2018/08/31/Fri
エリザベート!カンパニー!BADDY!宝塚のアミューズメントパーク「歌劇の殿堂」に行って来た!
大劇場観劇のお楽しみのひとつは、なんといっても『歌劇の殿堂』。歌劇の歴史を学んだり、企画展を楽しんだり、遠征の際は必ず立ち寄る大好きな場所です。
今回の企画展はこちら。
●第14回企画展「エリザベート展」
■会場:宝塚大劇場内 宝塚歌劇の殿堂3F(企画展ゾーン)
■日程:2018年8月24日(金)~12月14日(金) 月、宙、雪組公演期間中
宝塚歌劇の殿堂では、2018年8月24日より第14回企画展「エリザベート展」を開催いたします。本展では、1996年の初演から好評を博し、再演を重ね、名実ともに宝塚歌劇を代表する人気ミュージカル『エリザベート』の魅力を貴重な舞台写真や映像、衣装などとともにご紹介し、その軌跡を振り返ります。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。[公式サイトより抜粋]
入り口では10人のトート閣下が出迎えてくださいます。
モノクロのアップ画像と公演年が入った縦長の垂れ幕。
20年以上の歴史が詰まった展示は見応え充分。
小池修一郎先生による各組公演の解説がとても良かったです。
それぞれの組、それぞれのトップスターへの温かいコメント。
エリザベート初心者の私にとっては勉強になることがいっぱい。
じっくり拝見しました。
当たり前ですが、同じ脚本・音楽であっても演者が違えば、決して同じ作品にはならないのですよね。
舞台はなまもの、一期一会の出会いを大切に、各公演を観たいと改めて思います。
映像コーナーでは、歴代のトート閣下(珠城りょう除く)の歌い継ぎによるダイジェストが観られます。
私のNo.1トートは初代の一路真輝さんですが、春野寿美礼さんも素敵ですね。
連れ合い曰く、春野トートはファンの間でも人気が高いとか。
それを聞いて、ますます生で観たかったと思いました。
興味深かったのは、初演時、宝塚版に改変する上での苦労話。
小池先生とウィーン側のスタッフの間で禅問答のようなやり取りが繰り広げられたとか。
また、小池先生から一路さんに「できるだけ男役らしい格好で来るように」とご指示があったそう。
その言葉にピン!ときて、めいっぱいお洒落して出かけられたという一路さん。
当時の緊張感、手探りでの日本初演の空気が生々しく伝わってきました。
* * *
併設の『現在の宝塚歌劇ゾーン』では、前回の月組公演『カンパニー/BADDY』の衣装や小道具、舞台写真などが展示されています。
スペースの都合により、恒例の背負い羽根体験はありませんが、代わりにタバコシャンシャンを持って記念撮影ができます。

煙がしっかりモクモクしていることに感動!
壊れやすいそうで、開いて扇形にすることはできませんが、バッドな気分を味わえて楽しいですよ。
お時間ございましたら是非どうぞ。
小道具展示も見どころいっぱい。
バッディ(珠城りょう)登場シーンの宇宙服のヘルメット。
バッドボーイズが「ちょきちょきペタペタ」した偽造パスポート。
女王様(憧花ゆりの)の肖像入り紙幣。
ポッキー(月城かなと)の爆破スイッチ。
スイートハート(美弥るりか)のマシンガン。
バッディとスイートハートのタバコ。
例の貰い火シーンを思い出して、ドキッとしちゃいました。
ところで公演中からずっと気になっていたのですが、バッディのリゾートウェアって厚着すぎやしませんか?
足元ブーツだし。
アロハシャツ+短パン+ビーチサンダル+浮き輪の珠様が観たかったなぁ。
ちなみに、「い~ま~帰ったよ~~ん」の折り詰めはありませんでした!残念ー!
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