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ロクモ 好きな台詞&個別感想(悠真倫/桃堂純)&思い出し小ネタあれこれ│ロックオペラモーツァルト

あと4週間で『眩耀の谷/Ray』初日!
依然予断を許さぬ状況ではありますが、つつがなく幕が上がり、全公演が上演され、千穐楽を迎えられますことを心より願っています。

というわけで、『眩耀』が始まる前に。
のんびり続けてきた『ロクモ』感想、ラストスパートです。

好きな台詞、気になる台詞


一番好きな台詞は「僕には君がちょうどいい」ですが、他にもお気に入りがいっぱい。
ふたりは「ちょうどいい関係」―礼真琴と舞空瞳│ロックオペラモーツァルト

モーツァルト(礼真琴)の「敵がいない奴には味方もいない」。
石田昌也先生は月組の『カンパニー』で高野さん(美弥るりか)に同じような台詞を当ててましたね。
石田哲学なんでしょうか?
登場人物の口を借りて自分の主張を発信しているようにも思えます。

コンスタンツェ(舞空瞳)の「前金をくださる幽霊なんているわけない」は妙にツボりました。
サリエリ(凪七瑠海)の「(出世とは)賄賂を贈る側から貰う側になること」も好きですね。
これも石田節かな?

「シングルマザー」「就活」「こじらせ女子」など現代用語を散りばめがちなのも石田先生らしさ。
(こじらせ女子の用法はズレてたような…)

トップスターの豚鼻と、トップ娘役のあっかんべーもレアですよね。
積極的に見たいものではありませんが、琴なこの可愛さに助けられました。

コンスタンツェの「ヴォルフガングのバカー!」は、『食聖』のアイリーン(綺咲愛里)の「ホン・シンシンのバカヤロー!」を思い出しました。
星娘の伝統??

桃堂純(後見人)


コロレド大司教(輝咲玲央)の濡れ場を出歯亀するサリエリ(凪七瑠海)の手下(桃堂純)がツボな私。
このシーン、舞台全体が一幅の絵画のようではありませんか?

画面右に、戒律を破り、女と通じる聖職者。
左に、密談を交わす曰くありげな紳士ふたり。
右下には、秘め事を覗き見る間者の黒い影。

三者三様の思惑が渦巻く構図。
寓意画をひもとくような面白みを感じる場面です。

モーツァルトがサインするとき、後見人がくるりと背中を向けて机代わりになるのが面白いですね。
ちゃんとインク壺も持ってます。
西洋版矢立(携帯筆記具)ですね。
文房具好きとしては嬉しいシーンでした。

悠真倫(レオポルト・モーツァルト)


モーツァルトの両親、悠真倫さんのレオポルトと万里柚美さんのアンナ・マリアの関係がとても好き。
ふたりが並ぶシーンは殆どないけれど、夫婦の細やかな愛情がしっかり伝わってきます。
旅立ちの日の「気をつけて」が最後の言葉になるなんて。
温かなラストシーンには涙、涙…です。

喜劇、悲劇


さまざまな人がさまざまな状況で歌う「喜劇、悲劇(Comedie tragedie)」。
人生は喜劇と悲劇の繰り返し。

歌う人によってシリアスだったり、コメディ色が強かったたり。
同じ曲とは思えないほどバラエティ豊かで面白い!
個人的にはローゼンベルグ(紫藤りゅう)がハンカチを噛んで「イーーーッ!」ってなってるのが好き。

衣装


モーツァルトの衣装はどれも好きですが、オランジュ皇妃(白妙なつ)の宮廷に招かれたときの薄紫×金のセットアップが好みです。
ウィーンの下宿屋を訪れるときのパーカーも可愛い!
「Wolfgang」のネーム入りブーツも好き。

ポスターの時点で可愛かったコンスタンツェのドレスは、動いたらもっと可愛かった!
姉妹で色違い。
ヨーゼファ(音咲いつき)のオレンジ、アロイジア(小桜ほのか)のブルー、コンスタンツェのピンク、ゾフィー(星蘭ひとみ)のイエロー。
全員揃うと可愛さ倍増!
ステージスタジオに入ったら着てみたいですねーー

オランジュ皇妃のウィッグと頭飾り(生け花!?)がめちゃ好み!
女性のお姫様願望をギュッと凝縮したスタイル。
あれをかぶりこなせるのが凄いですよねーー
ピンクのリップもめちゃ可愛い!

天から降り注ぐ美声、ちょっと浮世離れしたキャラクターがハマるなつさん、大好きなんです。
客席降りで見とれてたら、なつさんから手を差し伸べてくださり、ハイタッチしていただきました。
もうメロメロですーー

客席降りといえば星蘭ひとみさん。
突然の専科異動発表後すぐの公演で偶然、目の前にいらしたんです。
「なぜ?どうして?」と複雑な思いが湧きましたが…
せーらちゃんの圧倒的な美貌を前にすると、そんな疑問も吹き飛びました。

間近で見ると本当にお人形さんのよう。
一分の隙もないんです。
美形ってこういう人を言うんだなぁとしみじみ。
また近いうちに舞台でお目にかかりたいですね。

コンスタンツェがアルバイトしてる飲み屋の女の子(桜里まお・二條華)の衣装も好き!
ビビットカラーのビーズがデコルテを彩るミニワンピース。

衣装だけでも眼福な作品でした。

フィナーレ


フィナーレはヅカ度100%!
かちゃさん(凪七)×娘役さんと、琴ちゃん×はるこさん(音波みのり)×ほのかちゃん(小桜ほのか)のナンバー。
ものすごーくヅカヅカしい振付だなぁと思ったら、百花沙里さんご担当でした。
ありますよね、百発百中で「ヅカだ!」って分かるダンスシーン。

そして、男役群舞!
おなじみの「トルコ行進曲」がこんなにセクシーにカッコよくなるなんて!
イントロがかかると心臓バクバク!大興奮!
ギラギラ!ガンガン!これぞ星男群舞☆彡
体感5秒!

琴ちゃんを中心に星男たちが逆三角フォーメーションになるところが一番好き!
先頭の琴ちゃんを挟んで左右に星の守護神、玲央さん(輝咲玲央)とかなえちゃん(漣レイラ)。
絶対負ける気がしない並びですよね…

〆はもちろん、琴なこのデュエットダンス。
甘く、初々しいのに、長年連れ添ったコンビのような息の合いっぷり。
これから、いくつも記憶に残るデュエットを見せてくれるだろうふたり。
楽しみにしています!

目も耳も心も幸せな『ロックオペラ モーツァルト』。
素晴らしい公演をありがとうございました!

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ふたりは「ちょうどいい関係」―礼真琴と舞空瞳│ロックオペラモーツァルト

『ロックオペラ モーツァルト』東京千穐楽から半年。
いよいよ礼真琴時代の到来!と胸を弾ませながら劇場に通った日々が懐かしいですね。

爆発する歌声。
向かうところ敵なしのダンス。
上げ潮に乗っている人の輝き。
星組子を引き連れて舞台を縦横無尽に暴れ回る琴ちゃんの無双感は凄まじいものがありました。

相手役のなこちゃん(舞空瞳)との相性も抜群。
琴ちゃんの動くところすべて、ぴたりと吸いついて離れない。
ときには琴ちゃんをリードする場面も。

鬼気迫る「薔薇の雨」。
リミッターを外した琴ちゃんの全力をガッチリ受け止めるなこちゃん。
ひとりずつでも素晴らしい力量だけど、互いを刺激し、高め合うことができるふたり。
これからどんな舞台を見せてくれるか、期待が高まります。

似た者夫婦なモーツァルトとコンスタンツェ


“フォルテシモとピアニッシモしかないふたり”
モーツァルト(礼)とコンスタンツェ(舞空)そのものな言葉です。

「敵がいない奴には味方もいない」と言うモーツァルトに「そんな人生、私はつまんないと思う!」と援護射撃するコンスタンツェ。

「馬鹿な私は退屈したくなくて」
「何をしでかすか分からない男だから選んだ」

世間からすれば権力に楯突く危険分子かもしれないが、自分にはかけがえのないただひとりの男である。
モーツァルトに負けず劣らず、直情的なコンスタンツェの愛。

「似た者夫婦」「割れ鍋に綴じ蓋」なんて言葉が浮かびますが、出会うべくして出会ったふたりなのでしょう。

しかし、そんなふたりの間に暗い影が差します。
『フィガロの結婚』が上演中止に追い込まれ、壁にもたれて咳き込むモーツァルト。

ふたりは「ちょうどいい関係」―礼真琴と舞空瞳


歌も踊りも抜群な琴ちゃんですが、お芝居も好き。
たとえば、冒頭の酒場のシーン。

そわそわ落ち着かない手足、キョロキョロ定まらない視線。
コンスタンツェの演奏に贈る子供じみた拍手。
一転、興味を惹かれたものには寝食を忘れて没頭する。

あー!いるいる、こういう人。

優れた観察眼と巧みな表現力で、周囲から浮きがちなモーツァルト像を形作る琴ちゃん。
素晴らしい技術です。

最も感情を揺さぶられたのは臨終のシーン。
「悪妻、良妻賢母、もっと美人」
「いろんな女がいるけど、僕には君がちょうどいい

いい台詞です。
僕には君。
君には僕。
ぴたりと釣り合ってちょうどいい。

モーツァルトとコンスタンツェが礼真琴と舞空瞳に重なる言葉。
お披露目らしくて素敵だな、と思いました。

続く台詞も心に残ります。
「僕の人生、半分は旅だった」
「結婚してからは君が道連れだったけど、これからは僕ひとりだ」

最後の言葉を言い終わるやいなや、消え入るように絶命するモーツァルト。
梅田芸術劇場でのMY初日は、魂がすぅっと抜け出るのが見えた気がして、ぞっとしました。

重荷を下ろし、ふわっと軽くなる様子が怖いくらい的確なんですよね。
たいした技術です。

今日より明日が素晴らしい


ある二回公演の夜の部。
いつもながらパワフルな琴ちゃんと星組さんのパフォーマンスに驚かされました。
一体どこからあの力が湧いてくるんでしょう?

その日の終演後の琴ちゃんのご挨拶が心に残っています。
「今日より明日が素晴らしい」

公演が中止され、東京お披露目の予定も立たない今。
しかし、今日より素晴らしい明日が必ず来ると信じ、再開を待ちます。
そのときは一段と息の合った琴なこに会えることを楽しみにしています。

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花組アーカイブス│観劇記録 記事一覧 2012-2020

待ちに待った宝塚再開のニュース。
トップバッターは花組の『はいからさんが通る』。
ようやく新トップコンビがお披露目されます。

「座席は間引き」「演奏は録音」など、まだ制約は多いですが、とにもかくにも劇場の扉が開くのは何にも代えがたい喜びです。
この日を今か今かと待ちわびた生徒さん、劇団関係者、ファンの皆さま、おめでとうございます!

初日まで一ヶ月。
無事に幕が上がり、千秋楽まで滞りなく上演できることを心より願います。

しばらく宝塚離れしていた私の花組再デビューは2012年。
当時のトップコンビは、蘭寿とむさんと蘭乃はなさん。

その後、トップスターは明日海りおさん、トップ娘役は蘭乃はなさん、花乃まりあさん、仙名彩世さん、華優希さんに替わりました。
そして、宝塚筆頭組を背負って立つバトンは柚香光さんの手に。

時間がたっぷりある今、2012年から現在まで、実際に観劇した全公演の記録と感想をまとめました。
東宝組の私が『はいからさん』を観られるのは当分先になりそうですが、また感想をこちらに追加できたらいいなと思います。

花組アーカイブス│観劇記録 記事一覧 2012-2020


※作品名のリンクから関連記事に飛べます(リンクなしは記事なし)



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1.宝塚的ハッピーエンドではないけれど│花組:復活/カノン

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5.珠玉の台詞が光る『あかねさす紫の花』-中大兄皇子(鳳月杏)編:「こんなに私は震えている」の説得力
6.たおやかに、才長けて、うるわしく…仙名彩世の額田女王│博多座『あかねさす紫の花』
7.天比古(柚香光)の無垢、小月(乙羽映見)の慈愛、銀麻呂(天真みちる)の篤実│博多座『あかねさす紫の花』
8.明日海りお×仙名彩世、いいコンビです│花組博多座公演備忘録
9.美女たちの競艶、仙名彩世筆頭のエイト・シャルマン│博多座 Santé!!

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2.明日海りおと仙名彩世―幸せ色に染まる花組トップコンビ
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7.軽やかに、ジェンダーロールを飛び越えて―男装の麗人アンリエット(城妃美伶)│CASANOVA

花より男子


1.とにかく観て欲しい!感じて欲しい!最高にロマンティックな花組を!│花より男子
2.柚香光の魅力大爆発!道明寺司│『花より男子』個別感想前編(城妃美伶+F4/優波・聖乃・希波)
3.音くり寿は宝塚の宝です/やっぱり気になる青騎司くん│『花より男子』個別感想後編(高翔/冴月/鞠花/華雅/美里)

A Fairy Tale ―青い薔薇の精―/シャルム!


1.明日海りおはフェアリーか?―「青い薔薇の精」と「美少年(ヴェニスに死す)」│A Fairy Tale
2.アンドロギュヌスな男役、明日海りお―究極の男役は性を超越するのか│青い薔薇の精
3.植田景子、表現者の気骨│青い薔薇の精
4.ニック(水美舞斗)とフローレンス(城妃美伶)のスピンオフが観たい!│青い薔薇の精
5.さらば、明日海りお―求道者が描いた夢

DANCE OLYMPIA


1.「踊るトップスター」柚香光誕生!おめでとうございます!
2.踊る喜び―柚香光の命の輝きに魅了される│DANCE OLYMPIA

マスカレード・ホテル


1.谷正純×瀬戸かずやに歓喜!!!│マスカレード・ホテル
2.最高のバディ!男役・瀬戸かずや×娘役・朝月希和コンビに拍手喝采!│マスカレード・ホテル
3.愛すべき男、能勢金治郎(飛龍つかさ)―二次元(小説)を三次元(演劇)化する面白さ│マスカレード・ホテル
4.“山岸尚美”として生きた朝月希和+キャスト別感想(高翔みず希/帆純まひろ/珀斗星来/青騎司)│マスカレード・ホテル

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礼真琴×愛月ひかるで『紫子』が観たい!【妄想劇場】

前回の記事で「宝塚の“男装の麗人”ものはなぜ面白いのか?」と書きました。
交錯するジェンダー、ルイ(愛希れいか)とリュリ(佳城葵)│All for One

宝塚空前のヒット作『ベルサイユのばら』の主人公も男装した女性です。
キリッとしたカッコよさと柔らかな美しさの両立が男役の魅力そのものだからでしょうか?

今回は和製ベルばらともいえる『紫子(ゆかりこ)』について取り上げます。

跡継ぎがいない家で、男として育てられた紫子。
病気の母を養うために勤めた遊女屋で出会った男・風吹(ふぶき)と意気投合する。

しかし、紫子の実の親は安芸の大名・佐伯氏だった。
現領主である双子の兄・碧生(みどりお)が病に倒れ、替え玉として国を治めることになるが、大問題が起きる。
なんと、碧生は毛利家の娘・舞鶴姫との結婚話が進んでいたのだ。
紫子が下した決断は…


主人公が、家庭の事情で双子の兄になりすます妹という設定は『ベルサイユのばら』よりむしろ『All for One』に近いですね。

役者が揃った今こそ、実現を期待!


『紫子』は木原敏江さんの原作も宝塚版も大好き。
いま再演するなら星組!と思っていました。
去年3月時点は、礼真琴さんの紫子、瀬央ゆりあさんの風吹、紫藤りゅうさんの定嗣(さだつぐ)で妄想していた私。
img-20200522_1.jpg
その後、組替えで愛月ひかるさんが星組に、紫藤さんが宙組に異動となり…
妄想配役を愛月風吹・瀬央定嗣に更新しました。
img-20200522_2.jpg
礼紫子×愛月風吹×舞空舞鶴姫×瀬央定嗣
脳内再生余裕です!

愛ちゃんファンの友人Sさんとは月いちペースで「星で紫子が観たい」と話すレベル。
言霊を信じて言い続けます。

男女どちらもいける中性的なトップさん、大人っぽく包容力のある二番手さん。
役者が揃った今こそ、実現を期待しています。

せおつぐ!あかつぐ!ぴーつぐ!定嗣はトリプルキャストで


紫子/佐伯碧生礼真琴
風吹愛月ひかる
舞鶴姫舞空瞳
金井定嗣瀬央ゆりあ/綺城ひか理/天華えま
たず万里柚美
笹島音波みのり
梅沢三太夫美稀千種
丹波朝水りょう
天野外記輝咲玲央
お香有沙瞳
宮乃小桜ほのか
千丸天飛華音

定嗣はめっちゃ迷った挙げ句、トリプルキャストに。

原作も宝塚版も大好きなキャラクター。
ちょっと堅物だけど、忠義に篤く、紫子にほのかな恋心を抱く近習。
いいやつなんですよー、定嗣。
(舞鶴姫の元彼に似てるらしい)

「この人の定嗣が観たい!」と思わせる生徒さんが多いですね、今の星組。
(ポイントは「律儀すぎて、すぐバレる」がしっくりくること)

せおっち(瀬央)!あかちゃん(綺城)!ぴーちゃん(天華)!
選べない!
これだけ定嗣役者が揃ったら、ひとりに絞れません。
贅沢な悩みですねーーー

献身的に紫子を守り支える、せおつぐ。
「頑固者」といえばこの人、あかつぐ。
紫子への秘めたる思慕を燃やす、ぴーつぐ。

それぞれに魅力的な定嗣を見せてくれそうです。

この役はこの人で観たい!


紫子と碧生の二役は琴ちゃん。
凛々しく、爽やかで、可愛い紫子。
めちゃ琴ちゃんっぽくないですか?
琴ちゃんボイスの「風吹、私を抱けーーー」は脳内再生余裕ですね。

舞鶴姫と婚礼の夜。
「男の証明」のため、自分の身代わりに恋人の風吹を新床に送り出す紫子。
嫉妬に悶える紫子は琴ちゃんの真骨頂。
〽ひゅーるー ひゅるるー
虚しい風が胸をかき乱す「花風吹」を聞きたい!

原作の風吹の正体…実は○○なんですよね。
異形がハマる愛ちゃんなら原作通りの設定も似合いそう(ハッピーエンドだし)。
色気、包容力、紫子との体格差、どれをとっても申し分ない愛月風吹。
いいと思います!

しなやかに強く、決して流されるままではない利発な舞鶴姫。
なこちゃん(舞空)にぴったりです。
トップコンビとしては異色の関係ですが、紫子との女の友情に近い細やかな心の結びつきが描かれ、琴なこファンにも満足のいく作品になると思います。

佐伯家に尽くす梅沢三太夫とたず夫妻は美稀千種さんと万里柚美さん。
連れ添った年月を感じさせる最期のやり取りが好きです。

舞鶴姫の乳母、笹島は音波みのりさん。
姫に何があっても笹島がついていれば大丈夫、と思わせる頼もしい女性です。
(ほんのり艶っぽいところも好き)

物語の進行役で、ある密命を帯びた忍びの丹波は朝水りょうさん。
腹の底が読めないニヒルな隠密。
かぶちゃん(朝水)のためにあるようなキャラクターですね。
黒い忍び装束がめちゃくちゃ似合うと思います。
「戦国の世(〽西に与すりゃ 東に睨まれ の歌)」で美声も活かせます。

佐伯の家老にして、物語の黒幕の天野外記(げき)は輝咲玲央さん。
地位も名誉も権力も兼ね備えた巨悪を演らせたら右に出るものはいません。
(この記事を書くために久しぶりにDVDを観たら、あまりの人でなしっぷりにビビりました)
(お香さんを○○するシーンはえげつないにも程があります)
(でも、180度違う三太夫も観てみたい)

密かに風吹に想いを寄せる、外記の手下のくノ一・お香は有沙瞳さん。
舞鶴姫と立場は違えど、女性ゆえの哀しみに満ちた役。

「乱世の今、女は道具」
「おまえはいい道具だ」
お香がどのように生きてきたか、そう生きざるを得なかったかを物語る外記の言葉。
このシーンは私的ハイライトです。

碧生に淡い恋心を抱く、定嗣の妹・宮乃は小桜ほのかさん。
『紫子』の主役は、ままならぬ世をしなやかにしたたかに生き抜く女性たちと考える私。
宮乃もそんなひとり。
ほのかちゃんの秘めた強さがハマると思います。

碧生(紫子)の太刀持ち・千丸は天飛華音くん。
抜け目なく、気配り上手な芝居は『霧深きエルベのほとり』のヨーニ―で実証済み。
忙しかった星組祭りも、終わりと思うと名残惜しい―キャスト別感想(瀬稀/瀬央/天飛/朝水)│霧深きエルベのほとり

時代は『紫子』!?


のんびりだらだら書いてたら、本家本元に先を越されちゃいました 笑
『宝塚GRAPH』の特集で雪組の望海風斗さんと彩風咲奈さんが紫子と風吹の扮装をされたそうですね。
なんてタイムリー!

先日スカイ・ステージでも放送されたとか。
ヅカ界では『紫子』がトレンドなんでしょうか?
『紫子』再演、ひょっとしたらひょっとしちゃうかも!?

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満を持して、礼真琴ロミオ登場!│『ロミオとジュリエット』キャスティング妄想

“ロミオが歌い、ジュリエットが踊る”
『ロックオペラ モーツァルト』の予言が現実になりましたね!

あまりに盛大な匂わせっぷりに「まさか」と思いましたが 笑
今年の星組大劇場公演2作目に念願の『ロミオとジュリエット』が実現しちゃいました!
石田昌也先生のいたずらめいた満足顔が目に浮かぶようです。

満を持して、礼真琴ロミオ


予習を兼ねて2013年星組版の映像を観ました。
柚希礼音さんと夢咲ねねさんのちえねねコンビ。
ゴージャスで大人っぽい色香あふれるベストカップルですね。

当時、本公演で愛とベンヴォーリオを、新人公演ではロミオを演じた琴ちゃん(礼)が満を持してロミオを演る。
ドラマよりもドラマティックな筋書きです。

少年少女のような瑞々しさが魅力の新トップコンビ。
無垢ゆえの悲恋を余すところなくみせてくれると期待しています。

トップコンビ以外の配役はどうなるか?
妄想配役してみました。

モンタギュー


ロミオ → 礼真琴
モンタギュー卿 → 美稀千種
モンタギュー夫人 → 白妙なつ
マーキューシオ → 瀬央ゆりあ/天華えま
ベンヴォーリオ → 綺城ひか理/天華えま

血気にはやるマーキューシオは、せおっち(瀬央)と、ぴーちゃん(天華)で。
ふたりの新しい表情を観てみたいですね。

モンタギューの若者たちのバランサー、ベンヴォーリオ。
あかちゃん(綺城)、ぴーちゃんどちらも観たい!

キャピュレット


ジュリエット → 舞空瞳
ティボルト → 愛月ひかる/瀬央ゆりあ
キャピュレット卿 → 天寿光希/輝咲玲央
キャピュレット夫人 → 夢妃杏瑠/有沙瞳/小桜ほのか
乳母 → ひろ香祐/紫りら
パリス → 極美慎
ピーター → 大輝真琴

キャピュレット夫人との関係が示唆されるティボルト。
愛月ひかる×夢妃杏瑠、愛月ひかる×有沙瞳、愛月ひかる×小桜ほのか。
瀬央ゆりあ×夢妃杏瑠、瀬央ゆりあ×有沙瞳、瀬央ゆりあ×小桜ほのか。
どの組み合わせも艶めかしくて、私得でしかありません。

娘への複雑な思いを秘めたキャピュレット卿。
大人の男役さんに演じていただきたいお役です。

ジュリエットの母であり、姉であり、一番の友でもある乳母。
『ロミジュリ』で最も好きなキャラクターのひとり。
「これまで育ててくれた」のくだりは涙なしでは観られません。
おおらかに温かい母性を期待して、ヒーローさん(ひろ香)とりらちゃんの同期コンビのダブルキャストで。

その他


ロレンス神父 → 輝咲玲央
ヴェローナ大公 → 遥斗勇帆
愛 → 音波みのり
死 → 漣レイラ/碧海さりお
ジョン → 天飛華音

乳母同様、若いふたりの恋を後押しする神父に玲央さん。
まだ幼いと思っていたロミオが恋を知り、外の世界へ飛び立とうとしている。
彼の成長に驚き、喜んだ矢先、恋人たちの死に直面する。
その悲しみ、苦しみ。
人間臭くて大好きなお役です。

前回(13年)、毬乃ゆいさんと玲央さんがされたラストシーンの影デュエット。
今回は音咲いつきさんと夕陽真輝さんで聴きたいです。

星の歌上手といえば遥斗勇帆さん。
大公閣下で堂々たる歌唱を披露してほしいですね。

神父からロミオへの手紙を託される重要な役、ジョンは天飛華音さん。
フードの奥に光る意志の強い瞳。
私は彼女の目の芝居が好きなのです。

中堅~下級生バージョンも観たい!


人材豊富すぎる星組さん。
上級生~中堅/中堅~下級生の2パターンで組みたくなります。

とりあえず、中堅~下級生バージョンのキャピュレット卿は朝水りょうさんで決まりですね!
神父は朱紫令真さん…と考え出しちゃうとキリがないので、またの機会に。

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野口 留香 noctiluca

Author:野口 留香 noctiluca
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。

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