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陰性の色香と軽やかな愛嬌が同居する男役、真風涼帆│王妃の館/VIVA!FESTA!

前回からずいぶん間が開きましたが…宙組公演『王妃の館/VIVA!FESTA!』感想の続き。

* * *

まずは、終演後の連れ合いの感想から。
「真風涼帆がカッコよかった!風馬翔がカッコよかった!(ソーラン節の)圧が凄かった!」

大興奮でまったく会話が成り立ちませんでした。
針の飛んだレコードのごとく「真風が」「かけるが」「圧が」と繰り返すばかり。

目の前で歌い踊るタカラジェンヌの刺激はかなりのものだったようです。
「土曜日でよかった。日曜だったら、週明け仕事にならなかった」とも。
宝塚ファンあるあるですね。

○真風涼帆
真風君が発散するドロリと重たく濁った色気が大好きな私。
『王妃の館』の「ルイ14世の亡霊」という非現実性は、ミステリアスな彼女にぴったり!
と、思ったら…
以外に茶目っ気のある役でびっくり!

真顔で演じれば演じるほど滲み出る可笑しさ。
徐々に北白川先生(朝夏まなと)のペースに巻き込まれ、仏頂面ながら喜々としてヴェルサイユ宮殿ガイドを務めるシーンが最高にユーモラス!
陰性の色香と、なんとも言えない愛嬌が同居する不思議な生徒さんです。

ルイが成仏(?)できず、シャトー・ドゥ・ラ・レーヌに留まるのは、秘めた恋人ディアナ(伶美うらら)を探し続けているから。

ルイ×ディアナ×マリー・テレーズの三角関係。
ルイと母アンヌ・ドートリッシュとの確執。
プティ・ルイの悲劇。

300年の深い孤独を打ち破ったのは、みりおんちゃん(実咲凜音)率いるダブルブッキングツアーの賑やかな面々。
永い時を超え、ようやく再会できた親子。
ルイの穏やかな微笑み。
「おまえも良かったな」と言いたげに、北白川先生と玲子さん(実咲)を見つめる温かな眼差しが印象的でした。

ショー『VIVA!FESTA!』。
ソーラン節のダイナミックな男っぷり!!
カッコいいですねー!!
つけまつげ+真っ赤な口紅なのに、どうしてこんなに精悍なんでしょう?

間近で「ドッコイショー!ドッコイショー!」されて硬直しました。
至近距離での生真風君は心臓に悪いわ…
連れ合いはすっかり魂を抜かれていました。

○風馬翔
“カンカンの歌手”の役名を目にした瞬間、かけるさんの歌と踊りをたっぷり観られる!!と大喜びしました。
予想通り、華やかで宝塚らしいシーンに満足!
留依蒔世さんや瑠風輝さん、気になる生徒さんがいっぱいで目が足りない!

カンカンの踊り子に見惚れるマコちゃん(澄輝さやと)をどつくクレヨンちゃん(蒼羽りく)が可愛い。

○岩波夫妻(一樹千尋・花音舞)
岩波役のヒロさん(一樹千尋)は物語の要石。
ヒロさん独特の台詞のリズムに身を委ねる心地よさ。

夫婦が過ごした年月の重さを感じさせる、きゃのんちゃん(花音)のお芝居も胸にしみました。

○桜井玲子(実咲凜音)
北白川先生との関係は、最初と最後だけで中が抜けてますが、ラブストーリーとして立派に成立させたのはさすが。

ショーでは宝塚ラストとなったデュエットダンス、幸せそうな笑顔が印象的でした。
いい娘役さんです。

○丹野二八(凛城きら)
りんきらさん(凛城)の崩れた色気は貴重。
学年を重ねた男役さんならではの味ですね。

『VIVA!FESTA!』の愛ちゃん(愛月ひかる)がとってもいい匂いでした。
スパイシーで濃厚な香りにクラクラ~~

ちなみに、連れ合いが録画したスカイステージの『VIVA!FESTA!』のディスクのタイトルが「ゆりかのソーラン」になっていました。
よほどソーラン真風君が気に入ったのかしら?

○『王妃の館/VIVA!FESTA!』関連記事はこちら↓
マコちゃん(澄輝さやと)の恋と、宝塚におけるセクシャリティの表現
とびっきり可愛かった!クレヨンちゃん(蒼羽りく)の恋│王妃の館
楽しすぎて頭が飽和状態!王妃の館/VIVA!FESTA!
王妃の館で一番カッコいいのは金沢貫一(愛月ひかる)だと思うのです
リアル中川君(こち亀)現る!?『王妃の館』のまぁ様がカッコいい!

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赤いマタドール、珠城りょう│Apasionado!!が好き過ぎて

「宝塚で一番好きなショーは?」と訊かれたら、迷わず「Apasionado!!」と答える私。

コンセプト、構成、選曲、振付、衣装、装置。
すべての要素が無駄なくひとつの世界を構築する作品。
まばゆいばかりの輝きと濃い陰りのコントラストに、たまらなく心惹かれるのです。

土臭く、汗臭く、熱く湿った熱情に支配された世界で、男役はとことんカッコよく、娘役はとことん美しく。
プロローグからフィナーレまで流れるように進み、気がつけばあっという間にグランドフィナーレ。
何度観ても飽きない大好きな演目。
あまりに好きすぎて、初演、再演、再々々演のDVDを揃えてしまったほど。

その大好きなショーが、大好きな珠様(珠城りょう)で再演されると知った時の驚き!喜び!
冗談交じりに「珠様でアパショナードが観たい」と言ったことはありますが、まさか実現するなんて。
初演のロケットで初々しく健康的な笑顔を振り撒いていた珠様が、まさか数年後そのステージの真ん中に立つなんて。
夢以上の現実を味わえた、ファン冥利に尽きる公演でした。

どのシーンも素晴らしいのですが、とりわけ魅力的なのがオープニング。
静寂に満ちた氷の世界から一転、目が覚めるように熱く鮮やかなスパニッシュダンサーの総踊り。
幕開きから怒涛の盛り上がり!
宝塚名シーンの筆頭だと思うのですが、いかがでしょう?

珠様演じる“グラドス”が身に着けているのが、こちらの真紅のマタドール衣装。
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浅黒い肌、濡れた黒髪に赤がよく映えてセクシー&ワイルド!
“grados”ってスペイン語の“℃”のことでしょうか?
氷を融かす熱、燃え立つ炎を思わせるデザインです。
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前から、横から、後ろから。
ほんのわずかのほつれが生々しいですね。
これを着た珠様が歌い踊るのを、本当にこの目で観たのだなぁ…と感無量。
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ビーズ、スパンコール、スワロフスキー、ダイヤレーン、レース…
飾りボタン、肩章、袖口、裳裾(スカート?)の細部まで一分の隙もなく施された装飾。
フリフリ部分をわっさわっさ力強く振り乱しながら踊る珠様、カッコいいんですよねー!
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『Apasionado!!IV』再演されないかなぁ?
月組フルメンバーで観てみたい!
来年下半期は『川霧の橋/Apasionado!!IV』なんてどうかしら?
(どさくさまぎれに珠幸次郎さんを推してみる)
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画面が真っ赤っ赤なのでクールダウン。
『エリザベート―愛と死の輪舞―』より、みりおんちゃん(実咲凜音)の衣装。
『鏡の間』のみりおんちゃん、綺麗だったなー。
上階の吹き抜けから見下ろすと一際ゴージャスなドレスでした。
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こちらもじっくり見たかった衣装。
左は『Apasionado!!III』で新たに加わったデュエットダンスより、アマンテのちゃぴちゃん(愛希れいか)のドレス。
ふたりとも笑顔全開、観ているこちらまで幸せになるような珠ちゃぴのダンスでした。
右は『王家に捧ぐ歌』より、ラダメスのまぁ様(朝夏まなと)のコスチューム。
砂漠の砂色とナイルの青をイメージされているのでしょうか?
武人らしい逞しさの中にもエレガンス溢れるデザインで大好き。
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※イベント詳細はこちらよりご覧ください↓
歌劇の魅力満載!KITTEの宝塚スカイ・ステージ15周年イベントに行って来ました

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歌劇の魅力満載!KITTEの宝塚スカイ・ステージ15周年イベントに行って来ました

開局15周年を迎えるタカラヅカ・スカイ・ステージとKITTEのコラボイベント『15th Anniversary フェスタ in KITTE』に行って来ました。

衣装や映像展示、レストランやカフェとのコラボメニュー、スタンプラリーなどのイベントも盛り沢山。
最終日(18日)には、れいちゃん(柚香光)を迎えての番組公開収録も行われるそう。

1Fアトリウムの舞台衣装展示の様子。
ステージに近い方から順に、雪、月、花、宙×2、星。
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雪組『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』より、ゆうみちゃん(咲妃みゆ)と、ちぎさん(早霧せいな)の衣装。
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月組『Apasionado!!』より、ちゃぴちゃん(愛希れいか)と、珠様(珠城りょう)の衣装。
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花組『仮面のロマネスク』より、かのちゃん(花乃まりあ)と、みりおさん(明日海りお)の衣装。
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宙組『エリザベート-愛と死の輪舞-』より、みりおんちゃん(実咲凜音)と、まぁ様(朝夏まなと)の衣装。
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同じく宙組『王家に捧ぐ歌』より、みりおんちゃんと、まぁ様の衣装。
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星組『ロマンス!!(Romance)』より、ふうちゃん(妃海風)と、みちこさん(北翔海莉)の衣装。
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衣装のチョイスに偏りがあるようですが、今後スカイ・ステージで放送予定の作品より選ばれたそうです。

また、ステージ脇ではトップスターさんの等身大パネルとツーショット撮影することができます。
パネルは日替わりで、こちらのアトリウムと4Fの旧東京中央郵便局長室にも展示されています。
1Fアトリウム→17日(木)朝夏まなと、18日(金)明日海りお
4F旧局長室→17日(木)珠城りょう、18日(金)望海風斗
4Fのカフェ『マルノウチリーディングスタイル』では期間中ずっと、みりおさんと彩世さん(仙名彩世)のパネルが置いてあるそうです。

旧局長室は『絵葉書で見る懐かしの宝塚少女歌劇』。
歌劇の歴史を追うのが楽しく、一枚一枚見入ってしまいました。
この展示はオススメ!
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期間限定で『マルノウチリーディングスタイル』が『タカラヅカ・スカイ・ステージカフェ』に。
ひと休みしていこうかと思ったら満席でした…残念!
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様々な側面から宝塚の魅力を取り上げた本展示。
とても見応えがあり、大満足!(教えてくださったG様、ありがとうございます!)
このイベントで歌劇に興味を持ってくださる方が更に増えたらいいなぁと思いました。

TAKARAZUKA SKY STAGE 開局15周年記念「15th Anniversary フェスタ in KITTE」
期間/2017年8月11日(金)~18日(金)
会場/JPタワー商業施設「KITTE」(東京都千代田区丸の内二丁目7番2号)

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北翔海莉トートが観たい【エリザベート妄想キャスティング】

下書きフォルダを整理していたら『エリザベート』妄想配役の記事が出てきました。
宝塚ファンなら、どなたも一度は考えたことがあるはず。
組や学年の垣根を飛び越えた夢のキャスティングを。

こちらは2014~15年頃に組み立てた、当時の現役生でのドリームキャスト。
なかには既にご卒業された方のお名前もあります。
また、現役生ではその後、実際にその役を演じられた方もいらっしゃいます。

トート閣下は、みちこさん(北翔海莉)。

宝塚ご卒業後、益々精力的にご活躍のみちこさん。
前へ前へ、常に進化を続けられる彼女とファンの皆さまにとって、過去のたられば話は詮ないものとは思いますが…
ご笑覧くだされば幸いです。

トート北翔海莉[専科]
エリザベート実咲凜音[宙組]
フランツ・ヨーゼフ望海風斗[雪組]
ルキーニ和希そら[宙組]
ルドルフ礼真琴[星組]
マックス美城れん[専科]
グリュンネ羽立光来[花組]
ルドヴィカ美風舞良[宙組]
ゾフィー美穂圭子[専科]
死刑囚の母夏月都[月組]
ラウシャー輝月ゆうま[月組]
エルマー留依蒔世[宙組]
ツェップス宇月颯[月組]
ヴィンディッシュ嬢咲妃みゆ[雪組]
黒天使(マデレーネ)咲希あかね[月組]
ヘレネ晴音アキ[月組]
リヒテンシュタイン仙名彩世[花組]
マダム・ヴォルフ憧花ゆりの[月組]
ルドルフ(少年時代)彩みちる[雪組]
エーアンの歌手遥斗勇帆[星組]


※所属は2014~2015年当時
※専科15%、花組10%、月組30%、雪組15%、星組10%、宙組20%

星組公演『眠らない男・ナポレオン』のタレーラン以来、私の中でみちこトートのイメージが急激に膨らんだのです。
シシィを追う瞳を観てみたいですね。
陽または動の役柄、コメディに抜群の力を発揮するみちこさんですが、静または陰の芝居でみせる奥行きがなんとも味わい深く思えるのです。
『大海賊』でエレーヌの亡骸に語りかける場面、好きでした。

みりおん(実咲凜音)シシィと、そら(和希そら)ルキーニ(新人公演)は実現して嬉しかったなぁ。

みちこトート×琴(礼真琴)ルドルフの『闇が広がる』。
圧倒的な熱量と力、技巧のぶつかり合い。
ちょっと想像がつかないですね。
何か別なものが広がっちゃいそうな気すらします。

ゆうみちゃん(咲妃みゆ)のヴィンディッシュ嬢。
贅沢過ぎる配役ですが、是非観たいです。

すーちゃん(憧花ゆりの)のマダム・ヴォルフ。
新人公演で演じられたご経験があるのですね。
独特の癖がある歌声、腹に一物系娼館のマダムにはぴったりです。

当時考えた配役はそのままですが、今回どうしても入れたくて、エーアンの歌手(遥斗勇帆)を追加しました。
朗々とした美声を響かせて欲しいものです。

ちなみに元記事は昨年9月8日付のもの。
あれから、みちこさん・さやかさん(美城れん)・ちゅーちゃん(咲希あかね)は退団され、みりおんちゃんのご卒業もまもなく。
あやせさん(仙名彩世)は花組トップ娘役に昇進され、だいもんさん(望海風斗)は次期雪組トップスターに決定。
ヅカ時間の流れは早いものです。
妄想配役表も更新しなくてはなりませんね。
今なら、真彩希帆ちゃんと音くり寿ちゃんを入れたいですね。

OG編も検討し甲斐があります。
候補が多すぎて収拾がつかなくなりそうですが。
とりあえずシビさん(矢代鴻)のマダム・ヴォルフは真っ先に浮かびました。

エンドレスになりそうですので、この辺で。
それでは皆さま、素敵な週末をお過ごしくださいませ。

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楽しすぎて頭が飽和状態!王妃の館/VIVA!FESTA!

金沢さん(愛月ひかる)がカッコよすぎて、記事の順番が逆になりましたが…
宙組公演『王妃の館 -Château de la Reine-/VIVA!FESTA!』を観て来ました!

もう、楽しくて楽しくて!
男役さんはカッコよく、娘役さんは綺麗!
お芝居は笑いあり涙あり、ショーはバラエティに飛んだ構成で、3時間があっという間!
楽しすぎて頭が飽和状態です!

映画でもお芝居でも予備知識は最小限で観たい派の私。
しかし、あらすじを読むと登場人物がいっぱいで混乱しそう。
光ツアー?影ツアー?ルイ14世?タイムトラベルもあるの?
宙組ファンの友人に「予習しなくても大丈夫?」と訊いたら「すごくわかりやすいから大丈夫!」と太鼓判を押され、ひと安心。

ホテルが舞台の群像劇と言えば、直近の月組公演(グランドホテル)が記憶に新しいですが、同じ構造でもまったく異なる物語で楽しませてくれます。
様々な事情を抱えた人々が集うホテルに太陽王ルイ14世の物語を絡ませ、虚実取り混ぜたお芝居ならではの面白さを存分に味わえました。
全員に幸せな結末が用意されているのもいいですね!
大好きなみりおんちゃん(実咲凜音)のラストヒロインがハッピーエンドで嬉しいです!

愛ちゃん(愛月ひかる)演じる金沢貫一については前回の記事で取り上げましたので、今回はトップコンビについて。

いやー、もう!
まぁ様(朝夏まなと)には驚きました!
スランプに陥った恋愛小説家、北白川右京。
映画版の水谷豊さんのインパクトが強すぎて、演目発表時は「えっ?まぁ様があの変な役やるの?」と思いましたが…
予想に違わぬ、むしろそれ以上の変人っぷり!
『TOP HAT』のジュリーや『メランコリック・ジゴロ』のダニエルにみられる、ある種の軽やかさがまぁ様の魅力ですが、北白川先生のはじけっぷりは凄い!

美しいお顔を惜しげもなく崩して百面相。
持て余すほど長すぎる手足から繰り出される漫画チックな動き。
面白すぎて「まぁ様、大丈夫!?(宝塚的に)」と思いましたが…
前半思いっきり暴れた分、後半自分の心と向き合ってからの変化が際立つのですね。
ルイの心に触れ、自分の弱さを自覚し、もう一度仕事や人生に対する情熱を取り戻す。
登場時の変人っぷりはどこへやら、すっかりカッコいい宝塚の男役としての北白川右京がそこにいました。

そして、玲子さん(実咲)へ手を差し伸べます。
「帰国したら、君を取材させてくれないか?」
この時のみりおんちゃんの美しさと言ったら!
輝くような笑顔。
未来への広がりを予感させる台詞。
爽やかで温かな、まぁみりコンビにぴったりのラストシーンですね。

お衣装がどれも素敵!
さりげなく、まぁみりでシンクロしているのがまたいいんですよね。
ポスターに使われているマゼンタ系のも好きですが、個人的にはみりおんちゃんの二着目のツーピースがとても好き。
白地にブルーグレーと赤のアクセントがきいた抜群の可愛さ!
まぁ様のボタニカル柄スーツとのカラーリングもバッチリで本当にお似合いのふたり。

それぞれの個性を物語る、金沢さんの真っ紫や、ミチルちゃんの真っ黄色、クレヨンちゃんの真っピンク。
原色の洪水の中で丹野夫妻の黒尽くめが際立ちますよね。
あの人たち、見るからに怪しいよ…

宝塚初心者の方が必ず仰るのが「顔の見分けがつかない、衣装が変わると誰かわからなくなる」。
トップコンビ以外ほぼ着たきりスズメなこの演目。
浅田次郎さんのネームバリュー+ストーリーのとっつきやすさも相まって、ヅカ入門編にはぴったりかもしれませんね。

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プロフィール

noctiluca(ノクチルカ)

Author:noctiluca(ノクチルカ)
宝塚歌劇と共にまもなく30年(ブランクあり)。
月組/星組比重高めの全組観劇派。
美丈夫タイプの生徒さんが好み。
宝塚歌劇観劇記録・考察・思い出話・備忘録などをまとめたブログ。
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