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宝塚雪組『20世紀号に乗って』、本間憲一さん(振付)が「スタッフ賞」受賞!│第27回読売演劇大賞 中間選考会

「酢」じゃなかったで酢ね…
ヅカファン100人中99人が「おもさげながん酢」と予想していた雪組公演デザート名。

正解は「みーるっく れもんでしょ!」。
まさかのレヴュータイトル(Music Revolution!)からのダジャレでした!

宝塚歌劇団│東京宝塚劇場 雪組公演デザートのお知らせ

○みーるっく れもんでしょ!(税込410円)
ミルクプリンに、レモンピューレとホイップクリームを重ね、さらにレモンケーキ、ゼリーin瀬戸内レモンソースで甘酸っぱいデザートに仕上げました。
夏にさっぱり!爽やかなミルクとレモンのハーモニーをお楽しみください。[公式サイトより抜粋]


ゼリー&柑橘好きとしては「ゼリーin瀬戸内レモンソース」に惹かれます~~
なんなら、これがメインでもいい!

『20世紀号に乗って』本間憲一さん(振付)が、第27回読売演劇大賞中間選考会「スタッフ賞」受賞!


先日の『FNS うたの夏まつり』で大反響を集めた雪組さんに、さらに嬉しいニュースが舞い込みました!

本日発表の『第27回読売演劇大賞 中間選考会』。
2019年上半期(1~6月)の作品賞、男優賞、女優賞、演出家賞、スタッフ賞のベスト5が決まりました。

雪組シアターオーブ公演『20世紀号に乗って』の振付により、本間憲一さんがスタッフ賞を受賞されました。
評は「タップダンスが上品で華やか」。

明るくハッピーなミュージカルをいっそう盛り上げる軽快なタップ。
幕開きから一気に作品世界に引き込まれました。
素晴らしかったです!

本間さん、雪組選抜メンバーの皆さま、誠におめでとうございます!

『20世紀号に乗って』関連記事はこちら

宝塚OG(霧矢大夢・柚希礼音)の活躍


生徒さんのお名前はありませんでしたが、女優賞の候補に星組OG柚希礼音さん(『唐版 風の又三郎』により)。
また、作品賞に月組OG霧矢大夢さんご出演の『ピピン』が選ばれました。

卒業生の皆さまのご活躍、喜ばしい限りです。

○関連記事はこちら↓
快挙!第25回読売演劇大賞中間選考会に【礼真琴】の名前が!

下半期の目標は「もっと演劇を楽しむ」!


最近宝塚にかかりきりで、外部の舞台を観る機会が減ってしまいました。
今回の受賞作にも観たかった作品がいっぱい。

見逃して後悔したのは、認知症をテーマにした『Le Père 父』。
作品賞、男優賞(橋爪功)、女優賞(若村麻由美)を獲得しています。

舞台は一期一会。
「観たい」と思ったら、即行動に移さなければいけませんね。
下半期の目標は「もっと演劇を楽しむ」こと!

最後になりましたが、『壬生義士伝/Music Revolution!』初日おめでとうございます。
偶然とはいえ、「読売演劇大賞」の発表が初日に重なるとは幸先がいいですね。
上昇気流に乗ったまま、公演のご成功をお祈り申し上げます。

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今年も大当たり続出!2019年上半期観劇ランキング│作品賞は雪組と星組、観劇率7割超えは○組!
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柚希礼音、男役の歴史が詰まったスペシャル・ライブ│星組:REON!!Ⅱ

ブログを始める前、細々と書き溜めていた観劇記録。
発掘観劇記第4弾は、2013年10月東京国際フォーラムで上演された柚希礼音さんのコンサート『REON!!Ⅱ』。
現役の生徒さんが出演されている公演記事は引き続き、折を見てUPしていきます。

* * *

行って良かったー!
観て良かったー!

東京国際フォーラムでの『柚希礼音スペシャル・ライブ』はひたすら楽しく、2時間強の公演時間があっという間。
宝塚のコンサートは初体験でしたが、幕開きからラストのダブル・アンコールまでとにかく飽きさせない!
主演の柚希礼音さん筆頭に星組選抜メンバーのエンターテイナーぶりを存分に堪能しました。
正直、B席3,000円のチケット代では申し訳ないと感じるほど見応えのある演目でした。

幕が上がるとシンプルな段装置と左右を囲むように数枚のスクリーンが現れます。
場面ごとにテーマに沿った風景や効果の映像が映し出され、それぞれの色を楽しめました。

1曲目『Capricciosa』。
突然、舞台中央のセリから飛び出した柚希さんに度肝を抜かれ、休む間もなく豹柄スーツの男役たちがオラオラ迫ってくる!
歌い踊り、ギラつきながらグイグイ前へ前へと乗り出し、しまいには舞台端ギリギリにひざまずいて観客を釣りまくる男役さんたち。
遠い遠い3階席から見下ろしてても謎の汗が吹き出すのに…
前列のお客さんは無事に帰れたのかしら?

続いて『Burlesque』。
最も楽しみにしていた場面。
ゴージャスな大人っぽさで大満足!
主演娘役の夢咲ねねさんは別公演で不在のため、場面ごとにお相手を取っ替え引っ替えする柚希さん。
このシーンは鶴美舞夕さんが女役で登場。
お揃いのシルバー×黒の衣装でセクシーに踊り狂う2人の姿はまるで映画の一場面のよう。
ダイナミックな振付にワクワクします。

柚希さんご本人の映像をバックに、幼少期から現在に至るまでを歌う「ちえちゃん」では、不覚にもちょっぴり涙してしまいました。
今こんなにもカッコよく舞台の中心で光を放つ彼女の、あどけない姿から成長していく過程が飾らない言葉で綴られ、しみじみ「宝塚って温かいなぁ…」と感じました。
(この歌詞は柚希さん自作とのこと)

ほのぼのしたところで舞台の雰囲気が一転。
なんと!柚希さんが女役で登場する『Lady LEON』。
黒のボブヘア、金のスーツにニーハイブーツ。
マッチョで完璧な肉食女子っぷり!
組んで踊るのは、同期生の十輝いりすさん。
高身長同士の絡みは迫力満点!濃い!濃すぎる!

途中、十輝さんが柚希さんのジャケットを脱がせるシーンはとても色っぽくてドキドキしました。
上着を脱いだ姿は金のチューブトップとホットパンツ。
こんなに露出度の高い柚希さんを観るのは初めて。
筋肉質でボリューミーなボディにウットリ。
この場面、礼真琴さんの歌う『Feeling Good』が最高!
パワフルで飲み込まれるような熱唱に圧倒されます。

圧巻は1部ラストの『影を逃れて』。
雨に打たれながら熱唱するスーツの男。
ここでは本水が使われ、容赦なくずぶ濡れにされる柚希さん。
まさに水も滴るいい男。

* * *

休憩を挟んで、2部スタート。
客席係のマサコさんと紅子さん(某男役2人の女装)のコントでひとしきり客席を湧かせた後…

まさかの「ベルばらワールド」が展開!
お馴染みの小公子・小公女が♪ご覧なさい、ご覧なさい、宝塚のREON♪と可愛く歌い踊ります。
ギャグなのか本気なのか掴めないまま、柚希さん率いる星男たちの『薔薇のタンゴ』。

まばゆいばかりのギラギラ感☆彡

いいわぁー、宝塚だわー、星組だわー。

私が宝塚デビューした頃の星組トップはネッシーさん(日向薫)。
ネッシーさんを頂点に、シメさん(紫苑ゆう)、マリコさん(麻路さき)。
上級生にはヒロさん(一樹千尋)、ハッチさん(夏美よう)、ジュンコさん(英真なおき)、サミーさん(千珠晄)。
こってり濃い男役さんが目白押し。
「星組=ゴージャス」の図式が健在で嬉しくなります。

そして、紅ゆずるさんを相手に『小雨降る径』を披露。
ちゃんとミニフィナーレもあります。

エトワールの登場で場内の空気が変わります。
しわぶきひとつ聞こえない静けさの中、ホール全体に染み入るような高く澄んだ歌声に気持ち良く酔いしれました。
ここで、ベルばらメドレー終了。

再びマサコ&紅子が現れ、そこへ『夢咲にょにょちゃん(柚希さん)』が加わります。
にょにょちゃんってば紅子に向かって「あ、目がおっきくなる人だ!」と言い放つんですよ。
それ言っちゃっていいの!?
遠慮のない関係性が垣間見えて面白いですね。

ちなみに柚…もとい、にょにょちゃんはREONの追っかけ資金を貯めるため、カツ丼屋でバイト中らしいです。
なぜ、カツ丼?
にょにょちゃんの働く店へ行ってみたいですね。

『柚希さんに演じてもらいたい役』のリクエストコーナーでは、紅子が「風と共に去りぬ」の主題歌『さよならは夕映えの中で』を歌います。
柚希さん、髭のレット・バトラー似合うだろうなぁ。

続いて、マサコが突然「死ねばいい!」と叫びます。
『エリザベート』のトート閣下の決め台詞です。
柚希さんが演じると、えらい元気いっぱいな閣下に仕上がりそうな予感。

お次は『ロミオとジュリエット』仮面舞踏会の場面。
柚希ティボルトがワイルドでめちゃくちゃカッコいい!

続けて柚希さんの初舞台からのショー主題歌メドレーへ。
『ノバ・ボサ・ノバ』『バビロン』『美麗猫』『夢は世界を翔けめぐる』『ル・ポァゾン』『台湾公演』etc.
20曲近い怒涛の勢いで、途中何が何やら分からなくなっちゃいました。

なぜなら、私たちのいる3階の客席扉から「来ちゃったー!」の声と共に柚希さんが現れたのです!

本物ーーー!?!?!

客席総立ち!
中には席を離れ、柚希さんとハイタッチされる方も。
皆さまの背中越しに垣間見えたナマ柚希さんは光り輝いてらっしゃいました。
間近で感じるスターさんの存在感はものすごく大きいのです。

今回の公演、1階席通路でのパフォーマンスが多く、2・3階席は少々寂しい思いをしていましたが、最後に大サービス!
嬉しかったなぁ。

個人的には柚希さんの歌う『アマール・アマール』が聴けて大満足!

ラストは『パパラギ』のテーマに乗せて、柚希さんと少女姿の礼さんが踊ります。
重力を感じさせない軽やかな礼さんと、それをしっかり受け止める柚希さんのダンスはひたすら美しく、白一色の夢の様な世界でした。
愛らしい雰囲気の礼さんは娘役でも十分通用すると思いますが、『Feeling Good』で聴かせてくれたパンチの効いた歌声も捨てがたい!
礼さんの才能、恐るべし!

フィナーレは、お揃いの黄色いREONシャツとデニム(私物?)に身を包んだメンバー全員でEXILEの『ライジングサン』。
ダブル・アンコールでは、閉じかける緞帳の隙間から柚希さんを客席へ押し出そうとふざける紅さんや十輝さんの姿も。
最後まで、メンバー自身が目一杯楽しんでいる様子が伝わってくる熱い舞台でした。

大・大・大満足の浮かれた気分のまま、連れと「次回『REON!!Ⅲ』があったら絶対観ようね」と話しながら帰路に着きました。

* * *

冒頭の『亡き王女のためのパヴァーヌ』のシーン。
何の飾りもないシンプルなブルーのシャツと黒のパンツのみで踊る柚希さん。
ごまかしのきかないスタイルから香り立つ、圧倒的な男役の色気。
円熟期を迎える柚希礼音が培ってきた男役の歴史が詰まっているようでした。

[2013年10月6日(日)15:30公演@東京国際フォーラム]

○過去の発掘観劇記はこちら↓
ザ・因果応報!源氏物語ダイジェスト│花組:新源氏物語
宝塚的ハッピーエンドではないけれど│花組:復活/カノン
今ひとたびの『アルジェの男/Dance Romanesque』

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あなたの好きなセリフは何ですか?│私が宝塚ブログを書く理由

いつもご訪問くださり、誠にありがとうございます。
昨年のレビュー記念日に始めた当ブログ。
早いもので、まもなく一周年を迎えます。

生来飽きっぽい私が途切れ途切れながらも続けてこられたのも、ひとえに歌劇への愛ゆえ。
当初は週末以外の毎日更新できれば…なんて思っていましたが、なかなか難しいですね。
(書きたいことは山積みですが、いかんせん手が追いつかない)

いつもご意見・ご感想をくださる皆さま、ありがとうございます。
多様なお考えを伺えるのは嬉しく、とても励みになります。
これからも、細く、長く、楽しくをモットーに続けていければと思います。
よろしければどうぞお付き合いくださいませ。

さて、なぜ私は公開ブログを書くのでしょうか?

劇評を書き、他人様に読んでいただくとは、すなわち己の人生観、恋愛観、時に死生観すら、さらけ出すことに他なりません。
なぜなら、芝居とは人間の営みをそのまま写し取るものだからです。
限られた空間と時間の中で人生を凝縮する芸術。

芝居を観て、どう感じたか。
何が心に残ったか。
自分のアンテナに引っかかったエピソードを取り上げて感想を述べる。
価値観を丸裸にする行為です。

これはなかなか勇気が要ります。
時に無知で未熟で偏った思考を、したり顔で発信する私。
精神的露出狂とも思える行為を何故繰り返すのか?

思うに、観劇記をまとめることによりインプットとアウトプットのバランスを取っているのではないかと思います。
インプットだけでは飽和する。
アウトプットだけでは空っぽになる。

自分のフィルターを通して、観た芝居を整理・理解・再構築して外に出す。
テキスト化する過程で、舞台のエッセンスが自分の中に取り込まれ、血肉となる。
食物を咀嚼し吸収する、生物の消化活動と同じですね。

前置きが長くなりました。
本題の『宝塚歌劇の好きな台詞』のテーマに参ります。

琴線に触れる台詞。
これこそ自身の『価値観の表出』以外のなにものでもありません。
ひるがえって、他人様の好きな台詞を伺うと、その方のお心をより深く知ることができるようで、非常に興味深い話題でもあります。

私の好きな台詞はこちら。
「長生きしてくださいませね」
木村信司先生作『太陽王~ル・ロワ・ソレイユ~』のラストシーン。
女性遍歴を重ねてきたルイ14世(柚希礼音)に、その後半生を共にすることになるフランソワーズ(妃海風)が告げる言葉です。

愛する人の健康を願い、いつまでも寄り添いたいと望む心。
こんなにも優しく温かな愛の言葉を知りません。
ふたりの行く末に待つ穏やかな幸福が想像できます。

もうひとつ。
『月雲の皇子』の衣通姫(咲妃みゆ)から木梨軽皇子(珠城りょう)への言葉。
「花が日輪を向くように…」も好きですね。
抑えようのない恋心の発露は、自然の理のごとく。
香り高く、美しい表現でした。

ついでに(?)パートナーにも聞いてみました。
「お前はいつも俺を奮い立たせる」がお気に入りだそう。
生田大和先生の『Shakespeare~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』で、ジョージ(真風涼帆)が妻ベス(伶美うらら)に向けた言葉ですね。

うーん、なるほどー。
舞台で観た時はあまり引っかかりませんでしたが、改めて聞くと含蓄のある巧い台詞ですね。
非常に男性的な感性で書かれた言葉だと思います。
生田先生の“尽きせぬ言の葉”が今後どのような形で私たちの許へ届くのか、楽しみですね。

よろしければ是非、皆さまのお好きな台詞も教えてくださいませ。

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衝撃の結末!珠城りょうの愛と、愛希れいかの凄み│アーサー王伝説

新生月組お披露目公演『アーサー王伝説』。
誰がこのキャストを宛てたのか!?天才!?

珠様(珠城りょう)の包容力、スケール感、深く大きな愛の表現が余すところなく活かされて。
“恐れられる王でなく、愛される王に”。
若き王の誓いとも、組のトップとしての誓いにも受け取れるこの言葉。
新トップさんへの餞の言葉として嬉しいですね。
(余談ですが、“畏(おそ)れられ、愛される王”ならばアーサー王に相応しいのではないかと思いました)

少年アーサーがエクスカリバーを抜くのと入れ替わりに、せり上がってくるアーサー王(珠様)の威風堂々たる姿。
名実ともに月組トップとしての初登場。
自信に満ち溢れたさまが眩しくて。
感無量でした。

そして、毎回驚かされるちゃぴちゃん(愛希れいか)のお芝居。
予備知識ゼロで観られて幸せでした。
あの結末の衝撃たるや…!

グィネヴィアが発狂したのは、アーサー王の手により自らを縛る鎖から解き放たれた時、全てを悟ったからでしょう。
二度と取り戻すことの叶わない、アーサー王の深く大きな愛。

掌中の珠のように慈しんだ妻グィネヴィアと、篤く信頼を寄せていた部下ランスロット。
孤独を友に生きてきた男がようやく手に入れた、何者にも代えがたい二人。
その二人が共に滅びることで愛をまっとうしようとする姿を、目の当たりにするのは身を切られるより辛いこと。
しかし、エクスカリバーで二人をつなぐ鎖を断ち切った瞬間、アーサー王は全てを赦したのだと理解しました。

愛しそうに妻を見つめる瞳、そっと触れる指先の甘さ。
強く逞しく秀でた王が、グィネヴィアと向き合う時だけは少年のように臆病な表情を浮かべるのです。
その手を自ら離してしまったと気づいた刹那、グィネヴィアは己の心をこの世ではないどこかに置き去るしかなかったのでしょう。

アーサー王が正気を失ったグィネヴィアをそっと抱き寄せるシーンは、この物語のひとつのハイライトです。
時が止まったような静けさの中、不思議な優しさと温もりが劇場を満たしました。
苦しみも哀しみも全てを自分の胸ひとつに呑み込み、グィネヴィアを包み込むアーサー王。

どうしましょう!また珠様の好きな役が増えてしまいました!
アーサー王が愛おしすぎます!
原典ではグィネヴィアの愛はランスロットにありますが、今回はうっかり目を覚ましてアーサー王の腕の中に帰って来てくれないかなー、なんて呑気に構えていたのです。

ところが、あの結末です。
しかし、彼女を愚かと断ずることはできません。
モーガンの力があってもなくても、彼女は抑えようのない恋の魔力に捕らわれたでしょう。
また、愛が壊れた時に正気を失うほどの想いは、逆説的にアーサー王への愛の深さが秘められているとも言えます。

「生涯守るとは、ずっと面倒を見るということだ」
うろ覚えですが、アーサー王が最後にランスロットに放った台詞です。
生々しいですね。
これはフランス版にもあるのでしょうか?
同じドーヴ・アチア氏の作品『太陽王』で、フランソワーズ(妃海風)がルイ(柚希礼音)に向けた言葉。
「長生きしてくださいね」
これもシンプルながら含蓄があり、大好きでした。

愛のほろ苦さと赦しを知り、真実、王となったアーサー。
一筋縄ではいかないミュージカルを、新生月組のメンバーは見事に料理しました。
これから公演を重ねるごとに、どう変化していくのか楽しみで仕方ありません。

それにしても、可憐な花のようだったグィネヴィアがペロリと皮を剥ぐように見せた狂気。
怖い、怖すぎる。
ちゃぴちゃんの芝居から放たれる力は本当に怖いです。

珠様と他のキャストについては、また次回。

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プロフィール

noctiluca(ノクチルカ)

Author:noctiluca(ノクチルカ)
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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