村麻由美)を獲得しています。

舞台は一期一会。
「観たい」と思ったら、即行動に移さなければいけませんね。
下半期の目標は「もっと演劇を楽しむ」こと!

最後になりましたが、『壬生義士伝/Music Revolution!』初日おめでとうございます。
偶然とはいえ、「読売演劇大賞」の発表が初日に重なるとは幸先がいいですね。
上昇気流に乗ったまま、公演のご成功をお祈り申し上げます。

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早霧せいな×ルパン三世―「原作再現性」の高さと「宝塚的カッコよさ」の融和│ルパン三世 王妃の首飾りを追え!

『はいからさんが通る』『天は赤い河のほとり』『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』などのサブカル/MAG作品を巧みにタカラヅカナイズすることにかけては右に出る者がいない小柳奈穂子先生。
ただいま宝塚大劇場で絶賛上演中の『GOD OF STARS -食聖-』にかこつけて、先生の過去作品をレビューします。
[内容は2015年当時のもの]

対象作品は、2年前の本日(2017年7月23日)『幕末太陽傳/Dramatic“S”!』千秋楽をもって宝塚を卒業された元雪組トップコンビ、早霧せいなさんと咲妃みゆさんのお披露目公演『ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―/ファンシー・ガイ!』。

あのルパン三世が生きて、動いてる!


昨年めでたく100周年の節目を迎えた宝塚歌劇。
記念すべき第2世紀1作目の作品は何?
期待に胸を弾ませていたところ「次回作はルパン三世」のニュースが飛び込み、耳を疑いました。

ルパンって、あのモンキー・パンチ原作のアレ!?
タカラジェンヌが「俺、ルパァ~ンさぁんせい」「ふぅ~じこちゃ~ん」とか言っちゃうわけ!?
期待と一抹の不安を抱きつつ観劇。

…言っちゃってた!
「俺、ルパァ~ンさぁんせい!」「あらららら~!?」「とっつぁ~ん!」「ふぅ~じこちゃ~ん!」
ルパンだ!ルパンがいる!!

ルパン三世を務めるのは本公演が主演お披露目のちぎさん(早霧)。
素顔はものすごい美女ですが…
独特の口調、棒のような身体つき、軽やかな身ごなし、すべてがアニメーションから飛び出して来たようなルパン三世

正直、生身の人間しかも女性がルパンを演じることに疑問を抱いてたのです。
しかし、舞台に現れた彼女は「ルパンそのもの」でした。

早霧せいな×ルパン三世―「原作再現性」の高さと「宝塚的カッコよさ」の融和


「宝塚歌劇」と「ルパン三世」という異色の組み合わせを、どう料理するか。
座付作家や役者の見識が問われるところですが、どちらのファンも満足させる作品として世に送り出した小柳先生と雪組生の腕前は見事

その功績は、役の人物と一体化するちぎさんの繊細にも大胆にも変幻自在の演技力によるところが大きいですね。
モノマネじみたアニメのコピーに終始するのではなく、きっちり宝塚の男役の格好良さもみせる。
「宝塚のルパン三世」という相反する人物像を自分のものにしたのです。

物語の舞台は現代。
ベルサイユ宮殿に展示中の「マリー・アントワネットの首飾り」を盗みに入ったルパン一味。
首飾りに手をかけた瞬間、革命前夜のフランスにタイムスリップし、マリー・アントワネット(咲妃)と出会い、そして…

「巧いな」と思ったのはココ。
マリー・アントワネットといえば『ベルサイユのばら』。
『ベルサイユのばら』といえば宝塚歌劇の看板演目。
宝塚の舞台に乗せるにはやや難しい素材を、自分たちの得意分野に引き寄せてしまう手腕はなかなかのもの。

怪しい錬金術を操る詐欺師カリオストロ伯爵(望海風斗)らの手を借りつつ、現代へ戻ろうと画策するルパンたち。
そんななか、マリーがたどる運命を知るルパンは、なんとか彼女を助けようと奮闘するが…

ルパン、次元、五エ門、不二子、そして銭形警部。
おなじみのメンバーが時空を超えて繰り広げるドタバタ喜劇。
しっかり宝塚らしいロマンスも織り交ぜて、大満足の90分でした。

そして、次の100年へ


もちろん、この面白さはルパン一人が生み出すものではありません。
コメディはひとつ崩れれば、すべてが台無しになる恐ろしさを秘めています。

終始速いテンポで進む物語、台詞の応酬。
誰かがタイミングを外せばガタガタになります。
そんな事態に陥らなかったのはメンバーの力の賜物。

私が観劇した回は思いきり台詞を飛ばした方がいらっしゃいましたが、それすら逆手に取って観客を沸かせていました。
アドリブも度を越せば客席は白けるばかりですが、いいバランス感覚を持った役者が揃っているのが何より。

サプライズ的に嬉しかったのは、物語終盤に歌われた「ルパン三世のテーマ」。
〽真っ赤な薔薇はあいつの唇~ で始まる、あまりに有名なあの曲です。
まさか生オケで聴けるとは!感激!!

新しい獲物へ向かうようにホリゾントへ消えるルパン。
「あばよ!」の声と共に、ビヨヨ~ンと跳び上がるちぎさん。
パーフェクトなルパンジャンプ!
幕が下り切る寸前まで100%ルパン三世。

劇場内は宝塚ファンだけでなく、原作のルパンファンとおぼしき男性客も多く見受けられました。

「ちぎみゆコンビ」として絶大な人気を誇ったふたり。
プレお披露目の『伯爵令嬢』を始め、『ルパン三世』『るろうに剣心』と多くの漫画原作公演を大成功に導き、着々と観客の裾野を広げてくださいました。

宝塚歌劇、次の100年へ向けて確かな足がかりを残してくださったちぎさん、ゆうみちゃん(咲妃)。
ご卒業記念日おめでとうございます!

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プロフィール

野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
◇更新情報はこちら◇
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