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花組アーカイブス│観劇記録 記事一覧 2012-2020

待ちに待った宝塚再開のニュース。
トップバッターは花組の『はいからさんが通る』。
ようやく新トップコンビがお披露目されます。

「座席は間引き」「演奏は録音」など、まだ制約は多いですが、とにもかくにも劇場の扉が開くのは何にも代えがたい喜びです。
この日を今か今かと待ちわびた生徒さん、劇団関係者、ファンの皆さま、おめでとうございます!

初日まで一ヶ月。
無事に幕が上がり、千秋楽まで滞りなく上演できることを心より願います。

しばらく宝塚離れしていた私の花組再デビューは2012年。
当時のトップコンビは、蘭寿とむさんと蘭乃はなさん。

その後、トップスターは明日海りおさん、トップ娘役は蘭乃はなさん、花乃まりあさん、仙名彩世さん、華優希さんに替わりました。
そして、宝塚筆頭組を背負って立つバトンは柚香光さんの手に。

時間がたっぷりある今、2012年から現在まで、実際に観劇した全公演の記録と感想をまとめました。
東宝組の私が『はいからさん』を観られるのは当分先になりそうですが、また感想をこちらに追加できたらいいなと思います。

花組アーカイブス│観劇記録 記事一覧 2012-2020


※作品名のリンクから関連記事に飛べます(リンクなしは記事なし)



復活/カノン


1.宝塚的ハッピーエンドではないけれど│花組:復活/カノン

愛と革命の詩/Mr. Swing!


1.蘭寿とむ×蘭乃はな×明日海りおの三角関係│愛と革命の詩

新源氏物語/Melodia


1.ザ・因果応報!源氏物語ダイジェスト│花組 新源氏物語

雪華抄/金色の砂漠


1.すごく面白かった!物語の厚みに圧倒される『金色の砂漠』
2.花咲くカトレア、仙名彩世│読売新聞掲載記事より
3.“項羽と虞美人”を思わせる“鳳月杏と仙名彩世”│金色の砂漠
4.『金色の砂漠』で気になった方々│天真みちる・芹香斗亜・和海しょう・水美舞斗・音くり寿

MY HERO


1.舞台と観客のコール&レスポンスが素晴らしい!MY HERO観劇記(1)
2.父と子の物語、芹香斗亜と綺城ひか理について│MY HERO観劇記(2)
3.詰め込みすぎが面白い!天真みちる・鳳月杏・朝月希和・音くり寿、他│MY HERO観劇記(3)

邪馬台国の風/Santé!!


1.面白そう!花組公演『邪馬台国の風/Santé!!』
2.まもなく邪馬台国初日!楽しみー!そして、ネタバレは突然に…
3.美味しそう!花組公演デザート『かんパイン!!』│邪馬台国の風
4.邪馬台国の風/Santé!!ざっくり感想&花組ステージ衣装コレクション
5.ツブラメ(水美舞斗)・フルドリ(柚香光)、若者たちの恋模様に注目│邪馬台国の風
6.目覚めた少女マナ(仙名彩世)―女王卑弥呼誕生秘話│邪馬台国の風

ハンナのお花屋さん


1.ニュータイプの主人公誕生!明日海りおは『草食系』ではなく『お花屋さん系』│ハンナのお花屋さん
2.“白い貴公子”芹香斗亜アベルが素晴らしい!│ハンナのお花屋さん
3.矢車菊の花言葉は“繊細”―たおやかに強く、繊細な仙名彩世ミア│ハンナのお花屋さん
4.夢が叶った!?大好きな宝塚歌劇とマリメッコのコラボが実現!│ハンナのお花屋さん
5.この生徒さんに注目!白姫・航琉・羽立・真鳳・優波・綺城・飛龍・音│ハンナのお花屋さん
6.どうしても気になる点をいくつか│ハンナのお花屋さん
7.ポーの一族/ハンナのお花屋さん│日比谷シャンテ 宝塚歌劇 花組ステージ衣装コレクション

ポーの一族


1.『ポーの一族』満を持して舞台化!みりおエドガーに高まる期待
2.ニュース続きの三連休/飛鳥裕さんご卒業/ポーの一族配役発表
3.“永遠の命”がもたらすものとは?ふたつの不死の物語“ポーの一族VS不滅の棘”│不滅の棘感想
4.この世ならざる“美”を極めた明日海エドガー│ポーの一族
5.【公演ドリンクレビュー】花組『ポーの一族』オリジナルカクテル/バラの花園☆☆☆☆☆
6.「エドガーがいる」―私の心のエドガーと明日海エドガーがひとつになった│ポーの一族
7.失われたポエジー、“小池流”最大公約数のための『ポーの一族』

あかねさす紫の花/Santé!!


1.みりゆきにぴったり!あかねさす紫の花+マイティー初主演おめでとうございます!
2.『あかねさす紫の花』ゆかりの地を訪ねて―万葉ロマンの里、奈良・明日香村漫遊記
3.いつ演るの?今でしょ!―神がかり的キャスティングのAパターン│博多座 あかねさす紫の花
4.珠玉の台詞が光る『あかねさす紫の花』-大海人皇子(明日海りお)編:「来てしまった」の破壊力
5.珠玉の台詞が光る『あかねさす紫の花』-中大兄皇子(鳳月杏)編:「こんなに私は震えている」の説得力
6.たおやかに、才長けて、うるわしく…仙名彩世の額田女王│博多座『あかねさす紫の花』
7.天比古(柚香光)の無垢、小月(乙羽映見)の慈愛、銀麻呂(天真みちる)の篤実│博多座『あかねさす紫の花』
8.明日海りお×仙名彩世、いいコンビです│花組博多座公演備忘録
9.美女たちの競艶、仙名彩世筆頭のエイト・シャルマン│博多座 Santé!!

MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN


1.「義」の人、鈴木重成(綺城ひか理)に称賛を惜しまず│MESSIAH −異聞・天草四郎−
2.ビューティフル寒天 -冷菓羊羹-│花組『MESSIAH』公演デザートレビュー
3.綺城ひか理ファンの皆さまへ、鈴木重成の伝記のご紹介│MESSIAH −異聞・天草四郎−
4.そこにあるのは、ただ「美」のみ│BEAUTIFUL GARDEN−百花繚乱−

蘭陵王


1.東儀秀樹(雅楽)×木村信司(宝塚)!大好きコラボにわくわく!│蘭陵王
2.新ジャンル「プログレ雅楽」?ストライクゾーンど真ん中な『蘭陵王』開幕が待ち遠しい!
3.迷作?珍作?奇作?怪作?その正体は…「大傑作」キターーー!│蘭陵王
4.「生きること」「愛すること」人間の根源的欲求を描く『蘭陵王』―凪七瑠海と音くり寿のハマり役
5.「飛べない孔雀」―高緯(瀬戸かずや)と逍遥君(帆純まひろ)│蘭陵王
6.「そうして生き延びたが、悪いか」―蘭陵王(凪七瑠海)と「言葉の力」│蘭陵王
7.チケット代金以上の価値がある―洛妃(音くり寿)の歌と芝居│蘭陵王
8.「光る○ン○ャク」―外連(けれん)こそ木村信司の醍醐味│蘭陵王
9.『蘭陵王』まとめ―素晴らしき装置と照明/賜死と切腹/瀬戸かずやの芝居/京三紗の衝撃/104期生

CASANOVA


1.「惜しまれるうちが花」とはいえ、あまりに早すぎる│花組トップ娘役・仙名彩世さん退団発表
2.明日海りおと仙名彩世―幸せ色に染まる花組トップコンビ
3.愛が試される!?~ヅカファンには笑いと勇気が必要だ~│CASANOVA
4.愛!愛!愛!明日海りおと仙名彩世の愛があふれる大人のおとぎ話│CASANOVA
5.胸キュン担当、コンデュルメル夫妻(柚香光・鳳月杏)+好きな台詞Best3│CASANOVA
6.この人のココが好き!(夏美/花野/瀬戸/航琉/羽立/綺城/音)+物語を輝かせる装置│CASANOVA
7.軽やかに、ジェンダーロールを飛び越えて―男装の麗人アンリエット(城妃美伶)│CASANOVA

花より男子


1.とにかく観て欲しい!感じて欲しい!最高にロマンティックな花組を!│花より男子
2.柚香光の魅力大爆発!道明寺司│『花より男子』個別感想前編(城妃美伶+F4/優波・聖乃・希波)
3.音くり寿は宝塚の宝です/やっぱり気になる青騎司くん│『花より男子』個別感想後編(高翔/冴月/鞠花/華雅/美里)

A Fairy Tale ―青い薔薇の精―/シャルム!


1.明日海りおはフェアリーか?―「青い薔薇の精」と「美少年(ヴェニスに死す)」│A Fairy Tale
2.アンドロギュヌスな男役、明日海りお―究極の男役は性を超越するのか│青い薔薇の精
3.植田景子、表現者の気骨│青い薔薇の精
4.ニック(水美舞斗)とフローレンス(城妃美伶)のスピンオフが観たい!│青い薔薇の精
5.さらば、明日海りお―求道者が描いた夢

DANCE OLYMPIA


1.「踊るトップスター」柚香光誕生!おめでとうございます!
2.踊る喜び―柚香光の命の輝きに魅了される│DANCE OLYMPIA

マスカレード・ホテル


1.谷正純×瀬戸かずやに歓喜!!!│マスカレード・ホテル
2.最高のバディ!男役・瀬戸かずや×娘役・朝月希和コンビに拍手喝采!│マスカレード・ホテル
3.愛すべき男、能勢金治郎(飛龍つかさ)―二次元(小説)を三次元(演劇)化する面白さ│マスカレード・ホテル
4.“山岸尚美”として生きた朝月希和+キャスト別感想(高翔みず希/帆純まひろ/珀斗星来/青騎司)│マスカレード・ホテル

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目覚めた少女マナ(仙名彩世)―女王卑弥呼誕生秘話│邪馬台国の風

なんだか色々もったいない話だな、というのが『邪馬台国の風』MY初日の印象でした。

テーマやキャラクターは美味しいのに、構成が消化不良。
きちんと整理されていれば、もっと旨みが増すのに。
…なんて思ってましたが、何度か観るうちにジワジワハマっていきました。

物語の軸を「“マナ(ヒミコ)”という一人の女性の成長譚」と捉えれば、新しい面白さが見えてきます。

目覚めた少女マナ(仙名彩世)―女王卑弥呼誕生秘話


構造としては『月雲の皇子』と同じですね。
神の依り代である聖なる女、巫(かんなぎ)に触れることは禁忌。
彼女に触れ、罰を受ける男。

『月雲』で衣通姫に触れた木梨軽皇子は流刑に処されますが、『邪馬台国』の主人公タケヒコ(明日海りお)は盟神探湯(くがたち)で身の潔白を証明します。

晴れて結ばれるかと思ったら…
タケヒコはマナ(仙名彩世)のもとを去ります。
「邪馬台国に風が吹くとき、それは私があなたを想っているときだ」の言葉を残して。

マナはヒミコと名乗り、自分の能力を活かして生きる道を選ぶ。
タケヒコはマナを尊重し、身を引く。
マナはタケヒコの想いを受け止め、己のなすべきことをなす。

使命に目覚めた女と、その決断を支える男。
清々しい結末です。

邪馬台国の“謎”


初回で『邪馬台国の風』がしっくりこなかったのは、タケヒコとクコチヒコ(芹香斗亜)の人間像がつかめなかったからでした。
トップスターと二番手が演じる役ですから当然比重が大きいはずですが、二人の関係が希薄なため、いまいち収まりが悪いのですよね。

タケヒコとクコチヒコの想いの差が開きすぎて「終生の敵」という感じがしないのです。
二人の確執って、そんなに深いのでしょうか?

タケヒコは狗奴国の兵士にお師匠さんを奪われましたが、クコチヒコが直接手を下したわけではありません。
また、クコチヒコはタケヒコに何かをされたわけではありません。
恨みが生まれない=執着しない。
つまり、敵対関係が生まれない。

クコチヒコは淡々と自国の正義のために働いているだけです。
もう一歩、二人の対立が踏み込んで描かれていれば、ストーリーの奥行きが増したように思います。

私どこか大事な場面を見落としたかな?と思うほど、タケヒコの行動原理が曖昧で、モヤッとしていたのです。

適材適所!『Santé!!』ざっくり感想


お気に入りシーンは、ジゴロ、ロケット、エイトシャルマン。

美穂圭子さん、羽立光来さん、和海しょうさん、音くり寿さんの歌が素晴らしい。
仙名彩世さんもいい、声がとてもいい。
5人中3人が94期。
花組94期すごい。

ジゴロの振り付けは安寿ミラさんの匂いがする。
今年の名場面No.1かも。
3組のデュエット、娘役さんの背中を撫でるキキちゃん(芹香)がセクシー。

柚香光さんのロケットボーイ、元気いっぱい。
場面をパッと明るくする華がある。

瀬戸かずやさんと水美舞斗さんのオリエンタルワインは肉弾戦。
和海しょうさんの歌が絶品。

デュエットダンス、最後に両手を広げてゆきちゃん(仙名)を待つみりおさん(明日海)がいい。

ショーのテーマ『Santé!!(乾杯』)に合わせた長渕剛さんの「乾杯」に乗せた黒燕尾。
お芝居のモヤモヤを帳消しにするほどカッコいい。

グランドパレードのみりおさん。
大羽根を背負ったままセリが上がり、ワインを飲み干す珍しいパターン。

このショーで印象に残ったのは、みりおさんの濃密な色香。
押しも押されもせぬ宝塚筆頭組トップスターの自信がみなぎる堂々たる姿。
月組時代のほわっとした少年ぽさは跡形もなく、完熟した男役の魅力を存分に見せてくれました。

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面白そう!花組公演『邪馬台国の風/Santé!!』

君こそヒーロー!アレハンドロ(芹香斗亜)はいい男☆彡│El Japón

キキちゃん(芹香斗亜)の魅力大爆発のアレハンドロ。
『エルハポン』でキキちゃんがますます好きになりました。

キキちゃんの愛すべき男役っぷりが際立って、本っ当ーにカッコいい!
見た目もカッコいい(おヒゲがセクシー)けど、中身はもっとカッコいい!!

大野拓史先生は男役さんをカッコよく魅せるのが本当にお上手。
最高にカッコいいキキちゃんを引き出してくださり、ありがとうございます!

○『エルハポン』感想・前編はこちら↓
真風涼帆は大野拓史のミューズか?+個人評(和希そら/瑠風輝/星風まどか)│El Japón

芹香斗亜はいい男!


『El Japón -イスパニアのサムライ-』は主人公の蒲田治道(真風涼帆)がカッコいいのはもちろん、登場人物それぞれにドラマがあり、物語として面白いのがお気に入りのポイント。
フィクションならではの面白さと言いますか。

特にキキちゃん演じるアレハンドロがいい味を出しています。
昼日中からブラブラ、というか夕方近くにようやく目覚める無精者&胡散臭い風来坊。
しかし、その正体は…!?

最後はぜーんぶキキちゃんが持ってっちゃう、めちゃくちゃ美味しい役!

ラストシーンは突然の水戸黄門化に驚き!
治道のピンチに、若草色のマントを翻し、颯爽と現れるアレハンドロ!
カッコいいーーー!!!

君こそヒーロー☆彡☆彡

って言いたくなっちゃいますね!
(MASK☆Jを思い出します)
痛快な勧善懲悪っぷりに拍手喝采!

キキちゃんの軽やかさ、なんとも言えない愛嬌が最高に活きたアレハンドロ。
その裏には、友や、密かに心を寄せる女性への熱い想いがあふれている。

ひとことで言えば、いい男!

「作家の信頼×役者・芹香斗亜」が生み出した新キャラクター・アレハンドロ


男役のキャリアあってこそ成り立つ難しい役ですが、キキちゃんの持ち味と相まって、魅力的に仕上がりました。
どうしてこんなに自然体に面白いのでしょう?

観劇後に公式サイトの大野先生のインタビューを見直したら、謎が解けました。
宝塚歌劇団│宝塚ミュージカル・ロマン 『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』の見どころ<後編>

芹香には、台本で描かれたままを演じるというよりは、彼女自身が見せたいと思う形で演じてもらいたいですね。そのために挑戦したいことがあれば、最大限、尊重するつもりです。常にもう一段階膨らませようとする努力を怠らない彼女ですから、“芹香が演じるアレハンドロ”をつくりあげてくれると期待しています。今回はスター・芹香斗亜として、どのようにセルフプロデュースをしてくれるのか、注目したいと思います。 [公式サイトより抜粋] 


すごいですね!!
「挑戦したいことがあれば、最大限、尊重するつもり」だなんて。
こんなふうに役作りを自由に任されるなんて役者冥利ではありませんか?

「作家の信頼×役者・芹香斗亜」が生み出した新キャラクター・アレハンドロ。
どこまで台本か、どこまでキキちゃんオリジナルか分からないところが面白い!
(観客の爆笑をさらった“キキちゃん”は、どなたの発案!?)

風に吹かれるように飄々と生きるアレハンドロはキキちゃんそのものだったのですね。
はる(天彩峰里)との、ほのかなロマンスの芽生えには思わずニヤニヤしちゃいました。
いいカップルです!

物語の一番大切な台詞「バルトロメ・ハポンとして生きろ」もキキちゃんに託されました。
かなり強引な展開でしたが、アレハンドロに言われると何もかも上手くいっちゃうような気がしますね。

異国の地で妻と友を得た治道。
真風くんとキキちゃんのバディ感がそのまま治道とアレハンドロの関係にも投影されているようで、いっそう心温まるエンディングとなりました。

トップスターと二番手の力が拮抗する今の宙組、見応え抜群です!

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○『El Japón/アクアヴィーテ!!』関連記事はこちら↓
真風涼帆は大野拓史のミューズか?+個人評(和希そら/瑠風輝/星風まどか)│El Japón
わーかーるーよー!藤井大介先生の「真風涼帆評」に完全同意│アクアヴィーテ!!

わーかーるーよー!藤井大介先生の「真風涼帆評」に完全同意│アクアヴィーテ!!

宙組公演『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』の演出家インタビューが公開されました!
が、なんだか様子がおかしい…
憂いを帯びた表情でバーカウンターに佇む一人のダンディ。
その名は、藤井大介。
宝塚歌劇団│『アクアヴィーテ!!』の世界 presented by Bar大介

「Bar DAISUKE ひと公演限りのOPEN」って、なんですかーーー!?
笑いが止まりません~~

大介先生、完全に劇団に遊ばれてない?
と、思いましたが…
極太ゴシックの「ウイスキー」Tシャツでドヤる大介先生。
意外とノリノリ!?
というか、むしろ率先して楽しんでらっしゃる!?
(そのTシャツ、一体どこでお求めになったの?)

『El Japón』について語る大野拓史先生との温度差といったら 笑
宝塚歌劇団│演出家 大野拓史が語る「宝塚ミュージカル・ロマン 『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』の見どころ」

わーかーるーよーーー!藤井大介先生の「真風涼帆評」に完全同意


過去にもカクテルやワインなど、お酒をテーマにしたショーを手がけてこられた大介先生。
いつかウイスキーをテーマにしたショーを作りたい、と機会をうかがってらしたそう。

そして今回、満を持して真風涼帆率いる宙組ショーを担当されることになり…
ガウンを着た真風涼帆が、広いリビングでソファに座って、独り静かにウイスキーのロックを飲んでいる姿がパッとひらめいて」

わーかーるーよーーー!(byピットキン)

大介先生の「真風評」に完全同意!!

真風涼帆=ウイスキーが似合う大人の男
ヅカファン100人中100人が賛同しますよね~~

「まさに男役をやるために生まれてきたような恵まれた容姿」
「経験を重ねてさらに内面が豊かになり、ふとした瞬間に包容力を感じさせる」
「男の私からみても“カッコいい”と感じます」
全部にイイネ!をつけたい~~
  

熱く!激しく!カッコよく!


オープニングは、バーカウンターを使った大人の男女による恋の駆け引き
ヅカファンの大好物じゃないですか~~
大介先生の『NICE GUY!!』の「コットンクラブ」が大好きな私には期待しかありません!
あぁ!楽しみ~~

一番の楽しみは、真風くんのブルース!!
真風で大人っぽいブルースが聴きたいという思いをずっと持っていた」
わーかーるーよーーー!

歌稽古では「非常にセクシーで、真風ならではの哀愁が漂っていて、すでに自分のものにしていました」とのことで、わくわくしますね~~
真風くんのちょっと掠れた色っぽい声と、独特のもったり引きずるようなリズムが大好物な私。
ブルースはどんぴしゃハマると思います~~

そ・し・て!
「お客様に彼女の明るい部分も観ていただこうと、ラテンの場面もご用意しています」ですって!
最高ですね…

激しい芹香を観てみたい


キキちゃん(芹香斗亜)はウイスキーの味わいに魅了され、酔って踊り狂う“獣”だそうです。
激しい芹香を観てみたい(D氏談)」
はい、私も観てみたいです。
(あまりに刺激的な設定に語彙喪失)

ジュンコさん(英真なおき)もショーに!


お芝居に続き、ショーにもジュンコさんがご登板!
嬉しいですね!
下級生時代の彼女はダンサーのイメージでしたが、渋みとぬくもりを併せ持った歌声も素敵。
熟成された芸で作品の味わいをいっそう深めてくださるでしょう。

“生命の水”タカラヅカ


タカラジェンヌに酔いしれ、酩酊する
「そんな彼女たちは、まさにアクアヴィーテ、“生命の水”」と仰る大介先生。
まったく同感です。

心から宝塚を、そしてタカラジェンヌを愛してらっしゃる大介先生。
そんな方が作るショーが面白くないわけがありませんね。

それにしても、どうして大介先生(と齋藤吉正先生)のインタビューだけ毎度こんなに凝ってるんでしょうね?
(やはり本人ノリノリ説?)
いつだってファンの期待を裏切らない大介先生、大好きです!
来年が楽しみ!

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少年よ、高く跳べ!―ライナス(和希そら)の「個」の魅力│オーシャンズ11

宝塚版『オーシャンズ11』といえば、「ひたすらカッコいい男役たちを愛で、きらびやかな大スペクタクルを味わう作品」と思っていた私。
しかし、その印象は宙組版により180度くつがえりました。
他でもないライナス・コールドウェル(和希そら)によって。

華やかなエンターテイメントを軸に、ひとりの少年の成長が鮮明に浮かび上がる『オーシャンズ11』。
宙組ならではのエッセンスが加わった、新鮮な味わいを楽しみました。

心揺さぶる、和希そらの芝居


雑踏からそらちゃん(和希)が現れ、歌い始めた瞬間、鳥肌が立ちました。
世をすねた目つき、どこかぎこちなく、周囲から浮き上がる存在感。
まぎれもない、ライナス・コールドウェルがそこにいました。

卓越したダンスと歌唱に注目が集まりがちなそらちゃんですが、芝居もなかなかのもの。
直近で印象深かったのは『WEST SIDE STORY』のアニータ。
男役ながら、物語のキーパーソンとなる艶やかで知的で感情豊かな女性を見事に演じきったそらちゃん。
“Somewhere”は何処に?―真風涼帆・星風まどか・和希そら評│WEST SIDE STORY

「いい芝居」に男も女もないと思わせた彼女が挑む少年ライナス。
その不器用な瑞々しさ。
「オーシャンズって泣くような話だっけ?」と思いつつ、父の旧友ソール・ブルーム(寿つかさ)とのやり取りから「JUMP!」への流れで不覚にも涙してしまいました。

ライナスの焦燥


ダニー、ラスティー、ソール、フランク、ルーベン、バシャー、イエン、リヴィングストン、バージル、ターク。
個性豊かなオーシャンズの面々で、ライナスだけが「子ども」なのです。
単に年齢の若さを指すのではありません。

リヴィングストンもモロイ兄弟も若いけれど、確固たる「自分だけの何か」を持っている。
犯罪すれすれ(というか完全にアウト)なクラッキングやヴィジュアルエフェクツの腕前。
決して褒められたやり口ではないけれど、それでも、彼らはその持てる技能を駆使して人生を謳歌している。
彼らには、自分の足で自分の人生を歩いている者たちの輝きがある。

でも、自分には何もない。
このままコソコソと他人の懐を狙い、小銭を稼いで、その日暮らしを送るのか?

自分はどうなる?
何者にもなれず、何も成し遂げず、ただ年をとっていくのか?

そんなのはイヤだ!
なんとかしたい!
どうすればいい?

くすんでちっぽけな自分に嫌気がさす。
俺だって、あの光の輪の内側に立ってみたい。

切羽詰まったようなそらちゃんの瞳から、ライナスの焦燥、煩悶、そして閉塞感がひしひしと伝わってきました。

跳べ!ライナス


鬱屈したライナスの心を揺すぶったのは、ダニー(真風涼帆)の「男にしてやる」。
突破口を開いたのは、ソールの「跳べ!ライナス」。

自分だって跳べる
あんたたちと一緒に跳んでみるよ!

オーシャンズの導きで、自分の進むべき道を探り当てたライナス。
それまでの怯えは消え失せ、目に輝きが宿る。
強く押さえつけられた分だけ、いっそう強く跳ね返すバネのような。
爽快感あふれる少年の成長。
見事な変貌ぶりでした。

血の通った人間が生きている。
その「熱」を観客に届けることができるのが、大勢の中で埋もれないそらちゃんの「個」の魅力
すごい武器です。

「男とはいかに生きるべきか」を問いかける『宙組オーシャンズ11』


ダニーやラスティー(芹香斗亜)を始め、ほとんどの登場人物のバックグラウンドが描かれない『オーシャンズ11』。
例外はテリー・ベネディクト(桜木みなと)とライナスのみ。
二人の共通点は、父親との確執。

ギャンブルで身を持ち崩し、家庭を破壊した父親への憎悪から裸一貫のし上がったテリー。
「伝説のスリの息子」のレッテルを持て余し、先の見えない暮らしに倦んでいたライナス。

自らの力で父親の壁を乗り越えたテリー。
オーシャンズが寄ってたかって跳び越えさせたライナス。
しかし、ダニーたちは手助けをするだけで、跳んだのはライナス自身の意志です。

少年が大人の男として立つとき、避けて通れないのは、ひとりの人間として父親と向き合うこと。
『オーシャンズ11』は「父と子の物語」でもあるのです。

ライナスの擬似的父親の役割を果たしたダニーとソール。
今回の宙組版の面白いのは、初演星組と再演花組でライナスを演じた真風さんとキキちゃん(芹香)が、それぞれダニーとラスティーとして和希ライナスに対峙するところ。

初代が拾い上げ、二代目が手を差し伸べる三代目ライナス。
和希ライナスにとって、真風ダニーは父であり、芹香ラスティーは兄であったのかもしれません。
(ラスティーのさりげないスキンシップ[肩ポンや鼻ツン]に、いかにも彼らしい親愛の情が感じられて良かったです)

少年から大人にJUMPしたライナスを取り巻く面々。
クールでスタイリッシュな見てくれの奥に、「男とはいかに生きるべきか」の熱い問いかけが渦巻く宙組オーシャンズでした。

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プロフィール

野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。

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