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今年も大当たり続出!2019年上半期観劇ランキング│作品賞は雪組と星組、観劇率7割超えは○組!

2019年上半期の宝塚観劇データをまとめました。
対象は上期(1~6月)に東宝で初日を迎えた作品まで。

2019年上半期観劇率No.1は何組?


img-20190630_1.jpg
花組6.89%月組17.2%雪組3.44%星組72.4%宙組0%[2019年6月30日時点]
星組の「72.4%」が突出してますね。
上半期は『霧深きエルベのほとり』『鎌足』『アルジェの男』と私好みの作品が多かったため、このような結果になりました。
雪組の『20世紀号に乗って』も観劇回数こそ多くはないですが、満足度はピカイチ!

公演スケジュールの関係で宙組が0%。
『オーシャンズ11』MY初日をまだ迎えておりませんのでご容赦ください。

ちなみに昨年の結果はこちら。
花組12.5%月組35.41%雪組6.25%星組33.33%宙組12.5%[2018年12月31日時点]

作品賞


●霧深きエルベのほとり(星組)
『霧深きエルベのほとり』は温故知新、宝塚105周年の幕開けを飾るにふさわしいお芝居。
『ESTRELLAS』は星組の“いま”がギュッと詰まった、温かくて楽しくてキラキラなショー。
甘辛バランスが絶妙で、何度観ても飽きない二本立てでした。
『霧深きエルベのほとり』 関連記事はこちら

●20世紀号に乗って(雪組)
底抜けに明るくハッピーなミュージカル。
だいきほ率いる雪組でこんな作品が観たかった!
そんな願いが叶った演目。
大満足です!
『20世紀号に乗って』 関連記事はこちら

●鎌足(星組)
「歴史」とは何か?「生きる」とは?「愛」とは?「志」とは?
中臣鎌足というひとりの男の人生を通して描かれる不変のテーマ。
この物語を、書きたい、伝えたい、残したい。
物語を編む人のほとばしる情熱、鬼気迫る想い、凄まじいエネルギーを感じる作品でした。
『鎌足』関連記事はこちら

主演賞


●紅ゆずる(星組)
『霧深きエルベのほとり』カール・シュナイダーにより。
カール・シュナイダーは、紅ゆずるの登場を待っていた│霧深きエルベのほとり

●柚香光(花組)
『花より男子』道明寺司により。
柚香光の魅力大爆発!道明寺司│『花より男子』個別感想前編(城妃美伶+F4/優波・聖乃・希波)

●真彩希帆(雪組)
『20世紀号に乗って』リリー・ガーランドにより。
熱狂を生む娘役、真彩希帆(リリー・ガーランド)│20世紀号に乗って

助演賞


京三紗(専科)
『20世紀号に乗って』レティシア・プリムローズにより。
劇場に「幸せの魔法」をかけた人たち(京三紗/真地佑果/縣千/望月篤乃)│20世紀号に乗って

英真なおき(専科)
『霧深きエルベのほとり』ヴェロニカにより。
愛の難破船、ヴェロニカ(英真なおき)―すべては揺るぎない土台あってこそ│霧深きエルベのほとり

華形ひかる(専科)
『鎌足』蘇我入鹿により。
※関連記事未掲載

●白雪さち花(月組)
『ON THE TOWN』ヒルディにより。
強く、逞しく、美しく―カンパニーを牽引する娘役たち(白雪さち花/叶羽時)│ON THE TOWN

●輝咲玲央(星組)
『霧深きエルベのほとり』ロンバルトにより。
100の台詞よりも雄弁―ロンバルト(輝咲玲央)の芝居力│霧深きエルベのほとり

愛月ひかる(専科)
『アルジェの男』ジャックにより。
ジャック(愛月ひかる)が作品世界を支配する│アルジェの男

●音くり寿(花組)
『花より男子』三条桜子により。
音くり寿は宝塚の宝です/やっぱり気になる青騎司くん│『花より男子』個別感想後編(高翔/冴月/鞠花/華雅/美里)

脚本・演出賞


●生田大和
『CASANOVA』『鎌足』により。
愛!愛!愛!明日海りおと仙名彩世の愛があふれる大人のおとぎ話│CASANOVA
生田大和、会心の一作!紅ゆずる率いる星組に新たなる傑作誕生!│鎌足

●原田諒
『20世紀号に乗って』により。
ブラボー望海風斗!ブラボー真彩希帆!ブラボー雪組!『20世紀号に乗って』で大満足!

2019年上半期まとめ


再演や翻訳物が多数を占めるなか、新作の『鎌足』が光った上半期。
下半期も座付き作家が存分に腕を振るえる機会がありますように。

本公演では『GOD OF STARS-食聖-』『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『El Japón -イスパニアのサムライ-』の3作。
小劇場公演では『チェ・ゲバラ』『ハリウッド・ゴシップ』の2作に期待が高まります。

本公演のうち2作はトップスターの卒業公演。
宝塚人生の集大成となる作品が素晴らしいものであるように願います。

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鎌足(紅ゆずる)と安見児(星蘭ひとみ)―寂しさから始まる愛│鎌足

それぞれの人物に深いドラマがあり、描かれていない部分に想いを馳せるのも楽しい『鎌足』。
こういう広がりのある物語、大好きです。
史実と虚実を巧みに取り混ぜた、芝居を観る醍醐味を感じさせてくれる作品。
面白かった~~~

とりわけ心惹かれたのが、星蘭ひとみさん演じる安見児(やすみこ)
天智天皇(瀬央ゆりあ)の采女で、鎌足(紅ゆずる)の妻・与志古の身代わりに、鎌足へ下賜される女性です。

生田先生の当て書きが光る、安見児


宝塚屈指の美貌を誇る星蘭さん。
舞台のどこにいても目を引く、非の打ち所がない美しさ。

唯一の弱点は「美しすぎる」ことでしょうか。
あまりに整いすぎて、感情が見えにくい。

役者としては不利とも言える完全無欠な美しさ。
独特の硬さがある演技、表情の乏しさも相まって、ときに人形じみて感じられる嫌いがあります。

それを逆手に取って、彼女に安見児を当てたのは生田大和先生の慧眼でしょう。
星蘭さんの個性が安見児という役にピタリとハマり、抜群の効果を上げました

中臣鎌足が詠う「安見児得たり」の真意


「われはもや安見児得たり 皆人の得難(えかて)にすといふ安見児得たり」
まさか、この歌があのような意味で詠まれるとは…

短い歌に繰り返される「安見児得たり」。
天皇直々に賜った美女、誰もが羨む女を手に入れた。
本来ならば、誇らしさと喜びに満ちた歌のはず。

鎌足によって、心の拠りどころ(蘇我入鹿)を奪われた皇極帝。
その差し金で、鎌足もまた、この上なく理不尽なやり口で最愛の人を奪われる。

「鎌足、詠(うた)いなさい!」
誰もが羨む女を与えられ、嬉しいでしょう?
さあ、その喜びを詠うのです!
鎌足を徹底的に追い詰め、痛めつける言葉の刃。
皇極帝の恨みの深さが、まざまざと現れるシーンです。

拒絶は許されない。
与志古は何もかも飲み込み、天智を受け入れた。
目の前で妻をさらわれ、別な女をあてがわれる鎌足。

支配者によって、愛さえも操られる自分は何なのか?
友の命と引き換えに得た“理想の世”のはずが、なぜこうなった?

「安見児得たり」は鎌足の苦しみの発露だったのです。

愛を捨てた女、安見児


「お辛いのですか?」
与志古を失い、嘆き苦しむ鎌足にかけられた安見児の言葉。

冷たさすら感じられない、なんの感情もこもらぬ無機質な声。
思いやりや忖度とは無縁の、無邪気とも思える態度。

「わからぬのか、あなたには!」
思わず声を荒げる鎌足にひるむことなく返される言葉。
「わかりません」
鎌足も驚きますが、観客もぎょっとする瞬間です。

なぜ、こんな心無い言葉を?
そう、彼女には“心”が無かったのです。

「私は采女です。想うことも想われることもすっかり捨てて生きてきました」

固く閉ざされた心。
しかし、芯まで凍りついているわけではない。

「与志古さまが羨ましい」
与志古へ向ける愛のひとひらでも自分に向けて欲しい、と乞う安見児。

「想うことも想われることも」を受ける言葉が「知らず」ではなく、「捨てて」であることにご注目ください。
安見児は愛を知らぬ女ではないのです。
かつては「愛することも愛されることも」知っていた。
采女として生きるために、邪魔になる心を捨てただけなのです。

「武烈紀」からひもとく安見児の心


安見児はなにゆえ、このように感情を閉じ込めて生きてきたのか?
思い浮かぶエピソードがあります。

稀代の暴君とされた、第25代天皇・武烈天皇。
信じがたい悪行の数々は『日本書紀』に詳しく記されています。

「女をして躶形(ひたはだ)にして、平板の上に坐(す)ゑて、馬を牽(ひ)きて前へ就(いた)して遊牝(つるび)せしむ。女の不浄(ほとどころ)を観るときに、沾湿(うる)へる者は殺す。湿はざる者をば没(から)めて官婢(つかさやつこ)とす。此を以て楽(たのしび)とす。」

全裸の女性に性的刺激を与え、反応した者は命を奪い、無反応だった者は官婢(女奴隷)として召し抱えた…ということですね。
許しがたい所業ですが、あえてそこに目的を見出すとすれば“人間らしい心を持った奴隷の排除”。
それをふるい分けるテストだった、ということでしょうか。

もちろん安見児とは状況が異なりますが、生田先生の脳裏に「武烈紀」のモチーフがあったと考えて差し支えないでしょう。

鎌足と安見児―寂しさから始まる愛


「生きるために想うことも想われることも捨てた」と告げる安見児。
それは彼女の心からの叫びです。

「かわいそうな人だ、あなたは…」
鎌足の胸に湧き上がった想いはどのようなものだったのでしょうか?
憐れみ?同情?

愛を失った者と、愛を捨てた者、ふたり寄り添って生きてみようか。
互いに欠けたものを埋め合うような、そんな寂しさから始まる愛もある。

与志古への想いは寸分たりとも変わらないが、いま隣りにいる空っぽな女を温めてやりたい。
鎌足の心にそんな想いが宿ったのかもしれません。

生きるために愛を遠ざけた安見児。
冷え切った彼女の心に再び愛の火を灯した鎌足。

男の弱さ、優しさ、そして懐の深さ。
割り切れない複雑な想いを絶妙に表現した紅さん。

硬質な美貌と、温度を感じない芝居。
愛を閉じ込めた安見児にどんぴしゃハマった星蘭さん。

ふたりのほろ苦くもやるせない愛が深く心にしみいる、今年一番の名場面でした。

心を取り戻した安見児


人間らしい感情も欲望も取り上げられた女性たち。
劇中で采女の結婚は異例のように描かれていますが、安見児は鎌足と出会えて幸せだったと思います。

「その子は私たちの子として育てましょう」
天智帝の子を宿した与志古に、安見児が出した助け舟。

もう形代などではない。
温かな血の通ったひとりの女性がそこにいました。

心を取り戻した安見児の姿に、鎌足と過ごした歳月がどのようなものであったか想像するのは難しいことではありません。

安見児の存在があったからこそ、物語の陰影が増した
星蘭さんが果たした役割は大きいのです。

史実と虚実の巧みな融合、心の機微を繊細に描いた『鎌足』。
素晴らしい作品でした。

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○『鎌足』関連記事はこちら↓
『鎌足』MVPは天寿光希!―「船史恵尺=ルキーニ」説
鎌足遠足(2)―「明日香村」中臣鎌足(紅ゆずる)は、ここで生きて、愛して、星になった
鎌足遠足(1)―中臣鎌足(紅ゆずる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)が作戦会議をした談山神社へ
物語せよと言へ。我、汝の耳を魅する話をせむ│鎌足
生田大和、会心の一作!紅ゆずる率いる星組に新たなる傑作誕生!│鎌足
蘇我入鹿(華形ひかる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)の2つの「なぜ?」―『鎌足』ストーリー予想第3弾
入鹿の妹そっくりさん(綺咲愛里)はどこへ消えた?―「鎌足のあらすじが別物になっちゃったよ事件」
紅ゆずるの中臣鎌足―生田大和は藤原氏1200年の繁栄の礎を築いた男をどう描くか?│鎌足
『鎌足』相関図を作りました―有沙瞳、新たなる挑戦/天寿光希はストーリーテラー?
紅ゆずる×綺咲愛里×瀬央ゆりあの三角関係が観られる!?│鎌足
そう来たかー!!星組振り分け 鎌足&アルジェの男
2019年GW!星組が梅田芸術劇場をジャックする☆彡

『鎌足』MVPは天寿光希!―「船史恵尺=ルキーニ」説

私がドハマリする演目は大抵、幕開き早々に印象的な言葉が置かれます。
『BADDY』ならば、王子(暁千星)の「ぼくは退屈で眠られないんだ」。
『退屈』を打ち破れ!「眠られないんだ」が意味するもの―覚醒する暁千星│BADDY

そして、『鎌足』。
船史恵尺(ふなのふびとえさか:天寿光希)の「過去はこんなにも力強い」。
この言葉が刺激となり、物語への集中が一挙に高まりました。
全編を通して琴線に触れる台詞が多かった『鎌足』。
とても私好みの作品です。

「船史恵尺=ルキーニ」説


僧旻(一樹千尋)と共にストーリーテラーを司る恵尺。
作品世界を俯瞰し、ときに物語の中に入り込み、登場人物たちを妖しく導く男

開幕前に「みっきーさん(天寿)は語り部/ストーリーテラーとして重要な役割を果たすのではないか?」との予想を立てました。
これは大当たり。
また、キャッチコピーの「歴史は、作られる。」に絡めた恵尺の働きもほぼ見込み通りでした。
『鎌足』相関図を作りました―有沙瞳、新たなる挑戦/天寿光希はストーリーテラー?

恵尺とよく似た役割の登場人物に、『エリザベート』のルイジ・ルキーニがいます。
舞台と客席をつなぐ架け橋として、作品世界から一歩踏み出し、観客に語りかけるメタ的存在。
選ばれし者、月城ルキーニ│エリザベート

作品の語り手でありながら、ときに、登場人物たちの運命を大きく変える行動に出る彼ら。
ルキーニはエリザベートの命を奪う。
恵尺は蘇我蝦夷(輝咲玲央)を見殺しにし、中臣鎌足(紅ゆずる)に死を示唆する。
しかし、決して直接手は下さない。
それは彼の領分ではないからです。

「主の命より書物が大事」とばかり、火に巻かれる蝦夷をそっちのけで『国記(くにつふみ)』を持ち出した恵尺。
蝦夷は覚悟の自死ですから、ここで救いの手を差し伸べては歴史が変わってしまう。
あくまでも「傍観者」の立場を崩さない恵尺。

聖徳太子と蘇我馬子が編纂したとされる歴史書『国記』。
しかし、現在には残されていません。
『国記』はどこへ行ったのか?何が書かれていたのか?
真実を知るのは恵尺だけ。

『国記』の一部は恵尺が編んだ歴史書に残されたかもしれない。
または残されなかったかもしれない。

「あなたも消されたくはないでしょう?」
誰かのさじ加減ひとつで、生きたことも愛したことも、存在すら消されてしまう。
“書かれた歴史”の曖昧さ、危うさが垣間見える場面です。

「過去はこんなにも力強い」が意味するもの


権力を手にした者が、自らに都合の良いように歴史を操作する。
勝者によって残された歴史が、現在、私たちが知る「歴史」である。

「歴史とは何か?」の問いかけ。
単なる歴史ロマンにとどまらず、重層的なメッセージが込められた意欲作として、面白く拝見しました。

「歴史」に喜びや悲しみ、希望や絶望は必要ない。
人間らしい愛や志が描かれれば、それは「物語」である。
僧旻が語った中臣鎌足の物語をバサリと切り捨てる恵尺。

物語世界の住人でありながら、物語を否定する矛盾。

煉獄で毎夜裁判に臨むルキーニのように、時の流れの外にある異空間を永遠にさまよいながら歴史を編み続ける恵尺。
彼は何者なのか?
彼が誰かを何かを愛したことはあったのか?

恵尺が愛したのは人々の営みが形作る「歴史」。
いま生きて、愛して、何事かを成したこともすべて過ぎてしまえば、ひとしく「過去」。

歴史を紡ぐ者の手によって濾過され、残ったものが「過去=歴史」なのです。
いわば「結果の連なり=歴史」と言ってよいでしょう。
「結果」を得るには、原因や過程がなければ始まらない。

つまり、歴史を愛することは、その奥に隠された人々の営みを愛することに他ならない。
とすれば、やはり恵尺は人間そのものを愛しているのでしょう。
「過去はこんなにも力強い」のは、不純物が取り除かれた“志”や“希望”の結晶だからかもしれません。

『鎌足』MVPは天寿光希


鎌足と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)の邂逅を「出会ってはならない二人が出会ってしまった」と評した僧旻。
「出会うべき二人が出会った」と高らかに宣言する恵尺。

二人が出会えば、歴史が大きく動く。
書き残すべき“何か”が起こる。

恵尺の興奮と昂ぶりが、まざまざと伝わる瞳の輝き。
偏執狂的に甲高く、隠しきれない狂気をにじませる声色。
どこか現実感に欠ける、するするなめらかな身のこなし。

底知れない力で観客をぐいぐいと作品世界に引っ張り込んだ恵尺。
みっきーさんのおかげで『鎌足』を何倍も面白く楽しむことができました。
天寿光希を本作品のMVPとさせていただきます!
素晴らしいお芝居をありがとうございました!

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鎌足遠足(2)―「明日香村」中臣鎌足(紅ゆずる)は、ここで生きて、愛して、星になった
鎌足遠足(1)―中臣鎌足(紅ゆずる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)が作戦会議をした談山神社へ
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鎌足遠足(2)―「明日香村」中臣鎌足(紅ゆずる)は、ここで生きて、愛して、星になった

鎌足遠足レポート第二弾は、明日香村。
第一弾はこちら↓
鎌足遠足(1)―中臣鎌足(紅ゆずる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)が作戦会議をした談山神社へ

石舞台古墳


鎌足と中大兄皇子が蘇我入鹿(華形ひかる)討伐の密談を交わした談山神社から、車で10分ほどで物語のメインステージとなる明日香村に入ります。

日本で唯一、全域が古都保存法対象地域となっている明日香村。
現在、村全体の世界遺産登録に向けた計画が推進されているそうです。
世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会 公式サイト

明日香村の地下に眠る遺構をCGで復元し、往時の風景と現実の風景を重ね合わせることで、古代の飛鳥をよりリアルに体感できるアプリ(解説つき)もあるそうです。
散策のお供にいかがでしょうか?
バーチャル飛鳥京アプリ

まずは、蘇我入鹿(華形ひかる)の祖父・馬子の墓とされる「石舞台古墳」へ。
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『鎌足』劇中で、自らの権勢を示そうとした入鹿が自分の陵墓を作ろうとする場面がありますが(第1幕・S10「飢饉と苦役」)、もしかして石舞台だったのではないかと想像しました。
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『日本書紀』には、「皇極元年(642年)に蘇我蝦夷(輝咲玲央)が双墓(瓢型古墳)を造り、大陵を自分の墓、小陵を入鹿の墓として用意した」との記述があります。
また、「推古34年(626年)5月20日に馬子が亡くなり、桃原墓に葬った」とありますが、桃原墓が石舞台を指すかは諸説あります。

個人的には、「父に反発した入鹿が自分のためだけの墓を造ろうとした」と考えるほうが芝居としては面白いかと思いますね。

開口部から中へ入れます。
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石室内部。
石の隙間から差し込む太陽がまぶしいですが、中はひんやりしています。
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総重量2,300トンともいわれる巨大な石の構造物。
人の手とわずかな道具しかなかった時代に、これほどのものを造ることができた蘇我一族の力の大きさを実感します。

伝飛鳥板蓋宮跡へ


皇極天皇(有沙瞳)の宮廷があったと伝えられる「飛鳥板蓋宮跡」へ。
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ここを鎌足や入鹿たちが歩いたと思うとわくわくしませんか?
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宮周辺の田んぼに咲くれんげ。
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真神原(まかみのはら/まかみがはら)の景色。
舞台を観ると、この光景が頭に浮かびます。
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飛鳥寺


日本最古の仏教寺院「飛鳥寺(法興寺)」。
鎌足と入鹿が僧旻(一樹千尋)に学び、鎌足と中大兄皇子が蹴鞠会(けまりえ)で意気投合した場所。
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本尊は、馬子が止利仏師に命じて作らせた日本最古といわれる飛鳥大仏。
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創建当時の金堂の礎石。
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飛鳥寺の西側から望む甘樫の丘。
蝦夷・入鹿親子の邸があった場所です。
山頂の開けているところが展望台。
手前右の石塔が入鹿の首塚です。
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首塚側から見た飛鳥寺全景。
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西門の広場で蹴鞠会が開かれました。
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鐘楼。
劇中で鳴り響いたのは、この鐘の音だったのでしょうか?
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この後、甘樫の丘と鎌足生誕地(産湯の井戸)へ行く予定でしたが…
天、にわかにかき曇り、夕立のような土砂降りに見舞われ、断念しました。
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以前訪れたときに写した、甘樫の丘からの景色。
明日香村を一望できます。
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甘樫の丘の北からは大和三山が望めます。
左が耳成山、手前が天香久山。
『百人一首』でおなじみの「春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣干したり 天香具山」は、中大兄皇子(天智天皇)の娘、持統天皇が詠んだ歌ですね。
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畝傍山。
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鎌足がパンチを入れた猿石は、吉備姫王(皇極天皇と軽皇子[天路そら]の母)墓にあります。

これにて鎌足遠足レポート完結。
大化と令和、舞台と現実を結ぶ旅。
いかがでしたでしょうか?
皆様もぜひ明日香へ足をお運びくださいませ。

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鎌足遠足(1)―中臣鎌足(紅ゆずる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)が作戦会議をした談山神社へ
物語せよと言へ。我、汝の耳を魅する話をせむ│鎌足
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鎌足遠足(1)―中臣鎌足(紅ゆずる)と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)が作戦会議をした談山神社へ

公演の予習を兼ねて「鎌足遠足」に行ってきました。
作品の舞台となる明日香村や談山神社を巡る小旅行です。

明日香村は、中臣鎌足(紅ゆずる)生誕地、鎌足と中大兄皇子(瀬央ゆりあ)が出会った飛鳥寺、ふたりが蘇我入鹿(華形ひかる)を討った飛鳥板蓋宮、鎌足と与志古娘(綺咲愛里)の思い出の猿石、蘇我親子の邸があった甘樫丘、入鹿の首塚などなど…
見どころいっぱい!

談山神社は、鎌足と中大兄皇子が入鹿討伐の密談を交わした場所です。

藤原鎌足公を祀る談山神社へ


まずは奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にある談山神社へ。
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祭神は藤原鎌足公。
春の桜と秋の紅葉が有名ですが、初夏の新緑も見事。
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鳥居をくぐり、本殿へ。
130段の階段が待ち受けます。
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拝殿が見えてきました。
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渡り廊下の吊り灯籠。
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見事な楼門。
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藤原鎌足公を祀る本殿。
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爽やかな風が吹き抜ける拝殿。
ここで『多武峰縁起絵巻』などの宝物を見られます。
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灯籠の模様も「鎌」。
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『多武峰縁起絵巻』のレプリカが展示されています。
綺麗な画像はこちらで見られます。
絹本 多武峯縁起絵巻 上巻之二(リンク付)

談山(かたらいやま)の山中で、蘇我入鹿討伐の密談を交わす中大兄皇子(右)と中臣鎌足(左)。
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左奥が皇極天皇(有沙瞳)。
右手前に控えるのが入鹿。
上表文を読んでいるのが石川麻呂(美稀千種)。
その側で、弓矢を手にしているのが鎌足、長槍を持っているのが中大兄皇子。
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蘇我蝦夷(輝咲玲央)のもとに運ばれる入鹿の屍。
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鎌足と中大兄皇子が知り合うきっかけとなった蹴鞠。
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舞台で使われた小道具の鞠が、これにそっくりで感動しました。
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鎌足の長男・定慧(じょうえ)と次男・不比等(咲城けい)が父の供養のために立てた十三重の塔。
木造十三重塔としては世界唯一のものだそう。
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十三重塔の奥の権殿の祭神マダラ神は芸能の守り神。
星組公演の成功をお祈りしてきました。

いよいよ、談山(かたらいやま)へ


鎌足と中大兄皇子が入鹿討伐の密談を交わした談山まで290m、約10分。
鎌足の墓所がある御破裂山(ごはれつやま)までは510m、約20分。
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なかなかの山道。
途中で蛇が出ました。
これから行かれる方はくれぐれもお気をつけくださいね。
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ここで鎌足と中大兄皇子が入鹿討伐の密談を交わしたそうです。
いくら内緒話とはいえ、こんな遠くまで来なくてもね~~
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「御相談所」というとニュアンスが違って聞こえますね。
なんだか保険の相談会でも開かれそうな雰囲気。
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談山神社のお土産「ひげ茶」。
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茶の茎の皮がクルクルと巻いたところがヒゲのように見えることからつけられた名前だそうです。
市場にはほとんど出回らないレアな品だそう。
苦みや渋みが薄く、爽やかな美味しいお茶でした。

星組のおヒゲといえば、あのお方。
オレキザキファンの皆さま、要チェックですよ~~

次回は「明日香村編」。

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